ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

都響&アンドリュー・グラムスのオケコンに行ってきました

2009年10月31日 | 音楽(クラシックとか)
ずっと楽しみにしていたアンドリュー・グラムス指揮の都響のオケコンを聴いてきました!
もともとバルトークのオケコンは大好きなのですが、1ヶ月前にウィーンフィルのオケコンのチケットを取っていたし、本来なら多分行っていないところでした。
が、指揮がアンドリュー・グラムス氏ときいていきなり絶対行かなきゃになったのでした。
アンドリュー・グラムス氏、一般的にはまだまだ無名だと思いますが、私は彼がクリーヴランド管の副指揮をやっていた時に野外コンサートでチャイ5とプロコフィエフのピアコン3番を振ったのを聴いたのですが、これがすごく良かったんですよ。
特にチャイ5が素晴らしくて、しばらくチャイ5マイブームが巻き起こったくらいで(笑)
あと、以前ドイツでLotRシンフォニーを8公演ほどやった時に、なぜか彼が指揮してたんですよね。なぜかというか、クリーヴランド管でLotRシンフォニーをやった縁で、だと思いますが。今となっては聴いてみたかったなあ、グラムス氏が振ったLotRシンフォニー。
そんなグラムス氏が大好きなオケコンを振るというので、すごく楽しみにしてたのでした。

前プロはバルトークのルーマニア民族舞曲。親しみやすい曲なので、楽しみにしていたのですが・・・なんか予想外に今イチでした(汗)日本人にはあのハンガリーの香りを出すのは難しいのかな・・・
こちらで試聴してみると本場の演奏がよくわかって面白いです。さすがにここまでの演奏を期待していたわけではないですが(笑)
ただ、4曲目の繊細な表現と、その後の激しい曲調に変わるところのメリハリが良かったかな。
グラムスさんは楽しい曲調になるととても楽しそうに振っていたのがなんかアメリカ人ぽいかなーと思いました。(偏見?)

中プロのR.シュトラウスのオーボエ協奏曲は、絶対寝るな・・・と思って頑張って予習したんですが、2楽章の頭までは頑張ってたんですけど・・・意識失っちゃいました(汗)
でも美しい曲ですよね。(だから眠くなってしまう・・・(汗))
のっけからテンポ早めで、チャイ5をチョッ速で振ってたグラムス氏らしいかなあと思いましたが。
ルーマニア民族舞曲とはうって変わって、まとまった美しい演奏でした。
オーボエは都響の首席の広田智之氏でしたが、良い演奏でした。(半分くらい寝てたけど・・・すんません(汗))

で、いよいよメインのオケコンですが。
いやー素晴らしかったです! ウィーンフィルのよりよっぽど良かった。
もちろん個々の演奏技量はウィーンフィルの方が高いんですが、全体的な演奏が・・・すごく真っ当なオケコンだったというか、期待通りの解釈だったというか・・・
グラムス氏、速めテンポでストイックな演奏をする人かなーと思ってましたが、決してそういうわけではなかったんですね。チャイ5に関しては速めに演奏することでベタにならずに情感を引き出していたんだなあ。
速めテンポなところも結構ありましたが、聞かせどころではじっくり聴かせて・・・
でも、極端にゆっくりになることはなかったし、基本的にはストイックな感じではあったかなあ。でも情感を感じるところはすごく感じましたね。
一音一音、とても丁寧に指揮していたように思いましたし、オケもとても気合の入った演奏でした。
こういうところが、巨匠と超一流オケの余裕の演奏よりも良かった原因なのかなあと。なんかオケコンに対する敬意を感じたというか、聴いていてすごく嬉しかったです。
3楽章の、1楽章の第一主題が戻ってくるところなんか、胸が締め付けられるような悲しみがよく出ていて、思わず涙が出てしまいました。チャイ5でも泣かされたし、やっぱりグラムス氏の解釈は好きらしいです。
2楽章のソロが多いところは、さすがにウィーンフィルとかニューヨークフィル(CDを持ってる)の演奏には及びませんでしたが、木管はかなり満足でした。まあ欲を言えばもちょっと色気が欲しいかなあとか思わなくもないけれど、十分満足できる演奏でした。
グラムス氏も、ソロの部分はほとんど棒を振らずにソリストに任せている感じでしたね。
全体的に、激しいところと静かなところのメリハリがはっきりしていて、と言っても静かなところもベタに歌わせすぎないで、それでいて情感を非常に感じさせる演奏で、真っ当なオケコンでありながら、オケコンの新しい魅力も教えてもらったような感じでした。おお、ここもこんなに良かったんだなあとか。そう言えばチャイ5を聴いた時もそうだったなあ。
というわけで、大満足のオケコンでした。
アンドリュー・グラムス氏の指揮もやっぱり好みだということがわかったし。彼の指揮なら安心して聴けそうです。彼が振るプロ5とかも聴いてみたいなあ・・・
11/3にもグラムス氏都響を降るのですが、モーツァルトなのでいいや・・・と行きませんけど(汗)
今度いつ彼の指揮に巡り合えるかどうかわかりませんが、また来日して欲しいなあ。またどこかで彼の指揮で聴けたらいいなあと思います。

そう言えば、都響のコンマスの人、のだめのSPドラマの新都フィルのコンマスの人でした、多分。あれ都響のメンバーで撮ってたんですね。余談でした。
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監獄ホテル

2009年10月29日 | 旅行
ルツェルンで泊まったホテルは、お値段が手ごろだというだけで選んだところなのですが、なんと元監獄だった建物をそのままホテルに利用したという、その名もHotel Jailというそのまんまなホテルでした。
入ってみると確かに監獄・・・
私たちは一応ツインの部屋にしたんですが、独房二部屋をつないで無理やりツイン、という感じでした。基本的に個室なんですねー。
窓が鉄格子の向こうにあるんですが、開け閉めするのに手が届かない・・・(汗)開けっ放しになっていて、雨も降ってきたので無理やりハンガーつかって閉めましたが、あれ二度と開けられないような気がする・・・(汗)
トイレとシャワーは二部屋の間に新しく作ったもののようで、意外と近代的なつくり。と言ってもシャワーはカーテンで仕切ってあるだけだったけど。
照明がセンサーで感知して点くというものだったのですが、シャワー浴びてるうちにいきなり照明が切れてしまうので困りました・・・(センサー外になってしまうのですね・・・)もうちょっと考えて作って欲しいなあ。
室内の備品もシンプルすぎて、ハンガーかけるところは足りないし、と色々と不便だったりしました。でもまあ面白かったですけどねー。
でも妹曰く、やっぱり監獄で寝てると心がすさむ感じがすると・・・確かにそういうのはあるかもしれません。


部屋の入り口の扉。ナンバーロックで開錠する、これも意外と近代的な作り。


部屋前の廊下。監獄というよりもなんか学校みたいだなー。

しかしこの夜、なんだか英語で話す若者だか子供(高校生くらい?)の団体が泊まっていたらしく、私たちの部屋前の廊下で遅くまで大騒ぎしてたんですよね・・・。
何度か宿の人なのか他の部屋の人なのか・・・が注意しに来てましたがなかなか静かにならず、眠れなくて閉口しました。たまたま運が悪かったんでしょうが。
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カムイ外伝2回目(ネタバレ)

2009年10月29日 | 映画
評価低めだったのになぜか2回目を観に行ってしまいました・・・(汗)
いや、原作の「スガルの島」を読んだら、結構原作どおりだったことがわかって、ちょっと評価変わってきたというか、もう一度観て確認してみたくなったんですよね。
全体的にテンポ悪いのが評価が低くなった一番の要因だったのですが、このあたりはどうも原作由来だったようで(汗)
私がイメージしていた、昔観たアニメの1話完結の印象と大分違っていたのですが、あの1話完結のあたりは第一部で、この「スガルの島」のエピソードから第二部になって雰囲気も絵柄も変わったんだそうです。
アニメも最後の何話かはこの「スガルの島」のエピソードだったらしいですが、さすがに全然覚えてないなあ・・・
今回の映画、色んな意味で原作を大事にしていて、その結果があのテンポの悪さだったかもしれないなあと。原作からアレンジされていた部分も、結構原作より良いのでは、という部分もありましたし。
そんなこんなを踏まえて見直したら、そんなに悪くないなと・・・まあCGには目をつぶった上で、ですが(汗)
個々のシーンの演出は良かったし。アクションシーンもCGとワイヤーアクション以外のところはいいんですよね。
でも両腕を切られるシーン、今回みたら明らかに腕が着物の中に入ってるのがわかっちゃってうーん、でしたが(汗)
静かなシーンの演出も良いし。
役者さんが上手い人揃えたなーと。佐藤浩市さんのバカ殿の狂気もお見事だし、小林薫さんとかやっぱり上手いですね。
伊藤英明さんの不動、以外に原作どおりのルックスだったことがわかってびっくり。原作では全然カッコ良くはないんですが、髪形とか鬚とか原作どおりだったんですねー。
原作を読んだ上で見たら、テンポの悪さもさほど気にならなくなりました。原作の映像化としてはなかなかかなーという視点で見られたのかも。原作者の白土三平氏が結構気に入ってるようでしたが、わかる気がしました。
まあ原作と変えたところでツッコミどころがあるところもありましたけど・・・
一番気になった・・・というか中途半端になってたのが、半兵衛が角を作ってるのをカムイが覗いてた時に襲ってきたのは誰か、ということなんですが・・・。原作では不動だったけど、映画では何の説明もしてなかった・・・うーん。
あと、もう一回観てみたいと思ったのは、カムイの気持ちの変化がよくわからなかったので・・・途中からナレーションもなくなっちゃったし。
終盤、いきなり満面の笑みでサヤカに「身は離れていても心はひとつだ」とか言い出したのがなんか唐突に思えて・・・
そのあたり、もう一回観てもよくわかりませんでした・・・(汗)
原作では、半兵衛たちとの暮らしに惹かれながらも、出て行かなければと思っていて、それでも何かがひっかかって旅立たないでいたのですが・・・
映画では、どうもカムイは終盤には本当に島に腰を落ち着けようと決意していたように見えました。それもありだとは思うんですが、どの時点でそういう気になったのかが今イチよくわからなかった・・・だから色々と唐突に思えてしまったんですよね、多分。
このあたりがもう少しわかりやすかったら、テンポが悪いとかエピソードをつないでいるだけ、という印象は少なくともなくなっていたような気がします。
あと、寿々花ちゃんの演技をもう一度じっくり観たい、というのもあったんですが・・・いやーやっぱり寿々花ちゃんいいなあ。幼い一途な初恋を好演してました。
カムイとサヤカのエピソードの印象が薄くて・・・という感想もよくみかけましたが、私はあれは抑え目でよかったと思います。そもそも寿々花ちゃんがキャスティングされてる時点で、いわゆるラブストーリーにする気がないのはわかりますから。
でもやっぱりカムイの気持ちの動きはわかりづらかったかな・・・
しかしこの二人を観てるとセクシーボイスアンドロボが観たくなるなあ(笑)←DVD持ってるからいつでも観られますが。
というわけで、2回目観てちょっと印象変わりました。前回の感想で、続編あっても観に行かないとか書きましたが、もしやったら多分一応観に行くと思います。寿々花ちゃんはもう出ないけれど・・・(寂)

てな訳で今年見た映画の順位ちょっと変えました。
1.インスタント沼 / 2.女の子ものがたり / 3.ウルヴァリン:X-MEN ZERO / 4.ハリー・ポッターと謎のプリンス / 5.トランスフォーマー・リベンジ / 6.ダウト~あるカトリック学校で~ / 7.ブッデンブローク家の人々 / 8.レッドクリフpart2 / 9.マンマ・ミーア! / 10.ウルトラミラクルラブストーリー / 11.カムイ外伝 / 12.スタートレック / 13.アラトリステ / 14.三国志 / 15.キラー・ヴァージンロード

あと今年観に行く映画。
公開中「カイジ」
第10回東京フィルメックス 「サースト~渇き~」
12月19日公開 「のだめカンタービレ最終楽章 前編」
「私の中のあなた」はなんだか行くの面倒になって来たので多分行きません(汗)「カイジ」もちょっと微妙。「サースト」もチケット取れるかどうかわからないし、下手するとあとのだめだけかも・・・
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白鳥のおしり・・・

2009年10月27日 | 旅行
慌しくロートホルン~グリンデルワルド観光を終え、ルツェルンに戻って来ました。
ルツェルン湖畔をウロウロしてたら、ん? なにやら不思議なものが・・・
なんか白鳥がおしり出して潜ってる???


しかもなんか集団でどんどん潜っておしり出している・・・(汗)


いや~、「白鳥は優雅」という固定概念を覆す光景でした・・・(笑)思わずアホのように白鳥のおしりを撮りまくってしまいました(笑)
湖の中に何か食べるものがあるんですかねえ。白鳥首長いから、結構深いところですよね・・・
このスイスでも後で行ったドイツでも、「白鳥なんて所詮でかいアヒル」という認識に変わった我々・・・だってエサ欲しさにウロウロしてるだけなんだもん。
これが厳冬の中集団で飛び立ってる光景とか見たらまた認識が変わるんでしょうがねー。どうものんびりだらけていた夏の欧州の白鳥たちでした。
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LotRO日記:チキンツアー1

2009年10月27日 | 指輪物語&トールキン
さて、LotRO日本版も終了してから1ヶ月近く経ってしまいましたが、最後のチキンツアーの話なぞを今更書いてみたりして・・・
平日夜のイベントということで、普段だったら参加してなかっただろうと思うのですが、さすがに最後だし・・・というので初日に参加してみました。
そしたらあまりに楽しかったので、結局3日連続で参加してしまった・・・(笑)
大堀町近くのサンドソンの農場でできるチキンプレイというので鶏になった状態で、ガイド鶏さんが中つ国の色んなところに連れて行ってくれるというものなのですが・・・
まず、皆鶏というのが楽しかったですねー。鶏がたくさんウロウロしてる光景だけでなんか癒される感じ(笑)
ツアー参加募集から始まるまでにはちょっと時間があるので、その間も遊んでたりして・・・

皆で並んで死んだふり・・・(ネーム表示オンのままだったのでお見苦しい画像で申し訳ない・・・)


迷い込んで来た猪や狼やとがりネズミを袋叩きにしたり・・・(笑)

ツアーは中つ国の町めぐり、肝試しツアー、遺跡めぐりの3種類ありました。
どこも普段は上れないような高いところに出現するようになってました。
たとえば大堀町はマゾム館の屋根の上。


トーリンの館はトーリンの像の足元、とか。


アモン・スールを上から見下ろすとこんななんですね・・・!


裂け谷にも行きました。


結構高い場所なので、落ちたら死ぬのでは・・・と思ったら、意外と平気なんですよね。(死ぬこともありますが・・・調子に乗って何度か死にました(汗))
慣れてきたら面白がって下まで落ちて遊ぶようになりました。鶏たちがどんどん飛び降りて行く様もまた面白かったりして。
あと、私はレベルが低くかったので、行ったことないところにもたくさん行けてラッキーでしたねー。
トップはイヴンディム湖ですが・・・いやー美しい! 行けて良かったです。
この他、魔王の城とかも行けてしまって・・・(肝試しツアーです)
フォロヘルとかも行けてしまいましたし。(写真は次回回しですが)
そして最後にはあの場所にまでも・・・!
というわけでチキンツアー2に続きます。
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ブリエンツ湖と虹(一応・・・)

2009年10月25日 | 旅行
さて、インターラーケン・オスト駅からルツェルン行きの列車に乗って少しして、ふと窓の外を見ると・・・おお、さっきの虹がまだかかっている! しかもブリエンツ湖の上に!!
思わず窓にはりついて写真を撮りまくった私・・・しかし他の乗客は誰一人そんなことはしてなかった・・・(汗)
しかし車窓の外は電柱とかいろいろな障害物があるのでなかなかベストショットが撮れず、デジカメの気軽さでばんばん撮ってしまいました。後でスライドショーで観たら列車乗ってる気分になれました・・・(笑)
そのうちに虹も薄れてきて、ようやく障害物もなくなった頃にはすっかり見えないくらいの虹になってしまいましたとさ・・・



景色は今イチだけど虹はまだ濃かった方の写真。


いよいよブリエンツ湖にさしかかりましたがまだ障害物が・・・


大分景色良くなって来ましたが虹も薄くなって来ました・・・

そしてトップの写真。場所はベストなんですが虹がもうほとんど見えない・・・(涙)
というわけでちょっと残念でしたが、まあそれでもブリエンツ湖に虹がかかる光景をちょこっとでも見られてラッキーだったかな、と思います。
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屋根の上のヴァイオリン弾き

2009年10月25日 | ミュージカル・演劇
このところラ・マンチャにしてもレミゼにしても、再演を重ねている作品が今イチというか消化不良に感じることが多くなり、これもどうかなあ・・・と思いつつ観に行ったのですが、これがなかなか良かったんです。普通に真っ当に良いというか。いや普通に良いというのがなかなかできないことなんだよなあ・・・と他の舞台を観て常々思っていたので、結構すごいことだよなあと。
舞台の良し悪しは、キャストとか演出とかももちろんありますが、やっぱりキャストの気持ちが入っているかどうか、というのが大きいですよね。今回はそれが良かった理由になるかもしれません。
市村正親さんと鳳蘭さんを中心に、コミカルでいてあったかくて、愛情深い舞台になっていたと思いました。
特に鳳蘭さんのゴールデが良かったですねえ。迫力のあるビッグママ的なところも良かったし、結構細かい演技で笑わせてくれました。
泣かせるところも熱演でしたね。チャヴァを失って泣き崩れるところなんか、もらい泣きしてしまった・・・
市村さんも今までにない細かい芝居で笑いを取ってましたね。もうすっかりテヴィエが板について、貫禄も出てきてましたね。
それでいて、かわいくてちょっと情けなくて、でも優しいパパって感じで。いいですねえ市村テヴィエ。
あと、笹本玲奈さんのホーデルが良かったです。以前も見てるんだけど、今回の方がずっと良かった。
前半はちょっと生意気なホーデルの感じはそんなに出てなかったかな・・・と思うのですが、とにかく恋する乙女な感じが熱演で。なんかキムかエポニーヌを見ているような感じもあったりして。(笹本キム実は見たことないんだけど)
テヴィエと別れる場面、久々に泣けました。毬谷友子さん以来ってどんだけぶりだよ(汗)市村さんの表情と笹本怜奈さんの熱演で、久々に泣けましたね。
チャヴァは今まではちょっと影が薄いかな・・・という感じがありましたが、今回の平田愛咲さんは歌も上手いしなかなかでした。東宝ミュージカルアカデミーの卒業生なんだそうで。
でも、ブロードウェイで観た時ほどのインパクトはさすがになかったかな。これは演出のせいとかもあるかもしれませんが。ブロードウェイで観た時は、チャヴァとの別れが一番辛い感じで、日本との印象の違いにびっくりしたものですが・・・日本だと民族の違いによる断絶というのが今ひとつ実感されてないからかな・・・
モーテルが駒田一さんじゃなくて残念・・・と思っていたけど、植本潤さんとても良かったです。情けない感じがかわいくて、しかもなかなかの熱演で。モーテルが嬉しそうだと見てるこっちも嬉しくなってしまうというか。
荒井洸子さんのイェンテも慣れてきたというか、良かったですね。ゴールデとイェンテの別れの場面とか泣けました。鳳蘭さんももちろん良かったんでしょうけど。
あ、下の娘のうち一人が石丸椎菜ちゃんでびっくり。勿体無いなあ、歌全然ない役・・・。まだまだ子役扱いなんですね。でもとてもかわいかったです。彼女は今後が楽しみですねー。
あと、アンサンブルのような役で、石鍋多加史さんとか真島茂樹さんとかすごい人が出てるんですよね。もったいないというか贅沢というか・・・でも「アナテフカ」は石鍋さんがいないと歌が締まらない・・・
全体的にアンサンブルは歌の上手い人はレミゼに取られちゃってるのかなあという気はしますが(汗)
でも、舞台全体の一体感というか熱気が感じられて、舞台全体があったかい感じがしたんですよね。すごく舞台として「ノッている」感じがありました。(こういう感じがこの間見たレミゼにはなかったんだよなあ)
巡査部長が「何で人間同士で傷つけあわなきゃならないのかわからんがな」という場面とか、なぜか泣けてしまったのも、この一体感のなせる技なのかも。いつになく普遍的な人間的な言葉に思えたんですよね。巡査部長の廣田高志さんも熱演というかすごく気持ちが入っていたように思えました。私結構巡査部長には結構共感するところがあるんですよね・・・もし彼の立場だったら自分はどうするだろうとか思ってしまって。
というわけで、予想外に真っ当に良い舞台を見せてもらいました。一応チケット取っておいて良かった、という感じです。やっぱり名作だなあと思いました。再演したらまた一度は観に行くことでしょう。
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かりん糖食べ比べ

2009年10月24日 | 雑記
まだローカルな話題かもしれませんが、最近東京駅の駅地下で話題のかりん糖をご存知でしょうか。なんでも買うのに1時間くらいは並ぶという・・・
錦豊琳というそのお店、人気のかりん糖はきんぴらごぼう味とかねぎみそ味とか七味味とか・・・
この話題をテレビ等で聞いてあれ? と思った人も結構いるのでは。特に西武線沿線の人で・・・
というのもこの錦豊琳のかりん糖のラインナップ、旭製菓というかりん糖屋さんとそっくりなんですよね・・・
ホームページで見たら、錦豊琳の製品のうち12種類のうち10種類は旭製菓とかぶってます。(ちなみに旭製菓のかりん糖の種類はかなりたくさんあります。期間限定のもたくさんあるし)
なんでこんなに似てるのか、というのがうちの職場でも話題になり、ちょっとネットで調べた人によると、錦豊琳のかりん糖は旭製菓が卸している、という話がまことしやかに流れているらしい・・・本当か???
気になるよね、比べてみたいよね・・・と言っていたら、職場のIさんが東京駅に行った時にわざわざ40分も並んで錦豊琳のかりん糖を買ってきてくれたのです! ありがとうIさん!
Iさんが食べ比べにセレクトしてくれたのはきんぴらごぼう味。早速旭製菓のきんぴらごぼうも買ってきて、食べ比べることにしました!

錦豊琳のは75g入り330円。旭製菓のは100g入り363円(ホームページによると直営店価格のようですが。直営店以外で売ってるの見たことないんだけど・・・)。旭製菓のはもっと小さい袋入りのもあったと思うんですが、売り切れなのか売ってなかったそうです。(あ、母に買ってきてもらったのでした・・・だって閉店時間早くて平日は行けないから(汗))


左が錦豊琳の原材料、右が旭製菓の原材料です。全く同じですね・・・


左のティッシュに乗ってるのが錦豊琳の、右のが旭製菓のです。錦豊琳の方が少し短くて細い感じなのですが、わかるかなあ? 色も錦豊琳の方が気持ち濃いような? 直に見た時は色の違いはあまり感じなかったけど・・・

で、食べ比べてみたんですが・・・
私は、錦豊琳の方が身が詰まってやや固い感じ?で、食感がサクッとしている感じ、旭製菓の方がやや柔らかくて、食感はザクッとしている感じ・・・と思いました。味的には錦豊琳の方が上品な感じで、旭製菓は庶民的な感じ・・・かな?
しかし、食べ比べてみた4人のうち、私ともう一人は違うと思ったのですが、残りの2人は「よくわからない・・・」
最初に食べた時は違うかなーと思ったけど、食べてるうちによくわからなくなったそうで・・・
私はしつこく錦豊琳のかりん糖を持ち帰って、母と妹にも食べさせてみました(笑)
母は「違う」と言ったけれど、妹は「よくわからない・・・」違う気もするけれど食べているとよくわからなくなるという。
私ももう一度、今度はブラインドで食べてみましたが・・・判りませんでした!(笑)夕食後だったせいもあるかなあ。

というわけで、なんだか違うような気がするけれど、1本ずつ食べ比べてみない限りは違いはよくわからない、という感じですね。結構細くて小さいかりん糖なので、食べる時は数本まとめてバリバリと行きますから、普通に食べてたらまず違いはわからないかと・・・。
というわけで、結局食べ比べではふたつのかりん糖屋さんの謎は解けませんでした・・・でも、旭製菓が卸しているというのは違うんじゃないかなあという気がするけれど。

しかし、どうしてこんなにラインナップが似てるのか、という謎は残りますね・・・。
錦豊琳にも謎は多いですね。登場したのは東京駅の駅地下が新しくできた時からだから2年前に登場した訳ですが、その前からあったのか? 日本橋と銘打ってるけど日本橋に本店があるわけではないようだし、ホームページにも製品の袋にも製造工場の場所とか全く書いてないし。これは確かに旭製菓で卸してるのか? とも思いますよね。
ちなみに旭製菓は昔からありますねー。私子供の頃からありましたもん。ホームページで創業80年と知ってびっくり・・・
しかし、旭製菓がこういう変り種のかりん糖作り出したのは一体いつからなのか。(実は結構近くにありながらかなり最近まで買ったことなかった・・・(汗))
3,4年前に初めて頂き物で食べた時は、野菜味があったのは覚えてるんですが、きんぴらごぼうはなかったかなあ? まあ買ってきてくれた方がたまたま買わなかっただけかもしれませんが。ねぎみそはあったような?
うーん、食べ比べをしても謎はあんまり解けませんでしたが(汗)

ちなみに、旭製菓は全然並ばずに買えるし、通販もしてるそうですよ。(錦豊琳は通販一切やってないそうです。なんでかなあ)
旭製菓で売ってる「九助」という、割れ物?とかのかりん糖が色んな種類入っていて1袋200円以下というお得なのが好きです。気軽なおやつに最適。
あと期間限定のかりん糖で美味しかったけど今は売ってないのも色々あります。妹は新茶の時期に売ってた新茶かりんとうがお気に入りでした。母は和チョコかりん糖がお気に入り。(これも期間限定とか書いてあったような気がするけどずっと売ってるなあ)
というわけで最後はちょっと地元のお店を宣伝してみました・・・(笑)
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グイン・サーガ129巻(ネタバレ)

2009年10月21日 | グイン・サーガ
完成したものとしては最後になる、グイン・サーガ129巻を読みました。
まあ、130巻12月に出るようですが。途中まででも1冊で出しちゃうんだなあ。
1冊で出せるくらいは書けてたのかな。半分以上はとか・・・
1章分しかできてなくて超うすっぺらかったらちょっと暴れるぞ・・・(まあそれでも出ないよりは読めた方がいいかなあ)
結局またヤガの話で終わりましたね。でもそれなりにひと段落したので(いや全然話は収まってないけど)、次はパロに戻るという可能性もありますね。
うーん、またリンダに出てきて欲しいとは思ってるけど、パロで終わるのも盛り下がりそうだな・・・(汗)ハーレクイン的な展開で終わるのだけは最悪なのでやめていただきたい・・・126巻で散々やったから大丈夫かなあ。
ヤガもこのままでは話が終わりませんが、あと1冊弱ではとても収集つかないだろうしなあ・・・
どちらにしても、ヨナもフロリーも捕まったままおしまい、というのはちょっと可愛そうすぎますね。(どちらもさほど好きではないけれど(汗))まああと1冊ではとても助け出せそうにないですが・・・
スーティがどうなるかも気にならなくもないけど、なんか記憶消して市井の人たちの中に紛れさすとかいう結論のような気がしますが。
「七人の魔道師」とのつながりも色々出てきて、上手いこと考えたなあという感じ。(でも実は「七人の魔道師」の内容今ひとつ覚えてない・・・(汗))ちょうど先日買った宝島のグイン・サーガ特集に100巻直前くらいの頃のインタビューが載ってたけど、しきりと「七人の魔道師は失敗した(今書いてる本編と離れすぎて)」と言っていたので、後付で思いついた設定なんでしょうが・・・そういうところはやっぱりすごいなあと思いました。
でもちょっとひっかかるのは、グイン、シルヴィアを見限ってすぐに妾作ってたんかい、というのが(汗)せめて数年くらい傷心を抱えて悩んだ後とかであって欲しかったな・・・
ヤガ編、忘れかけてた(汗)ブランも無事合流して、ヨナとフロリーは捕まったままですが、一応一区切り収集はついたかな、という感じですね。
となるとやっぱり次はいったんパロに戻るのかなあ。イシュトヴァーンが何をたくらんでいるのかは明らかになるのか・・・レムスはもう無理としてもマリウスくらいは再登場しないのかな。
そういやリギアは結局スカールに会えないまま終わるのかな・・・散々すれ違ってるのでこれもちょっとかわいそう・・・(リギアも特に好きではないですが・・・(汗))
なんて、ついつい最終巻のことばかり考えてしまった129巻の感想でした。
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ブッデンブローク家の人々

2009年10月19日 | 映画
ドイツ映画祭の上映を見てきました。
チケット完売で、当日買おうとしてチケットがないと知って帰っていく人も結構いたみたいです。今回は2回だけの上映でしたが、もう一回の方も満席だったとか。
特に「ブッデンブローク家の人々」の売れ行きが良かったみたいで・・・トーマス・マン好きの人が多かったのか? 終了後のQ&Aでは必ずしも原作読んでる人ばかりではない感じだったけど。
映画祭ということで、撮影監督のゲルノート・ロルさんが来ていて、上映前に挨拶したほか、終了後にはQ&Aもやりました。監督は健康上の理由で来日できなかったのだとか。

というわけで挨拶の後は本編上映。
予告編はこちら。



なんか原作を読んでると違和感を感じるようなシーンばかり集まっている予告編ですが(汗)特に舞踏会ってなんか違うよね・・・
事前にこの予告編を見ていたらかなり心配になっていたところでしょうが・・・

リューベックの古い街並みを上手く利用し、セット撮影の映像を組み合わせた映像はさすが。CGは一切使ってないんだそうです。
なんとちゃんとブッデンブロークハウス(実際に原作のコンズル夫妻のモデルとなったトーマス・マンの祖父母の家だったところで、現在は博物館になってます)の正面も使っているのですよ。このあたりは予告にもしっかり映ってますが。


この右側の白いのがブッデンブロークハウス。本来はもっと広い建物だったけれど、両脇には違う建物が建っているそうです。左側の建物までが本来の敷地だったのかなと思ってこの写真を撮ったのですが、両脇ともだったんですねー。
ブッデンブロークハウスの内部は現在は博物館になってます。
この正面はそのまま使い、建物内部はセットで撮影し、上手く組み合わせてました。両隣の建物もセット撮影になってました。
この「メング通りの家」の内部がどうなってたのか、原作を読んでも今イチよくわからず、実際にブッデンブロークハウスに行ってますますわからなくなったのですが(汗)今回の映画で再現されたのを見てなるほど・・・と見ているうちは思ったのですがやっぱりよくわからないなー(汗)
だいたいこの正面はやっぱり小さすぎるような・・・
原作でもよく出てきた「風景の間」が、現在のブッデンブロークハウスではこの2階部分(1,2階吹き抜けで中二階になってるから3階になるのかな。ドイツ式では2階でいいんだろうけど・・・ややこしい(汗))の窓の半分に仕切った部屋に再現?されてたんですが、こんなに狭かったのか? と疑問だったのですが、映画でもそのサイズになっていてびっくりでした・・・無理やりダンスやってたけど、とてもダンスパーティー開ける広さじゃなかったと思う・・・実際新郎新婦しか踊ってなかったし(汗)
あと、熊の名刺受けもちゃんと登場してました! まさか本物じゃないよな・・・?
ハンノがクリスマスプレゼントにもらったフィデリオの舞台セット、ブッデンブロークハウスに展示してあったのと同じだったような? 違うかなあ。


市庁舎の広場はそのまんま使われてました。広場の外側にある、普段は入れない階段も映画では使ってましたね。
市庁舎内部も使われてました。ガラス割られるシーンはどうやって撮ったのかな。

マリーエン教会の前には露店が立ち並び、昔はこんな感じだったんだーと新鮮でした。
他にも旧市街をめいっぱい使っていたので、通ったことがあるところがたくさん出てきて、それだけでも楽しかったです。
トラーヴェミュンデもちゃんとトラーヴェミュンデで撮ってたもんなあ。でも海水浴場の浜辺よりも、台地?の周囲を回っているドロドロの水際?がメインの舞台だったのがなんとも・・・(汗)でも人気がないところに行こうとしたらあそこしかないかなあ。(原作ではもう海水浴客も少なくなった時期だったから浜辺でも二人っきりになれたんですが)
このあたりも歩いてたんですが、そんなに絵になる場所でもなかったんで写真撮らなかった・・・
今度リューベックやトラーヴェミュンデに行くことがあったら、ロケ地めぐりしたくなってしまいますね(笑)
あ、「ブルク門の外の墓地」、私はトラーヴェミュンデに行く途中でみかけた墓地がそうかなーと思ったのですが、映画ではブルク門からかなり近い場所に設定されてましたね。ブルク門がすぐ見える河の対岸という感じでした。

とまあ風景とか建物だけですっかり楽しめたりもしたのですが、映画の内容についても・・・
見る前に心配してたのは、トーマスと花屋のアンナの話とか、トーニとモルテンの話なんかが妙にクローズアップされてるような陳腐な話にされてたらやだなあ・・・というものでした。
そしたらいきなりアンナ登場(笑)アンナ出て来すぎでしたね・・・
しかも、予想外にヘルマン・ハーゲンシュトレームとトーニのエピソードまで膨らませてくれて。ヘルマン・ハーゲンシュトレームはちょっとカッコ良く目立たせすぎでしたね。ルックスは決してカッコ良くなかったけれど(汗)
トーマスたちの子供時代が一瞬なのはまあいいんですが、最初の華やかな場面が舞踏会ってのも違和感。やっぱりクリスマスの豪華なホームパーティーの食事の光景からやってくれないとなあ・・・(原作ではあの延々続く食事の場面に挫折しそうになるのですが(汗))
大人になったトーマス、クリスチアン、トーニも、当初はちょっと歳行き過ぎでしょう、という違和感が。原作では10代のはずなんだけど・・・とてもそうは見えない・・・特に男性陣のおでこが・・・(汗)モルテンまで・・・(汗)
しかし、老けてくるにつれてむしろカッコ良くなって来る男性陣(笑)トーニも年齢行ってからの方がハマってました。
トーニがグリューンリッヒとの結婚を決意するまでは、トーマスとアンナの話、トーニとモルテンのエピソードに、父親のコンズルの前妻とのエピソードまで入れて(原作では祖父のエピソードだったけど)、純愛を犠牲にして家のための結婚を、というのが強調されすぎていて、ちょっと違和感がありました。
違和感があっただけに、トーニの決意もわかりづらかったような。トーニももっと、かわいいけれど単純であまり頭が良くないしわがままなお嬢様、というあたりが出てれば良かったんだけど・・・このあたりは若い娘がやらないと難しいかなあ。
ただ、トーニの結婚以降は意外と原作どおりでさほど違和感がありませんでした。むしろ、あの長さに原作全部をよくまとめた、という感じでした。
映画を観る前に心配していたもうひとつのことは、話が長いので、誰か一人の人物に焦点を当てた話にまとめられたりして・・・ということでした。
この点は杞憂でした。限られた時間の中で、描くべき人物は描いていた感じでしたね。Q&Aでのロル氏の話では、トーマスに重点が置かれていたようですが、それは原作どおりだし。
誰かの物語ではなく、一族の没落、というテーマを勘違いすることなく描いていたと思います。この点が一番評価したいところかな。
トーマスもクリスチアンも、なかなか原作のイメージどおりでした。特にクリスチアンが見事にイメージどおりでしたねー。
トーマスとクリスチアンの葛藤もよく描けてたと思いました。ここは本当に満足です。
ゲルダもなかなかイメージどおりでしたね。特に歳をとってきてからの冷たい表情がぴったりでした。老けメイクもお見事。
ただ、ヴァイオリン弾く演技はもうちょっと練習して欲しかったかな・・・(汗)あとゲルダばっかり無意味に脱がされすぎ・・・アンナも脱がされてたけど。トーニが脱がなくて幸いでしたが。
祖父と父親のコンズルを一緒にしてしまったのは、まあ上手いアレンジかなと思いました。時間節約という意味で。しかしあのコンズル、ロシアマフィアに見えて仕方なかったんですけど・・・(笑)(@イースタンプロミス)ドイツ人だったんですねー。考えてみたら息子役はフランス人だったしなあ。
ペルマネーダーはイメージどおりな上に思ったよりも少しカッコ良かったです(笑)
彼の登場シーン、結構笑いが起きてたんだけど、ドイツ人が笑ってたのかなあ?
ハンノはぽっちゃり系でちょっとびっくり・・・いや美少年と言えなくもないし、気弱で運動苦手そうな雰囲気はあったけど・・・
仲買人のゴッシュ、かなり無理して登場させてましたね。原作知らない人には「なんだこの人」だったのでは。まあ、短い時間でも彼を出そうとしたあたり、むしろ原作に対する愛なのかなあと思ったりもしましたが。

というわけで、前半を中心にややひっかかるところもあったりしましたが、全体的に原作への愛は感じたかなあと思いました。以前見た「魔の山」よりはずっと良かった。
今度ドイツに行くことがあったら、DVD買って来ようかなあとおもっちゃいました。リューベックの風景を見るだけでも価値あると思いますし。

終映後のQ&A、なんかなかなか的を得た質問が出てこなくて司会の方もやきもきしてたようですが(汗)ロル氏は全ての質問に誠実に答えてました。
今回の映画化は4回目なのですが、ロル氏は2回目を子供の頃に見ていて、3回目にはカメラマンの一人として参加していたのだとか。
たくさんの人にこの映画を観て原作も読んで欲しいとおっしゃってましたが、今回も観たくてもみられない人がたくさんいたんですけど・・・(汗)そして原作も現在絶版状態なんですが・・・(汗)

てな訳で今年見た映画の順位。
1.インスタント沼 / 2.女の子ものがたり / 3.ウルヴァリン:X-MEN ZERO / 4.ハリー・ポッターと謎のプリンス / 5.トランスフォーマー・リベンジ / 6.ダウト~あるカトリック学校で~ / 7.ブッデンブローク家の人々 / 8.レッドクリフpart2 / 9.マンマ・ミーア! / 10.ウルトラミラクルラブストーリー / 11.スタートレック / 12.アラトリステ / 13.カムイ外伝 / 14.三国志 / 15.キラー・ヴァージンロード
レッドクリフより下にするのは忍びなかったのもあって、「ダウト~」の順位上げてみました。(でもトランスフォーマーより下・・・(汗))

あと今年見に行く予定の映画のリスト。
公開中 「私の中のあなた」「カイジ」
第10回東京フィルメックス 「サースト~渇き~」
12月19日公開 「のだめカンタービレ最終楽章 前編」
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