ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

機内で観た映画

2011年09月29日 | 映画
ようやく旅行前の感想終わり。旅行中の感想に入ります・・・(汗)
夏の旅行、行きと帰りはデルタ航空でシアトルinのN.Y.out。
行きのシアトル行きはかなり新しい機体で、もちろん個人モニターに映画もかなりの本数が見放題。
と言いつつ、そんなに魅力的な映画はなかったのですが・・・
あ、グリーン・ホーネットがあったのですが、一度見てたので見ませんでした。ジェイ・チョウ好きだった妹は喜んでみてました。
機内で見る映画として考えたらグリーン・ホーネットはかなり面白かったよなあ、と今更思ったりして。
そんな中見たのはこの3本。

SP 革命編(ネタバレは反転文字にしてありますが白地じゃないと伏字になってないのでご注意を(汗))
映画のタイトル一覧を見た時は「SP」とだけなっていたので、まさか日本のあのSPのことだとは思わなかったのですが、映画の内容の説明を見たらあれ?と(汗)
ドラマは好きだったのですが映画はすっかり見損ねていたので、喜んで見ました。前編見てませんでしたが、ドラマ見ていたのでだいたいついて行けましたよ。
前半はちょっと展開遅いかな、なんて思ってましたが、後半一気に畳み掛けるような展開で、面白かったです。なかなか良くできてるなーと思いました。ハリウッドリメイクとかされちゃってもいいんじゃないの?みたいな(笑)
最後も尾形が死ななかったのがありがちでなくて良かったなと。
近江谷さんがここまで頑張って出てたのに死んじゃってちょっとショックでした。いや撃たれてただけで死んでないかもですが。

世界侵略:ロサンゼルス決戦(ネタバレ)
原題は単にBattle of Los Angelesなのにまた邦題がすごいですね・・・
予想外に面白く見られました。まあお金払ってみようとは思わないタイプの映画ではありますが・・・
エイリアン侵略モノと兵士モノ?が合体したような、なかなか面白いつくりの話でした。なんだか、今の時代、相手が人間よりも宇宙人の方が、変に気を使わずに心おきなく戦わせられるから相手をエイリアンしたのかなーなんて思ってしまいましたが。
手に汗握る展開で、全然眠くなりませんでしたから、結構面白かったと思います。
なんでこんなたかが1部隊が敵を倒しちゃうの、と思いかけましたが、とりあえず先陣を開いて希望を持たせたというだけで戦いはまだ終わってない、というのはなかなか上手かったかなと思いました。まだ戦いは終わってないと、また戦いに出て行く兵士たちもカッコ良かったかな。

アジャストメント
マット・デイモンが出てる映画って結構面白いのが多いので見てみました。
邦題の「アジャストメント」だと、なんかサスペンス大作?っぽい感じですが、原題はAdjustment Bureau=(運命)調整局ってところでしょうか。なんか一気に小品SF的な雰囲気になりますが、実際そういう内容でした。
ちょっとキャラメルボックス向きな話だなーと思いました(笑)舞台化するには「銀河旋律」と話が近すぎる感じですが。
しかしどうしても気になかったのが、コーヒー(スタバとかのカフェの紙カップ)持ったままバスに乗ったらそりゃこぼすだろ! 危ないじゃん! ということでした(汗)アメリカじゃああいうの普通なんですかね・・・

このあとジャック・ブラックの「ガリバー」見てる途中で終了。アジャストメントのヒロインのエミリー・ブラントがこっちでもヒロインやっててびっくり。重なる時は重なるよなあ。以前機内映画がアビゲイル・ブレスリンちゃん出演作ばっかりだったときがあった・・・

帰りのN.Y.発はとても古い機体で、なんと個人モニターなし! もちろん映画の選択などできず、強制的に流れる映画を順番に見る感じです。はるか遠くの小さいモニターを頑張ってみました・・・

サーカス象に水を(ネタバレ)
タイトルに象が出てきますが、何かの比喩だと思ってたので本当に象が出来てびっくり。
ちょっと面白そうかなと思いかけたのですが、終盤ぐだくだというか、悲劇ってあれかい、というか・・・(汗)
象の調教も上手く行きすぎだし、象をその後もずっと連れてったっていうのも、個人でそんな簡単に飼えないだろ、と・・・
最後に「全ては老人の妄想だった」というオチかなーと思ってたらどうやら本当らしくておいおい、と(汗)
クリストフ・ヴァルツはクローネンバーグのA Dangerous Methodのユング役を蹴ってこっちに出たとかいう話ですが、果たして正解だったのかなーとか余計なお世話ですが(汗)
でも動物の場面はすごいなあと思いました。象かわいかったし。リース・ウィザースプーンの体を張った馬や象との演技はお見事!でした。

Diary of a Wimpy Kid
子ども向けでしたが、選択の余地なく見ることに(汗)
子ども向けでもすごく面白かったりすることもありますが、これはそんなでもなかったです・・・(汗)
アメリカの中一(7年生ですが)ってこんな感じかー、というのは面白かったです。7年生になるってやっぱりちょっと特別なんですね。

Win Win(ネタバレ・・・と言っても日本公開なさそうですが(汗))
あらすじ読んでも全く期待してなかったんですが、見てみたら結構面白かったです。
お人よしで事務所もつぶれそうな主人公の弁護士が、管理費目当てに身寄りのない依頼人の老人の後見人になることになり、突然老人に会いに来た老人の孫の面倒も見ることになり・・・とやっかいごとを背負い込むのですが、奥さんが文句をいいつつも結構人情に厚い感じで、結局奥さんも一緒になって面倒見てたりするところが良かったですね。
主人公の弁護士が高校生の弱小レスリングチームの監督をやっていて、その孫がレスリングの天才少年だった、というのはちょっと都合よすぎるんじゃないの? と思いましたが・・・それともアメリカじゃレスリングってそんなメジャースポーツなのか?
少年は一見悪そうに見えるけれど、結構素直に主人公一家に溶け込みます。実は老人の娘である母があまり子どもを顧みない人で、すさんだ環境で育って荒れていたようなのですが、素行の悪さでレスリングができなくなり、母の恋人には暴力を振るわれて死ぬ思いをし、普通に暮らすありがたさを感じるようになっていて、素直になっていた、ということを、なんとなく匂わせる程度に描いていたのも良かったです。
少年の母も、厳格すぎる父親に反発して家を出ていて、彼女がただ悪いだけでもないんだな、という描き方になっていて救いがありましたね。
と言っても、少年と母が劇的に和解するわけでもないのですが、それでも、二人がお互いに少しだけ相手を理解し赦すことができたのは救いでした。このあたりも甘すぎなくて良かったです。
ラストの、穏やかに主人公の一家やレスリング部の友達と日常を暮らす少年や、主人公一家が自宅に戻った老人の面倒を見ているらしい様子が、さり気なく描かれていたのがあったかかったですね。
主人公が結局少年のために(と言っても元は自分のせいですが)弁護士資格を失ったのだけが、全てハッピーエンドではなかったけれど、都合の良いオールハッピーエンドじゃなくて良かったのでは。
そんな訳で予想外に良かったです。まあ公開されてもお金払って観に行ったりはしないでしょうけど・・・(汗)

今回はあまり選択の余地がなかったんですが、普通なら絶対観に行かないような映画が観られて結構面白かったです。こういうの機内映画ならではなんですよね。そして一睡もできないという・・・(映画がつまらないとよく眠れますが(笑))
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マイティ・ソー

2011年09月27日 | 映画
ナタリー・ポートマン祭り第五弾(笑)これもナタリーが出てなかったら行かなかったなあ・・・
アメコミ原作モノをなぜかケネス・ブラナーが監督ということで、シェイクスピア劇のような親子の葛藤劇が・・・みたいな新聞評でてたけど、別にそんなことはなかったです(笑)順当にアメコミ風でした(笑)
北欧神話はあまり知らないんですが、ちょうど新銀河ヒッチハイク・ガイドを読んだ後だったので、ミョルニールとか(字幕ではムジョルニルとなってたけど、英語ではそんな発音してた?)ビフレストとかヘイムダルとかの設定がわかってたので、面白く見られたというか、銀河ヒッチハイクガイドを思い出してなんか笑ってしまったというか・・・(汗)逆にこの映画見たあとで「新銀河ヒッチハイクガイド」読むと面白いかも。
そして、「新銀河ヒッチハイクガイド」を読んでいる時に、「あ、ソーってもしかしてトールの英語読み・・・?」と気付きました(笑)
アスガルドが惑星という設定も「銀河ヒッチハイクガイド」と同じで・・・SF的にはそういう設定になりがちなのかな。まあこちらはただ惑星なだけでなくて異次元にあるという設定ではありますが。
しかし、「新銀河-」を読んでた時にも思ったんですが、必殺の武器がハンマーってなんかかわいいような(汗)
ソー役のクリス・へムズワースはムキムキなんだけど目がかわいい感じでなかなかハマってたと思います(笑)
あと、アンソニー・ホプキンズのオーディンはさすがにカッコ良かったなあ。
あ、浅野忠信がメインキャストと一緒扱いで出てるポスター、あれは嘘ですね(笑)ソーの手下?の三騎士?の一人ですから。
寡黙なキャラクターなので台詞も少なくあんまり目立たなかったかなー。他の二人がおしゃべりなので対比としてあのキャラクターなんだけど、もうちょっとインパクトある感じだったらな~と思ってしまいました。せっかく浅野忠信さんなのに。言葉の壁もあるかな~。
と思ったら、吹き替えご本人がやってるんですね。もしかして浅野忠信さん的には吹き替えで見た方が良かったりして?
ナタリーは天から落ちてきたソーを発見する天文学者?役で、まあ順当にハマってましたけど、別にナタリーじゃなくても・・・な感じはあったかなあ。
ジェーンがソーを好きになるのはわかるけどソーがそんなにジェーンを好きになるか?というのが今イチわからず・・・
とまあ突っ込みどころは色々ありますが、概ね上手くまとまった話だったと思うし、映像もきれいだしで、フツーに楽しめました。ナタリーが出てなかったら見に行かない感じではありますが・・・
来年公開のマーベルコミックスのヒーロー総出演?の「アベンジャー」にはソーとかロキとか出るみたいですが、ナタリーはでないみたいなんで観に行きません・・・

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.水曜日のエミリア / 3.アレクサンドリア / 4.マイ・バック・ページ / 5.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 6.メタルヘッド / 7.紙風船 / 8.ブラックスワン / 9.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 10.グリーンホーネット / 11.GANTZ PERFECT ANSWER / 12.GANTZ PART1 / 13.抱きたいカンケイ / 14.マイティ・ソー
そこそこ良かったようなこと書いといて最下位か・・・(汗)

あと今年観に行く予定の映画
鑑賞済み「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」「うさぎドロップ」「ハンナ」
公開中「プリースト」
10月28日公開「三銃士」
10月29日公開「ステキな金縛り」
11月11日公開「インモータルズ」
11月25日公開「ハッピーフィート2」
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ベッジ・パードン

2011年09月26日 | ミュージカル・演劇
国民の映画があまりに良かったので勢いでチケットを取ってしまいました。と言っても補助席が追加発売になったから取れたようなものですが。(そして自力では取れなかった・・・Rちゃんありがとう)
結論から言うと「国民の映画」ほどの名作にはなりませんでしたが、でも面白かったです。
開演前に緞帳のロンドンの地図を見てあーだこーだ言ってましたが、観光客はまず行かない、テムズ河の南側の地域の話なんですねー。漱石はベーカー街に住んでいたとか聞いた事があったのでてっきりそのあたりの地域の話かと・・・
夏目漱石のロンドン留学時代の話ですが、事実を元にしつつもかなりの創作ですね。ベッジと恋愛関係になったとか。
もちろん日本語での上演ですが、日本語でありながら、不自然な英語を喋っている感じが上手く出ていて笑いました。三谷幸喜さん自身の体験も入ってるんでしょうねー。野村萬斎さんも上手かった。
大泉洋さん演じるソータローが、英語は完璧なのに日本語を話すと山形弁になって、しかもしゃべり方に引き込まれるように弱気キャラになるのが面白かったなあ。
深津絵里さんのベッジは、ぶっ飛んでいておかしくて、それでいて純粋で健気でかわいくて、さすがだなあと思いました。誰がやってもあんなふうにはできないと思うなあ。
そして、浅野和之さんですね~! 事前情報を入れてなかったので、大家一家の家族構成を聞いた時点で「あれ人数足りないな」と・・・(笑)しかしまさかあんなにたくさん役があるとは(笑)
漱石にはイギリス人が皆同じ顔に見えるから、という設定も上手かったですね。
どの役も面白かったけど、やっぱり弾丸ロスが一番良かったかな(笑)カーテンコールが弾丸ロスの格好だったのもなんか納得(笑)
あと、ヴィクトリア女王とか・・・(笑)まさかやるとは思わなかったからおかしかったなあ。
しかし、黒船来航の頃にも女王やってて(太平洋序曲のイギリス提督の歌に「ヴィクトリア女王」って出てきます)、漱石の時代にもまだ生きてたヴィクトリア女王、すごいなあ・・・
ベッジの悲しい運命はやるせなかったですが、ベッジのために書くことを決意した、というのはちょっと感傷的すぎるかなーとも思いましたが。
全体として笑えて面白い感じでしたが、もちろんそれだけでなく、見下す者と見下される者という、差別の根底にあるものも描かれていたりして、相変わらず上手いなあ、という感じでした。
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コール・ブロックの画集?届きました

2011年09月24日 | 指輪物語&トールキン

コール・ブロックの指輪物語の絵を集めたA Tolkien Tapestryが届きました。当初9/13くらいだったのが19日に届きました。
お届けのお知らせが来た時、メール便ってなってたので、そんなに薄いの?と思ってましたが、実際結構薄くて軽かったです・・・(汗)
薄いにもかかわらず、さらに4分の1以上が解説の章で、いったいどのくらいの絵が収録されてるの?と思いましたが、なるほど、1ページに2枚分入れたりして、結構小さくなってる絵が多かったですね。
まあ、無地の背景に人物2人だけとか、わざわざ1ページ使わなくても、という絵もあるにはあったんですが、もうちょっと大きくてもいいんじゃないの? と思う絵も多かったですね・・・(名刺より一回り小さいくらいのサイズになってたんで)うーん、このお値段ならもうちょっとページ数増やして大きい絵で見たかったなあ。
絵全体の印象としては、FotRが多いな、というところでしょうか。まあ話の長さから行っても順当かもですが・・・
ホビットの絵もありましたね。袋小路屋敷が競売にかけられてる絵とか、カレンダーにも出てましたがビルボとゴクリのなぞなぞの場面とか。
そして水辺村の風景とかサムがガンダルフに耳ひっぱられてるところとか袋小路屋敷での最後の夕食とか堀窪のお風呂の場面とか、なんかのどかな絵が多いのが印象的でした(笑)もちろんナズグルとか出てきて幻想的で怖い絵もあるんですけど。
一番笑ったのは、しだ家のビルがりんごぶつけられる場面とかあったことですね(笑)しかもなぜか1ページ丸ごと掲載(笑)
馳夫さんはカレンダーでも帽子にひげの次元大介みたいなキャラクターで描かれてますが、ブリー村あたりだと口元をマントで隠していてスナフキンっぽい雰囲気が・・・(汗)
最後の憩い館はちょっと親しみやすいコテージ風(笑)
エルロンドの会議は出席者超少ないんですけど・・・エルロンド、ガンダルフ、アラゴルン、ボロミア、レゴラス、グローイン、フロド、ビルボ&覗いてたサムのみ・・・エルロンドは面子見て「これエルロンドだよな・・・」と類推してようやくわかる感じですが(汗)あとビルボがハゲてるんですけど~(汗)
バルログが結構かわいいです(笑)絵が小さいのが残念。
ギムリにつれられてフロドとサムがケレド・ザラムを観に行くなんてマイナーな場面もあったりして。
白になったガンダルフが今までのことを語る場面ではガンダルフの体を霧降山脈と地下に見立てて体の上にそれまでの場面がタペストリーのように描かれていたのが面白かったですね。
アイゼンガルドでメリピピが仲間たちと再会する場面、ガンダルフやセオデンたちの口がにっこり逆への字になってるのもなんかかわいい(笑)
エオウィンが魔王を倒す場面は、3枚もありました。だんだんシンプルにそぎ落とされているのがわかって面白いです。最終的には雪の鬣は省略されてたんですね。(カレンダーの9月がまさにその絵です)というか、エオウィンの影にセオデンがいることにこの本で見て初めて気がつきました・・・(汗)
灰色港の場面はなく、ホビット庄の掃蕩までも行ってなくて、ホビットたちが庄察隊に連行?されている場面が最後でした。
あ、レゴラスとギムリが燦光洞に行くシーンなんて原作にない場面がありましたよ~。戴冠式も結婚式も出てこないのに・・・
登場人物では奥方とかアルウェンが出てきませんでしたね~。まあどうせ美人には描かれないからいいんですけど。(ゴールドべりは出てきたけどやっぱりあまり・・・(汗))
ファラミアもほとんど出てきませんでしたね。ラス・ディネンに運ばれてる場面だけ・・・イシリアン野伏が描かれている場面もありましたが、どれがファラミアだかわかんないし。(基本的にその他大勢のゴンドール人と同じ描かれ方・・・)
そんな訳で、もうちょっと大きい絵だといいな・・・と思うところは多々ありましたが、今まで見る機会がなかったコール・ブロックの絵を見ることができて嬉しかったです。やっぱり面白いです、コール・ブロックの絵は。
イントロダクションの解説も読むと面白いんでしょうが・・・(汗)ちらっと見たら、コール・ブロックが影響を受けた?中世画なんかも載ってました。(これってもしかしてトールキンカレンダーの解説とだぶってる内容かも・・・)The Music of the Lord of the Rings Filmsも読んでないくらいなので(汗)いつか読めるといいなあ・・・
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LotRシンフォニーのCD到着!

2011年09月17日 | 指輪物語&トールキン

9月13日発売のLotRシンフォニーのCDが、なんと発売日当日に届きました! どうなってんの?(汗)もしかして欧米より早いんじゃ・・・(汗)
紙パッケージの折りたたみ式で2枚のディスクが入っています。ディスクにはアラン・リーの鉛筆描きイラストが。ディスク1はビルボの誕生パーティの広場のスケッチ(これあまりみかけないような)、ディスク2は灰色港のスケッチです。
演奏の21st.Century Orchestraは三部作のサントラ生演奏上映を初演し、世界各地でも何度も手がけているオケですが、私は聴くの初めて。ちょっと前にリハーサルの動画を観た時には特に金管が今イチ・・・と思ったのですが、このCDで聴く限りでは全然そんなことなかったです。ロンドンフィルと比べるとちょっと粗いというか揃ってないな・・・というところもあるのですが、全く問題なく楽しめるレベルの演奏でした。金管もなかなか良かったです。あのリハ動画の時とは金管のメンバー違う可能性もあるかな・・・
「カザド=ドゥムの橋」とか、「指輪は南へ」の旅の仲間のテーマなんか、オリジナルのサントラよりも良いような。このあたりはサントラCDでは確かニュージーランド交響楽団の演奏だからかな・・・(CDではロンドンフィルなんだっけ?確かNZシンフォニーだったと思うんだけど)
ティンホイッスルやフィドルなどの民族楽器の演奏もかなり良いです。本家サントラと遜色ないくらい。ブックレットのクレジットを見ると、ティンホイッスルもパンフルートもダルシマーも、フルートやパーカッションの人がついでにではなく、それだけ専門の人?が演奏しているようです。よく色んなオケでシンフォニーやりますが、結構民族楽器の演奏が今イチ、ということも多いので、これはかなりポイント高いです。
でもチムバロンの演奏は今イチ・・・と思って良く聴いたら、なんかチムバロンではなくてダルシマーで弾いてるっぽいなあ・・・。そういやクレジットにもダルシマーしか書いてなくてチムバロンとは書いてないんだよな。
フィドルだけは特別に名前書いてないので、コンマスが弾いてるのかな。フィドルの演奏も、弾きなれてない人が弾くと物足りない感じなんですが、かなり良いです。
コーラスも、やはりLondon Voicesと比べると粗いところもあったりはしますが、迫力もあるしなかなか良いです。モリアの男声コーラスなんてLondon Voicesよりも迫力あるかも(笑)コーラスも、オケのレベルが高くてもコーラスは地元のアマチュアだったりして今イチなことが多いので(クリーヴランドはオケは超一流なのにコーラスが・・・(汗))、これだけ上手いと安心して楽しめますね。
そして何よりびっくりしたのが、少年合唱のレベルの高さでした。ルツェルン少年合唱団なかなかやるなあ。初登場の指輪の誘惑のテーマはさすがにLondon Oratory Schoolよりは粗いなとは思いますが、全然問題ないです。子ども合唱はそれこそ本当に地元の子どもたちでやるしかないので、ひどいことが多いんですよね・・・
コーラスも上手いんですが、ソロが上手いのにもびっくりです。In Dreamsの子が上手くて、感心してブックレットのクレジット見たら、4,5楽章は別の子がソロやってるじゃないですか。(まあ日本でもそういう風にやってましたが・・・)上手いんで最初ソプラノのKaitlynさんが歌ってるのかと思ってしまったくらいです。レベル高いんだなあとびっくり。
ロンドン以外で日本も含めて5つくらいの少年合唱を聴いてきましたが、ロンドン以外は皆「がんばれ~」と手に汗を握ってしまう感じだったので(汗)このレベルの高さは素晴らしいです。
うーん、こんなにレベル高いならルツェルンまで聴きに行く価値はあるかもなあ・・・。来年のN.Y.のRotKサントラ生演奏上映も行ってもいいかも。あ、でも多分少年合唱は違うよな・・・コーラスも違うかも?
Ludwig Wickiさんの指揮も安心して聴いていられる感じですね。サントラと全く同じというわけではなく、要所要所でメリハリもあって。
そしてソプラノのKaitlyn Luskさん、いいですねえ~。Gollum's SongとInto the Westは私の記憶よりも力強い気がしましたが、記憶違いかなあ。Kaitlynさんもいいけど、シセルのInto the Westも音源に残して欲しかったなあ。
Evenstarとか、The End of All Thingsとかのヴォーカルは、聴いていて背筋がゾクゾクしますね。ルネ・フレミングと遜色ないなーとか思っちゃいます。
Kaitlynさんは北米のシンフォニーのほとんどと、サントラ生演奏上映の全てでソロ歌ってます。シンフォニーのソリストは4人聴いてますが、全部暗譜で歌うのはKaitlynさんだけなんですよね。欧州では元London VoicesのAnn de Renaisさんが歌うことも多いのですが、この方今ひとつ・・・なのでこのルツェルンでの録音もソリスト誰だろうと心配してましたが、Kaitlynさんでよかったー。
そんなこんなで予想以上に満足感のあるCDでした。何よりもようやく音源としてシンフォニーが聴けるようになったのが嬉しいですねー。ちょっと出すのもったいつけすぎだったような気はしますが・・・(汗)
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NoB祭@新宿Naked Loft 11.9.8

2011年09月10日 | 音楽(主に日本のHR?)
日付順に感想片付けているところですが、お友達への報告用にこちらを先に。
信夫さんも何回か出ている特歌祭を主催している鈴木美潮さんがやってるイベントで、こちらは一人のゲストの生い立ちから今までの歴史を紐解きつつ、ゲストが色んな歌を歌う、というイベントです。信夫さんがゲストなのでNoB祭。
会場が小さくてすぐにチケット売り切れてしまうそうで、信夫さんの告知が遅くなってしまったので行けなかったファンがかなりいるそうな・・・
いつも特歌祭りに行っているYちゃんが教えてくれて、チケットも取ってくれたので行けることになりました。私が行っていいんかな~と思いつつ・・・
出演は美潮さんとゲストだけなので、基本カラオケみたいですが、ギターとキーボードの弾き語りもありました。
生い立ちトークは、MAKE-UP時代やGP時代の話はあまりなく、意外と今までよく聞いてたような話がなくて、面白かったです。
オイルショックまではお小遣い一日30円だったとか(笑)小6で172cmあったとか。
MAKE-UP時代にXと大喧嘩になった話は聞いたことあったようなないような・・・? その原因が豊川さんの小学生のようなしょうもない発言だったとか、爆笑しました(笑)豊川さんらしくて(笑)(豊川さんのこの話も聞いたような気が・・・気のせいかなあ)
6月に酔っ払って転んで顔に怪我したときの写メなんかも公開しちゃったりして、お酒の勢い?(傷そのものよりも痛そうな顔してたのが痛々しかったです(汗)しかしそんな状態でも思わず写メ撮ってしまうんですな・・・)あ、傷はもうすっかり治ってわからなくなってました。
MAKE-UPの前のバンドをやめてMAKE-UPに入った経緯、なんかプロになるために友達を裏切ったみたいになって・・・って聞いたような気がするんだけど、進路相談の時に他のメンバーが皆進学や就職を決めてるって知って慌てて入った、と言ってましたね。前に聞いた話は美化されてた? それとも今回の話が面白くなってる?
そのMAKE-UPに入るように何度も電話をかけてきた人がいて・・・という話が出ましたが、名前は出さなかったですね。ホッとしたけど、逆に何もなかったら普通に松澤さんの話してたのかな、と思うと複雑ですね・・・
あと、印象的だったのが、MAKE-UP解散後、お金なくて大阪に帰ろうと思ってたら口座に聖闘士星矢の印税が大金で入っていて、帰らずに済んだという話ですね。星矢をやってなかったらGPもなかったのかなと思うと・・・(いやバンドはやってたかもしれないけど、違うメンバーになってたんじゃないかと)
あ、お客さんがマグマ大使のCDを持ってて、会場に流してもらうなんてこともありました。信夫さん、どんな曲か覚えてなくて、「聞けば絶対わかる」とか言ってたのに、聞いていて「なんか聞いたことある」って(笑)まあレコーディングしたっきりじゃ覚えてないもんでしょうね。
歌った歌は信夫さんのブログに出てますが、結構意外な歌が多かったですねー。バレー部だったからってアタックNo.1とかレアすぎですね(笑)結構恥ずかしそうに歌ってた曲が多かったのが印象的でした(笑)
AKBに一番抵抗があったらしいですが、原曲知らないので・・・(笑)曲に合わせてピンクのリボンカチューシャなんかつけてましたが、なんかフツーに似合っててあまり違和感が(笑)髪型のせいかなー。
演歌は「天城越え」にするつもりだったけど、東北支援?もあって「みちのく一人旅」になったそうです。なつかしの「みちのく-」GPの大阪のファンクラブのイベントで歌ったんですよね。ホテルの浴衣着て(笑)
もともと演歌メタルというかロックをやりたくてカヴァメタを始めたんだけどたどり着かなかった、って言ってましたね。河野さんは演歌メタルやってたけどねー。
あと、確か亀山でやってたI Don't Want to Talk about Itが懐かしかったですねえ。あれ確か横浜ビブレの閉店イベント?に河野さんと上村さんと3人で出た時にも歌わなかったかな。なんか河野さんのコーラスの印象が残ってるんだけど・・・
「ヤマトから愛をこめて」もレアな歌でしたが、なんか久々に聴いたらいい曲だなーと思いました。(アニメタルでは歌ってなかったかな・・・)
というわけでなかなか楽しいイベントでした。
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メタルヘッド(ネタバレ)

2011年09月06日 | 映画
ナタリー・ポートマン祭り第四弾(笑)これもナタリーが出てなかったら観に行ってなかったなあ・・・
母親を事故で失い、父親も意気消沈してしまい、自分は学校でもいじめられ、自暴自棄になっていた少年TJのもとに、謎のメタル野郎ヘッシャーが居候として転がり込むことになり、メチャクチャな行動に家族が振り回されながらも元気を取り戻していく・・・とざっくりと書くとそんなストーリーです。
なんか見ていてヘッシャーのキャラクターがドラえもんとか怪物くんとかおじゃる丸とか、そんな感じの居候キャラに思えてならなかったのですが(笑)邦題も「メタルヘッド」というよりは「メタル野郎ヘッシャーくん」とかが良かったのでは(笑)・・・と思ったら原題がHESHERってやっぱ居候キャラの名前がタイトルじゃん(笑)
ストーリー的にはありがちなんですが、ヘッシャーの行動がメチャクチャなのがポイントで、おかげで結構面白く見られたし、陳腐にならずに済んでいたと思います。
ヘッシャーとおばあちゃんの交流もやっぱりありがちなんですが、普段のヘッシャーがメチャクチャなので、なんか微笑ましかったですね。おばあちゃんの純粋な気持ちがあのヘッシャーの心を動かしたんだろうな、というのもなんかあったかかったです。
終盤のおばあちゃんとの最後の散歩の場面なんか素直に泣けてしまったなあ。ヘッシャーの言動にあっけに取られる他の人たちの中で、TJとお父さんだけはヘッシャーの気持ちを(ある程度は(汗))理解していたあたりも良かったですね。
そして、感動的に締めるのかと思いきやのラスト(笑)ヘッシャーのメチャクチャさと彼なりの優しさが出ていて、なかなか上手く締めたなあと思いました。やっぱり「メタル野郎ヘッシャーくん」て感じだなあと思いました・・・(笑)
ヘッシャーはメタリカの事故で亡くなったベーシスト、クリフ・バートンをイメージしているんだそうで、ヘッシャーがクリフ・バートンに似ていることにメンバーが感動して、メタリカの楽曲を使用することを許可したんだそうで。サントラというよりはヘッシャーが車の中で流す音楽として使われてました。
でもヘッシャーはギター弾いてましたが・・・?(汗)
ヘッシャーも果たしてミュージシャンなのかただのメタル野郎(ってどんなの?(汗))なのかよくわからない感じでしたが・・・そのあたりは気にしないのが正解かな(汗)
しかしヘッシャーの行動って結構セコイ・・・人が見てないところでしか暴れてないし(汗)学校のいじめっ子にすら後で見てないところで仕返し、というのがなんとも・・・(笑)
作品の時代も、LAメタル全盛の80年代ごろにしていたようですが、別に現代でも良かったような、とちょっと疑問。
あ、ナタリーはTJと偶然知り合ってTJが好きになる、スーパーのレジ係をやってるついてなくて冴えない女性役。でかいメガネかけるだけで冴えない女の子に見えるあたり(汗)まあそんな絶世の美女ってわけじゃないからなあナタリー。その方が色んな役が出来る幅があって役者としてはいいと思うけど。
別にナタリーじゃなくてもという感じはありましたが、ナタリーが出てたおかげで観られたので良かったかな。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.水曜日のエミリア / 3.アレクサンドリア / 4.マイ・バック・ページ / 5.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 6.メタルヘッド / 7.紙風船 / 8.ブラックスワン / 9.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 10.グリーンホーネット / 11.GANTZ PERFECT ANSWER / 12.GANTZ PART1 / 13.抱きたいカンケイ
こんな高順位でいいのだろうか・・・(汗)

あと今年観に行く予定の映画
鑑賞済み「マイティ・ソー」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」
公開中「うさぎドロップ」「ハンナ」
9月23日公開「プリースト」
10月28日公開「三銃士」
10月29日公開「ステキな金縛り」
11月25日公開「ハッピーフィート2」
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LotRサントラとワーグナーの指輪のコンサート

2011年09月06日 | 指輪物語&トールキン
Doug Adams氏のブログに面白いコンサート情報が出てました。
ケンタッキー交響楽団が、LotRサントラとワーグナーの「ニーベルンゲンの指輪」の中の曲を交互に演奏しつつ、その関連性についてDoug Adams氏が解説する、というコンサートみたいです。
ケンタッキー交響楽団の公式サイトはこちら。なんか教会でやるみたいなので、フルオーケストラではないよな多分・・・コーラスが中心なのかな。(英語読むの面倒でよく読んでません・・・(汗))
トールキンの指輪とワーグナーの指輪についてはトールキン自身が関連を否定していますが、ハワード・ショアはLotRサントラはワーグナーの指輪の影響を受けているようなことを言っていたような。(ようなって(汗)なんかそんな話はしてたんですが英語の壁が・・・(汗))
先ほどのDoug Adams氏の記事に当日演奏されるプログラムの順番が書いてありますので、ためしにその順番で曲を聴いてみると関連性がわかりやすいかもしれませんねー。(私はとりあえずニーベルンゲンの指輪が手元にないですが・・・)
LotRサントラとワーグナーと言えば、2005年にカーネギーホールでLotRシンフォニー(1,2楽章のみ)とワーグナーの楽曲のコンサートがありましたが、こちらはLotRサントラとワーグナーが似てる、というのではなく、神話と音楽みたいなくくりでやってたみたいです。
なんにしてもちょっと面白いコンサートですね。近所だったら気軽に行くんだけどなあ・・・
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銀河旋律

2011年09月03日 | ミュージカル・演劇
キャラメルボックスの緊急公演で、普段はハーフタイムシアターで上演される「銀河旋律」が上演され、見てきました。
いや特に好きな作品てわけではないんですが、ファンクラブ会員限定公演で久々に菅野さんが登場するというのでRちゃんが行きたいと。私も阿部丈二さん主演なのはちょっと見たいかなと思う要素だったので、REDチームで行きました。
どんな話かすっかり忘れてたんですが、見ていて思い出しました。女子高生三人組がすごく面白かったということを(笑)
私が以前見た時は、三人組が真柴あずきさん、伊藤ひろみさん、中村恵子さんというかなり年齢に無理のあるキャストだったんですが、それがまた面白かったんですよね。
しかしGREENチームではなんと高校生三人組が男子! どうするんだろ、普通に男子高校生でやるのか、まさか女装!? と気になりましたが、普通に男子でやったようですね。ちょっと見たかったなあ。
今回は順当に若手キャストでしたが、やっぱり面白かったです(笑)
阿部丈二さんは主演じゃないほうが好きなんですが、ヒア・カムズ・サンで結構面白いキャラの主人公だったので、いいかなーと思ったんですが、ヒア-はあて書きだもんなあ。やっぱりキャラメルの主人公だなあ、という感じではありましたが、そんなに鼻につくような感じはありませんでした。人によるのかな。大内さんが主演の時もそうだな、そういえば。
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水曜日のエミリア(ネタバレ)

2011年09月03日 | 映画
ナタリー・ポートマン祭り第三弾(笑)
初日に映画なんてよほどじゃないと観に行かないんですが、日程の都合で初日に行くことに。しかも初回が14時とかだったので生まれて初めて初日初回で観ました・・・(汗)
そしたら、終わったら出口でぴあの調査員?が待っていて、満足度を聞かれました。こういうの実在してたんだ~という感じ(笑)
そして、高評価を出したら、「写真とお名前入りで次号のぴあに載せさせていただいていいですか?」と言われ・・・お断りしましたが危うくぴあに出るところでした(笑)

そんな訳で私としては思いがけず高評価でした。全然期待してなかったんだけど・・・
なんか良く出来てたと思うし、ナタリーも今年見た映画の中では一番自然にかわいかったかな。
エミリアのわが子を亡くして苦しむ気持ちが実は罪悪感からだったとか、略奪愛の原因は父親だったとか、エミリアの行動の原因がシンプルながらも丹念に描かれていて、しかも謎解きのように後から原因がわかるようになっているのもよく出来てるなあと思いました。
エミリアの罪悪感を救うのが仲の悪い前妻だったりとか、カタルシスもなかなか。
中でも、継子のウィリアムの変化が良かったですねー。
頭の良い両親、特に医者の母親に過保護に育てられ、(でも多分両親とも忙しいからそんなに構ってもらってはないはず)頭でっかちであまり他人の気持ちを思いやることができないウィリアム。まあまだ幼いですけれど・・・
生まれたばかりの妹がすぐに死んでしまって、なんだかよくわからない気持ちを抱いたまま、赤ちゃん用品を売ろうと言ったり、エミリアにとっては無神経なことを言ってしまいます。
そんなウィリアムが、彼なりにエミリアの哀しみを理解しようとして、死んだ妹を天使として家族の絵に描くようになり、最後には異父弟の誕生を楽しみにするようになった成長に、なんかきましたねー。
本当は妹の誕生に何かを感じていたのに、それを気持ちとして理解する前にあっという間に妹がいなくなってしまって、何かもやもやしたものが心の中にあったんじゃないでしょうか。その後悔の気持ちが、新しく生まれる弟への期待になっていたんじゃないかと。
また、この絵をエミリアが見る場面が直接には出てこなかったあたりの演出も良かったですね。
エミリアは父親に対して確執がありますが、そのエミリアの父と血のつながらないウィリアムは仲良くなります。エミリアのことも、母親ではないけれど「家族」として認識するようになるウィリアム。
エミリアを嫌っていた前妻も、ウィリアムを通し、最後にはエミリアの存在を容認しているような感じになってました。
家族の絵に両親とエミリアと天使の妹を描いたウィリアムにとっての「家族」は、離婚・再婚も珍しくないであろうアメリカの、これからの家族の姿を現しているのかなと思いました。血はつながっていないけれど家族、という。
エミリアの父親への確執も含めて、私にとっては家族の映画かなあと思えたのですが・・・
しかし、新聞の評を読んだら、「仕事も恋も出産も全てを手に入れたいN.Y.の女性の病理」みたいなことが書かれていて、同じもの観てこんなに見方が違うものか、とびっくりしました。
確かに、新聞評のような面もありますし、それも描かれていたことのひとつではあるのでしょうが、私には違う面が心に残りました。まあ、私みたいな感想の人の方が少ないみたいですけど・・・(汗)
ただ、気になるところもあったのですが。エミリアの仕事ぶりがほとんど出てこなくて、弁護士ってこんなに家庭のために時間割けるものなの? とか思いました。仕事で悩んだり苦労することもあるだろうに、そういうのが全く出てこないし・・・まあ、話を絞り込むために敢えて描かなかったのかもしれないけれど。
あと、出てくる人たちの職業が弁護士だの医者だのばかりで、人種的にも見事に白人ばかりで、今のN.Y.姿としては違和感を感じました。ウィリアムが通う公立学校も「色んな子どもたちと接することができる」みたいなことを言っていたけれど、そういう雰囲気は出てこずじまい。ウィリアムのシッターもN.J.に住む白人女性だったし。この辺も話を絞り込むためだったかもしれないけれど、ちょっと違和感がありました。
ナタリーは「ニューヨークアイラブユー」でアフリカ系のシッターの男性の話撮ってましたけどね。
まあそれでも、狭い世界の中の話としては上手くできてるなーと思いました。
そうそう、アンソニー・ラップが出ていてびっくりしました。最初にクレジットでAnthony Rappって出てきて、同姓同名の人?と思ったら思いっきり本人でびっくり。
ナタリーの同僚の弁護士で、もう一人の女性とともに気の置けない仲間という感じ。いわゆる恋愛対象では全然ない異性の仲間という感じの役でした。途中出てきた台詞がジョークなだけでなければゲイって設定? だとするとまさに鉄板ですね。
アンソニーの優しい感じが役柄にぴったりで良かったです。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.水曜日のエミリア / 3.アレクサンドリア / 4.マイ・バック・ページ / 5.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 6.紙風船 / 7.ブラックスワン / 8.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 9.グリーンホーネット / 10.GANTZ PERFECT ANSWER / 11.GANTZ PART1 / 12.抱きたいカンケイ
予想外の高順位。

あと今年観に行く予定の映画
鑑賞済み「メタルヘッド」「マイティ・ソー」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」
公開中「うさぎドロップ」「ハンナ」
9月23日公開「プリースト」
10月28日公開「三銃士」
10月29日公開「ステキな金縛り」
11月25日公開「ハッピーフィート2」
コメント (2)
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