幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

せっかくだから。

2019年09月23日 11時56分38秒 | ひとりごと
9月23日

秋分の日で祭日、お休み、ホリデー。

沢木耕太郎の短編を読んでいたら
珍しく家の電話が鳴った。

小説の中に感情移入し、感極まっていたところ。

う~~ん、だれ?!
と思いながら席を立つ。



080から始まる覚えのない電話番号。
あやしげ~~~~~~!!


受話器を取って「もしもし」とだけ応答した。


「こちら〇〇の△△です。
 本日は電気料金のお得なお支払いについてご案内しています。
 電話口に出られているのは奥様でよろしかったですか?」

と、一気に愛想のない棒読み状態でまくしたてた。

その話し方は、全くこちらの反応や思いを無視し
とにかく言うべきことを先に言う、
そんな感じだった。

会話にはならない話し方。
前置きの押しつけ。

で、あえてこちらも同じように
無表情な声色で応えてみた。

「その手のご案内は私には不要です」



すると、

「ハイ」

とだけ小さく言って即プツンと切ってしまった。


ま、よくあることだけれど
こんな時にいつも思う。


この人は自分の仕事に誇りを持っているのだろうか。

自分の仕事をそれなりに楽しめているのだろうか。

たとえ勧誘の仕事であっても
その一瞬、自分の精一杯の愛情を持って話すことはできるのでは?

どんな声色で、どんな思いで話しかけるかによって
同じ内容でも、自分自身、そしてお相手の一瞬の時間が変わるのではないだろうか。


こういう類の勧誘に

「必要ありません」

と応えたときでも

「お仕事、お疲れさまでした」

「お忙しいところ、お邪魔いたしました。」

という会話で終わることもある。



たとえ、ほんのひと時の
意に添わぬ電話であったとしても
それもご縁。

せっかくだもの。

お互い、気持ちよく、交われたらいいのにな、と思う。

そして何よりも
理由はどうであれ
その仕事に従事することを選択している以上
「愛」をこめてみたらいいのにと思う。

きっと何かが変わるのになぁ、と。





            2019・9・9・7  17;00 厳島神社
 

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