J-league Div.1 - 2016 season 1st stage 9th sec.
Urawa 4 v 1 Nagoya @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)
川崎さんとのアウェイでの首位攻防戦から中4日で迎えたホームゲーム。今季から、前園と並んで自分の同年代のスター選手だったレフティモンスターこと小倉隆史監督が指揮を執る名古屋グランパスとの対戦です。名古屋さんはあるいは3バックで対峙してくる可能性もあるのかな、と思っていましたがオーソドックスな4-4-2の布陣で、ボランチのイスンヒ選手が有給のため替わりに小川選手が配置されました。浦和は左WBのスタメンが予想された宇賀神がベンチにも入っておらず、かわって梅崎が起用されます。そしてルーキー伊藤が前節に続いて、また橋本が久しぶりのベンチ入りとなりました(それにしても石原は…うーむ)。
立ち上がり早々に名古屋守備陣の裏を取る場面が続きましたが、強風の影響もあってか、その後組み立ての中でのミスもあり攻撃にやや苦心。それでも前半25分に左WB梅崎からボールを受けた柏木のミドル(というほど遠くはなかったかな?→エリア内でしたね)で首尾よく先制に成功。その後もカウンターで興梠が絶好のチャンスを掴む場面があったものの、本人も試合後にコメントしたとおりやや「遊び過ぎ」て逸機。そして、このように「取れるときに取っておかない」とえてしてこういうもので、高さが脅威だった名古屋のスウェーデン人FWシモビッチ選手の予想外な素晴らしいミドルで追いつかれてしまいます。GK西川はもちろん、我々の隣にいた名古屋サポの皆さんさえ一瞬びっくりされていたようなあっけにとられるようなゴール(西川はそれではアカンかw)。小倉監督自ら選んで獲得した選手のようですが、高さだけでなく総じてなかなか好選手のようにお見受けしました。
後半に入ると、風下に立ったこともあってか浦和らしい攻撃の形で徐々に見え始めます。そして後半早々に梅崎から駒井にスイッチして右WBに配置し関根を左WBに回したことが奏功したということなのでしょうが、両WBとも躍動します。そして、なぜか右ST森脇とワンツーした左WB関根のクロスをチュンソンが実にチュンソンらしい見事なボレーで直接叩き込み勝ち越し。その後柏木→興梠で加点し、加えてその興梠がやや守備が破綻気味になっていた名古屋さんのエリア内を横切って武藤にパスしてさらにゴールで4点目。仙台戦に続いてのKLMそろい踏みのゴールとなりました。対する名古屋さんは攻撃面でも何をやろうとしているのかが素人の私には皆目わからず、前線のターゲットであるシモビッチ選手に放り込んでもセカンドボールはあっという間に浦和の掻っ攫われ、風上に立った後半に至ってはそのロングボールの収まりさえままならず、という印象でした。
点差が開いたところで浦和は柏木を下げて青木…と思いきや何と伊藤涼太郎を投入してボランチに配置。ミシャ監督の彼に対する期待の高さが窺がえますが、さすがに多少緊張していたでしょうか。とはいえ高卒ルーキーとしては堂々たるプレーぶりでしたが、さすがにボランチはキツいと思ったのか、途中興梠→青木のスイッチがありシャドーに回されます。今後徐々にチームのやり方になじんでいけばもっともっとやれるのでは、という期待は抱かせてくれました。期待と言えばようやくまとまった時間プレーを観られた駒井選手。こちらもまだまだミシャ式サッカーに「溶け込む」作業は必要そうですが、攻撃の「駒」として途中投入される分には現時点でも十分相手チームの脅威になってくれそうですね。これは高木もうかうかしていられない。
とにもかくにも、過密日程の中でクリーンシートととまでは行きませんでしたが、無難に勝ち点3を積み上げられて本当によかった。さて、お次は浦項戦。勝ってあわよくばグループリーグ首位を掴みたいところですね。
J1・1stステージ第9節 浦和4×1名古屋@埼スタ