幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

変化

2021年08月23日 14時13分51秒 | ひとりごと

                    2021・8・21 知床五湖公園内にて  5Mほどの立ち枯れの樹の洞  



いつの間にか

こんな私ができていた。

苦しくて、悲しくて、淋しくて、辛くて、

誰にもわかりはしない孤独な私になっていた。

「ねばならない」の私がいて

「ねばならない」の私はいつも不満を抱えていた。

「ねばならない」の私はいつだって他人をもその物差しで測っていた。

どうしてこんな私になったのか、

いつからこんな私ができたのか、

「いい子」になろうとしながら

一方ではそれにとても苦しむ私がずっといた。



こんな走り書きが出てきた。

断捨離の途中、ふと目についたノートのページ。

そうだった。
私はずっとそんな風に生きてきたんだ。

もし子供のころに返れるとしたら、
今度はもっとのびのびと、自由気ままになれるだろうか。



2021・8・20 5;36.m. 津別峠から屈斜路湖の雲海を見る



その裏にはこうも書かれていた。


受け入れる

それが一番大切な事

好きにならなくたっていい

同調もしなくていい

ああ、こういう人なんだな、とただ赦してあげればそれでいい

そうすることによって
一番楽になるのは自分





二つのメモから、私の心の変化が読み取れる。

こんな風に私の考え方も変遷してきたんだなって、愛おしくなる。

 
                                 2021・8・21 知床五湖公園 三湖より知床連山を望む
そして今、私は思う。

風、光、影

小鳥のさえずり、樹々の香り

真っ青な空、白い雲

何一つお金で買ったものはないのに

自分で作り出したものもないのに

今、私はこんなにも幸せ

この上ない安らぎと静けさに満たされて

「生きている」ことに喜んでいる

「生きている」ことに価値を求めるのは止めよう

それは貧しい心

「生きている」

ただそれだけを楽しもう






    
知床クルーズでヒグマさん探し。

行きと帰りで二回見ることができました。
おそらく同じクマさんでしょう。

真ん中の小さい黒いのがヒグマさんです。
   
餌を探しています。

ずっと探しています。
    
食べ物があるといいですね。






すべては神様のプレゼント「霧多布湿原」のカヌー

2021年08月23日 13時13分33秒 | ひとりごと
 2021・8.20 5;30a.m.

カヌーで湿原を見て回りたいと一番望んでいたのですが、
既に申し込みが定員になっていると言われ、断念して、違うツアーの方に申し込んでいました。

ところが、夕食後、オーナーのスケジュール調整ミスが発覚し、

突然に私たちだけで早朝に、となったのです。

本来カヌーは午後にしか行われていない催しなのですが、

オーナーの都合のつく時間が早朝五時からなら、ということで降ってわいたようなラッキーでした。





風もなく、静かな朝でした。

一昨日まではここもずっと雨続きだったそうで、
こんなに美しく静かな湿原は久しぶりだ、最高の日和です、
と何度もおっしゃいました。

確かに、朝陽に輝く湿原は波風もなく、静かで、清々しくて、
美しくて、素晴らしくて、私の言葉では表現しきれません。



時々、ヨシキリが飛び立ったり、
遠くに、丹頂鶴の声が聞こえたり、
鹿の親子が水を飲んでいたり・・・と
本当に、音のある静けさで満ちていました。

水もまったりと静かで、櫂の雫の音だけが響きます。 


透明度もあって、小さな魚たちがキラキラ輝くかと思えば、
その上を無数のアメンボが輪を描いて泳いでいます。

最後には丹頂鶴の親子さえ姿を見せてくれて、
おまけに羽ばたきまでしてくれて、
幸せ至極の二時間でした。





人生において初めての体験!!

体験するのが遅すぎたかもしれませんが、
それでも、体験せずに終わらずによかったと心から思います。

私の使命は名前のごとく「美しいものを好きなだけ堪能する」と決めています。

だから、今日も私はちゃんと自分の使命を果たしました。

神様、湿原とはこういうものなのですね。

本来、地球は、自然は、
こんなにも美しく、完璧なのですね。


ペンションポーチのオーナー瓜田さんはこの地の出身、元漁師さん。

彼が意を決して,漁師をやめ、
この湿原を守ること、紹介することに人生をかけてくださったからこそ、
今日のこの素晴らしい時間を頂けました。
ありがとうございます。瓜田さん。

そして、彼のダブルブッキングという、一見「ミス」と、
午後からの正規のツアーには入れなかったという一見「アンラッキー」によって、
こんなにも素晴らしい体験を、最高の条件の中で与えて頂けました。

これを神計らいと言わずなんと申しましょう?!

やはり、すべては神様のプレゼントです。

「失敗」に見えること、「思った通りにならないこと」は必ず何かにつながっています。


そこを信じて、それに気づけるかどうか、
ただそれだけで、人生が最高の方向へと動き出すのではないでしょうか。

弥栄八坂
今日も奇跡をありがとうございます。
.


すべては神様のプレゼント 霧多布湿原へ

2021年08月23日 12時16分45秒 | ひとりごと
 

峠から見渡す夏の霧多布湿原です。
東京ドーム700個分の広さだとか。

先日訪れたときには、すでに秋が始まっていて、
もう少し茶色っぽくて、なんだかニュージーランドのテカポを彷彿とさせられました。

宿に着いたのは17;00過ぎ。
丁度、夕陽の沈み始めるときでした。  




JALから釧路行き格安チケット広告が届いて、
それに反応した夫が(彼は「格安」とか「半額」とかいう言葉に弱いんです(;^_^A💦💦💦)
突然、北海道に行こうと決めてしまいました。

で、去年2月にコロナが騒がれ出して、
止むを得ず中止した三月の釧路湿原の丹頂鶴。

時期は違うけれど、「釧路湿原」に行けるぞ~~~~~
との言葉に乗せられて、色々計画してみれば・・・

お目当てのお宿はもう満員でどうやっても無理(涙)
仕方なく、「では、おススメのお宿があればお教えくださいませんか?」
と、お尋ねして、ご推薦頂いたのがここ霧多布湿原の側にある「ペンション・ポーチ」さん ↓



ひさしく「ペンション」なるものは避けてきましたので、一抹の不安はあったものの、
ご推薦とあらば、ということでアクセスして、リザーブしたのでした。

収容人数7人という小さなお宿です。
なんとなく無理やりな感じもありましたが、どうにかOKを頂戴して、
結果、当初の念頭にはなかった「霧多布湿原」に向かうことになったのです。

お宿と国道を挟んで湿原の反対側はすぐ海。

日の出は見逃してしまいましたが、濡れた砂に映る朝陽がきれいでした。↓

 2021・8・20 4;57a.m.

潮騒、風、草原のそよぐ音、
時折、丹頂鶴や鹿のなく声もして、
さまざまな音はあるのに、
なぜかそれらすべてが「静か」でした。

空気が澄んでておいしい。

同じ日本の国で生きているのに、我が家の環境とは全く違います。

冬はいかほどに大変なんだろうか、と想像すらできず、
とてもここに移住する勇気はありません。

しかし、もしここに棲んだなら、
きっと私は違った私になれることでしょう。
そして、その私を私は嫌いではないはずです。

そんな人生もまた、ステキだろうな、と思わずにはいられないステキなところでした。


もし、夫がJALの格安広告を見つけなければ、
もし、コロナで帰省にストップがかかっていなければ、
もし、釧路湿原のお宿が取れていたならば、
もし、この両者のオーナーがつながっていなければ、
私がここに立つことはなかったと思います。


むかし書いた詩を思い出しました。


あの方とこの方がつながって

この人とあなたがつながって

そのおかげで私は今ここにいる。

これも神様のプレゼント❣❣

ありがとうございます。

ありがとうございます。




窓一面、湿原です。それ以外何もありません。



奥様の心づくしの朝食。

地元の物ばかりを使った、
本当にやさしいお味のおいしい朝食でした。


感謝です。
弥栄八坂 

この夏最後の「トマトとバジルの冷製パスタ」

2021年08月23日 12時02分50秒 | お料理


夏野菜大好きな夫の、
これまた大好きな「バジルとトマトの冷製」パスタです。

そろそろ地物のトマトは終わりのようです。

瞬の物だけを頂くように心がけている我が家では
そのお野菜の時期が過ぎると、どんなに好物でも来年までお預けとなります。

そのひとつがこれです。

酸味と甘みが絶妙なバランスのおいしいトマトで作る夏の定番です。
もちろんバジルも無農薬の友人の自家栽培。

オリーブオイは貊村の「れなりグリーン」
塩、胡椒、レモン果汁だけでお味を調整します。

冷たくて、トマトとバジルの絶妙なバランスのおいしいパスタ!!

今日は塩ゆでしたオクラも混ぜました。


今年はこれが最後となりそうです。

夏が行きます。

生きる時間

2021年08月23日 11時39分58秒 | ひとりごと
 2021・7・17 18;56
  沖縄 ガンガラーの谷のガジュマルの樹

ネズミさんの一生は人間の時間にすれば二年ほど、
ゾウさんの時間は同じく人間の時間にすると60年くらい、
だと言われています。

でも、一生の心拍数はほぼ同じなのだそうです。
つまり、一心拍数の長さが違うんですね。

樹木は動けない、と私たちは思っていますが、
実は、樹木の時間と私たちの時間が違うので勝手にそう思い込んでいるだけ、らしいのです。
彼らはいろんな方法で、自分の「生きたい」場所へ「行きます」

沖縄ガンガラーの谷で、それを目の当たりにいたしました。

何年も何年もかけて、
彼らは少しずつ少しずつ移動します。

「気根」と言われる上から下へと伸びる根っこを使って歩くのです。

それは人間にとっては目に見えないスピードですから「動いている」事にはなりません。

でも、彼らの時間、あるいはもっともっと果てしなく長い宇宙の時間から見れば、
ちゃんと、あるべきスピードで動いているのです。

私たちがネズミさんで、樹木がゾウさん、と言ったところでしょうか。


とにかくすごいです!!

ネズミさんも、ゾウさんも、樹木さんも、地球さんも、
それぞれの時間に生かされているのです。

 石川県白峰村の大栃の樹