幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

久保田一竹記念館

2012年11月28日 21時34分59秒 | ひとりごと
河口湖へ行ってきた。

湖畔亭うぶやに泊まった。

私はこの宿が好きだ。

宿として必要なものがすべて整えられながら
でも、押し付けがましくないところが好きだ。

部屋の大きなガラスの一枚戸の窓から
夜明けの富士山を堪能した。

真っ青な空に輝く
大きな富士を
露天風呂から飽くことなく眺めた。

富士という山は不思議だ。
何度見ても感動してしまう。


その後
富士吉田浅間神社に早朝参拝した。

今回は、本当はこちらがメイン。



一説によると
「せんげんじんじゃ」
と呼ぶか
「あさまじんじゃ」
と呼ぶかで神様のエネルギー的なものが変わるのだとか。

前者は男性的であり
後者は女性的になるとか。

呼び方としては
「あさま」のほうが古い。

地元の人も
「あさまさま」と呼ぶらしい。


ちなみに吉田の「浅間神社」は
絶対に「せんげんさま」的エネルギーだと思う。

だって
二の鳥居、その大きくて赤い鳥居をくぐったとたんに感じるエネルギーは
バーン!!
という感じで
大きくて強い。

「まいりました!!」
って言いたくなるほどだ。

絶対に女神様ではないと思う。


反対に
富士本宮浅間神社は
たおやかで優しい。

ああ、「このはなさくやひめさま」
って感じ。




話をもどして、

早朝の浅間様の参道は
上った直後の朝日が差し込み黄金色に輝いていた。
その
黄金の光の中を進む。

両手を合わせた本殿の中も黄金色だった。



静かで澄んだ気の中
ここへまた参拝できたことを感謝した。





・・・そして

実は
前日
宿に入る前に
久保田一竹記念館を訪れていた。


前日
河口湖についた時
残念ながら雨だった。

明日の参拝があるから
お浄めの雨であることは間違いなく
この雨があるから
明日は素晴らしい日になるだろうと期待する半面
この雨では
野外の観光は無理。
何とも残念な気持ちから逃れられずにいた。


しかたないので
翌日予定の
この記念館を訪れたのだ。




久保田一竹

ご存知の方も多いだろう。

そう
あの「まぼろし」といわれた「辻が花」を復活させた人


一度
訪れたいとは思いながらも
さほど執着もなく
後回しになっていた場所。


ところが
訪ねてみてびっくり。

まあ、なんと素晴らしいこと!!
なんと、エネルギーの高いこと!!


建物はピラミッドの形をしており
樹齢500年以上のアカマツやヒバがふんだんに使われている。

柱、床、階段、
そのいずれからも
樹々たちの迫力ある、でも優しいエネルギーが伝わってくる。

しかも
ピラミッドのような構築になっているからたまらない。

ドックン、ドックンと
もの凄いエネルギーが伝わってくる。


そこへ
一竹さんの作品からのエネルギーが加わる。
彼が「命を削って染めあげた」と表現する作品たち。



これらが
本当に凄いのだ!!


「凄い!!」としか表現できない自分の語学力のなさが情けないが
全く凄い!!
すごすぎる!!



素晴らしい!!、なんていうもんじゃない。


素晴らしくて凄くて
まさに命がこもっていて
見ていると
涙があふれてしまう。



じゃあ、どれが好き?
どれか一つあげるよ、
どれがいい?


…と、もし、言われたら

「ごめんなさい、ご辞退申し上げます」

と言わざるを得ないほど
私なんかでは
所有を許されないほどの
迫力と素晴らしさなのだ。


極貧になっても作品を手放さず
ただひたすら命を削って
こんなに素晴らしい作品を作り続け、
維持し続けた彼の写真に
額づき、両手を合わせ、感謝せずにはいられなかった。




雨の記念館は名残の黄葉紅葉。

静かで美しかった。



彼の命を懸けた努力に
神様はちゃんとご褒美を与えている。



周りの力をして
こんなに素晴らしい記念館を造らせ
彼の命の花を今に咲かせているではないか。


一竹さんも本望だろう。


この世で
これほどまでに一つの花を咲かせ続け
頑張り続けた自分を
あの世で
きっと認めているだろう。


生きるって
こういうことなのだろうな、と心底思った。

ああ、私は
まだまだ
本気で生きていないな、
とも思った。



雨であったがゆえに
訪れるれる人もまばらで
館内も
庭も貸しきり状態。
館長さんまで貸切状態。

たっぷりと、思う存分味わうことができた。


まったく
今回も
恵まれた神計らいである。

有難いことだ。





もし
河口湖を訪れるなら
ぜひ
うぶやにお泊り下さいな。

茜館五階
12畳プラス6畳の間をお勧めします。

食事は「ダイニングの方で」と
予約の段階でひとこと。
ガラス張りの素晴らしい眺めの中で朝食を頂けます。


もし
河口湖を訪れるなら
ぜひ
富士吉田浅間神社へ早朝参拝なさいませ。

心身ともに清められて
気持ち良いこと、この上ないです。

ただし
末社がたくさんありますので
お賽銭をたくさんご用意くださいね。




さてさて
そして、もし
河口湖を訪れることがあるならば
絶対絶対
久保田一竹記念館をお訪ね下さいな。


人生をかけた「仕事」の素晴らしさに出会えます。

死してなお生き続ける魂のエネルギーに触れることができるでしょう。



もし
河口湖を訪れるなら
あなたの時間がステキでありますように。

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