幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

優先事項を考え直してみませんか?

2022年02月09日 18時02分32秒 | ひとりごと
 2022・2・01

同じアラスカに住む者として、

星野道夫は自身が体験したアラスカをぼくにも見せたいと言った。

何度も誘われた。

誘われるたびに、「そのうちに」というあいまいな言葉で断ってきた。

知らない世界に行ってみたいとは思ったが、

いつもそのこと以上に優先する出来事がそばに控えていた。

優先事項の多くは仕事であり、

おカネのことであり、

時間であった。

今にして思えば、それは単に日常のしがらみでしかなかった

「そのうちに」というのは、

「そのうちに行けるだろう」という甘い見通しを伴うもので、

時間が有限なものだということに、僕はその頃気づいていなかった。

思慮に欠けた、安易な判断を下したことを、今は深く後悔している。

まさか彼がこんなに早く世を去るなんて、

その頃は想像だにしなかった。



                     「星野道夫 永遠のまなざし」 P.210~211 より

 2022・2・1

安定飛行に入るとすぐに、富士山が見えてきた。

いつものことだが、雪雲の上は晴れ。

星野道夫への大山卓悠の言葉が思い出される。

確かに、優先事項を替えるだけで、

生きている「今」は吹雪にもなるし、青空にもなる。

とても単純で、簡単なことのはずなのに、

しがらみを捨てて「やりたいこと」を最優先にするのはかなり難しい。


が、私は誰かのために生きているのではない。

私は私の命を生かされているのだ。

私の命が喜ぶことを最優先しなければ、思う。


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