ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

コール・ブロックの指輪物語のタペストリー

2011年08月30日 | 指輪物語&トールキン

最近珍しく指輪カテゴリーの更新が続いてますが・・・
さきほどTORnでステキなニュースを知りました! 今年のトールキンカレンダーにもなっている、オランダの画家コール・ブロックの指輪物語を表した絵(確か全部タペストリーなんだったかな)をほとんど全てまとめて見られる本が出版されるんだそうです!
タイトルはA Tolkien Tapestry: Pictures to Accompany The Lord of the Rings。
通常版が9月1日発売、(日本のamazonだと10日~12日入荷となってますね)、コール・ブロックと編集のPieter Collierのサイン入りスリップケース付限定500冊の特別仕様版が9月29日発売だそうです。
迷った末に通常版にしました・・・早く見たいし、中身は同じみたいだしで・・・(汗)お値段も大分違いますし。
コール・ブロック絵を初めて観たのはトールキンのファンタジー画集だったかなあ。最初に観たのがこの本の表紙にもなっていてトールキンも購入して自宅に飾っていたという「角笛城の戦い」の絵なんですが(そう言えばトールキンカレンダーの8月がこの絵ですね)、最初は何が書いてあるかわからず・・・でもそのうち「あっあれはガンダルフと飛蔭!?」と気付き始めて、見ればみるほどハマってしまいました。トールキンが気に入ったというのもなんだか納得。
画集に載っていたのはわずかな絵でしたが、指輪物語の全てのストーリーに沿って絵を描いていたと知って、他の絵も観たいなあとずっと思っていたので、今年のカレンダーになったのもとても嬉しかったのですが、まさか本当にほぼ全部の絵を観ることができるなんて! 嬉しいです!
余談ですが、以前オックスフォードで買ったトールキンのポートレートのポストカードで、岩波書店のハードカバーの「ホビットの冒険」を手にしている写真があってびっくりしたんですね。ちょうど寺島龍一さんのなぞなぞの場面の裏側が写る角度で。
トールキンは「ホビット」での寺島さんの絵も気に入っていたそうですが、それで写真撮る時に使ったのかな、なんて想像してました。日本のハードカバー本の装丁ってペーパーバックよりも様になりますしね。寺島さんの絵もシンプルなところはコール・ブロックに通じるかな、と思います。特になぞなぞの場面の絵とか。
コール・ブロックさん、ご存命だというのはトールキンカレンダー発売まで知らなかったのですが(大汗)カレンダーにも結構長い文章を書いてますが、読んでいないという・・・(汗)
なので、もしかしたらカレンダーにも書いてあったかもしれませんが、先ほどのTolkein Libralyの記事によると、コール・ブロックの指輪物語のタペストリーは散逸してしまい、ほとんど行方不明だったらしいのですが、最近ほとんどを集めることができたのだそうです。それで今年のトールキンカレンダーもコール・ブロックになったのかな。
考えてみたら通常版もそれなりのお値段ですが(汗)また楽しみが増えました♪
あまり関係ないかもですが、やはりホビット映画公開に向けて少しずつ盛り上がって来たのかなあ、なんて思います。
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2011年08月25日 | 映画
ようやく7月分の感想に入りました。って5月公開のだけど・・・(汗)
松ケン目当てで見てきました。
ちょうど昨年松ケンがやってたノルウェイの森と同じ時代の話ですが・・・ノルウェイの森がスタイリッシュな70年代の映像だとしたら、同時代なのにスタイリッシュでない、もっと泥臭い70年代の映像、でしたね。
編集部の事務机とか事務椅子とか書庫とか、よくああいう古いのそろえたな~と感心してしまいました。まだ製造してないこともないのかな。応接セットとかはむしろ特注じゃないのかなとか思いましたが。
ノルウェイの森の登場人物たちは、学生闘争の最中に、闘争には興味がなく、社会のことより自分たちのことを考えて生きていた、ある意味無気力な若者たちでしたが、その同じ時代にこういう生き方をしている若者たちもいたんだな、という感じで、興味深かったです。
学生闘争はさすがに知らない世代の私ですが、そんな時代があったなんて今の日本に生きているとなんだか信じられないような気がしていました。どうしてそんなに世の中が変わってしまったのかなあ、と。
この映画をみていて、なんだかどうやって学生闘争の時代が終わって行ったのかちょっとわかったような気がしました。
松ケン演じる梅山こと片桐は、社会を変えようとかそういう理念を持っていたのではなく、何か目立つことがしたかった、「ニセ闘士」のようなものですが、そういう人物が出てきたこと自体が、学生闘争の時代の終わりを象徴していたのではないかと思いました。
松ケンがまた、口が上手くてなんだか嘘っぽいような感じもするんだけどなんとなく魅力的で騙されてしまう・・・という片桐のキャラクターを見事に演じてました。また卑怯でズルいのが結構かわいかったりして(笑)
てな訳で松ケン的にはなかなか楽しめました(笑)
妻夫木聡さんの沢田は、片桐より年上なのにどこか素直で手玉に取られているような感じで、片桐のインパクトには負けるかな・・・と思っていましたが、ラストの泣く場面が素晴らしかったですねー。思わずもらい泣いてしまいました。
「生きていればそれでいいじゃないか」というあのラストもまた、学生闘争の時代の終わりを象徴していたように思いました。
そういえばタイトルになってる割にはボブ・ディランのマイ・バック・ページ全然流れないな・・・と思ったら、エンドロールで流れましたね。まああの曲、この話の内容では劇中に流すのはちょっと曲調が合わないよなあ、とは思ったので納得でしたが。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.エンジェルウォーズ / 2.アレクサンドリア / 3.マイ・バック・ページ / 4.ナルニア国物語第三章 アスラン王と魔法の島 / 5.紙風船 / 6.ブラックスワン / 7.ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路 / 8.グリーンホーネット / 9.GANTZ PERFECT ANSWER / 10.GANTZ PART1 / 11.抱きたいカンケイ
意外な高評価。減点要素があまりなくて・・・というかナルニアの順位もう少し下げるべきかなあ・・・

あと今年観に行く予定の映画
鑑賞済み「水曜日のエミリア」「メタルヘッド」「マイティ・ソー」「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」「トランスフォーマー/ダークサイドムーン」
公開中「うさぎドロップ」
8月27日公開「ハンナ」
9月23日公開「プリースト」
10月28日公開「三銃士」
10月29日公開「ステキな金縛り」
11月25日公開「ハッピーフィート2」
鑑賞済みが溜まって来たな~(汗)
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太平洋序曲

2011年08月24日 | ミュージカル・演劇
ようやくたどり着いた(汗)これも6月の感想ですが・・・神奈川芸術劇場KAATでの亜門版太平洋序曲を観てきました。
初演をたまたま観て感動して、再演はもちろん、リンカーンセンター公演まで行ってしまったくらい好きな作品です。
ブロードウェイ版も観に行きました。そこでマイケル・K・リーに出会ったわけですが。
一番好きなミュージカル作品、かもしれません。あまり見る機会がないレア度もあるかもしれませんが。
久々の再演ときいて楽しみにしていましたが、キャストが発表になって、やや不安が・・・。初演・再演の頃は、ネームバリューはないけれど実力派の、東宝ミュージカルなどでアンサンブルでおなじみのキャストが集まっていて、一見地味でしたがすごくいいカンパニーだったんですよね。
それが、ネームバリューはあるけれど歌えるの?というキャストが入っていて・・・亜門さんはわりとそういうキャスティングしがちですが、序曲ではやらないと思ってたのに・・・
というわけで不安ながら観に行きましたが、結論から言うとやっぱり亜門版序曲好きだなあ、と思いました。
最初から取っていた2回分+新聞の懸賞であたって計3回観に行きました。
1回目は「初演のキャストは良かったなあ・・・」とついつい思ってしまいましたが、2回目以降は素直に作品を楽しめるようになりました。
やっぱり亜門版の演出はいいなあと思います。ロンドンで別カンパニーの舞台も観ていますが、亜門版は、日本人であることの強みを活かして、日本らしい動きの美しさを見せることに成功していると思います。外国人がやるとどうしても「アヤシイ日本」になってしまいますが(それが面白かったりもしますが)、日舞の動きを取り入れた振付や、和服を着る動作を美しく見せたり、そしてもちろん殺陣も(外国人の殺陣ひどいですよ・・・(汗))と日本人ならではの演出が良いなあと思います。
そして、音楽のよさを引き出す演出でもあるなあと思います。これはファンタスティックスでも思うのですが。まあ全ての作品がそういうわけではないのですが・・・亜門さんの演出は軽快に踊るような音楽で力を発揮するんじゃないかなと思っているのですが。
特に「太平の浮島」の演出は見事でした。初めて観た時鳥肌が立ったのを覚えています。ロンドンのカンパニーのが「なんじゃこれ???」という出来だったので余計に・・・(ロンドンのカンパニーはその後は良かったのですが、「太平の浮島」では拍手もまばら、という感じでした・・・(汗))
麻咲梨乃さんの振付がまた良いのでしょうねー。Welcome to KANAGAWAとかのコミカルな振付も芸が細かくてすごいなあと思います。
もちろん、元々の楽曲が素晴らしいからこそ、ではありますが。ソンドハイムの楽曲は、日本風な味付けが上手くて、なおかつ楽曲として完成度も高くて、よくぞこんな曲を作れるなあ・・・と思ってしまいます。
正直、日本で和風なミュージカルを作ろうとしても、ここまでの楽曲を作れる人はいないですね・・・
だからこそ、そのソンドハイムの楽曲に「ちゃんとした」美しい和風の演出を組み合わせた亜門版太平洋序曲は、なかなかあり得ない化学反応の結果に思えて、私は感動したのでした。ソンドハイムが絶賛した気持ちもわかるなーという感じです。
「黒い竜が4匹」でのふすまの迫力ある動きも好きだったのですが、今回は初演の頃ほどの迫力がなくなってたかな・・・

演出の変更もあると聞いていてやや心配してましたが、概ね改善された、と言ってよいのではないかと思いました。
たまての自決がより理解しやすい解釈になってましたし。ただし民衆が「上へ下への大騒ぎ」の場面にたまてが出てきてしまうことで、この場面の面白さが削がれてしまったのはやや残念でした。
ポーラーハットでは、歌詞の内容が状況としてわかりやすい演出になってましたね。香山の2番目の妻が登場したりとか。そしてなんで妻が去ったかも短い時間で説明していて、上手いなと思いました。
他にもいろいろ変更はあったようですが、久々に観るのですっかり忘れてしまっていたなあ・・・

新キャストでは石鍋多加史さんと畠中洋さんが特に良かったですねー。石鍋さんは「あれ初演にもいなかったっけ?」と思ってしまうくらいハマってました。初演で老人をやってた越智さんの老け役も良かったですが、実際に年配の方で歌もちゃんと上手い方が演じたのは良かったなあと思いました。
畠中さんは、もともと上手い方だと思ってましたが、本当に何でもできて素晴らしかったです。歌は上手いし殺陣は上手いし、女役もさらっと演じていて。たくさんの役をこなさなければならないこの作品、畠中さんのような実力のある方がまさに必要なんだよなあ、と思いました。
あ、石井一彰さんも良かったです。実は私初めて観たんですが・・・正直今まで特に興味なかったんですが(汗)かなり好感度upしましたよ。
すらっとしてカッコ良くて歌も上手い、のですが、オランダ提督が良かったなあ。間抜けな振付を一所懸命踊ってる姿が予想外におかしかったです(笑)
麻乃佳代さんのたまても、さすが元宝塚トップで、冒頭の謡の場面や「帰り待つ鳥」の日舞的な踊りも見事でした。しかも見た目若くてかわいらしくて、たまてにぴったりでした。
小此木麻里さんも良かったですねー。とにかく歌が上手くて、今回歌が上手いキャストが少なくなった部分を見事に支えてたと思います。
息子をやったと思えば将軍の妻の腰元の怪しい演技とか、お馬鹿っぽい女郎もかわいかったなあ。
老中役の皆さん(石鍋さん含む)も良かったですね。かわいい老人(失礼)集めて来たなーという感じで(笑)老中たちが慌てふためくかわいい演出も好きなんですよね。
個人的に広田勇司さんが出ないのがとても残念で、「帰り待つ鳥」のワキどうなんだろう・・・と思ってましたが、戸井勝海さんもとても良かったです。歌いだしのワキが泣きそうな震え声で歌うのがツボなんですが、そのあたりはバッチリでしたね。ここブロードウェイ版だと物足りなかったんですが、やはり日本人でないとわからない感じなのかな。
ナレーターの桂米團治さん、国本武春さんのインパクトには負けるかなーというのがありましたが(三味線ロックとかやや反則技ですしね・・・(笑))、落語もまた日本の伝統芸能で、そういう意味で落語家で演技もできる米團治さんを持ってきたのはなるほどなあ、という感じでした。
また、「太平の浮島」とか「木の上に誰か」とか、ニコニコと目を輝かせて見守ってる感じが良かったですねー。特に「木の上に誰か」ではうるっと来ましたよ。

で、香山と万次郎ですが・・・
どうも亜門さんはのっぽの万次郎と小柄な香山、という組み合わせがお好きなようで。それにしても八嶋さん今までで一番小さい香山ですが・・・(汗)
今までは香山と万次郎は若い二人、という感じでしたが、今回は年齢がちょっと高め。それが後半には良い形になっていたと思います。終盤の香山と万次郎の対決の場面、今までになくドラマがあったと思いました。
ポーラーハットの場面もより芝居しやすい演出になってましたし。
そういえば二人の対決の場面、以前は香山が自ら斬られたような演出になってたと思いますが、今回はむしろ万次郎に迷いがある感じになってましたね。
しかし、二人ともあまり歌えない方なもので、「俳句」の歌が・・・(汗)今までのキャストは皆さらっと歌ってましたが、このナンバー結構難しいんだなあと思いました(汗)
ボートで交渉の場面、八嶋さんはもともと面白い方ですが、それがかえってあまり笑えなかったかも・・・本田修司さんとか真面目にやってる感じがすごくおかしかったですけどねえ。(マイケルはどうだったかなあ。忘れてしまった・・・)
あ、「帰り待つ鳥」でたまてから刀を奪う場面、そっと抱きしめるように刀を奪ってたのが「大人だな~」と思いました(笑)
万次郎は、最後香山を斬ったあたりの演技はとても良かったですが、冒頭の和太鼓とか、着物に着替えてたすきをかける場面とか、「小鈴さんカッコよかったな・・・」とついつい思ってしまいました(汗)笑わせる場面も意外に小鈴さんの方が笑えたなあ・・・

初演からのキャストはさすが、という感じでしたね。佐山陽規さん、さけもとあきらさん、岡田誠さんに、直前で戻ってきた園岡新太郎さん。初演の皆さんが出てくると、さすがというか、安心するというか。
佐山さんの将軍の母は、なんかあまりにハマリすぎていてなんかああいう人かと思ってしまうくらい違和感がなくなってしまいました・・・(笑)「菊の花茶」とか、難しい曲をさらりと歌ってのけるのもさすが。
さけもとさんの「黒い竜が四匹」を聴くと、なんか懐かしさとか色々こみ上げてしまってじーんとしてしまいました。
岡田誠さんは歌が上手いのは以前から変わりありませんが、その後お芝居に出ることも多くなって、笑いを取るようになりましたしね。「木の上に誰か」の武士の一所懸命な感じも好きです。
園岡新太郎さんは、殺陣とか物語の場面とかさすがに決まっていて、やっぱりこういう人がいないと締まらないよな、という感じでしたね。直前にキャストに入りましたが、園岡さんなしでどうやってやろうとしてたのか想像がつかない・・・

NEXTで原発事故に触れたのは、「アメリカGE社製の原子炉が・・・」とか言っていて、そうか、そういや他のも皆アメリカと日本の関係に関することを言っていたんだな、と初めて気がつきました(汗)
そして爆音(原爆の)とともに舞台の梁が折れて皆が倒れる場面が、強く胸に迫りました。以前からそうだったのですが、震災の後だから余計だったかもしれません・・・。これから日本はどこへ行くんだろうと、今までになく感情移入してみていた気がします。

この作品、私は大好きなんですが、万人受けする作品ではないですよね。リンカーンセンター公演はともかくとして、日本でもロンドンでもブロードウェイでも、観客の反応はそこそこという感じ。好きな人は好きだと思うだろうけど、別に・・・と思う人も結構いるんじゃないかと思います。まあ、日本は小技で笑わせるので、そこそこ面白かったという感想にはなるのではないかと思いますが。
というわけで、いつ再演するかわからないし、また観ることができて良かったです。またいつか再演してくれることを願っています。また海外で別カンパニーも観たいなー。というかマイケルの香山もう一回観たい・・・
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ファントム~語られざりし物語

2011年08月23日 | ミュージカル・演劇
Studio Lifeのファントム~語られざりし物語を見てきました。これも6月ですが・・・
オペラ座の怪人の生い立ちの物語で、原作の小説もあるのだとか。
とくにファントムが好きとかではなく、林勇輔さんが主演なので観に行きました。だって最近太った超能力者とか緑色の宇宙人とかの役ばっかりだったんで・・・(汗)
ファントム役なので、ずっと仮面で顔上半分は隠したままなのがちょっと寂しいですが、少年時代も美声で違和感なく演じていて、良かったです。精神のバランスを崩して怒りに震えるところなど熱演でしたね。いや久々にカッコイイ役で観られて良かったです(笑)
ラスト、カーテンコールで初めて仮面をはずすのですが、このためだけにきっちりメイクしてましたねー(笑)当然山本芳樹さんもそうだったんでしょうね。
ストーリーは、第一部の生まれてからと母親とのエピソードはなかなか面白かったものの、後はいくらでも付け足せそうなエピソードで、さほど面白くなかったかな・・・。まあもともとオペラ座の怪人もあまり好きではないですし・・・
しかし、仮面を取った姿を見ると誰もが恐れる、という設定なんですよねファントム・・・映画とかのメイクは生ぬるいよなあと改めて思いました・・・
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韓国版モーツァルト!

2011年08月22日 | ミュージカル・演劇
アメリカでいろいろ観て来た後ですが、ようやく6月の韓国のモーツァルト!の感想です。
前回パク・ウンテさんのヴォルフガングで見てよかったのでまた見たいねーというのと、できたらジュンスのヴォルフガングも見たいよね、と言ってましたが、やはり発売日にはチケット取れず。
とりあえずウンテさんの日だけ取っておいて、チケット戻らないかと狙っていたら(妹がですが(汗))1週間前にちょうどいい日のチケットが戻っていて、なんとか取ることができました。
今回の会場は城南にあるソンナム・アートセンター。ソウルから地下鉄で行けるものの結構遠い・・・という話でしたが、日帰りできるからまだいいですよね。乗り換えが何回かあってちょっと面倒ですが・・・
盆唐線二梅駅からてくてく歩いて行くと、クワトロキャストの4人のヴォルフガングののぼり?が。これはパク・ウンテさん。

アートセンターは小高い丘の上にありますが、劇場入り口の看板を撮るポイントを探すのにちょっと苦労しました。意外と障害物が多い・・・

韓国では出演者にお米を贈る?慣習があるとかで、主演4人の米俵が劇場前に積んでありました。私は初めてみたなあこれ・・・日本のファンからのお米もありました。
お米は寄付されるんだとかなんとか聞きましたが・・・どこに?

劇場内には写真撮影スペースが。写真撮らなかったけど主演4人の等身大くらいの写真もあって、ツーショットとか撮れる様になってました。韓国にミュージカル観に行くとたいていこういう撮影スペースがあって皆こぞって写真撮ってるのが印象的ですねー。

さて、そんなこんなでかなり楽しみにしていたのですが・・・なんか疲れが溜まってたのか、2日間ともかなり意識を失ってしまいました・・・勿体無い・・・
そんな状態での感想なのであれですが、ウンテさんもジュンスも、前回公演のような鮮烈な印象はなかったかな・・・。聞くところによるとジュンスは私たちが観に行った後くらいからすごく良くなったらしいですが(汗)
日本でもそうでしたけど、再演で失われる何か、というのはありますよね確かに・・・
とはいいつつ、ウンテさんのヴォルフガングはもう役作りがしっかりできていて、安心してみていられますね。
ウンテさんのヴォルフガングは、はしゃぐのが大好きな単純でちょっとおバカな、素直な普通の若者という感じ。そんな彼が音楽の才能を持ってしまった悲劇、という感じかな。(時間経ってちょっと記憶が曖昧になってますが・・・)

演出が色々と前回と変わっていて、前回どうかと思ったところが大分改善されていたようです。でもまだ違和感あるかなあ。
ラストにアマデがピアノと一緒に飛んで行く?のを、冒頭にもピアノと一緒に舞い降りる演出にしたのは、一貫性があって良くなってたかな。少なくともラストの唐突さはなくなったかも。でもやっぱりなんか違和感ありますが・・・
他にも、男爵夫人のリサイタル状態だった「星から降る金」とか、ヴォルフガングが苦しんで作曲する様子がなくてアンサンブルだけ歌い踊ってたラスト近くとかが普通な感じになってきていたのも良かったかも。
一番良かったのはナンネルのキャラクターが地味?になってたところですかね。演出よりも人が変わったからかもしれないけど。
前回のナンネルは、健気で弟の影になってるはかなさがなく、ソロは歌い上げちゃってるし、なんか違和感ありまくりだったのですが、今回のナンネルは良かった! 今回ナンネルが一番良かったかも。ちょっとうるっと来たナンバーもありましたよ。
そう言えばナンネルの子役がいましたねー。出番あまりにも少ないので歌が追加されてた・・・前回の人もちょっと子ども役は厳しい感じだったのでまあ妥当かもしれません。高橋由美子さんみたいな奇跡的に童顔な人ばかりではないですしね(笑)
コンスタンツェは前回見なかった人かな。歌は上手いし美人だけど、なんかコンスタンツェのキャラクターと違うような気が・・・。前回見たアンダーの人の方が良かったかも(汗)
コロレドは前回カッコよかったユン・ヒョンリョルさんがいなくなって、二人ともかなり濃い方になってました(汗)なんか怖かったです・・・(汗)歌はすごく上手いで余計に(笑)ある意味韓国らしいコロレドかなー。
レオポルトはダブルだったんですが2回とも前回から引き続きのソ・ボムソクさんでした。この方、歌めちゃくちゃ上手いんですが声が市村さんに似てるという・・・つい市村さんがこのくらい朗々と歌ったらなーとか思ってしまったものですが(大汗)
それでも前回は、演技的にまだ物足りないかなーと思ってましたが(父親らしいところとか)、さすがにその後回数を重ねて、とても良くなってました。もう一方のレオポルトも評判良かったみたいですが、私はボムソクさんで満足です。
アマデも、前回のように小さすぎてかわいさ前面に出しすぎ、ではなく、ある程度大きな子がちゃんと演技していたので良かったかなと。
そんな訳で全体的に演出も改善され、キャストの歌は相変わらず上手いし、となかなか見ごたえのある韓国モーツァルト!ですが、芝居的に日本の演出が好きなので、やっぱり違和感はありますかね。でもまた見られてよかったです。
さて、次?はエリザベートですが・・・キャストどうなるのかなー。ウンテさんはぜひルキーニで出て欲しいものですが・・・
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SEE連続上映

2011年08月21日 | 指輪物語&トールキン
新文芸座のSEE連続上映に行ってきました。感想色々たまってますが、いつ言ったかの自分のための記録でもあるんで・・・
オールナイトじゃないの久々・・・と思いましたが、前にも昼間の連続上映やってましたね。
新文芸座はかなり久々なんですが、なんかお向かいのネパール料理屋さんのラップロールなんてステキなものを売ってました。がっつり食料買い込んで来てたんで食べられませんでしたが・・・。すぐに売り切れてましたが、休憩ごとに新しく仕入れられてました。
席はだいたい埋まってましたが、当日券もあったみたいです。一時期は補助席まで出ていたものですが・・・
まあ、あまり混んでない方がトイレとかゆっくり入れていいですけどね。そうでなくても新文芸座は休憩を30分取ってくれるので余裕ですが。

オールナイトだとRotKがほぼ撃沈なんですが、昼間だとFotR、TTTが厳しい・・・特に土曜だと一週間の睡眠不足が解消されないままですからね・・・
でもFotRはなんとか持ちこたえたんですが、TTT真ん中あたりからヘルム峡谷の戦いが始まる前くらいまで意識失ってました・・・時々目が覚めたりしてたんですけど。
というわけで今回ファラミアがあまり出てきませんでした(笑)というかヘンネス・アンヌーンがなかった・・・(汗)
ヘンネス・アンヌーンのクールなファラミア見てないと、RotKのファラミアがすんなり見られますねー。かわいそうなお兄さんなんだなーという感じで(汗)
今回はなんだかエオウィンが印象的でした。(なぜかエオウィンの場面はだいたい見られていたという・・・)馬鍬砦まではなかなか良かったなあと。特にエオメルに「戦いは男のものだ」と言われてムッとするところとか。
ペレンノールでも、セオデンとの絆は良かったかな、と思えるようになりました。どうもメリーがセオデンを看取らないのが納得できなかったんですけど・・・
でもやっぱり最後ファラミアに癒されて欲しかったな。時間の関係で仕方なかったんだろうけど・・・
あとRotKでは、指輪棄てた後のフロドとサムの場面、サムの態度がひっかかってしまっていて今まであまり思わなかったのですが、今回観ていたら、フロドがホビット庄のことを思い出すのがちょっとじわっと来ました。願わくばサムにもフロドのこの変化を一緒に喜んで欲しかったですが・・・
鷲が飛んでくるところは、サントラの効果もあっていつもじわっと来ますねー。あと、灰色港でエルロンドがビルボに向かって手を広げるところがなんかいつも来る・・・もうじきエルロンドとビルボの出会いも映画で見られるんだなあなんて感慨もありました。
しかし、サントラかっこいいなーと思うのですが、生演奏聴いてしまうと、もっといい音響で聴きたいなあと思ってしまう・・・自宅でDVD見るよりはずっといいことはいいのですが。またシンフォニー聴きに行きたいな・・・
全体的には、もう何十回観てるんだ、の世界なので(連続上映ももう10回以上見てるしなー)もうそんなに感動もしなくなっているのですが(でも意識しっかりしてたらまた違うかな)、大画面で続けて観るのも年一回くらいはあるといいなーと思います。
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LotRシンフォニーのCD発売!

2011年08月18日 | 指輪物語&トールキン

Doug Adams氏のブログからの情報ですが、来月9月13日についにLotRシンフォニーのCDが発売されるそうです!
日本でもやった、あのLotRシンフォニーですよー。CD出すといいつつ、まずは完全版出して、それからThe Music of the Lord of the Rings Films出してから、なんて言ってるうちにすっかり時期を外してしまったのでは・・・と思われましたが、ホビットの撮影も始まったし、ちょうどいいつなぎの時期になったのかもしれません。
演奏は、このところサントラ生演奏上映の演奏をずっとやっている、スイスのルツェルンが本拠地の21th Century Orchestraで、指揮は同じくこのシリーズをほとんど全て指揮しているLudwig Wicki氏。
このオケの演奏、実は私は聴いたことないんですが、どうなのかなあ。
正直、ハワード・ショア&ロンドンフィルで聴きたかったな・・・というのはありますが・・・なんかロイヤルアルバートホールでやった時に録音したとか聞いたことあったんだけどなあ。
これは2月にルツェルンでやったコンサートのライヴ録音だそうです。あんまりチェックしてなかったので女声ソリストが誰だったのかわからないんですが・・・Kaitlyn Luskさんだといいなあ。彼女のInto the Westはぜひ音源に残して欲しかったので。サントラ生演奏上映は北米以外も全て彼女がやっていましたが、シンフォニーだと欧州はAnn de Renaiさんなことがあるのでどうかなあ。彼女今イチなんだよな・・・(汗)Kaitlynさんであることを祈ります・・・
Kaitlynさんはシンフォニーの時に全部暗譜で歌う唯一のソリストなんですよね。サントラ生演奏上映を任されるのも納得です。
このところコンサートはサントラ生演奏上映が主流になってますが、個人的はにコンパクトにサントラの美味しいところをまとめたシンフォニーが好きなので、上演される機会が減ったのは悲しいです・・・またCDで聴けるのは嬉しいですね。
そんなわけで久々にHP更新してました・・・サボッてたコンサート情報も一気に更新してたらこんな時間に・・・色々ほかにやることあったのになあ。
でもまあ、久々にHP更新する気になるようなニュースでした。
トップページのアンケートもいい加減新しいのにしなきゃなあ・・・(汗)

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帰って来てます

2011年08月09日 | 旅行
もう3日も経ってますが(汗)無事アメリカ・カナダから帰ってきました。
今回本当に無事でした。飛行機遅れたり飛ばなかったりもせず、荷物もなくならず・・・(笑)こんなに飛行機関係でトラブルなかったのも久々なような。
お天気も最後のN.Y.に着いた日だけ雨でしたが、それ以外はほとんど晴れ。肝心の湖めぐりの日だけ後半曇っちゃいましたが、それ以外は本当に見事に晴れてました。
シアトルは私たちが出発した日から雨だったみたいだし、バンフも私たちが来る前の週には雨だったと言っていたので、見事に雨の合間の晴れを縫ってきた感じですね。昨年の湖水地方の天気がほぼ全敗だったので、リベンジができたかなー。
気温も、アメリカ40度くらいになってたところもあったみたいですが、なぜかシアトルだけはずっと涼しくて、バンフも当然涼しいし、N.Y.も私たちが行ったら雨のせいかそこそこ涼しくなっていて、避暑はたっぷりできました。
でも、日本も私たちが旅行中は涼しかったようで・・・そして涼しいところにいたせいですっかり暑さの耐性がなくなってしまって、今週の猛暑に苦しんでます(汗)
シアトルは2回目でしたが、なんか性に合うのか、シアトルいつも楽しいんですよね・・・特に何をしてるわけでもないんですけど。
今回N.Y.にも行って思ったんですが、多分シアトルのダウンタウンはこじんまりしていて動きやすいし、ちょっと行くと海が見えたり、天気がよければ山が見えたりするので気持ち良いんじゃないかなーと。街並みは普通にアメリカって感じですが。
海と坂のおかげで超方向音痴の私でもストリートとアペニューを間違ったりしませんしねー。碁盤の目道路の街でもあっさり方角を間違う私・・・今回もN.Y.で縦横間違って4ブロックぐらい行ってしまって、気付いて戻るのが情けなかった・・・N.Y.は広いので、行きたいところにも結構時間がかかったりして思うように動けなかったりするし、そうやって道間違ってるうちに更に時間がかかったりして一人でイライラしてしまうんですよねーなんか。都会に向かないんだなあきっと・・・(いやシアトルが田舎ってわけじゃないですよ(汗))
エベレットの劇場からも夜無事に帰ってこられましたし。結論からいうとソワレ見てバスでシアトルに帰るのはまず無理ですねー。上演時間短いJCSすら最後まで見られませんでしたから。(マイケルのスーパースターが見られないんじゃ・・・と冷や冷やしながら見てました・・・なんとか観られましたけど)ま、なぜか休憩があった上に開始も上演も休憩時間も押しまくりだったせいもありますが。
念願のマウント・レーニエ日帰りツアーにも行ってきました。駆け足のツアーで、パラダイスでご飯食べてたらほとんど時間なくなりましたが、近くでマウント・レーニエを見られて良かったです。天気も良かったし。
ただ、今年は寒かったのか、お花でいっぱい・・・のはずのメドウが雪に覆われていて、そこらじゅう雪溶け水でべちゃべちゃ、でしたが(汗)
バンフは良かったですねー。ツアーで行ったモレーン湖とかも良かったですが、バンフだけでも十分楽しかったです。ボウ川沿いを歩いたりトンネル山に上ったりも楽しかったな。
乗馬してる時に親子連れのブラックベアーを観られたのと、モレーン湖でサンドイッチ食べてる時に地リスに襲われた(笑)のが一番面白かったかな。
あと、バンフの本屋で写真をみかけて一目惚れして写真集を買ってしまったカナディアンロッキーの岩合光昭(勝手に命名)ことJohn E. Marriottを見つけたのも収穫でしたね。
あ、猫写真家ではないですよ(笑)動物も含めたカナディアン・ロッキーの写真家なんですが、なんか星野道夫さんよりは岩合さんに近いものを感じるんですよね。動物好きな方はぜひHPのギャラリーのwildlifeのところ見てみてください。特にこぐま2匹が木に上ってる写真が好きです。こぐま奇跡的にかわいすぎる・・・(野性動物ってwildlifeっていうんですね。今回初めて知りました)
ブログにも最新の写真をどんどんupしてるようなので(まだちょっとしか見てませんが)楽しみが増えたなーという感じです。
N.Y.は1日しかなかったのでいつも行っているところに色々と行けませんでしたが、新演出のRENTも見ることができて良かったです。いろんな店が改装していて(Forbidden Planetまで・・・)時の流れを感じました。4年ぶりくらいのなので。
LotRグッズはすっかり影を潜めてしまいましたが、ホビット映画が始まったら色々グッズも出てくるかなあ。その頃にアメリカに行くかどうかはわかりませんが。
というわけで、いつ旅行記書けるかわからないので(昨年の夏のイギリス旅行記もまだだもんな・・・(汗))おおまかな感想を書きとめておきます。早く写真をupできる日が来ますように・・・(祈るんじゃなくて自分でやるんだよ~(汗))
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