赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

愛されたいなら岡野になろう

2006-07-11 01:14:52 | Urawa Reds
「岡野ってまだ現役なの?」
職場の同僚などで、代表や海外の試合しかみない類の人たちがたまに素でこんなことを聞いてくるときがある。このような失礼千万な質問をされると、現在の浦和における岡野雅行の存在意義を小一時間かけてくどくどと語って聞かせてやりたくなるが、そこは社会人なので「いやいや、スーパーサブとしてまだまだ活躍してますよ」などと穏やかに答えてしまう。内心どう思ってるかは・・・放送できませんw

自分は元来「浦和レッズ」というクラブを愛しているのであって、選手個人を応援しているのではない、というスタンスを取ってきたつもりだ。事実レプリカも今年のユニに全快祈願で達也の番号#11を入れたのが初めてで、それまでは一度たりとも背番号を入れたことはなかった。それでも敢えてひとり挙げろというならこの岡野なのだ。サッカー素人の自分にとって、どんな試合でも120%ファイトして走り回り、下手くそながら見るたびに上達していく岡野の姿というのは実にわかりやすく、胸を打たれるものがあったし、2部に落ちたときにチームメートに電話かけまくって必死で慰留してくれたなんてエピソードは涙なしには聞けなかった。だから神戸に移籍してしまったときは寂しかったし、遥々神戸まで試合見に行って目の前で岡野のアシストで三浦に決められて、挙句こっちに向かって嬉しそうにガッツポーズしている岡野を見ても、悔しがりながらもちょっとニヤニヤしていたものだった。

その岡野を特集とは。このアスペクト社のSOCCERZという雑誌はこれまで何度か浦和特集をして、それにまんまと釣られたウィーアーさんたちが先を争って購入してきたため味をしめているのだろう。そして今度は岡野ときた。本当に商魂逞しいとしかいいようがない。ああ釣られてやるさとW杯期間中に衝動的に購入したのがこの雑誌。

現在の浦和が、このチーム1のベテランの存在と人徳によって如何に良い雰囲気を保てていて、如何に一丸となって戦えているか、そういうところが今更ながらのところもあるがよくわかる一冊。他方、犬に走り勝ったとか恒例の面白エピソードもあるので、まあそれなりに楽しめるだろう。岡野は引退したら居酒屋をやって浦和、六本木、新宿、江ノ島あたりに出店したいとか。自分の実家とかの、田舎の場末の居酒屋のママさんみたいに客と一緒になって酔いどれていそうな感じがするがw、是非行って見たいものだ。でも、引退してほしくないなあ。年々上手くなってるし、もうちょっと続けてほしい。最近の日本代表の雰囲気が悪かったなんて嘘か本当かわからんような噂を聞くにつけ、ハードゲイでも茸でも寿司でもなく、この岡野が浦和にいてくれてホントによかったとしみじみ思う。

と、自宅のPCが久々に復活したこともあって思わず長文になっちまいましたw