hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

バネ

2007-08-29 23:02:30 | sax_セルマー
今は、シリーズ2とシリーズ3をほぼ同じくらいの頻度で使用している。
今日になって気づいたことだが、私が使用しているこの2つの楽器はキーのバネの強さが違い、シリーズ2は若干バネが柔らかく、シリーズ3は強くキーアクションが硬い。
意識して変えているわけではなく、結果的にそうなってしまったようだ。

思い返してみると、シリーズ3を使用し始めた頃、中音域「レ」~「ファ」を思い切り大きく吹くと、Tfキーが共鳴し振動てしまい、それを抑えるために、Tfキーを中心に、特に右手のバネを全体的に強くしてもらったことを思い出した。

実は、指の形を変えたあたりから、シリーズ3を使用すると、右手のそれぞれの指先がジンジンと痛みだしていた。
原因を考えたとき、どうやら自分にとってこのバネが強すぎるのではないかと思うようになってきた。

もしかしたらキーを動かす速さにも影響が出ているのかもしれない。
最近では、5月に演奏した長生淳の八重奏曲、7月に演奏したスェルツのウズメの踊りはシリーズ2を使用していた。
なぜシリーズ2なのかということについては、あまり深く考えず感覚的な部分で選んでいたのだが、この二曲は技術的な難曲だ。
軽快に演奏したかったので、ラッカー(シリーズ2)か金メッキ(シリーズ3)かといった問題もあるが、もしかしたら無意識に、軽快に指を動かせる楽器というものを選んでいたということも考えられる。

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