赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



J.League YBC Levain Cup Final
Urawa 1 v 2 Fukuoka @Japan National Stadium, TOKYO

いや、見事に持っていかれましたね。アビスパ福岡さん、初戴冠おめでとうございます。見事にグラウンダーのクロスに2列目から飛び込まれると対応がイマイチ、みたいな浦和の泣き所を突かれたように感じられました。ルヴァン(旧ナビスコ)杯は浦和の大会だ!みたいなイメージありますけど、冷静に振り返ると決勝で煮え湯を飲まされているケースの方が多いんですよね。かくいう私も決勝を現地で見たのは02年、11年、17年、そして今回の23年ということで何やら貧乏神のようでちょっと申し訳なくなります。



元来楽観的な性質で、2点ビハインドで折り返しても「福岡は優勝が散らついて浮足立つ、1点返せば流れは変わる」とハーフタイムには思ってましたし、正直西川さんのPKストップで「これは完全に行ける」と思い、実際、福岡さんのカウンターを浴びつつ浦和は攻勢に出てましたので、明本さんのゴールでもはや追いつくところまで確信していたのですが…。そりゃ判定にいいたいこともありますがそれはもうこの試合に限ったことではないですし、前半で2点獲られたことでもう「詰んでいた」と考えざるを得ません。参りました。



ACLホーム浦項戦でメンバーを落として痛い星を落とすという犠牲を払ったのにリーグでは鹿島に引き分け、そしてルヴァン杯のタイトルも目前で手から零れ落ちるという目を覆いたくなる状況でありますが、私も率直に言えば指導部、現場は限られた戦力の中でよくやってくれていると思います。3つのタイトルを狙いながらやりくりするには戦力薄すぎるし特に前線は的確な補強が出来ていない、ということで、現況はひとえに強化部の失策と断じざるを得ないのでは。とにもかくにも、ここから水曜に敵地浦項での絶対に落とせないアウェイゲーム、8ポイント差の神戸とのゲームと非常に重要なゲームが続きますので、現場の奮闘と武運を祈る他ありません。



うなだれる浦和ファンとしては、初サッカー観戦だったうちの3歳児が翌日「ララ浦和」を口ずさんでパツパツになったレッズのロンパースをまた着てサッカーをしていたこと、そして、多分に紳士的リップサービスがあるにしたとしても、アビスパの長谷部監督の試合後記者会見の以下のコメントを読んで救われまた思いがしました。

「それと、今日、浦和さんのファン、サポーターがこれだけ盛り上げて、『絶対に勝つんだ』という本気の浦和レッズに対して、自分たちが真っ向勝負で戦ったというところ、この雰囲気を作っていただいた浦和ファンに本当に感謝を申し上げたい。余談ですが私は浦和生まれです。浦和の良さというか、浦和はすごいんだというところをこれからも見せ続けてほしいし、今日は何回かに1回しか勝てない、パスの本数も含めてなかなか勝つには値しない。アタッキングサードのシュート、ゴールのところでは我々の方が上でしたが、それ以外ではなかなか内容のところでは勝てていませんでした。残り試合数は少ないですが、リーグ戦のところで上位にいますし、ACLもありますし、またこれからも日本を引っ張っていただきたい。また、我々はそこに付いていけるように、少しでも差を縮められるように努力していきたいなというふうに思います」

現役時代から存じ上げていましたが、まさか浦和に縁のある方とは存じませんでした。どうですか、浦和の責任を背…というのは冗談で、これでスコルジャ監督が交代なんてことになったらちょっともう探さないで下さいって感じになりそうです。。。ということで、締まりのないまま四半期に1回の更新という年初の公約?を果たさんとしております。

2023YBCルヴァン杯決勝
浦和1×2 福岡@国立

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