ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

良いお年を!

2009年12月31日 | 雑記
渋めのシェルブールの雨傘の感想で一年終わるのも何なので・・・(汗)
12月にイベント多いのはいつものことなんですが、なぜか今年は感想書く暇がなく、年明けに積み残しが結構あります・・・ブログ始めて初めてかも(汗)
旅行記も終わらず・・・1月末に韓国行くんですが、それまでには終わらないだろうな~。これは初めてじゃないけど(汗)
昨日英三さんのライヴで、「今年の1月のこと覚えてる人いる?」とか言ってたけど、確かにあんまり覚えてないんですよね・・・(汗)
MAKE-UPがAJFに出たことくらいは覚えてますが、それだって年末にミニアルバムが出なかったら「あれ、今年だっけ?」くらいなノリだったかも・・・
台湾行ったのも今年だったのかどうかあやふや・・・(今年だったんですよね(汗))
なので、今年を総括すると言っても覚えてないという・・・(汗)
いや、全然覚えてないわけではないんですが、年の境が曖昧というか。
個人的には、今年一年というよりも、昨年後半から色々あって、そのあたりからのことがようやく一区切りついたかな、という感じがあります。
プライベートでも色々ありましたが、時期を同じくして、昨年11月には樋口宗孝さんが亡くなり、今年5月には栗本薫さんが亡くなり・・・このあたりが大きかったかな・・・大浦みずきさんも亡くなったし。
そんなこんながあって、いろいろと「生きる」ということについて考えたりもしたのですが・・・
これも感想来年に積み残しな栗本薫さんの最後の闘病記を読んでいて、生きるって結局一日一日を大切に生きることなんだなあと・・・
って、今日も大掃除残ってるのに昼まで寝ていた人の言うことじゃないですが(大汗)
犬とか猫とかって、病気や死の観念がないから、体が動く限りはいつもと同じように過ごそうとするんですよね。本当に体が動かなくなる寸前まで。
先のことはどうなるかわかりませんが、一日一日の暮らしを大切に日々生きていくことが、生きていた証になるのかなあ・・・なんてことを考えたりしました。
そうやって生きてたら、MAKE-UP再結成とか、マイケルがクリスやってくれるとか、そういうご褒美もあるものなのかもな、と。
なんだか何がいいたいのかよくわからなくなって来ましたが(汗)要するに来年も今までどおり日々生きて行けたら・・・ということで、このブログでは色んなことの感想を今までどおりちまちまと書いて行けたら、と思ってます。
皆さんにはどんな一年だったでしょうか。
新しい年が皆さんにとって良い年になりますように・・・
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シェルブールの雨傘

2009年12月31日 | ミュージカル・演劇
大晦日ですが、2009年の感想の積み残しを消化中・・・年明けにも続く・・・(汗)
東宝ミュージカルの新作を観てきました。オリジナルの映画も見ていないし、よく調べてないのでこの舞台化が日本が初なのかもよくわからないままなのですが・・・
以下結構批判的なことを書きますので、この舞台が好きだという方は読まれないことをおススメします。もし間違って読んでしまって気分を害されたらごめんなさい。

全体を通して、まあそんなに面白くはなかったかな・・・最後まで観たらいい話でしたけど。
脚本が良くなかったような気がしたんだけど、あれって映画オリジナルのまま?
全編歌じゃなくても良かった気がするんですが、これも映画のままなのかなあ? 別に歌わなくても台詞でいいんじゃ、と思うシーンが多々・・・
曲は良かったんですけど。有名なあの曲も、物語の中で聴くとやっぱり名曲だなあと思いました。
ストーリーもただ時間どおりに淡々と進み、オリジナルもそういうもんなのかもしれませんが、ちょっと間延びした感じはありましたかね・・・
多分淡々と進む物語にアクセントをつけようとしてだと思いますが、ちょっと踊りすぎだなー(汗)振り付け自体は面白かったですが。
アンサンブルの登場人物たちにもドラマを持たせていたのも、ちょっと鼻についたかな・・・
そう言えば最初と最後に出てきた老人、何かあるのかと思ったら何もなかった・・・(汗)
舞台の後ろに電飾をつけて雨を表していたのはきれいでしたね。
一幕最後の別れの場面や、ラストはなかなか良かったんですけど、そこまでたどり着くのがなんかもどかしかったというか。
ふと、ミス・サイゴンの作りは上手いなあと思ってしまいました。いやちょっと状況似てるかなーと(汗)
ミス・サイゴンでは話の途中が飛んでいていきなりキムには子どもが生まれているし、クリスは結婚してるし・・・という状態で、後から悪夢の形を借りて回想シーンで途中のことが語られますが、あの持って行き方が上手かったよなあと。
それと、見ていてついついアンナ・カレーニナはよくできた舞台だったなあと思いました・・・またやらないかなあアンナ・カレーニナ。
話が逸れましたが(汗)
それにしても見ていてカサールは娘よりもお母さんの方がお似合いでは・・・と思えてならなかったんですが(汗)
香寿たつきさんの歌の上手さと演技の深さが印象的でしたねー。
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聖コロマン教会へ1

2009年12月28日 | 旅行
アルプ湖周辺を少し歩いた後、いよいよ聖コロマン教会まで歩くことに。
道は一本道でまあ迷いようがないのですが、結構距離あります・・・40分は歩いたかな。炎天下で結構疲れました・・・レンタサイクルとかできたらよかったのになあ。(フュッセンの駅にはレンタサイクルがあったようですが、ホーエンシュヴァンガウまで自転車で行くには上りがきついでしょうね・・・行けないことはないと思いますが)
でも、聖コロマン教会に向かう道すがら、ノイシュヴァンシュタイン城が違う角度から見られるので結構楽しい道程でした。
山の上にあるイメージでしたが、むしろ小高い丘にある感じなんですねー。


歩き出してからわりとすぐの写真。


もう少し歩いてからの写真。
こうやって延々少しずつ違う角度のノイシュヴァンシュタイン城を撮りまくってしまった(笑)いや、たくさん撮れば中にはベストショットがあるかなーと。デジカメってこういう時いいですよね。
でも、どうも午前中は太陽の位置がよくないのか、光が妙なハレーションを起こしてしまって、あまり上手く撮れなかったんですよね・・・
行きよりも帰りの方が更にハレーション起こしてる感じだったので、朝早い方がいいのかもしれません・・・
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のだめカンタービレ最終楽章 前編(ネタバレ)

2009年12月28日 | のだめカンタービレ
珍しく初日に見て来ました。というか初日に映画観るの初めてかも。LotRは初日じゃなくて先行上映で観てたから初日は行かなかったんだよな。
翌日に観ようかと思ってチケットだけ前日に買おうと思って行ったらそんなに混んでなかったので、じゃあ今日観ちゃえ、ということで観てしまったのですが。
土曜の昼なので覚悟してましたが、両隣の中学生くらいの子たちがうるさかったな・・・まあおしゃべりは最初のうちだけでしたが、お菓子をとっかえひっかえ出してきて最後まで食べ続けてたのには・・・静かなシーンでバリバリ食べるのはちょっと勘弁して欲しかった・・・(だからレイトショーが好きなんだな・・・)
でも、人がたくさん入っていたので、笑うシーンでドッとウケてたのはちょっと楽しかったですがね。でも次回はレイトショーにしよう・・・

以下少しだけネタバレありです。たいしたネタバレではないと思いますが、むしろギャグのネタバレに注意、かも。一応前編ラストの監督が最後は秘密にしておいて、と言っていたと思われる部分は反転文字にしますが・・・でもあれ原作知ってると別にネタバレでもなんでもないんだけど・・・

スペシャルドラマもそこそこのレベルだったのである程度は心配してませんが、映画としてどうかな・・・と思ったんですが、まあ映画としてすごく出来が良いとは言えないかなと思いましたが(どうしてもやっぱりテレビの人が作ってる感じはしたかな)、普通に面白く観られたので、良かったと思います。映画としての評価を離れて単に「のだめ」の続編としては文句なしに面白かったですし。
SPドラマを観てやや心配していた外国人キャストも、SPドラマよりもさらにこなれていたし、吹き替え音声もテレビよりも違和感なかったし、で自然に観られて良かったです。このあたり、映画になって予算がたくさん使えるようになったメリットが出ていたかなーと思いました。
一方で、大画面になったスケール感とかはさほど感じなかったかなー(汗)風景とかドラマの方が印象的だった気が・・・(汗)
5.1chサラウンドでオーケストラの音を、と言われても、生の音には負けるもんなあ。特に冒頭のベト7は、どうせあのシチュエーションならチェコフィルとかの録音にすれば良かったのに、と思ってしまいましたが(汗)
あ、でもたいして大きくもないし音響もたいしたことないシアターで観ちゃったからかなあ。地元のシネコン、音響はシネコンにしては今イチ・・・そして初日にもかかわらず一番大きいシアターはONE PIECEに取られちゃってたという(汗)
脚本的にも、SPドラマもそうでしたが、上手くまとめているといえばまとめているけれど、せわしない印象もなきにしもあらず・・・特にラストはちょっと唐突になってしまいましたね。
そんな訳で映画としてそんなに高評価はできないかなーと思うのですが、それでも最後まで楽しんで観られただけでも低い評価にはならないですね。つまらなくてどうしようもない映画ってのも存在しますからね・・・
で、「のだめ」の続編として観ると、期待通りの出来だったし、映画になった分細かいところがスケールアップして、より良い作品になっていたと思います。先に書いた外国人キャストについてもそうですし。
ギャグなんかについては、連ドラ、SPドラマと続いてきた成果が出ているというか(笑)
キャストの演技も良かったですが、演出の力も多分にあるだろうな、と思いました。ギャグのシーンも含めて。キャストのちょっとした表情でグッと来るような場面もありました。
特に良かったのがマルレオケのエピソードですねえ。マルレオケのエピソード、原作でも大好きだったので、映画化にあたって楽しみにしつつも、SPドラマの感じを観てるとちょっと不安だったりもしてたのですが、予告観たらちょっといいかな・・・と思いつつもやっぱりちょっと心配してたんですが、いやー良かったです!
キャストがちゃんと演技できてしかも楽器できる人を集めてきたのも良かったし(しかし楽器弾けて演技もできる日本在住の外国人ってこんなにたくさんいるんですね・・・チェコ現地調達の人もいたみたいですが)、原作よりちょっとエピソード膨らませてたのも良かったですね。奥さんに逃げられたとか、チェロの人は大家族だとか。
ラストの演奏会ではそんな家族の人たちも観に来ていて、短い時間でそういうドラマも見せていたのが上手いなあと思いました。とてもあったかい感じだったし。
ポールファミリーも地味に映っていてちょっと笑いました。あんまりウケてなかったけど(汗)私的にはむしろ「こんなとこ原作に忠実で・・・」というのがおかしかったんですが。だってあれ結構時間かかると思うし・・・(笑)でもどうせなら原作どおりおじいちゃんもやって欲しかったなあ。
チェロのダニエルの執事さんも結構おかしかったんだけど誰も笑ってなかったな・・・
練習場までバスで行く必要ないんじゃないかとかも思いましたが、あのオンポロバスに皆で乗ってる感じもなんかほのぼのしてて良かったなあ。黒木くんまでちゃんと乗ってて(笑)
あと、チェコの名優が演じていた定期会員のおじいさんが効いてましたねえ。画面に映るとうるっと来ました。
あとですね、私原作では実はポールが一番好きなんですが(というかあんまり好きなキャラクターがいないというか(汗))、なんか映画のポールも結構好きかも(笑)チャド・マレーンさんが好みってことはないと思うんで(爆)やっぱりポールってキャラクターが好きなんだなあ。ファゴットの募集にバソンで乗り込むなんてカッコイイじゃないですか。
映画のポール、大阪弁もポールファミリーも今イチウケてなかったけど(汗)不思議と原作どおりでなんか良かったです。
ボロボレロを演奏してる時の千秋のリアクションも面白かったし、原作で面白いと思ったエピソードはだいたい再現してくれていて、しかもプラスアルファの部分もあったりして、マルレに関してはかなり満足です。
あ、テオは、当初なだぎ武さんと聞いた時はちょっとガッカリしたんですが、予告か見るとディランとは全然違う感じなのでちょっとホッとしていたのですが、お笑いの人持ってきたにしてはテンションが意外と高くなかったかなー。原作ではもっとテンション高いイメージだったんで。ちょっと川平慈英さんのイメージだった(笑)
「ヴァイオリン入ります!」とか、もっと笑えても良かった気がするんだけど・・・やっぱり演技上手い役者さんにやって欲しかったかな・・・
松田さんの谷原章介さんはハマり役でしたが、松田が登場した意味あるのかな・・・あんまり話の筋と関係なかったような。しかしジャンのポスターに落書きするシーン、原作では単行本の余白に書いてあったカットなのに映画でまで再現しちゃうとは(笑)
あとは、やっぱり樹里ちゃんは上手いなあと。シリアスな場面はもちろんなんですが、なんかギャグのテンポとかキレが・・・演出のおかげもあるんでしょうけど、それにしてもやっぱりすごいなあと。
「面白い訳ないデスよ!」とか「空気読めって言ってんデスよ!」とかのトーンの変わりっぷりは思わず笑っちゃったし、シャツの臭い嗅ぐシーンも、原作どおりで知っているにもかかわらず、なんかすごいおかしかった(笑)
変態の森のダンスシーンのノリノリっぷりもかわいかったな~(笑)単にオーバーアクションなだけじゃなくて、何というか独特のノリがあって、あのシーンだけでも観に行く価値あると思いました(笑)
ラン・ランののだめのピアノ吹き替えは、さすがに上手いし、今までよりも奔放な感じが出てたと思いますが、やっぱりなんかタッチが強すぎて男性っぽい感じがしたなあ・・・
ギャグは全体的にさすがに手馴れてる感じでしたね。飛行船とか、出てくるタイミングが絶妙なのがすごい上手かったし(笑)あ、ジャンのポスター、後で良く見たら原作のポスターと全く同じ構図でしたねー。そんなとこまで原作に忠実ですごいなー。
個人的にはのだめがRuiにお茶を出すシーンの湯飲みが笑った! 原作では緊張で?湯飲みが揺れてたんだけど、わざわざ安定しない湯のみにしてるのが「そこまでして再現するかー!」という意味で笑えました(笑)
あれ、底が丸い湯飲み作ったのかと思ったら、講談社から出てる映画のガイドブックのレポートによると、底にばねをつけてるんだそうです。それにしたってわざわざ・・・ですよね(笑)
池に落ちるシーンが人形のまんまというのも・・・(笑)あれ、スタントの人でも撮影したのに結局人形のを使ったという・・・スタントの人かわいそう(汗)
のだめ人形は知名度も上がった?ので敢えて使ってるシーンが多かったですね。ラストもあの状況で人形かよ! でしたし(笑)
実写版のだめと言えばサントラに使われるクラシックの選曲で結構笑わせてくれるのが楽しみでしたが、連ドラ→SPドラマ→映画、と笑える選曲は少なくなっているかな・・・連ドラの回転寿司で白鳥の湖とか、こたつ入るシーンでアルルの女とか、高橋くんの出てくる場面でアランフェス協奏曲とか、SPドラマでは黒木くんがのだめの汚部屋を観てショックを受けるシーンでアルハンブラの想い出とか、音楽で笑わせてもらったものですが。
こういう選曲、誰がやってるのかずっと気になってましたが、武内監督がやってたんですね。既出のガイドブックなどにもそのあたりの話が載っていて面白かったです。
LoveCLASSICってムック本が出ていて(音楽雑誌の別冊か何かかと思ったらむしろアイドル系?の雑誌がクラシックよりに作ってみた本らしい・・・)、音楽の話中心なのでここでも武内監督の選曲の話が出てましたが、撮影している時に既に使う音楽をある程度イメージしていて、そのテンポで撮っていたそうで。そんな話聞いてると、後編監督変わって大丈夫かな・・・という気がしますね・・・
後編と言えば?千秋父は結局出ないようですね・・・ガイドブックにも映画には出てこない人物として挙げられていたし。まあ連ドラの時から父親の話はほぼスルーだったのでそういうこともあるのかなとは思ってましたが。
千秋父が出てこないからというだけではないですが、ラストの展開もちょっと唐突な感じが・・・
原作では千秋が引っ越す決意をするのは、バッハの弾き振りに嫉妬?したのだめがわざと千秋のところに行かなくなり、千秋はのだめが来ない寂しさと子どもの頃同じ部屋で父親を待った記憶が重なり、「この部屋で誰かを待つのは嫌だ」と思うようになったからなのですが・・・
このあたりが、映画のままだとかなり唐突で、「なんで???」という感じになりますよね。時間の経過も原作では1,2週間経ってると思うのですが、映画だともう翌日くらいの感じだし・・・
父親の話も絡まないので、このあたり後編でどう処理するのかなあ・・・
色々とカットされてるシーンもありそうですけどね。のだめの柔ちゃんヘアへのツッコミもなかったし。DVDで復活するシーンもあるのかな。またディレクターズカットで・・・

というわけでだらだら書いてたらものすごくとりとめない感想になってしまいましたが(汗)
まだ何回か観ると思うのでまた感想も変わるかもしれませんが、とりあえずはまあまあ面白かったかな、という感じです。
今年観た映画の中での順位はまた後日映画カテゴリで総括しようと思いますが、年内にできないかも(汗)
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パイレートクイーン

2009年12月21日 | ミュージカル・演劇
かなりボロクソに書きますので、この作品お好きだという方は読まれないことをおススメします。間違って読んでしまって気分を害されたらごめんなさい。
石川禅さんが出るけどそれだけではなかなか観に行く気にはなれず、音楽がシェーンベルクだというのが後押しになって観に行ってみたのですが・・・
ん~、久々にここまでつまらない舞台を観ましたね・・・(汗)
日本版の演出のせいでつまらなくなっている部分というのもあるかもしれないんですが、根本的に脚本がダメですよね・・・
素材的には面白い話だと思うんだけど・・・なんかあまりにも表面的にしか描いてないというか、ストーリー追ってるだけというか・・・
主人公の葛藤とかも、ありがちな正義の味方的なものだけで、あまりにもステレオタイプというか浅すぎ・・・まあ勇敢な女性というのもステレオタイプではないかもしれないけれど、今時珍しくもないもんな、戦うヒロイン・・・
グレースとの対比としてエリザベス一世の存在が・・・というのも面白い発想なんだけど、これまた何のために出てきたのやら・・・だったし。
MAとかルドルフthe Last Kissとか散々に文句言いましたが、まだあっちの方がちゃんとしてた・・・
普通、一幕がつまらなくても二幕になるとそこそこ持ち直したりするんですが、それもなかったなー(汗)
アイリッシュダンスもまあそれ自体はいいんですが、なんか話と噛み合ってないというか・・・いや浮いてるってほどではないんだけど。
たとえばTanz der Vampireみたいに、ストーリーはどうでもいいけどダンスの迫力だけでも観て面白い、という感じでもないしな・・・
音楽も、アイルランド風のとかはいいんですが、普通のナンバーが全然印象に残らず・・・シェーンベルクなのに・・・脚本が良くないと音楽まで今イチになってしまうものか・・・
ウーマン・イン・ホワイトの曲は良かったけどなあ・・・あ、話もあっちの方がずっとマシでしたし。
というわけでこれ以上の感想もないんですが・・・(汗)文句言う気にもあんまりならないなんてのも珍しい・・・(汗)
キャストですが、保坂知寿さんはなかなかハマリ役かな、と思いました。元宝塚の人とはまた違う感じていいんじゃないかなと。歌も昔に比べて随分上手くなりましたよね。下村さんもそうだけど。
涼風真世さんのエリザベス一世は、なんかMAのマリー・アントワネットと同じような感じだったけど・・・(汗)エリザベートは観てないんだけどどんなだったんだろ。
しかし、見事にエリザベス一世そのもののメイクでしたね~。衣装もすごく豪華できれいでした。
宮川浩さん、超久しぶりにお見かけしましたが(汗)歌上手かったんだなあと久々に観て思いました・・・
あと、オフラハティの族長、こんな背が高くて歌の上手い人いたっけ?と思ったら中山昇さんだった・・・(汗)宮川さんの久々の起用といい、もしかして男性陣人材不足?(大汗)
あ、帝劇にオケピットがないの初めて観たなあ。
とまあ感想はそんなところです・・・(汗)
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逆さホーエンシュヴァンガウ城

2009年12月20日 | 旅行
ホーエンシュヴァンガウ城に行った後、またアルプ湖に行って見ました。
朝まだき、まだまだ人がいなくて静かでしたね。
少し湖の周りを歩いてみました。本当は一周してみたかったけど、さすがにそこまで時間がなく・・・この日のうちにまたフュッセンまで移動するつもりで、その前に聖コロマン教会までも行こうとしていたので。
少し歩くと、ホーエンシュヴァンガウ城がきれいに水面に映ってました。逆さホーエンシュヴァンガウ城!?


前日より更に天気がよく、背後の山がきれいに見えてました。なんて山なんだろうなあ・・・(調べないという(汗))
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The Voice from Yesterday

2009年12月20日 | 音楽(主に日本のHR?)

というわけで聴いてます、MAKE-UPのミニアルバムThe Voice from Yesterday
ここ数年CDは通販派でしたが、通販だと発売日に届かないことに気がつき、しかも店頭だったら発売日前日には聴けるな・・・ということで、何年ぶりかで地元のCD屋で予約して発売日前日にゲットしました。
なんか店頭ではあまり置いてないという話も聞きますが・・・(汗)予約すればどこでも普通に入るようですよ。
で、ブログに感想も書かずに、一日にブログのアクセスの100分の1くらいしかアクセスがないMAKE-UPのサイトの更新とかしていた・・・(笑)
The Voice from Yesterdayの曲の人気投票とか設置してみたんで、良かったら投票してみてください。今のところいい感じで票バラけてます(笑)

さてミニアルバムの感想ですが。
河野さんのウェブラジオで1曲ずつ早聴きしていた時は、すごいアレンジだなあ・・・とびっくりしてましたが、なんだかアルバムトータルで通して聴いてると、すごく構成が上手いというか、ハマっていて、自然に聴けてしまいました。
緊迫感溢れるペガサス幻想から暴れまくりのSAMURAI ROCK'N ROLLと続いて、Runaway-でしっとり聴かせた後に80's Dreamでノスタルジック?に聴かせて(この流れでイントロの松澤節のギターを聴くとなんかグッと来てしまうんだな・・・)、最後はそのままのノリで楽しいエンディング?という感じで永遠ブルー、と計ったような構成なんですよね~。
最初曲順を観た時には「ペガサス幻想で始まって永遠ブルーで終わるのか・・・」とちょっとテンション下がり気味だったんですが、アレンジがあまりにも変わっていることもあって、全部込みトータルでカッコイイ、という感じです。
後特筆すべきはストリングスの入ったアレンジかな。
ストリングスが入ったアレンジになると聴いた時には「ええ~」だったんですが、そこはさすがに河野さん、予想外のアレンジで、いわゆるストリングスものとは全っ然違ったので良かった!
もともとはあの2曲をストリングスアレンジで・・・という要望で始まったこのミニアルバムらしいですが、こういうアレンジで来るとは制作の人たちも思ってなかったんじゃないかなー(笑)
あと、こういうストリングスって演奏のレベルが今イチなことが多いけど、結構ちゃんとした演奏だったのも良かったですね。
あと、信夫さんのヴォーカルが、やっぱり河野さんとか松澤さんの曲を歌ってるといいなあと。いやうるゴメもいいんですけど。
特に80's Dreamを聴いてると、松澤節に信夫さんの声って合うよなあ・・・と改めて思いました。久々にそういうのが聴けたのも嬉しかったですね。
というわけで1曲ごとの感想など。

1.Trident~Overture
ペガサス幻想の原曲のイントロのメロディがバックに入ってるそうな。言われるまで気がつかなかった・・・
ストリングスといいつつ、決してメインがストリングスでないところがいいかな~(そんなにストリングス嫌いか(笑))

2.ペガサス幻想~21st Century Ver.
予想外の強力なアレンジで、見事な原曲ぶち壊しぶりが素晴らしい(笑)
ギターがギュンギュン言ってるのもカッコイイ。
でもヴォーカルもギターソロも前のまま(ギターソロは一応1月に出た2009バージョンだけど)というのが面白いかなー。
終わり方が結構唐突なのも意外だけど、最後まで意表をついてるなーという感じですかねー。

3.SAMURAI ROCK'N ROLL
河野さんの新曲ですが、なんだかうるゴメっぽいなー。ドラムがそうる透さんだから余計かも。いや今現在の河野さんの曲って感じですよね。
でも、うるゴメよりはストレートな感じかな? 素直にカッコイイです。
結構ギターサウンドが前面に出てる・・・割にはあんまり松澤さん色がないな~。河野さんのアレンジのままだからかな。河野さんも結構弾いてるのかも?
ベースソロなんかもあってゲストへの配慮もある曲ですね~。
あ、てらちんのベースは新曲2曲だけらしいですよ。
しかしギターソロが短めだよなあこの曲も・・・

4.Runaway from Yesterday
最初河野さんのウェブラジオで1コーラスだけ聴いた時はあまりにも変わってて違和感がありました。特にずっとシンセサイザーが入ってて、ドラムじゃなくて打ち込みのリズムが入っていたのが・・・
でも、最後まで聴いたら、終盤ちゃんとドラムも入ってたし、ギターも入って盛り上がってカッコ良かったです。最後まで聴かないで文句?言ってごめんなさいという感じ。(でもギターソロが4小節で切られちゃってるのがな~)
前半もギターは渋い感じで、聴きなれてきたらいいなあと思うようになりました。中間部のアコギのソロがまた泣かせるんですよね~。
このアコギのソロ、松澤さんが弾いてるのかと思ったら河野さんのブログによるとどうやら河野さんが弾いたっぽいです(汗)全然わからなかった・・・
(それとも河野さんのギターで松澤さんが弾いたってこともあるかな? なんかフレーズはすごく松澤さんっぽいんだけど・・・音も)

5.80's Dream
イントロのギターからしてもう松澤節って感じで、なんかイントロだけで涙腺が緩みがち(笑)Runaway-の後という曲順もあるかもだけど。
どの程度河野さんの手が入っているのかわかりませんが、絶対松澤節、というところもあり、なんだかGRAND PRIXっぽいところもあり・・・かなり入り混じっている感じが、一緒に作ったんだなあという感じがして嬉しいですねえ。
松澤節のせいなのか、なんだか懐かしい感じがして、信夫さんのあの歌詞もそういうイメージから出てきたんじゃないかなあと思ってしまいます。
でも、懐かしいといいつつ、実はMAKE-UP当時には決してあり得なかった曲調なんですよね・・・歌詞もそうだし。そのあたりが、今の三人で作った、という感じがするかなあ。
聴いていてなんだかあったかい気持ちになったりして、そういうのもMAKE-UPではなかったよなあ。そういう意味でもちょっとGRAND PRIXっぽいけど、松澤節も色濃いという・・・なんだか不思議な感じ。
いや、そんな訳ですっかりこの曲にハマってるんですが(笑)
ちなみにこの曲、松澤さんの曲でも、南さんとDRAGON FLYを結成する前にDRAGON FLY名義で作っていたデモCD(以前友達にもらいました・・・)の曲に雰囲気が似てます。ということは原曲は結構古かったりするのかな。
といいつつ、DRAGON FLY後期?のSeptember Tearsに似たフレーズもあったりするのですが・・・
あと、歌詞が、元カノとの再会にかけてMAKE-UPとの再会を歌っているような感じもするんですが、そうすると最後のGood-by againが「もう再活動はしないよ」ということになっちゃうんですが(汗)
最近の信夫さんの歌詞にしては珍しくストレートというか、私にも意味がわかるんですが(笑)曲調がストレートだからかな。確かにSAMURAI ROCK'N ROLLとか聴いてると、ああいう歌詞になるのもわかるような気がしないでもないです(笑)

6.永遠ブルー~21st Century Ver.
原曲の壊しっぷりという点では一番離れているような気が。これも意外なアレンジでしたね。ストリングスがどうこう以前にもう全然違う(笑)
80's Dreamから続いてるような松澤節っぽいギターのイントロからして軽快な感じで、なんだか和やかなエンディングという感じですね。
ヴォーカルもこの曲は随分雰囲気変えていて面白いですね。これ聴くと、他の2曲が原曲ほぼそのままなヴォーカルなのは敢えてなのがわかりますね。


正直、1月に3人MAKE-UPのシングルを聴いた時は、まあこの3人でやってるユニットであってMAKE-UPとはちょっと違うよな、と思ってたんですが、こうしてミニアルバムを聴いていると、この3人だったらもうMAKE-UPって言ってしまっていいんだな、と思いました。
結局のところ、松澤さんと河野さんの音楽の上に信夫さんのヴォーカルが乗っかっていれば、もうそれでMAKE-UPなんだなと。
豊川さんがドラム叩いたらどんなかな・・・とは思いますが、それはそれで。そうる透さんもシンプル目なドラムを叩いてくれているので意外と違和感はありませんでした。まあちょっと河野さんのアレンジで透さんのドラムですからうるゴメっぽい感じはありますけど(笑)

というわけで毎日ヘビロテしてますが(笑)
今更こんなアルバムが聴けるなんて、なんだか夢のようだなあ・・・
ペガサス幻想はあまり好きな曲じゃなくて、MAKE-UPでもDRAGON FLYでもライヴでこの曲やると1曲損したような気になってましたが(汗)ペガサス幻想があったからこのミニアルバムもできたんだよな・・・と思うと、もっとありがたく思わないとですね(笑)これからはペガサス幻想を聴くことがあったらありがたく聞かせてもらおうと思います(笑)
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ホーエンシュヴァンガウ城

2009年12月14日 | 旅行
ノイシュヴァンシュタイン城に行った翌朝は、ホテルで結構な朝食をいただいた後、ホーエンシュヴァンガウ城のチケットを取り、お城に向かいました。
馬車で行くとぐるっと回るようなのですが、どう観ても目の前に入り口があるので、歩いて上ると・・・扉が開いてない?
もしかして間違ってるのかなーと思ったのですが、何人も待っている人がいたので一緒に待っていたら、鍵を持ったスタッフの人がやってきました・・・出勤時間前だったようで(汗)
ホーエンシュヴァンガウ城もオーディオガイドで、予約時間までに中庭のゲートに行くというのはノイシュヴァンシュタイン城と一緒です。ガイドブックには日本語はないとか書いてあったのですが、日本語オーディオもちゃんとありましたよ。
朝一番というのもあったでしょうし、そもそもノイシュヴァンシュタイン城だけ行ってホーエンシュヴァンガウ城は行かない人も多いので、人も少なくてのんびり観られました。まあツアー人数は決まってるから、ノイシュヴァンシュタイン城も決してゆったり観られないわけではないですが。
トップの写真はそのツアー待ち合わせ場所のゲートがある中庭です。
少し行ったところに、白鳥の口から噴水が出ているという、かなり笑えるというかシュールな庭園もありましたが・・・(なぜか写真なし・・・)

その中庭から見えた聖コロマン教会付近。どんだけコロマン教会好きなんだ・・・(笑)

ホーエンシュヴァンガウ城のツアーもなかなか面白かったですが、何しろ前日にノイシュヴァンシュタイン城を観てしまった後なので、スケールの違いはどうしようもないですね・・・
やっぱり二つ観るなら、先にホーエンシュヴァンガウ城を観るのが正解ですねー。ノイシュヴァンシュタイン城のスケールの大きさもより実感できるでしょうし。
でもなかなか素敵なお城で、むしろ実用的というか、住むならこっちがいいな・・・という感じでした。


お城のさっきの入り口を出たところで撮ったノイシュヴァンシュタイン城。逆光で妙なハレーション起こしてしまって変な写真しか撮れませんでしたが、比較的まともに撮れた一枚。
左に見えてるのはホーエンシュヴァンガウ城に付属しているチャペルですが、中には入れませんでした・・・
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韓国のミス・サイゴン、マイケル・リーが再びクリスに!

2009年12月14日 | ミュージカル・演劇
韓国で来年やるというミス・サイゴン、もしかしてマイケル・K・リーがまたクリスやるかも・・・という噂?を聞いて、念のため毎日公式サイトをチェックしてたら、今日サイトがリニューアルされてて、キャストもろもろが発表されてました!
なんと、やっぱりマイケルがまたクリスをやるんだそうです! ダブルキャストですが。
エレンもキム・ソニョンさんのシングルでちょっと嬉しい。
期間が、会場を変えながら3月から9月まで・・・随分長いなあ。出来れば夏に行きたいけど、マイケルはずっと出てたりするんだろうか・・・途中でいなくなるかもだったら早いうちに一度観に行っておいたほうが良さそうだけど、忠武アートセンターに行くまでは行けそうにないなあ・・・そこまで出ていてくれればいいけど。
以前マイケルのクリスを見た時は、日本のミス・サイゴンも2回しか観ていなくて、マイケルのクリスの解釈について考える間もなく観てしまったけれど、その後ほのかさんのおかげで日本のサイゴンも観まくったし(笑)マイケルがトゥイをやったセントルイスのミス・サイゴンで本場キャストを観て、「こういう作品だったんだー」と認識を新たにしたりしたしで、作品に対する理解もかなり深まったので、またマイケルのクリスを今度はじっくり見たい、と思っていたんですよね。本当に観られることになりそうで嬉しいです。
しかし、もし上手いことマイケルが夏あたりまで出てくれるとなると、来年もまたイギリスには行かないことになりそう・・・なんでこう縁がないのかなあ。(昨年は自ら自粛してしまったんだけど)

韓国と言えば、来年初めには「モーツァルト!」を観に行く予定です。韓国でドイツミュージカルは初めてということらしいですが、どんな感じになるのかなー。(韓国ミュージカルって実は「ミス・サイゴン」と「ラ・マンチャの男」しか観たことがないんですが)

しかし明日はMAKE-UPのミニアルバム発売、週末にはのだめ映画公開、グイン最終巻やらのだめ番外編やらも先週出たり、来週末にはLotR吹き替えオールナイト、ライヴの予定も色々入ったりと、遊ぶ予定ばかりどんどん入っていく・・・年明けには観たい映画が目白押しだし。
いいんだけどもうちょっとバラけてくれたらそれぞれに集中できるのになあ。色々手を出しすぎな結果なんですけどね・・・
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アルプ湖

2009年12月13日 | 旅行
ホーエンシュヴァンガウのはずれに広がるアルプ湖です。
これが信じられないくらいの透明度の湖で・・・
スイスのような、エメラルドグリーンの湖とはまた違う美しさがありますね。
ホーエンシュヴァンガウは、夕方になるとツアーでお城に来ていた日帰りの人たちがいなくなり、嘘のようにひっそりします。
このアルプ湖周辺も、日中は人でいっぱいですが、夕刻や早朝は静寂に包まれて、昼間の喧騒が嘘のようです。
ホーエンシュヴァンガウに宿泊している人も結構いるのですが、皆さんレストランでお食事中なのか、夕方の散歩をしている人はほとんどいませんでした・・・
自然の美しさから言ったら上高地くらいなのに(いやそこまでじゃないかな(汗))、朝夕にはひっそりして、ゆっくり散策できるホーエンシュヴァンガウ、かなり気に入りました。機会があったらまた来たいかも。
ところで、ホーエンシュヴァンガウというからには白鳥がたくさんいるのかな、と思ったのですが(シュヴァン=swan=白鳥ですね)、アルプ湖には白鳥は全くおらず・・・鴨が何羽か泳いでましたが。
白鳥は今はいないのかな、と思ったら実はいたのですが、その話はまた後ほど(笑)
コメント
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