ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

リューベック名物マルチパン

2005年09月29日 | 旅行
旅行記久々です。まだ終わってないんですよ、実は(笑)
今回で一応リューベックは終わりですが。
リューベックはマジパン(ドイツ語ではマルチパンというらしいです)が名物だそうで、ニーダーエッガーというお店がブライテ通りの市庁舎の向かいにあって、いつも観光客で賑わってます。
この写真はそのニーダーエッガーのショーウィンドー。よくわからないかもしれませんが、これ全部マジパンで出来てます。
店内でホルステン門を象ったものとか売ってましたが、かなり良いお値段でしたよ・・・このディスプレイはいったいいくら分かしら、と思ってしまいました(汗)
結構クセがあって美味しくないという事前情報もあったのですが、思ったよりも美味しかったです。普通にお土産に出来ますね。チョコでコーティングしてあるやつが一般的でおいしいかも。果物の形をしたやつなんかもお土産には面白いです。ちょっとベタベタになっちゃうんですけど・・・(汗)味はokですが。
ニーダーエッガーには「マルチパントルテ」という、マジパンでできたケーキがあったらしいのですが、「・・・甘そう・・・」と思って食べるのやめました(汗)
マジパン風味の紅茶やチョコレートドリンクもあって、買ってみたのですが、これはあんまり美味しくないですね~(汗)マジパンの薬臭いような風味のみが残っているという(汗)
マルチパンリキュールなんかもありました。リキュールは買わなかったんですが、たまたまリキュール入りのチョコを間違えて買ってしまって。これはまあまあでしたが、リキュールとしてはかな~り甘いですね(汗)
そんなわけで、まだこれからハンプルクに移動するというのに、お土産をたいがいここで買ってしまったので、荷物重くて大変でした・・・(笑)
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チャーリーとチョコレート工場(ネタバレ)

2005年09月29日 | 映画
月曜に地元で見てきました。
なかなか楽しかったです。が、期待しすぎてたのかな、そんなに「ものすごく面白かった」とか、「最高!」という感想にはなりませんでした。
でも、後からじわじわと「やっぱ良かったなあ」という気になって来ましたけど。

期待していたほどではなかったのには、大きくは2つほど理由があったと思います。

その1:銀河ヒッチハイクガイドを観た直後だった(笑)
いや、他にもこういう感想の人がいたので、やっぱそうだよなあと。
結構笑いの傾向が似ているので、よりインパクトがあって大人向けな「銀河ヒッチハイクガイド」を観た後だとちょっとテンションが落ちてしまかったなあと・・・
これから両方とも観に行く予定の方には、「チョコレート工場」を先に見ることをオススメします。まあ、「銀河ヒッチハイクガイド」は早く行かないと終わっちゃいそうですが・・・(汗)

でも、なんだかんだ言って結構笑えたんですけどね。「ヘアクリーム」とかの小ネタも(笑)一番ウケたのは、リスがくるみを選別している様でしたが。じーっと耳を澄まして音聴いてるのが最高!(笑)あり得なくて(笑)
ベルーカの脳みその音を聴いてるのもかわいかったな~。
あのリスたち、かなりの部分をホンモノのリスを調教して使っていると知ってびっくりでした! リスの調教なんて出来るんだ~!
それから、なんと言ってもウンパ・ルンパでしょう!
ダンスはそこそこ笑える程度でしたが(でもシンクロナイズドスイミングはかなりおかしかった・・・(笑))、ウンパ・ルンパの国にいる頃の、カカオを崇める儀式なんかおかしかったですね。どうやって話通じてんだか、のウォンカさんと酋長?の会話もおかしかった(笑)
そして、女装して秘書になってたりするあたりでかなり「ウッ」と来て、ヘビメタウンパ・ルンパの登場には大ウケでした~(笑)あれ最高!
余談ですか、あの時の曲はクイーン風だったそうですが・・・そうだったかなあ?(汗)
精神科医が一番ウケましたね~(笑)
そして、最後がウンパ・ルンパのナレーションで締め、というのもとても効いてました。なんだかすっかりウンパ・ルンパがいとおしくなってしまいましたよ(笑)

その2:思ったよりもひねりのない、真っ当なストーリーだった
これは事前情報でなんとなく予想がついてたんですが。悪ガキたちはひどい目に逢い、貧しくて平凡だけれど心のきれいなとっても良い子のチャーリーに最後に幸運が、というあたりとか。
まあ、児童文学なんだよなあ・・・とか、書かれたのはかなり昔だし・・・と思わなくもないのですが、もっと昔に書かれたトールキンの「ホビット」やC.S.ルイスの「ナルニア」、同時代かと思いますが「グリーン・ノウシリーズ」などはもっとひねりがあったけどなあ・・・

ただ、この映画は私的には工場めぐりが終わってからが面白かったです。
原作読まないで、結末を知らないで観に行って良かったなあと思いました。
この物語、良い子のチャーリーが主人公とするととてもひねりがないんですが、実はウォンカさんが主人公なんだ、ということに気がつくと、ちょっと面白くなります。
だいたいチャーリーは最初から愛情に包まれた良い子で、この物語中特に成長しません。そのあたりが面白くないところでもあるんですが、その人間ができたチャーリーによってウォンカさんが成長する話なんだ、ということになると、話が違って来ると思います。
父親と断絶し、スパイに裏切られ、人間嫌いになって自分ひとりで好き勝手に生きてきたウォンカさん。そのウォンカさんが突然淋しさを感じて(しかも自分で淋しいことに気がついてない)、跡継ぎを求めるけれど、真っ当な心を持ったチャーリーに拒絶され、すっかり調子を崩してしまう。
その自分の気持ちのもやもやの正体を知りに、チャーリーに会いに行ってしまうウォンカさんがかわいい(笑)
父親との再会はちょっと感動的でしたね。リー様良い役でした! ただ、もしかしてコメディやってくれるのかなと期待してたんですが・・・まあ良い役だったからいいです!
チャーリー視点ではなくウォンカさん視点で見ると、最後の「皆で幸せに暮らしました。めでしためでたし」も、ありきたりなハッピーエンドでつまらん、というものにはなりませんでした。これはポイント大きかったと思います。
まだまだ団欒に慣れてないけど、ウォンカさんなりに一生懸命馴染もうとしている様がかわいかったですね~。やっぱりジョニー・デップはいいなあ。
団欒と言えば、チャーリーの4人の祖父母が良かったですねえ。ジョーおじいちゃんはもちろんですが、二人の優しいおばあちゃんもいいし、憎まれ口を叩いてばかりだけど実は優しいジョージおじいちゃんも良かったし。皆ボケ加減なところがまた良い(笑)
バケット家のあり得ない貧乏ぶりもほど良い感じで描かれていてGOODでした(笑)そのあり得ない貧乏ぶりの中で描かれるから、家族の優しさも素直に見られたような気がします。このあたりティム・バートンはやっぱり上手いなあと思いました。(原作どおりという話もあるので、原作のおかげかもしれませんが)
そして、チャーリーを演じるフレディ・ハイモアが素晴らしかったですね。一つ間違えば嫌味になりかねない良い子のチャーリーを、本当に自然に素直に演じていてぴったりでした。この子、「ネバーランド」でも思ったけれど、演技しているように見えないのがすごいと思います!
映画では、敢えてチャーリーは控えめにしたらしいのですが、彼の存在感だからこそできたことじゃないかと思いますね~。

とまあ、今ひとつ面白くなかった理由とともに、でも面白かったところも述べてしまったのですが(笑)
あと、ティム・バートン作品としては、「ビッグ・フィッシュ」ほどではないけれど、かなりおとなしめでしたよね。ブラックなテイストが少なめで。
そのあたりが、「最高!」というほどではなかったのと、「銀河ヒッチハイクガイド」にインパクトで負けた部分だったかもしれません。
それから、私甘いものそんなに好きでもないし。いや全然嫌いではないんですが、別腹になるほどは好きじゃないんで。晩御飯食べた後だったので、全くチョコレート食べたい気分にはなりませんでした。
だいたいオーガスタスの食べ方の汚さでもう食欲なくなるし。チョコレートの川の上を舟が渡っているのもどうも食欲を失せさせました・・・
でも、ただの板チョコがそんなに美味しいなら、一度食べてみたいものですが(笑)
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さかもとえいぞう 魅惑のメタルショー 05.09.25 初台DOORS & 練馬悩殺倶楽部(DVD)

2005年09月29日 | 音楽(主に日本のHR?)
日曜に英三さんのライヴに行って来ました。と言っても、二部の練馬しか見なかったんですが(汗)
しかし、台風で大雨かと思ってたのに、さすが晴れ男英三さん、雨降りませんでしたね~。すごいです(笑)
今年二回目の練馬、相変わらずゆるゆると笑わせてもらいました。ロナルドの穴を埋めるべく、ベースだけでなくダンサーとしても活躍していた大久保さんおかしかった(笑)
サポートかと思いきや、最近半分練馬のメンバーになりかかっているVIGILANTEの海野さんのまったり加減もツボでございます(笑)
そう言えば村上宏之さんのブログを最近読んだのですが、練馬の時のあの輝くような笑顔は、営業スマイルなどではなく、本当に楽しくて笑っているんだということが判明してちょっと感動しました(笑)
なんでずっと練馬にいるのか、わざわざタンバリン叩くために秋葉原にイベントにまで出てくるなんて・・・と謎だったんですが、練馬が楽しくてやってるんですね。それが分かって嬉しかったですね。
海野さんも、なんだかんだと練馬楽しいんじゃないですかね。とDVDのステーキ試食を見て思いました(笑)
なんだかライヴの感想があんまり出てこないなあ・・・(汗)

そうそう、対バンのHELLENのヴォーカルの市村タカアキさんが、歌が上手くていいなあと思ったんですが、声も歌い方も、にこにこしたルックスもどこか気さくなキャラクターも、黒豹の元ヴォーカル秦勇に似ていることに気付いてしまった・・・
ちょっと萌え(笑)
秦勇どうしてるかなあ・・・

で、会場で販売していたDVD「練馬悩殺倶楽部」見ました。
いやー、面白かったです(笑)
普通に「美しが丘」のPVが一番面白かったなあ(笑)
大の男たちがスタジオで演奏してるだけのPV・・・(笑)
そして、別画面で、なぜか熊野市のスナックでベースを弾いている大久保さんもウケた~(笑)一緒に映ってるスナックのママも笑えた(笑)
歌詞もはじめて知ったし。あんな面白い歌詞とは知りませんでした(笑)特に「セルライトをラードに変える」がかなりウケてしまいました・・・(笑)営団とか都営とか、相変わらずローカルだし。というか営団地下鉄は今は東京メトロなんだけど・・・(汗)
次に面白かったのは永野さんの「男の料理教室」かな。
何が面白かったって、ジョージ、海野さん、ヒロさんというメンバーが和気藹々と試食している様が良かったです(笑)
海野さん、練馬楽しいんだな~と思いました(笑)
他にも面白いのたくさんありましたが。英三さんが日大ニ高時代の思い出を語ってたのとか。次回の多磨霊園ロケも楽しみ(笑)
ただ花火をバックに歌っていた大久保さんの「ジャックナイフ」PVもちょっと面白かった・・・あれってもしかして熊野花火大会なのでは(笑)

とまあそんなわけでやっぱり練馬はいいなあと。
12月のライヴでは練馬はやらないのかな? という雰囲気ですが、次のDVDが12月発売とかどこかで言ってたので、DVDだけでも出るのかな。楽しみです。
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「ロード・オブ・ザ・リング」というタイトルのこと

2005年09月29日 | 指輪物語&トールキン
いきなりですが、前から気になっていた話を。
「ロード・オブ・ザ・リング」を略して、よく「ロード」と呼ばれていますが、世界でも、この作品のタイトルの「ロード」にあたる部分が略称になっている国は日本くらいなのではないかと思います。普通は「リング」の方が略称にされますよね。
これには日本特有の理由があると思うんですよね。ということで勝手に解説してみたりして(笑)
まず、日本語はだいたい言葉や名前を略す時に言葉の頭から略しますよね。アントンがトニーになったり、そういう後を略すということは日本ではまずないのではないかと思います。
それに加えて、「ロード=Lord」という言葉の語呂の良さもあると思います。
何よりも、このLordという英語が、日本ではあまり認識されていない単語だというのがあるような気がします。
Lordという言葉、他の言語ではたいてい、英語だと「ミスター」を意味する単語と同じ単語になっています。それか、「王」ですね。
もし、タイトルが「ミスター・オブ・ザ・リング」とか「キング・オブ・ザ・リング」だったら、言葉のインパクト的に「リング」の方が使われていた可能性はあるかな、と思います。語呂の問題もあるし。
というか、そもそも語呂が良いから、トールキンもLordを使ったんでしょうしね。
あと、これはかなり重要なポイントだと思うのですが、日本では「リング」というと、どうしても貞子が出てくる映画のイメージが強いですからね~(笑)実はこれが本当の理由なのかもしれません(笑)

さて、そうなると、今度は映画の邦題が「ロード・オブ・ザ・リング」となった理由について考えてしまいますね。
まあ「リングス」じゃないのは語呂の問題でわからないでもないんですけど、それよりも既に「指輪物語」というタイトルがあるのに、敢えて「ロード・オブ・ザ・リング」にした理由が気になりますね。
まあ、横文字カタカナの方が「ハリウッド大作」ってイメージがあるからかな・・・(汗)「指輪物語」は確かに地味かもしれません。
それに、あの映画は「物語」という雰囲気とはちょっと違う気もします。瀬田貞二氏の柔らかな言葉で訳されている邦訳は、まさに「物語」という感じですが・・・
本当は、「指輪物語」という訳も適切ではないのかもしれませんね。「物語」というと、おとぎ話のようなイメージですが、本当はもっと叙事詩とかそういうイメージですもんね。そう思うと、北欧のどこかの国で「指輪のサーガ」というタイトルになっているのはかなり適切かな、とも思います。

そうすると、今度は「指輪物語」になった理由も気になるのですが・・・
小説の場合、カタカナ横文字はあり得ない選択だったでしょう。後は、原題に忠実に「指輪の王」と訳す選択肢もあったと思います。韓国は「指輪の帝王」になってるみたいですね。
でも、本棚に並んでいるタイトルを観た時、「指輪物語」の方が「指輪の王」よりも「読んでみたい」という気持ちになるなあと思います。ファンタジーに興味のある人には、「指輪物語」の方がはるかにとっつきやすいし、出会うきっかけになると思います。私は実際にタイトルしか知らない状態で読み始めたので、この「指輪物語」というタイトルの吸引力は実感しているつもりです。

というわけで、タイトルにも適材適所?があるかなあと思ったりしますね。
でも、映画が「ロード・オブ・ザ・リング」で良かったのかどうかにはやや疑問が残りますが・・・
とりあえずタイトル長くて打ち込むの面倒だし(汗)私、日記でもサイトでもほとんど「ロード・オブ・ザ・リング」という言葉を使ってないので、「ロード・オブ・ザ・リング」で検索してもサイトもブログも全然出てきません(笑)
今日はたくさん書いたから、しばらくはこれでブログは出てくるかな(笑)
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原作読書:「王の帰還 上」の魅力

2005年09月28日 | 指輪物語&トールキン
さて、現在「王の帰還」上を読んでいるのですが、いや~やっぱり面白いですね!
初読時から「王の帰還上」が一番好きだったのですが、その理由が今回なんとなくわかったような気がします。
「王の帰還上」では、キャラクターがそれぞれ活き活きと描かれているからなんですよね。(フロドとサムとゴクリごめん・・・)
メリーとピピンは別れたことで一気にそれぞれの個性を出し始めるし、エオウィンも本当の意味での登場は「王の帰還」からと言っていいくらいだし、セオデンのホビットへの優しさがはっきり見られるのも「王の帰還」に入ってからだし。アラゴルンとレゴラスとギムリの3人もますます絆が強まり、とても自然な信頼関係になっているのが窺えます。
ミナス・ティリスでのピピンを読んでいて、その屈託のなさ、メリーが言うところの「踏んでも叩いても壊れない快活さ」がかわいいなあと思いましたが、メリーのところを読んだらやっぱりメリーの方がずーっといいですよ!(笑)
皆自分を置いて行ってしまったと感じるメリーの気持ち(このあたりは映画でもちゃんと汲み取ってましたね)、本当は戦うなんて考えられないけれど、でも自分は行くんだと懸命な気持ち、自分をお荷物のように感じながらも必死について行こうとする気持ち、いいんですよねえ。
本当に、この「力が無い者の恐怖と勇気」の描写は見事だと思います。実際に戦場に行ったことのあるトールキンならではなのかもしれません。このあたりが映画では単に勇敢なだけになってしまって物足りないんですが・・・
同時に、ガンダルフがピピンを連れて行った理由もわかるなあと。やっぱりピピンが一番そばについてないと心配な子なんですよね(笑)
メリーは、ガンダルフにもアラゴルンにも「一人で大丈夫」と思われているお兄ちゃんみたいなものですね。それでも、信用されているからと言っても、構われないのは淋しいものですよね。それで、言うことを聞かずに戦いに行ってしまうんだなあと、今回はしみじみ思いました。
それにしても、エオウィンに「どなただか存じませんが、本当にありがとう!」と言うメリーがかわいい・・・(笑)
そして、デネソールとピピン、セオデンとメリーの関係が思っていた以上に対比されていることにも気付きました。
デネソールがピピンに近習の仕事を命じた時、「時間がある時には余に話をするのだ」と、ほとんどセオデンと同じことを言っているんですね。
そして、歌えるかと聞かれたピピンが、この館に似合うような歌は歌えないと言うと、遠い異国の歌を聴いて、せめて自分たちのやっていること(=戦い)が無駄ではないと思える、というようなことを言うんですね。(原文の台詞今出せなくてあれなんですが(汗))
これって、やっぱりデネソールも、ホビットの存在に、セオデンや他の人たちと同じような安らぎのようなものを感じていたんだな、ということにならないでしょうか。まあ、言い方はかなり怖いですけど・・・(汗)
それから、死者の道についてアラゴルンから話を聞くときのギムリがいいですね~。皮肉な言葉を明るい感じで言っていて。ギムリがアラゴルンやレゴラスに現実的で皮肉な反論をしている場面は微笑ましいなあと思います。ホビットたちとは別の意味でホッとさせてくれる存在ですね。(レゴラスも多分そうなんですが、私的にはやっぱりギムリが・・・(笑))
なんとなく、瀬田訳の優しい雰囲気のせいのような気がするのですが。原文で読んでもこうなのかなあ。
そうそう、ヘルム峡谷でメリーに燦光洞のことを話していて、「どう、行ってみようかレゴラス」なんて言い出すギムリがかわいいですよね、本当に(笑)
なんて、「王の帰還」でキャラクターが魅力的に描かれていることについて書くつもりが、単にメリーとギムリ(とデネソール)のことを書いただけになってしまったような・・・(汗)
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早稲田松竹TTT SEE鑑賞

2005年09月25日 | 指輪物語&トールキン
さきほど見てきたのですが・・・
ハードスケジュールで睡眠不足状態で行ってしまったため、ほとんど意識朦朧状態でした・・・ああもったいない(汗)
このスケジュールしかなかったので強行してしまったのですが、昨日「エリザベート」の後に夜の回見に行った方がマシだったかもしれません。
客の入りはFotRよりちょっと増えていたような気が。そして、エンドロールではほとんど誰も立ちませんでした。
あ、LotR上映のチラシはもらえませんでした。もうなくなっちゃったのかな。
今回も最後にRotKの予告をやってくれたのですが、あの予告は結構ドラマチックで良かったですね。当時はネタバレ問題が騒がれていましたが、確かに「わー、こんな場面まで」な感じはありましたが。
何よりも、「ゴンドールのテーマ」が流れるのが感動的だなあと・・・
今聴くと、多分アレンジはショアじゃないなあという気がしました。予告用にわざわざ編曲して録音したってことですよね。
3部作の最後というのはありますが、他の作品のサントラが流用されがちな中にあって、ちゃんとその作品の、しかもまだちゃんと出てきていなかったメインテーマを使った予告なんて、珍しいのではないでしょうかね。
あの予告が最初に流れた時、まだサントラ盤発売になってなくて、FotRで出てきたゴンドールのテーマが使われている、と気がついた時には興奮したものです。懐かしいなあ。

って予告の話が一番詳しかったりして・・・何しろエンドロールでようやく目が覚めたんで・・・(汗)
と言っても、オールナイトの時みたいに(汗)ぐっすり寝てたのではなく(多分(汗))常に睡魔に襲われつつ、うつらうつらしては起きるという感じだったので、だいたいのシーンは見てたんですよ。「あのシーンなかったなあ」とか「あの人出てこなかったなあ」というのはなかったです、幸いに(笑)
あ、でもハルディアがあんまり出てこなかったな・・・(汗)
しかし、さすがに全く集中できませんでしたね。もったいない・・・
まあそのかわり、「長い!」とあまり思わなかったんですが・・・(大汗)トータルで半分くらい意識失ってたと思うんですよね~(汗)
考えてみればTTT SEEを見るのは結構久しぶりだったのですが、やっぱりメリピピの追加シーンはかわいいよなあ、とそのあたりはしみじみと見てました。
ファラミアがボロミアの舟を見る場面とかも・・・
でも、オスギリアスのデネソールは久々に見たら厳しかったです(汗)ちょうどまた原作もデネソール出てきたところなんで・・・(汗)なんかまだRotKの方がいいなあ。すでに狂気に陥っている分まだ。
エオウィンが「女子供と洞窟に行けって言われた」とアラゴルンに訴えに行く場面、かわいいですよね。RotKを見てからあのあたりの「かわいいエオウィン」が好きになったのでした。

とまあそんな感じです、感想は・・・(汗)
来週はちゃんと睡眠とって行こうと反省しましたです(汗)
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エリザベート

2005年09月24日 | ミュージカル・演劇
昨日今日と2日連続で観てきました。いや、井上ルドルフと石川フランツで抽選申し込んだら、たまたまこの2日で取れたんで・・・(汗)
トートは上手い具合に二人とも観られました。
まずは全体的な感想ですが、昨年も見たけれど、新演出よりやっぱり前の方がいいなーと。振り付けがどうもあんまり・・・なんですよね(汗)前の振り付けはダンスだけでも観る価値ある、と思ったものですが。結婚式のシーンとかすごい好きだったんですけどね。
「私が踊るとき」や、シーンが増えたところは良かったんですけど。
キャストが皆グレードアップしているので、余計に残念でした。

まず内野トートだったんですが、いやー歌うまくなりましたよねえ。いや、まだまだなところも多々ありましたが、スタートを思えば随分進歩したもんだなあと。
でも、ジャベールよりはやっぱり難しいんだなというのはわかりましたが。
このくらいになると、演技面やルックス面で(笑)内野トートの方が良いなあとか思ってしまうようになるのですが。
フランツは、昨年よりも大分脇役として控えめになってるな、と思いました。
フランツってひどい役だよなあと、昨年禅さんが参加して初めて気がついたものです(汗)いいところですぐ退場させられちゃって(笑)
初演の鈴木綜馬さんは完璧に脇役として演じ切っていたなあと後から感心しました(笑)
でも、ところどころで禅さんらしい優しい役の解釈をしていたのが良かったなあと。
そうそう、エリザベートがハンガリーで三色旗のドレスを着ていたこと、昔はフランツも知らなくてエリザベートの独断か、みたいな感じでしたが、今回見ていたら、フランツも承知の上で、「狙撃があったのに大丈夫か」と見守ってる感じだったので良かったです。エリザベートコールにも満足そうでしたし。
歌も良かったです。本当に危なげないですよね。エコーもかかってないし、割と音も下げられ気味なので(エリザペートと被る時は特に(汗))かえって生声に近い声が聴けて良かったです。
「夜のボート」や「悪夢」の感情の入り振りが禅さんらしくていいなあと思います。
ピンチヒッターゾフィーの寿ひずるさんはすごい迫力で良かったです。
そして、井上ルドルフなのですが、演技上手くなったなあ、と思いました。今と比べると、前は演技じゃなかったな、と思うくらいに。
自殺する前とか、「ママも僕を見捨てるんだね」のあたりとか、間を取った演技がとても様になってて、成長したなあ、大人になったなあ、という感じでしたね。
しかし、初演の頃の勢いというか、輝きというか、そういうものはなくなってましたね~。無理もないと思いますが・・・
正直なところ、モーツァルトほど役に入り込めてないでしょ、という感じでした(汗)無理もないなあとは思いますが・・・
そうそう、新しく増えたルドルフのダンスシーン、どうかなーと思ったらやっぱり結構笑えました・・・(汗)いや、あれは振り付けが悪いと思うんですけどね~(汗)
それから、トートとのキスシーン、内野トートはやけに長かったんですが・・・(汗)なかなかピストルを渡さないで、ルドルフも手を添えちゃったりして、妙に官能的???になってました。
あれー、こういう演出になったのかな、と思ったんですが、山口トートでは結構すぐにピストル渡してたんですよね。うーん、内野トートだけなのか・・・?
それから、以前はアンサンブルとしても出てたと思うんですが、今回は本当にルドルフしかやってなかったですね。
昨年のルドルフもそうだったかなあ? ちょっと記憶にないんですが・・・もしかして時間がなくて今回は井上ルドルフだけアンサンブルに参加しなかったとかでしょうか?

二日目の山口トートは、やっぱり歌上手いですねえ。というか、声量があるということなんですが・・・歌い方としては私の好みから言うと微妙なんですけど。あんまりロックしてないし・・・(汗)
でも、やっぱり安心して聞いてられますよね。「私が踊るとき」なんて、トートが上手いと曲全体が良くなりますねえ。
ただ、彼のトートはよくわかりません(爆)死神だからそれでいいのかもしれないけど・・・
そして、時折見せる奇天烈な振り?というか動きが・・・面白すぎです(爆)
「最後のダンス」とか、観ないようにしてたのに・・・見てしまう(笑)
「それがいい、エリザベート」なんか、もう確信犯でやってますよね。前よりも更にグレードアップしていたので、本当に噴出しそうになってしまいましただ(汗)
そんな愉快なトートと一緒のエリザベートですが、2日目がとてもよかったです。1日目も良かったけれど、2日目は本当に見ていてかなり心を揺さぶられました。「私だけに」や精神病院の場面や、ルドルフの葬儀の場面など、久々に泣けました。
2日目の方が舞台が多少近かったせいかもしれませんが・・・(と言っても2階席ですが)
昔、最初に見た時には、ルドルフだけが役に入ってホンモノに見えたものですが、今はエリザベートが一番役に入っていますね。歌の技術的には不安定なところもあるけれど、あれだけ気持ちの入った演技を見せられたら、何も文句は言えませんね。歌えたって気持ちが入ってなかったら全然感動できませんから。
最初の方の若い頃も、観るたびに良くなっていると思います。まだまだ厳しい部分はあるかもしれませんが(汗)でも「私だけに」以降が素晴らしいから何も文句は以下同文(笑)

とまあキャストはかなり良かったんですが、やはり新演出と新振り付けになじめない・・・
正直なところ、今は「モーツァルト!」の方が好きですね。音楽も「モーツァルト!」の方が良いし・・・
昨年見た時も思いましたが、そろそろエリザベートも卒業かな・・・
まあ、また東京でやる時には、1回くらいは見てしまうと思いますが。
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原作読書:「王の帰還」序文と烽火とデネソールのこと

2005年09月24日 | 指輪物語&トールキン
22日はビルボとフロドの誕生日でしたね・・・日記書くまで覚えてたのに、すっかり書くの忘れてました(汗)
遅ればせですが、こっそり(汗)おめでとう。

原作読書はいよいよ「王の帰還」に入りました。
序文を読んでいて不思議な気持ちになりました。いままでのあらすじが書いてあるのですが、なんだかとても同じ話とは思えなくて・・・(汗)
出来事だけを追って行くと、まるで英雄物語か神話のようですね。ホビットの素朴さとか、そういうもが一切抜け落ちてしまいますから。
なるほど、この「指輪戦争」の物語は、後世に語られるにつれてこんな印象になってしまうんだろうなあ、なんて思いました。
そう思うと、「シルマリルの物語」などは、もう少し詳しく書いてあるとは言え、やはり「あらすじ」の域にあるものだなあと思ったりして。
「終わらざりし物語」で少し書かれていますが、「シルマリル」ももっと詳しく物語風に書かれていたら、もっと面白かったんだろうなあと思ってしまいます。
それにしても、「サウロンとガンダルフの虚虚実実のかけひき」なんてことが書いてあって、そうだよなあと思いました。
ガンダルフがサウロンの目を欺くために苦心していたのですよね。指輪の行方を知られないようにと。それに対して黒門前ではサウロンの口がミスリルの鎖帷子と剣を見せることでガンダルフを騙そうとしていたわけだし。
そのあたりが、映画ではなんだか勇気と友情の根性論みたいな戦いになってしまったのが残念です。もっとガンダルフの知性が観たかったです・・・

本編に入ってまず気がついたのは、ピピンとガンダルフが馬上から烽火を見る場面です。ここ、ピピンが最初に炎を見つけるけれど、後はガンダルフの言葉の中で、次々に烽火がある山の名前が言われるだけなんですが、もしかして馬上でどんどんのろしが点るところを観ていたのでしょうか? そうならかなりカッコイイ場面だと思うんですが・・・
実は私、映画を観るまで烽火のことほとんど覚えてなくて(汗)ずっと、既に烽火が点っているところを見ていたのかと思いましたが、もしかして、どんどん火が点いている場面だったんですかねえ。
情景描写に優れているトールキンが、この美しい光景を全然描写していないのはなんだか不思議な気がします。(既に烽火が点っていたのだとしても)
映画の烽火の場面は、確かに感動的な映像に仕上げていたかもしれませんね。ちょっとやり過ぎな面もありますが・・・(笑)ピピンが烽火を点けちゃうというあたりも含めて(汗)

そしてミナス・ティリスに入るガンダルフたちですが、なんだか最上層の城塞には馬は入れないとか書いてあるんですが・・・映画では堂々と芝生のとこまで乗り付けてましたけど~(汗)
で、いよいよデネソール登場なんですが、やっぱりこの時点でデネソールはまだまだ全然正気ですよね。少しずつ蝕まれていたにしろ、まだまだ判断力もしっかりしている様子です。
なんだかラジオドラマが映画と似た感じのデネソールだったので、自分の読み違いかとあせってしまいました(笑)
デネソールは正気なばかりか、鋭い洞察力も見せています。
デネソールがピピンの目を見ることでかなりのことを読み取ったというあたり、ファラミアと同じ力を持っているんだなあと改めて思いました。映画ではなぜかボロミアがデネソールに似ているということになっていたけれど、もともとデネソールと似ていたのはファラミアでしたよね。
ピピンの印象でも、ガンダルフと同じような(表面的にはですが)偉大さ、アラゴルンに似たところを感じています。
こんなデネソールをあんな分かり易いキャラクターにしちゃった映画って、やっぱりうーむ、ですが・・・(汗)
今回は、デネソールとピピンの関係について気をつけて読もうと思ってるんですが、ピピンがデネソールに忠誠を誓った時、デネソールの表情に「それとかすかにわかる程度の微笑」が一瞬現れた、という記述があったんですね~。
ほんのわずかながら、ピピンの行動に心を動かされたデネソールの様子に、なぜかほろっとしてしまいました。初読時には考えられないくらい、今ではデネソールのことが好きになっているようです(笑)
ピピンを挟んでのデネソールとガンダルフのにらみ合い?に疲れてしまってはいても、ホビットらしい快活さは失っていないピピンもかわいいですね。ガンダルフとピピンのやりとりはやはりいいです。
そして、なんだか知らないけど王子様にされてしまうあたり、ピピンらしいですよねなんか(笑)メリーやサムではなさそうな展開(笑)
ピピンもまた、サムやメリーとは違ったやり方で、ホビットらしさで周囲を動かしているなあと思いました。
旅の仲間にホビットが4人て、数だけ見ていると多すぎるような気がしますが、どうしてどうして、一人一人に重要な役割が割り当てられていることに感心してしまいます。やっぱりこの物語は「小さい人たちが見たこと」なんだなあと。
ところで、映画ではRotK SEEでピピンがファラミアに言っていた「身長はもう伸びそうにないけど、横には伸びるかも」という台詞、ベレギアに言っていたんですね。全然違うシチュエーションなんで気がつきませんでした。
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空から見たリューベック

2005年09月22日 | 旅行
リューベック最終日には、塔からリューベックの街が見渡せるという聖ペトリ教会に行きました。街中を散々歩いた後に、高いところから見下ろすのって好きです。あ、あそこ行った! とか思うのが楽しいので。
聖ペトリ教会は、塔の高さだけは聖マリーエン教会にひけを取らない教会です。どうも現在は教会としては使われていないような雰囲気でした。エレベーターであっという間に塔の上まで連れて行ってくれます。
いや、かなりの高さで、オックスフォードの聖メアリー教会の塔なんてかわいいもんですね。ドイツの教会の塔って高いものなんでしょうか。ハンプルクでも聖ミヒャエル教会の塔が展望台になっていました。
朝一番だったせいか、人はまばらでじっくり見られました。が、曇っていたこの日はメチャクチャ寒くて、長袖を1枚羽織っているくらいでは耐え難いほどの寒さでした・・・

まずは聖マリーエン教会の方向を。やっぱりでかすぎです、マリーエン教会。この教会のおかげで、ブッデンブロークハウスもブルク門もトラーヴェミュンデの方角も一切見えません(汗)

聖マリーエン教会から川沿いにちょっと目を移すと、伝統的な赤レンガの建物が並んでいる区域になります。こうやって上から見ると、どのあたりが昔の面影を残しているのかもよくわかりますね。

工事中のホルステン門とリンデン・プラッツと駅方面。私が泊まったホテルもこの方角ですが、残念ながら見えませんでした。ホルステン門の左手前が14世紀の塩の倉庫の建物です。

ホルステン門の東側の運河。写ってませんが、この運河沿いも結構古い建物があって情緒があります。

都合により360°パノラマではないのですが(笑)ぐるっと戻ってきて市庁舎とマルクと広場。左手前の近代的な建物が景観ぶち壊しでございます・・・

とまあしばし遠景を眺めて楽しんでました。
一番印象的だったのは、360°街の周囲が森に囲まれていたことですね。地平線?は森で緑にかすんでました。森の国なんだなあ、と思いました。
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ペール・ギュントの旅

2005年09月22日 | ミュージカル・演劇
市村正親さんのソロパフォーマンスに行って来ました。市村さんの出演作品には当たり外れもあるのですが(汗)一応見に行くことにしてます。
昔ファンクラブはいろうとしたことがあるのですが、あまりに会費が高くて断念・・・今はその時よりは随分安くなりましたが(それでも普通よりは高い)、機会を逃した感があるのでもう入りませんが。
今回の作品は、イプセンの戯曲「ペール・ギュント」を元に、シャルル・アズナブールの楽曲を使ってミュージカル仕立てで演じると言うものでした。有名なグリーグの曲や、ノルウェー民謡なんかも使われてました。
率直な感想はというと、市村さんのファンには、小さな空間で存分に市村さんが見られて美味しいと思うのですが、ファンじゃないと難しいかなあと・・・(汗)
私はそこそこファンなので、そこそこ楽しみましたが(笑)
作品的にはどうかなーと思いましたね(汗)シャルル・アズナブールの曲があの物語に合っているとはあまり思えなくて・・・まあ私シャンソン特に好きじゃないというのもあるとは思うんですが。
むしろグリーグの曲の良さを再確認したりして。しかし「アニトラの歌」を、「わたし~の~名前~は~アニト~ラ~よ~♪」なんて歌ってたのはかなり笑えたのですが、どうも笑うところではなかったらしく誰も笑ってなかったので我慢しました・・・(汗)
アンビョルグ・リーエンのハーダンガーフィドルのアルバムで聞いていたノルウェー民謡が使われたのも良かったです。
話の内容は、今回初めて「こんなだったんだ」と知ったんですが、あんまり・・・かな(汗)主人公が荒唐無稽な旅をしながら自分自身と向き合う、という意味では「キャンディード」に似てたかな。主人公のキャラクターがちょっと違いましたが・・・いや純粋で愚かというところは共通してたかも。
まあ、市村さんのダンスや演技のテクニックは充分楽しめましたし、最初の方では市村さんが今まで演じた役のダンスをちょこっとずつ披露する場面もあって、まさにファンサービスの舞台かな、と思いました。
一番の収穫は、今までグリーグの曲でしか知らなかった「ペール・ギュント」について色々知ったことでしょうか・・・(笑)
イプセンの戯曲にグリーグが曲をつけたものだってことも初めて知りましたし。しかもグリーグは最初乗り気でなくて、おそらく経済的な理由から渋々取り掛かったらしいとか。
そうそう、この舞台ではグリーグの「ペール・ギュント」の中の「ソルヴェイグの歌」が何度も流れたのですが、この曲、高校の時に下校の音楽に使われてたんですよね。(渋い選曲・・・)
実はこの下校の音楽、途中で赤ん坊の泣き声が聞こえることがあるという曰く付きのもので、テレビで紹介されたこともあったらしいです。全然知らなかったけど。
私は一度も泣き声を聞いたことはなかったんですが、一度だけ、どこか違う教室で泣き声を聞いたらしい女の子たちの悲鳴を聞いたことはありました。時と場所によって聞こえ方が違うのがかえって怖かったりして・・・
そのちょっと怖い思い出の曲が、原曲よりもさらに怖い?フルート1本の演奏で流れていて、なんだか怖い舞台を見ている気分でした・・・(笑)
そうそう、シャルル・アズナブールがまだ存命だったと知ったのも驚きでした~。クリストファー・リー様よりも一つ年下なのね・・・
そのシャルル・アズナブールが、映画「魔の山」に出ていたというのもびっくり。見たことあるけど記憶ないなあ・・・何の役だったんだろう? ちょっと検索して調べてみましたがよくわかりませんでした。ペーペルコルンじゃないかなーという気はするのですが。
とまあ関係ないことも色々と面白かったです(笑)
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