ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ジョン・ハウのイラスト

2006年02月27日 | 指輪物語&トールキン
最近ノートpcでネットしていたのですが、さっき久々にデスクトップで見てみたら、カナダの写真、皆逆光で真っ黒ですね~(汗)液晶で見るとそんなでもないのですが・・・今後気をつけます・・・(って直さないあたり(笑))
で、今日の写真は、指輪ミュージカルを上演中のトロントのプリンセス・オブ・ウェールズ劇場です。まだ開演にはほど遠いまっ昼間の写真ですが。

さて、今日からジョン・ハウの原画展が始まったということで、ジョン・ハウの絵のことなぞ書いてみようかなーと思います。あんまり知らないんですが・・・(汗)
ジョン・ハウというと、有名な袋小路屋敷にやってきたガンダルフや一人歩くガンダルフのイラスト、そして映画のデザインにもなった袋小路屋敷のイラストなんかを見ていると、緑のイメージがあったりして・・・実際ジョン・ハウの描く緑ってすごく綺麗だなあと思います。独特の緑というか・・・
原画展のサイトのジョン・ハウの経歴を見ると、バンクーバー近辺の美しい風景を見て育った云々とあり、ジョン・ハウの描く緑の原点はそこにあるのかなあ、なんて思いました。バンクーバーは空港で乗り継いだだけですが、空港から見る限りでは森と山に囲まれた美しい都市、というイメージだったので、なんとなく納得してしまいます。
一方で、バルログや、ブルイネンの浅瀬のナズグルなど、黒のイメージもあります。映画でも闇の勢力の方面のデザインが多かったですからね。
そういえば、前に指輪サイトで中つ国の建造物投票(?)をやった時、闇の勢力関連ではダントツでジョン・ハウデザインのミナス・モルグルが人気でした。あれも緑でしたねそういえば・・・
ジョン・ハウの魅力と言えば、やはり緻密な筆致、ということになるでしょうか。原画で見ると本当に細かいところまで描きこんでいることにびっくりします。原画は1枚しか見たことないんですが、他の絵を見るのが楽しみです!
ジョン・ハウのファンタジー画集を見ると、緑と黒ばかりでなく、白くそびえるミナス・ティリスなどの絵もあって、どんなものが展示されているか楽しみです。
一方、人物の絵になると、ちょっと怖いかなーなんて思うこともありますが(汗)ガラドリエルなどあんまり美人じゃないな~とか思ってしまうのですが(汗)
しかし、ファンタジー画集を見ると、すごく写実的でびじ~んな女性の絵もあったりして、こんな絵描くならどうして・・・と思ってしまったりするんですが(汗)
でもアラン・リーもガラドリエルはあんまり美人に描かないですよね・・・ゴールドベリの方がずっと美人に描かれていて(汗)このあたりなんでかなーとちょっと不思議です。
いやでも、いままで印刷された絵、しかも結構縮小されている絵しか見ていないので、原画で見たらイメージ変わるだろうなーと思います。
そしてご本人を生でみたらまた変わるだろうなあと・・・いきなりファンになったりしがちかも(笑)
・・・しかし、こうやってジョン・ハウについて書いてみると、やっぱり全然知らないんだなーということを思い知らされます(汗)そもそも絵のことが全くわからないですからねえ(汗)
と、こんな私がレセプションに行ってしまっていいんでしょうか・・・(汗)はてさて明日はどうなることでしょう・・・
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CGのこと

2006年02月25日 | 指輪物語&トールキン
今日の写真は・・・なんだと思いますか? 後方の塔はトロントのシンボルCNタワーですが、その前のプリン型?の建物・・・
これ、トロント交響楽団の本拠地、ロイ・トムソンホールなんです。昨年6月にはLotRシンフォニーもここで演奏されました。(オケはトロント交響楽団ではなかったですが)
トロントのクラシックの殿堂?だと思うんですが、それがこんな奇抜というか・・・な形でちょっとびっくりしてしまいましたよ(汗)アメリカでは歴史的建造物、といった雰囲気の重厚な建物なことが多いので余計に・・・(汗)
そういえば日本のホールも近代的な形をしていることがほとんどですが、それにしてもこのデザインはないのではー(汗)中がどんなになっているのか気になります(笑)

昨日PORMISEを見て来ました。感想はまた改めて映画カテゴリーで書く予定ですが、結構CGが使われていたのですが、あまりよろしくなくて(汗)しかも結構LotRやキングコングと似たようなシーンもあったりしたので、余計にCGの粗が目に付いてしまったのでした。
この映画に限らず、LotRを見慣れてしまった目には、たいていの映画で使われているCGが、かなりちゃちに見えてしまうのはいたし方ないことなのでしょうか・・・
ハリポタのCGはかなり悲しいものがあると思うし(ドビーは頑張ってましたが)、ヴァン・ヘルシングも「うーむ」だったなあ・・・
LotR以降に見た映画の中ではスターウォーズが一番CGの出来が良かったと思いますが(あたり前かも・・・)、ヨーダとか生身系のCGは今ひとつだったなあと思います。他の映画に比べればよくできていたと思うけど・・・
いや私別にCG好きではないんですが(汗)逆に好きじゃないんで、「あ、CGだ」と気になってしまうとダメなんですよね・・・
そういう意味では、WETAの仕事はすばらしいものだと思います。キングコングも良かったし。今世界最高のCG技術を持っているんじゃないでしょうか。
そのWETAのCGがなぜすばらしいかと考えると、技術の高さもあるでしょうし、予算が豊富にあるかどうか、というのもあるでしょうが、一番の違いは、監督だったPJ自身がCGへの強いこだわりを持っていたからだろうなあ、と思います。
ハリポタの場合、1、2作目のクリス・コロンバス監督は、特殊効果についてはよくわからないからお任せだった、みたいなことを言っています。3、4作目の監督もあまり特殊効果を使うような映画を撮る監督ではないですよね。
やっぱり監督がCGにどこまでこだわるか、でCGの完成度も変わってくるのかなあと・・・
そう思うと、スターウォーズのCGが良いのは当然かもしれませんが、ヨーダにはあまり気合入ってなかったのかな、なんて考えてしまいます(笑)少なくともグリーヴァス将軍ほどには(笑)
まあそういう意味では、「指輪物語」の映画化にあたって、PJのおかげで少なくとも映像の点ではゴラムにもオリファントにもがっかりさせられなかった、ということは幸いだったな、なんて思ったりもします。CGが気になってしまったら話が良かったとしても感動も半減してしまうと思いますから。
あれだけのCG技術を持ちながらも、なるべくCGは使わずにミニチュアを使ったりしたというこだわりにも拍手したいですね。技術が進めばCGの古さはどうしようもないからと。
CGにしてもミニチュアセットにしても、PJは「物語に説得力とリアリティをもたらすために」作ったというようなことを言っていました。本当にそのとおりだと思います。
まあ、どんなにすばらしいCG技術だったとしても、バラド=ドゥアの上からサーチライトの御目がぐるぐる回ってたりするのに使ってたら仕方ないんですが・・・(汗)
来月はナルニアを見に行きますが、CGがどうなのかちょっと心配です。予告で見る限りでは、アスランもビーバー夫妻も動きが今ひとつぎこちなくてCGっぽくて・・・
もしかしたらLotRに見慣れていなければ気にならないレベルなのかもしれないのですが・・・そうだとしたら、今後の映画鑑賞においてLotRのおかげでちょっと損をすることになるのでしょうかね(汗)
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イベントいろいろ

2006年02月24日 | 指輪物語&トールキン
今日から少しずつ旅先の指輪関連写真をupしていきたいと思います。
今日の写真は、トロントの指輪ミュージカルの宣伝フラッグです。劇場街付近の歩道にたくさん並んでいました。
こういうの見るとちょっとワクワクしてしまいますよね。

さて、周回遅れもいいところですが(汗)bbsではすでにご紹介いただきましたが、来週から3月いっぱいまで、カナダ大使館でジョン・ハウの原画展があるそうです。
そういえばカナダ人でしたね、ジョン・ハウは。バンクーバー出身なんですね。(ショアはトロント)カナダ行ってきたばかりなのでちょっぴり親近感・・・(?)
ジョン・ハウの原画と言えば、一昨年夏にボストンでLotR展を見た時に、有名なガンダルフが袋小路屋敷にやって来るイラストが展示されていましたが、生で原画を見ると「水彩でこんな細かい色彩が出せるんだ~」と素人でも感心してしまいました。本当に繊細で細かいタッチが綺麗でした~
そんなのもあって、他の原画も見るのがとても楽しみです。
しかしこの原画展、さすが大使館というか、土日は3/4、5のみで、あとは平日ばかり、水曜だけは8時までやってますがあとは5時まで、という勤め人には厳しい日程になっているんですねー。
3/4、5は激混みでしょうかやはり・・・。土日が無理なら、なんとか休みを取って平日に行ってみたいですが。
そして、2/28にはなんとジョン・ハウとご一緒できるレセプションがあって、15組30名がご招待、という話でした。
私応募してなかったのですが、何と当選した方とご一緒させていただけるかも・・・現在自分の予定を調整中なんですが(汗)
いやしかし、ジョン・ハウもちろん好きだけど、私なんぞがお会いして良いものやら。まさに豚に真珠ですな・・・(汗)
できたら原画展を見てからお会いしたいですが、ちょっと無理かなー。原画見てからだと質問もでてきそうな感じなんですが。いや質問なんかできるかどうかわかりませんが。語学力の問題もあるし(汗)
まあとにかく、思いもかけない素晴らしい機会がめぐって来たものです。Yさんどうもありがとうございます~。

ところで、レセプションつながり?で、もうひとつ気になるイベントが。
2006夏シーズンのLotRシンフォニーが早速ひとつ発表になってまして。
7/20(木)にサンディエゴでコンサートがあるのだそうです。詳細?は指輪サイトのこちらにまとめてみましたので、興味のある方はどうぞ。
クリーブランド管弦楽団で聴いてしまった後なので、サンディエゴ交響楽団ねえ・・・と微妙なところなんですが、どうも指揮がショアみたいなんですね。最近暇になったんでしょうか・・・(汗)
ショアが指揮と言えども、オケのレベルは今ひとつのようだし、会場がコンベンションセンター内の4500人のキャパのところらしく、(国際フォーラムホールAと同クラス・・・(汗))、演奏も音響も期待できないので、どうかなあと思ってるんですが。時期的には最適なんですけど。
同じ時期ならピッツバーグとかでやってくれたらそっちの方が良いのですが、ここでショアが指揮するとなると、同時期の他の場所のコンサートでは当然ショア以外の人が振るわけですよね。それもなあ・・・うーむ。
で、このコンサート、終演後のレセプションに参加できるチケットもあるんですね。コンサート代コミで80ドルなら安いもんだと思いますが。
しかし言葉もわからないのにレセプション一人参加も寂しいし・・・なんだか色々と決め手に欠くコンサートだなあ(汗)
ちょうど7/20~23にはコンベンションセンターでComic Conが開催されるらしく、このコンサートはむしろComic Conの一環なんでしょうかね? そんなに興味もないけど、行ったらついでにComic Conも行ってみたら面白いかもしれませんね。
なんていいつつ、しっかりアメリカの「地球の歩き方」を眺めていたら、サンディエゴってメキシコの国境がすぐ近くなんですねえ・・・そうかあ、アメリカ行くのつまらないなんて思ってたけど、メキシコまで足を伸ばせば話は違って来るなあ、なんて考えてしまいました。思わず昔買ったメキシコの「地球の歩き方」もひっばり出して来たりして(笑)
サンディエゴの方から陸路でメキシコシティまで出るのはあまり現実的でなさそうですが、飛行機で行っちゃえばアメリカ国内の都市と時間的には変わらないもんなあ・・・なんていきなりメキシコモードになったりして(笑)
でもやっぱりサンディエゴのコンサートは微妙です(汗)他に魅力的なコンサートは出てこないものか・・・でもショアがここで指揮だもんなあ、うーむ(汗)
なんて先のことより、来週のジョン・ハウのレセプションですね(笑)さてどうなることやら・・・
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トロント・クリーブランドでであった指輪グッズ

2006年02月23日 | 指輪物語&トールキン
のっけからこんな写真ですみません(笑)これはトロントのSilver Snailというコミックショップのショーウィンドウでのものです。海賊PJのフィギュア、あるというのは聞いてましたが、実際に見ると笑ってしまいましたね(笑)
映画の公開からも随分たつし、今回は指輪グッズにはあまり会えないかな、と持っていたのですが、意外にもいろいろ収穫ありました。ってほとんどSilver Snailででしたけど・・・
私はこの店しか行きませんでしたが、トロントはコミックショップとか結構あるみたいです。

こちらはヘルメットのミニチュア。10cmくらいのなんですが、よくできていて、思わずメリーのヘルメット買いそうになったのですが、思いとどまりました。というのもこれを買ってしまったからです(笑)

箱に入った「ポストカードセット」というやつで、A4変形版の大きさの巨大なポストカード?が8枚入っているものだったんですが、前から欲しかったこのメリピピの絵柄があったので思わず・・・(笑)
しかしこのメリピピが見詰め合っているのはなぜでしょう・・・(笑)

後ですね、特に期待しないでふらっと入った、イートンセンターというショッピングモールに入っているindigoという大きな本屋さんに入ったら、amazonで「入手できません」とお断りされた(涙)Poems from the Lord of the Ringsがあったんですよ!!! もちろん即買いです! 
amazonで見たら、ユーズドではあるようですが、やはり取り扱いはしていないようですね。いやラッキーだったなあ・・・

クリーブランドではコミックショップに1軒だけ行ったのですが、そこでは指輪グッズの収穫はなく(スターウォーズのコミックスを買ってしまった・・・(笑))、ほぼ期待をしていなかったのですが、タワーシティーセンターというショッピングモールに入っているBordersという本屋(大きなチェーン店ですが、ここの店はそんなに大きくなかった)を覗いたら、なんとレゴラスとギムリのしおりがあったんです。
あれ、もしかしてこれ持ってたっけ・・・と思いつつ購入したら、やはり持ってませんでしたー。
アメリカって意外なところでLotRしおりが残ってるんですよね。侮れません。

あと、テレビ番組関連で。
水曜にはトロントだったので、LOSTが見られなくて残念と思いましたが、なんだかLOSTの広告を見ましたので、カナダでもABC見られるのかな。私が泊まったホテルでは見られませんでしたが。
そして、日曜にテレビで「24」をやっていたのですが・・・もうショーン・アスティンが出ているシーズン5になっているのかが今イチわからず、しばらく見ていてもショーンが出てくる気配がなかったので、途中で見るのやめてしまったのですが、帰国してからやっぱりシーズン5だったことが判明。しまったちゃんと見とけばよかった・・・日本で見られるのはいつになるやらなのに・・・

というわけで短期間にもかかわらず結構充実した指輪の旅でした(笑)
この他の写真はまたおいおいUPしていきます。
いずれは指輪サイトの旅行記に載せたいのですが、いつになるやらです(汗)
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LotRシンフォニー@クリーブランド!

2006年02月20日 | 指輪物語&トールキン
ようやくLotRシンフォニーの話が書けます!(笑)
写真はクリーブランド管弦楽団の本拠地、サバランスホールです。雪降ってました。寒かったけどトロントはもっと寒かったです・・・(笑)

クリーブランドのコンサートに6時間ほどさきだってリヨンでもコンサートがあったのですが、あちらは大変だったようですね。
10日のコンサートの最中に指揮をしていたテリー・エドワーズ氏(LotRサントラのコーラスディレクター)が倒れて病院に運ばれ、コンサートは中止、チケットは払い戻されたそうです・・・
11日にはエドワーズ氏のチーフアシスタントのScott Dunn氏が指揮をしてコンサートは行われたそうです。
実は、10日のクリーブランドのコンサートの時、ショアが入って来てから拍手を制止して、沈痛な面持ちで何事か言ってから曲を始めたんですよ。
私にはMy Familyという単語しか聞き取れず、ご家族に不幸でも? でもそれなら指揮してる場合じゃないだろうし・・・と謎だったのですが、エドワーズ氏のことを言っていたんですね、きっと。
エドワーズ氏は昨年8月にドイツでの指揮を見ましたが(いやあんまり見えなかったんですが・・・)優しそうな方でした。一日も早い回復を祈ります・・・

さて、クリーブランドでのコンサートですが・・・いやー素晴らしかったです! 行って良かった~!!
クリーブランド自体は何もないつまらない街で(汗)食べ物もものすごく不味いモノを食べてしまい、久々に「アメリカなんて嫌いだ~!」と思ってしまったのですが(笑)
まず、やはりショアの指揮はいいですね! メリハリがあって曲が締まる感じだし、ショアのオーバーアクションなまでに感情のこもった指揮に、演奏も熱のこもったものになっているように思えました。
ショアの指揮は、ツアー最初の頃ほどの激しさではやはりなくなっていましたが(笑)相変わらず楽しい指揮でした(笑)「カザド=ドゥムの橋」ではジャンプもしてましたしね(笑)
終わってから「Mr.Shoreの動きが面白くて・・・」と話している人もいました(笑)
そして、クリーブランド管弦楽団の演奏が素晴らしかったんですよ! 今まで聴いた中で1番かも、もしかしたら・・・
東京に来日したNPOR(ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団)もとても良かったのですが、ホールが悪かったのとフルメンバーじゃなかったらしいので単純には比べられませんが・・・そういう意味ではやはり今回のクリーブランドが一番上手かったかな。
特に管楽器が素晴らしかったんですよ! 木管楽器はNPORの方が好みですが、本来はアメリカらしい?明るい音色なんだろうなと感じさせつつも、曲の感情を充分に汲み取ってとても優しく静かに、丁寧に吹いてくれたクラリネット&コールアングレに感動!
ティンホイッスルは第三フルートの人が吹いてましたが、この人が日に日に良くなって(笑)専門のティンホイッスルの人でなく、フルートの人が吹いていた中では一番良かったと思います!
そして金管が素晴らしかった! 特にトランペット! あんなに感情のひだがあるトランペットは初めて聴きました~! (実はあんまりいい演奏聴いていないことがバレますが(笑))ドワローデルフの大広間とか、トランペットで泣かされてしまいましたよ!
ホルンもトロンボーンも上手くて、うるさいところの微塵もない演奏でした! 金管陣ホント見事でしたよ~!(チューバが日本人でした、余談ですが)
打楽器も、ロンドンフィル以外で良い、と思ったのは初めてだったかも。鉄板の叩き方もロンドンフィル以来初めての合格点、という感じでした。バウランの叩き方が今ひとつだったのと、ティンパニが1組しかなくて迫力が足りなかったのだけが残念でしたが。
実はホールがそれほど響かなくて、弦楽器の音量が今ひとつなところがあって、弦楽器のレベルは今ひとつわからなかったのですが、逆にあまり響かないところで、少しでもズレたらわかってしまうような中、一糸乱れず弾いていたのは素晴らしかったです。
でもコンマスはピッツバーグの方が上手かったな・・・結構若い女性だったのですが、プログラムを見たら本当のコンマスは他にいるようでした。でも他のコンサートの写真でも彼女がコンマスやってたので、あまり登場しないのかなあ、本物のコンマスは。
合唱はすごく良くはなかったですが、ピッツバーグよりは良かったかなー。少年少女合唱も同じく。少年ソロはちゃんと男の子がやってましたが、緊張していたのか今ひとつ・・・3日目は少し良くなってたので、やっぱり緊張してたのかなー。
アルトのソロの人はとても上手かったです。終楽章の男声ソロは今イチ(汗)
そして女声ソロ、弱冠18歳らしいKaitlyn Luskですが、なかなか良かったです。と言っても、今まで素晴らしいソリストばかり聴いてきたので、その中では一番下になってしまうんですが(汗)でもちゃんと歌うと背筋ゾクゾクしましたよー。
彼女の特筆すべきは、暗譜していたこと! そして、クラシック系の人なのでどうかと思われていたInto the Westがとても良かったんです! シセルに次ぐ良さです!
プログラムによると、Into the Westを歌うのをとても楽しみにしていたそうで、感情たっぷりに歌ってくれて、本当に良かったです。
女声ソリストには結構ハズレもあるらしいのですが(汗)幸いにして良いソリストばかりにあたってラッキーだなあと思います。
終演後には3日間とも(どうやら9日の公開リハーサルでもやっていたらしい)ショアのQ&Aがありました! 本当に喋るの好きなんだなあ・・・(笑)
ヒアリングが全く向上していないことを実感しつつ(笑)相変わらず喋りまくるショアの姿を「お変わりありませんで・・・」という気分で嬉しく眺めていました!

というわけで、もう今さら海外まで行くこともないかもな・・・とちょっとだけ思っていたりもしたのですが、やっぱり行って良かったです!
でも、これだけの演奏を聴いてしまうと、逆に生半可なレベルのオケの演奏はわざわざ聴きに行く気にならなくなるかな・・・
まあ、夏休みの時期にやれば、旅行ついでに行ってしまうと思いますが(笑)
クリーブランドでまたやってくれたらいいなあ、なんてことも思います。クリーブランドは観光で行くのはあまり楽しくないですけどね~(汗)
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アンナ・カレーニナ(ネタバレ)

2006年02月18日 | ミュージカル・演劇
数年前、一路真希コンサートで曲を聴いて以来、いつか上演されるのを楽しみにしていたアンナ・カレーニナをついに観ました!
私たちの席のちょっと前に、見たことあるな~という人がいたのですが、後で気がつきました。亜門版「ファンタスティックス」でヘンリーをやってた二瓶さんでした。
その隣の人も見たことあるな~と思ったら、やはり「ファンタスティックス」でミュートだった水野栄治さんでした。ファンタスティックスご一行だったのかな? ヨッシーと山路さんが出てますからね~。

さて、舞台の方ですが、ミュージカルとしては微妙なところかなーというのはありました。
結構台詞が多く、ストレートプレイの要素も強い作品で、音楽との兼ね合いが微妙かなあと・・・
久々にあまり歌が上手くない人が結構出てらしたので余計だったかも(汗)ヨッシーや一路真希さんが歌うと何とも思わないし、むしろ説得力あるのですが・・・
でも、曲自体は良かったので、音楽なくてもいいんじゃ、とは思いませんでしたけど・・・
でも、原作の舞台化としてはかなり良かったと思います。原作のエッセンスをよく描いていたと思います。個人的には以前見たソフィー・マルソー&ショーン・ビーンの映画よりも良かったな。
ヨッシーは若すぎるのではないかと思いましたが、なかなかハマってました。若さ故の情熱、みたいな感じで。考えてみたらあのコンサートからももう何年も経ってるんですよね。
一路真希さんも役にぴったりハマってましたね。最初の明るく理性的な婦人から、次第に精神のバランスを崩していくところまで、見事にハマり役でした。
考えてみたらエリザベートと被るキャラクターかもしれませんが、あまりそういうことは思わないで観られました。ただ一箇所、「無理よ!」と走り去るところは「エリザベート・・・」と思ってしまいましたけど(汗)カレーニンが鈴木綜馬さんでなくて何より・・・(汗)
そして、カレーニンの山路和弘さんが良かった! 歌は鈴木綜馬さんには及びませんが(汗)(コンサートで歌ってたのと違う曲かと思った曲も(汗)難しそうだもんなああの曲・・・)演技がねえ・・・もう素晴らしかったです!
カレーニン自体が原作よりも人間的になっていたと思うのですが、世間体を重んじる冷たい人間と見えながら、アンナやセリョージャに対する愛情もあって・・・という、複雑な人間性を、見事に表現していました。しかもカッコイイんだもんなあ(笑)
歌も、ファンタスティックスに初めて出演した時よりも随分上手くなったなあと思いました。まあ、まだすごく上手いとは言えませんが・・・(汗)でも演技が素晴らしかったので、歌が上手いだけの人と取り替えたいとは思いませんね。
最後にアンナが訪れた時の演技が素晴らしくて、あのあたりから涙腺緩みっぱなしだったんですよね。
そんなわけで見事だったアンナ、カレーニン、ヴロンスキーパートに対して、対をなすレーヴィン、キティパートはどんなものか、と思ったら、コミカルにまとめていてなかなか上手いなあと思いました。正攻法で行ったらアンナパートに負けてしまいますからね・・・
まあそれでも負けてはいましたけど(汗)なので途中はどうなることかと思いましたが、最後の方ではしっかりアンナの悲劇に対する対の効果が出ていたと思います。
ただ、舞台だから仕方ないとは思うのですが、田園の風景がないので、レーヴィンパートの効果が今ひとつだったかも・・・頑張ってはいたと思うのですが。
葛山信吾さんは、意外と言ったら失礼ですが、結構歌が上手くてびっくりしました。いい声してますね。まだ細かいところで音程が不安定になったりしてましたが、なかなかでした。ちょっとコミカルな役どころをこなしてましたね。
キティのキャラクターにはちょっとびっくりしましたが(汗)いや面白いんだけど、モテるキャラクターだというのがよくわからないんですが・・・(汗)レーヴィンはああいう娘好きかもなーと思いますが(笑)ヴロンスキーが好きになったというのがどうも解せません(汗)
まあ、あのキャラクターのおかげで、イニシャルトーク(?)のシーンが笑えて、しかもなかなか良いシーンになっていたので、良かった・・・かな? あのシーンは本当に上手くやったなあ、と思いました。
後半のアンナの孤独と錯乱の理由が、原作を読んでいないとわかりづないかなと思ったんですが、どうでしょうか。結構上手く表現はしていたと思うんですが。
前にも書きましたが、最後にアンナが訪れた時のカレーニンが良くて、そのあたりから泣き始め、アンナの孤独と、セリョージャの幻を見るところから線路に飛び込むあたりまでも泣けましたし、幸せそうなレーヴィンがアンナの話をするあたりから、戦争に行くヴロンスキーの場面まで、静かに泣けました。
完璧な作品とは言えないと思いますが、一つの物語として、素直に感動できました。
また再演を重ねて更に良い作品になって行ってくれたら嬉しいのですが。
ところで、ヴロンスキーやキティのファーストネームが英語風の発音だったのが不思議だったのですが。アレクシスよりもアレクセイの方が日本でも通りが良いと思うのですが・・・英語を翻訳したからでしょうか?
そして、カレーニンのファーストネームってヴロンスキーと同じアレクセイだったと思うのですが、なんかニコライとか言ってたような気が・・・同じ名前だとややこしいからでしょうか?
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指輪ミュージカルの感想その2

2006年02月18日 | 指輪物語&トールキン
今回はキャストについて書きたいと思います。
そうそう、前回ネタバレ警告しなかったんですが・・・皆が見に行くわけではないと思うし、話の筋はファンは皆知っているし・・・うーん、ネタバレになるのかなあ。
今回はどうしても「これは知らない方が観た時にいいかも」と思うところだけ伏字を使うことにしますが、ネタバレを気にされる方にはネタバレかもしれません(汗)まあ、今後必ず観に行く予定という方は読まれない方が良いかもしれません。
でも、TORn経由のこちらの記事によると、長すぎるんで少しカットするようなことも言ってますので、プレビュー終わる頃には色々と変わっているかもしれませんが・・・
ちなみに今は3時間半のステージで全体として4時間超かかっている上演を、ステージは3時間17分程度、休憩も短くして3時間55分にしたいそうです。10分くらいしか縮まってないような・・・?(汗)

さてキャストの感想です。
まずキャスト・・・というかホビットなんですが、原作に忠実に、お腹とお尻に詰め物をしていて丸々してたんですが、ちょっと詰めすぎでないかい、と(汗)特に結構カッコイイフロドが違和感でした・・・(汗)メリピピ、サムあたりはちょっとやりすぎだけどコロコロしててかわいいかも、と思いましたが。
足は、毛が生えた、ゴム製みたいな薄い足を履いてました。足にぴったりしてるような感じで、映画みたいに大きくはなかったです。オペラグラスで観たら履いてるのがちゃんとわかる感じ。でも舞台としてはあれでokでしょう。
メリーのベストが赤いとか言われてドキドキでしたが、赤い模様の入った毛糸のチョッキ、みたいな感じでホッとしました(笑)
しかし、ホビットの皆さん、ホビットらしい表情を演出するためか、眉を全部剃った上に、目からかなり上のところにちょこっと細いへの字眉を書いてたんですよ~(汗)オペラグラスで見て噴出しそうになりました(汗)まあ、遠くから見たらホビットらしく見えてたかも・・・いや舞台メイクはあんまりアップで見てはいけませんね(汗)
ホビットの身長差は、もしかしたら大きい人たちは底上げ靴だったかもしれませんが、基本的に「ホビットには小さい人、大きい人には大きい人」を起用していたようです。実際身長差はそんなにありませんでした。このあたり、「ホビットは小さい」というイメージに頼っていたかもしれません。まあ、「小さい」というのがなくても、充分弱くて平和な種族だというのはわかりましたが・・・
フロドはなかなか良かったと思います。結構カッコイイのに眉毛が残念でしたが・・・(笑)
サム役のPeter Howeは、初舞台だそうですが、歌も上手いし、なかなかでした。カーテンコールフロドと一緒に出てきてたもんなあ。見るからにサム、という感じの人でした(笑)
メリーは写真を見た時にに随分おじさんだなあ・・・と思ってしまいましたが、ホビットとしてはハマってました(笑)まあ、メリピピにはあまり時間が割かれていなくて、ピピンとの違いもあまり出ていませんでしたので、そんなもんでいいかなと。
ピピンは写真では結構若くてカッコイイ人だと思ったのですが、詰め物と眉毛のおかげでとってもホビットらしくなってました(笑)

ガンダルフは、優しすぎるという声が上がっていますが、確かにちょっと若すぎかもしれません。声も優しい感じで、威厳が足りない感じはあったかも。アクションもあるし、若い人が老け役をやるしかなかったのかもしれませんが・・・イアン・マッケランやラジオドラマのマイケル・ホールデンの声に慣れているとちょっと物足りない気はしました。
脚本の問題もややあるしなあ・・・(汗)
そうそう、灰色のガンダルフの時に、眉間に黒で波線が引いてあって、これもオペラグラスで観て噴出しそうになりました(汗)

アラゴルンは、鼻の辺りから顔にインディアンのような横線が引いてあって、あれは野伏のメイクなのかな? エルフの戦士の顔に縦線が入っていたように。
この方、役名が「アラゴルン」ではなく「ストライダー」になってるんですよ(笑)本名と出自を明らかにするのが2幕以降なのでかな・・・(汗)
前回も書きましたが、衣装が映画のアラゴルンに酷似・・・(汗)
全体的にワイルドな戦士という印象で、ホビットへの優しさが足りなかったのが不満な私です。これは望みすぎというものでしょうか。ああラジオドラマの馳夫さんがやっぱり一番いいや・・・

レゴラスについては前回も書きましたが、エキゾチックな雰囲気で私は結構気に入りました。
黒髪のレゴラスです。原作でも別にレゴラスが金髪だとかは書いてないし、いいのではないでしょうか。そもそもラテン系の役者さんなので、無理に金髪だと似合わなかったでしょう(笑)
アップで観たらアラもあると思いますが(鬚濃そうだったし・・・(笑))基本的にはなかなかカッコイイ人でもありました。
戦闘シーンでは見えない矢を射てました(笑)なるほど、矢がなくならないわけだ・・・(笑)本当に放ってしまっても危ないしね(笑)
ギムリは鬚もじゃにしただけでドワーフっぽいイメージで、なかなか良かったです。歌も良かったし。兜が古めかしい感じでしたね。

ボロミアは、黒人の役者さんなこともあってか、長いドレッドヘアで、なかなかカッコ良かったです。

サルマンは、前回も書きましたが、スキンヘッドで(汗)頭にラインが引いてありました。うーんなんでスキンヘッドになったんだろう???

アルウェンは、リハーサルの映像を見た時から気になってましたが、やっぱりちょっとイメージが(汗)衣装やかつらはいいんですが、元々の体型と顔立ちがエルフっぽくないんだよなあ・・・
やはりアップで観たら厳しかったのですが(汗)遠くから見ればokです(汗)
でもアルウェンはそもそも脚本の問題もあるので・・・(汗)
エルロンドはおじさまでしたね~。もう年齢不詳の美しいエルフ、というのは現実世界では無理なのか・・・(笑)

ガラドリエルについては前回書きましたが、かなりエキゾチックでしたね~。原作のイメージとは違うと思いますが、なかなか面白いと思いました。
ガラドリエルは、水鏡のシーンから贈り物のシーンにかけてが良かったですね。泣けてしまいました。エキゾチックながら、静かな感情は原作どおりに思えて。ホントFotR部分はなかなか良かったんですよ。
あ、ケレボルンはいなかったです・・・(汗)

セオデンもガンダルフと同じく若すぎな感じでした(汗)やっぱり戦闘シーンがあるからかなあ。蘇ったらいきなり二の腕もあらわな鎧で若々しい腕を見せてました(笑)エオメルも入っている感じがしたかな・・・
しかし死ぬところが、気がついたら死んでたという感じで・・・あわれでした(汗)
エオウィンは、扱いには疑問がありつつも、とてもかわいい人だったんですよ~。オペラグラスで観ても全く問題なし、という感じ(笑)

木の鬚はバタバーさんと同じ人がやってました。喋り方や声はなかなか良い感じでした。
エントは、長~い竹馬に乗った人たちとして表されていました。危ないから上からワイヤーでも吊ってましたね。
そして鬚を生やして、なぜかハット帽を被っている・・・(汗)あの帽子はなんなんだろう(汗)
背が高いだけで手や顔は普通の人間のままなので、ホビットを持ち歩くことは当然できず、エントの行進に徒歩でついて行ったメリピピかあわれ・・・(汗)

やはりファラミア、エオメル、デネソールは出なかったのですが、グリマも出ませんでした。うーんセオデンは勝手に弱ってたってことか・・・?その辺は台詞が聞きとれなかったのでなんとも言えませんが。
ホビット庄の掃蕩ではしだ家のビルがグリマの代わりをやってました。

とまあキャストはこんな感じでした。
細かいところは、後日指輪サイトの旅行記の方にupしたいと思います。
色々と不満もあったりはしますが、FotR部分は本当になかなか良かったし、その他の部分も指輪ファンなら面白く観られるのではないかな、と思います。
また上演を重ねて改良されて、公演終了の頃にはもっと良くなっているかもしれませんね。
またロンドンでやる時は行ってみたいなあと思います。
コメント (2)
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指輪ミュージカルの感想

2006年02月16日 | 指輪物語&トールキン
一昨日無事に帰国してました~。昨日忙しくて更新できなかったのですが。
サイトのBBSも復帰しました。今度からスパム対策でちょこちょこBBSのアドレス変えることにしました。本当はリンクをJAVAスクリプトにするとさらに効果的らしいのですが、どうも上手くいかないので(汗)当分はURL変更で対応してみます。

さて、早速ですが、指輪ミュージカルのおおまかな感想などを。事細かな感想は指輪サイトの旅行記に改めてupしますが、いつになるやらですので・・・(笑)
TORnにもレビューがひとつだけ載っていて、なかなか良いようなことが書いてありましたが、私としては微妙な舞台でございました・・・指輪ファンとしてもミュージカルファンとしても。
FotR部分は良かったんですけどねえ・・・奇しくもセオデンが癒されるあたりからおかしくなっていたのはPJ映画と同じでした(汗)TTT以降って難しいのかもしれませんねえ・・・(でもラジオドラマはそんなでもなかったぞ!)
ただ、まだプレビュー開幕して1週間も経っていない状態なので、まだなんともわかりませんけどね。公演を重ねるにしたがって別の作品のように良くなる場合も往々にしてありますので。私自身そういう体験してますし。
というわけで、ロンドンで上演される暁には、また見に行こうと思っています。今度はなるべく後の日程で・・・(笑)
そして、多分私は指輪物語の舞台化についても、ミュージカルについても、かなり厳しい見方をしているのではないかとも思います。見る人によっては「良かった」ということになるかもしれません。
ということを頭において、以下の私の厳しめの感想をお読みいただければと思います・・・

上演は休憩も含めて4時間5分くらいで終了しました。初日は4時間半以上、日曜には4時間10分くらいだったそうなので、だんだん手際が良くなっているのではないかと思います(笑)
プログラムによると、1幕後の休憩が15分、2幕後が10分になってましたが、両方20分くらいは取ってたような・・・
上演開始5分前のベルなどがなかったためか、2幕、3幕が始まってから入場する人がかなりいました。そもそも開演に間に合わない遅刻者が続出だったのですが、上演時間間違ってたのか? 7時開演だったのですが、劇場前のチラシには7時半開演とか書いてあったんですよね・・・

音楽は概ね良かったです。ものすごく好き、というのではないですが(汗)音楽が良くなかった、というシーンはなかったですね。
エルフの音楽は主にインド人作曲家のA.R.Rahmanが担当しているそうで、原作のイメージからするとエキゾチックすぎるような気もするのですが、あれはあれで面白いし、なかなか良かったと思います。
そもそもエルフのイメージがとてもエキゾチックで・・・レゴラスやハルディア(ファラミアもいないのにハルディア出てた・・・)は目の上から顔に縦の線が書いてありました。戦士の化粧なのかな?
レゴラスは裂け谷の会議が始まる前や、ガンダルフのモリアでの墜落の後にエキゾチックな歌を歌うのですが(歌詞は多分シンダリン)、このあたりは私はすごくいいなあと思いました。
そして、ガラドリエルはやっぱりトレイラーに出ていたキンキラキンの人でした(汗)メイクも含めてとてもエキゾチックで、頭には木の枝を乗っけたような装飾が・・・木の王冠なんでしょうか?
ガラドリエルの歌もかなりエキゾチックだったのですが、これも私は好きでした。
モリアに入って進んでいくシーンを、ギムリの歌(多分ドゥリンの歌)が流れる中で表現していたのもいい演出だなあと思いました。曲の印象は忘れてしまいましたが・・・(汗)
後は、フロドとサムが原作のキリス・ウンゴルの階段のシーンで歌う歌も、普通のミュージカルっぽい曲?でしたが、なかなか良かったです。ここは演出も良かったので泣いてしまいました。

セットは、客席に入るといきなり木の枝がわさわさと客席の途中まで伸びまくっていて「おお!」と思いました。結構皆入って来ると声をあげてましたね(笑)
幕は、やはり木の枝にあしらわれた幕の真ん中に大きな、指輪を模した輪があって、そこがスクリーンになっていて、影を映したり、シースルーになって後ろを移したり、という感じでした。
このあたりは面白かったのですが、後の劇中に出てくるセットは、抽象的な感じでなかなか面白くはあったのですが、例えば「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」のように「おお」と圧倒されるようなセットではなかったです(汗)
いや比べてはいけないのかもしれませんが、なんだかお金かかってるようなこというからどんなすごいものかと期待しすぎていたのかも・・・?(汗)
古森の中を行くシーンを人間であらわしたりとか、そういうダークな雰囲気は面白かったのですが、残念ながらTTT以降そういう雰囲気が失われて、普通のミュージカルっぽかったかな・・・
戦闘シーンなど、キャスト60人くらいというのでどんなにすごいかと思ったのですが、考えてみたら戦闘シーンには男性しか出ないので、実はそんなに人数多くないんですよね・・・
さらにそれが白の勢力とオークに分かれたりするので、以外にさびしい感じでした(大汗)
リハーサル風景で「おお」と思ったオークのアクロバットも、舞台で実際に見たら「確かにすごいことやってるけど、だから?」という感じがしてしまって(汗)
というわけで、戦闘シーンは私としてはうーむ、でした(汗)
まあこのあたりは演出の問題もあるのかもしれないので、上演を重ねるうちに良くなっているかも・・・でも人数の問題は解決しないような気がしますが・・・(汗)

一番気になったのはやはり脚本かな・・・。3時間半で上手く話をまとめてあったとは思うんですよ。不満がある点は、時間が短くて描き足りない部分ではなく、表現や解釈の問題なんですがね・・・
なんだか、原作に忠実だと散々言っていたと思うんですが、「そうか?(汗)」と思う場面がいろいろと・・・(汗)
特に気になったのは、PJ映画と似すぎているところが多々あったんですね。脚本もそうだし、ビジュアル的にも。
アラゴルンとアルウェンがいきなりラブラブな様子も映画っぽかったし、アラゴルンの衣装がそもそも皮の長いコートで、映画と似すぎ・・・
ホビットやエルフの髪型、服装なんかはまあ似てしまうのは仕方ないかなと思ったんですが、サウロンの目があまりにも映画とそっくりで・・・(汗)
そして、話の展開が映画と同じ、というのが結構あったんですよね。
一応ビルポのパーティーから17年ってことにはなってましたが、ガンダルフの話を聞いてすぐにフロドとサムがでかけてしまい、メリピピは古森で追いつくんですが、フロドとサムにぶつかって登場したりして、あまりにも映画とかぶりすぎでした(汗)まあ、偶然ではなく、ちゃんとフロドの後を追って来てたようですが。
会議で旅の仲間が名乗り出るのも・・・まあこれは時間的に仕方ないかなという気もするのですが。
ピピンが井戸に石を落としたらすぐにオークたちが、というのも映画と一緒でしたね(汗)
フロドがサムに指輪を取られると思って一人でシェロブの洞窟に入ったりとか(さすがに「家に帰れ」はなかったけど(笑))。
サムがオークが来るのを知っていて指輪を取ってフロドを置き去りにしたのも映画と同じ(汗)オークの塔でのサムの大立ち回りも映画のイメージだったなあ・・・
ボロミアが最後に「Our people」とかうれしそうに言っていたのもかなり映画に近いと思いました・・・
キリス・ウンゴルの階段にあたるシーンのフロドとサムの歌は良かったのに、その後のゴラムがフロドにそっと触れようとするシーンがなかったのがかなりショックでした・・・まあ、滅びの山でサムがゴラムを刺そうとするのを思いとどまるところなんかはあったので、映画よりはマシですが。でもあの滅びの山もあっけなかったなあなんだか。このあたりは時間的に仕方ないのかもしれませんが、衝撃も感動も今ひとつだったなあ・・・
エオウィンは一応魔王を倒しましたが、セオデンを守ろうとしてとかがなくて、ただ倒していたので、ただの勇ましい姫君になってたような(汗)あれなら無理にエオウィン出さなくてもよかったかも・・・でもエオウィン役の人すごくかわいかったですが(笑)
ホビット庄の掃蕩も一応あったのですが、うーん、やればいいってもんでも、という感じが(汗)サルマンがフロドに「あんたは成長したな」とか「あんたは復讐から甘美さを奪い取った」とか、そのあたりの台詞がなかったと思います。それじゃあ意味ないよなあ・・・
などなどのところにいろいろとひっかかってしまったのでした・・・

なんだかすっかり長くなってしまったので、キャストについては次回書こうと思います。本当は早くシンフォニーの感想書きたいのですが・・・(笑)
あと、なんがたマイナスなところばかり書いてしまったような気がするので、良かったシーンなどについても次回書きたいと思います。
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korekara kaerimasu!

2006年02月13日 | 指輪物語&トールキン
ima Cleveland Airport desu. shuppatsu made ato 2jikan kurai. Toronto no noritugi ga girigiri nanode chotto dokidoki nanodsuga.
yubiwa no tabi mo zenn nittei buji shuuryou simasita!
kuwasiku ha kikoku site kara yukkuri kakimasuga...
musical ha nakanaka gannbatte masitaga, yaya bimyou... FotR ha yokattannda kedone... maa, mada hajimatta bakari nanode nanntomo ienaikana.
concert ha totteme yokatta! yappa Shore no siki ni kagiri masune! Cleveland Orchestra mo subaraskatta! Trumpet no ojisama ni horemasita(warai)
maa, Cleveland ha mattaku kankou ha tanosiku nakatta desukedone...Toronto no hou ga tanosikatta. mecha samukatta kedo...
comment mo itadaitemasuga, mada nihongo yomenainode(warai)kikkoku sitara res simasune.
soredeha buji noritugi maniai masitara(warai) mata kiji kakimasu!
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LotR musical Eowyn ha detekuru rashii...

2006年02月09日 | 指輪物語&トールキン
ima Vancouver Airport de noritugi no jikann mati desu. nihonngo yomenaikedo konnjou de kakionnde masu(warai)
eigo sika yomenainode TORn wo mite itara, LotR musical no review ga deteite, nanndemo Eowyn ha detekiru rasii desu!
tadasi, Framir ha detekonai sou desu...zannnen. Eomer mo Denethor mo detekonainndarounaa.
Naka naka hyoubann ha ii rashii no de, tanoshimi desu!
tada, kekkou serifu de iikoto itteru rashii node, eigo wakaranai no ga zannnenn...
Merry ga akai vesuto wo kiteru toka kininaru houkoku mo arunndesuga...maa doudemoiika(warai)
jouennjikann ha kyuukei 2kai wo irete 4jikann 10pun kurai rashii node, maa honnpenn ha 3jikann hann de yoteidourikana. demo nagainaa...
toiu wakede, asu buji ni miraremasu youni!
コメント (5)
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