幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

チバラキ 愛・感謝 ( №47 ご先祖様 )

2010年05月17日 16時44分03秒 | ひとりごと
 生命保険のセールスウーマンの彼女は
私と同じ年齢ぐらいに見えた。
私よりもふっくらとしていらしてボリュームがある。
全く羨ましい限りだ
一度でよいからこういういかにも女っぽい体つきになって見たいものだ

 と、余談はさておいて・・・

 「富美代」という名の彼女は
本当にその名にふさわしい雰囲気を持っていた。
もちろん身体のボリュームも「富美代」というにふさわしく・・・
おっと、また、ずれた

 彼女も波動画について質問してきたので
恭子さんに話した事と同じような内容の説明をした。

「よくわかるわぁ~~~
妙に頷いた後、彼女は御自分の身の上話を始めた。

ご主人に暴力を受け続け、今は別居していて、家裁で審議中だと言う事
そんなご主人のお母様を最後までお世話し見送って間もないと言う事
保険会社の所長から嫌がらせを受けながらも
ご自分は後輩に同じような思いをさせまいと
所長を反面鏡として学んでいる事
などなど、こちらが思わず涙ぐんでしまう話をたくさんして下さった。


 不思議だった。
さっきまで、出逢う事を予想だにしなかった全くの他人が
今、目の前で恋人がいる事まで話してくれている。


これが共時性であるとするならば
私はこの人からいったい何を学ぶのだろう。
そして、私は、この人にいったい何を差し上げられるのだろう。


そんな事を思いながら
彼女の話を一生懸命に聞いていた。

 
 恭子さんの時はどちらかというと私が話す事が多かった。
でも今は、ほとんど富美代さんばかりが話している。
きっと、この話の中に何か得るものがあるに違いない

 そのうち、ご自分のお父様の三回忌の事へと話はおよんだ。

「年上の兄姉が何人もいるのに
 なぜか私が中心になって法要を営む事になっちゃってねぇ」

そう話し始めた彼女は続けた。

「それがね、不思議なこともあるものよね。
 お経を頂いている途中でふと顔を上げると
 父の遺影のところからものすごく明るい光がさしはじめて
 それがこちらに向かってやってきて
 わたしを包んだの。
 後でそのことを兄姉に話しても
 みんな、そんな光は知らないって言うの・・・」

「父は、私の夫婦関係のことをとっても心配してくれていたから・・・」

「その後、いろいろな事がとっても上手くいくの」


嘘のような本当の話。
その話は
今、私が意識し始めねばならないことを
実証してくれていた。



 私がこの旅に携帯してきた本
「あなたにも幸せの神様がついている」 伊勢白山道 著 は
神様の事、スピリチュアルなことも書かれてはいるのだが
むしろ具体的なお参りの仕方や祀り方などの話が多く
「先祖供養」についてもその重要性と行い方が書かれていた。

 先祖供養・・・
今まであまり意識したことはなかった。

もちろん、墓参りもすれば、仏壇にもお参りはしていた。
特に主人の父に対しては実感があるので
お参りする時にも義父に向けて話しかけていた。
必要な法要にもちゃんと出席し、お供えもしていた。

けれど、その気持ちは
本の中に書かれている「先祖供養」とはちょっと違っていた。

伊勢白山道は言う。

「ご先祖様への感謝がなければ、そこには自己否定の気が生じます。
 それでは“幸せの神様”を感じられないばかりか
 自ら不幸な状況を呼び寄せてしまう事になります。
 この世に生まれでたからには生涯
 ご先祖様への感謝、供養を忘れてはいけません。
 これを行って初めて、人生のスタートラインに立てるのです」

「ご先祖様を安心させてあげることができたら
 いちいちお願い事などしなくても
 私達は自然と嬉しい状況になる・・・
 現実はそんな法則で成り立っています」

「大事な事は感謝の念をご先祖様に奉げる事です。
 いきいきとした心で
 ご先祖様への感謝の言葉と線香を上げると
 その思いは本当によく届き、
 ご先祖様を安心させます。
 ご先祖様が安心すると
 今度はご先祖様の安心の波動が子孫に反映して届き
 子孫は自然と穏やかな心になります。
 
 このように、ご先祖様と生きた子孫は
 互いに合わせ鏡のようになっていて
 お互いに成長していけるのです」


 神様にはお願い事ではなく「感謝」をする・・・というのは
今はもう、私の中にすっかり定着している。

 小林正観の本を読んで以来
訳もわからず、毎日「ありがとうございます」を
呪文のように唱え続けてもきた。

そして、確かにラッキーなことが増え
不安になる事も少なくなり
毎日がとても楽しくなっている。


 けれど、見たことも無い自分のご先祖様に対して
どれほど感謝など出来ていただろう?!
せいぜい、義父や祖父母がいいところだ。
しかも、墓参りや仏壇にお参りする時のみ。

とてもとても全てのご先祖様を毎日意識し
感謝の念を奉げる事などしたためしはない。


宇宙の法則と、神様のあり方がご先祖様への供養と
一つに繋がるなど考えても見なかった。

宇宙の法則を知り、神様に感謝し「愛と光」に生きようとしながら
私は義父と祖父母以外の全てのご先祖様を殆ど無視していたらしい。



 内容を全く見ずに購入したこの本は
今の私に欠けているとても大事な事を教えてくれていた。

「・・・そうか、先祖供養ねぇ。
 ご先祖様に感謝する事、せずにいたわねぇ
と、生れて初めて
本当の意味でのご先祖様との関係を知った直後に
富美代さんはさっきの話をしてくれたのだった。


だから私は
遺影から光が射すなどという
有りもしないような話を
むしろ積極的に肯定して聞いていた。

「それはきっと、お父様が喜んでいらしたんでしょうね。
 ご主人のお母様だって
 きっとあなたに感謝していらっしゃるだろうし・・・
 お二人を大事になさったんですもの。
 必ず、守られますよ。

 ただ、実際に守って下さるのは
 亡くなったすぐの方ではないらしいですよ。
 亡くなってすぐの方にはそれほどの力がないんですって・・・
 むしろ、もっと前のご先祖様だったりするらしいですよ。

 それに、お父様の御成仏を願うなら、お父様個人ではなく
 ご先祖様全体を供養し
 ご先祖様全体に感謝すると良いんですって。

 お二人を含めたご先祖様全体に感謝なさると
 より一層の幸運を招くみたいですよ

 と、仕入れたばかりの知識を披露し、本の受け売りを話した。

「そうね
 そうするわ
 あらぁ~
 よかったわ。
 いいお話が聞けたわ
 やっぱりこう言う事ってあるのね。
 ご縁なのね。ありがたいわねぇ~
と、彼女はとてもとても素直に感動して喜んで下さった。


                           つづく
 



  




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