ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

トールキンにとってのホビットという存在

2013年06月29日 | 指輪物語&トールキン
いきなり大層なタイトルですが、そんなすごい内容ではありません…(汗)
ちなみにここでいうホビットとは、作品としての「ホビット」ではなく、ホビットという種族のことです。

昨日ツイッターでタクト(@bedtown0922)さんが、ホビット終盤のビルボのかけひきについて考察されていて、とても面白かったのですが(まとめがあればリンク貼るのですが。私がまとめるのも何だし…(汗))、それを読んでいてふと思ったことがあったので、書き散らしてみようかなと。
タクトさんは、ビルボがあくまでも武力によらず、口先だけで(意訳?です(汗))戦争を回避しようと渡り合っていたのがすごい、とおっしゃっていて、そのとおりだなあと思いました。そこが「ホビット」の、他のファンタジーや冒険物語と一味違うところだなと思うんですよね。
ビルボの言動はすごく「大人」で「社会的」で、それが変わってるなあと。ドワーフたちの自分勝手な様子も現代人の人間観察から来てるんじゃないか、と思ったりするのですが。このあたりが、初読時に「これホントに子ども向けなのかなあ?」と思った部分です。そしてすごく面白いな、と思ったし、好きな部分でもあるのですが。
「ホビット」と似たような雰囲気を持つ作品として、農夫ジャイルズの冒険があります。(なんか今出版されてないようですね…ちょっとショック。中古はかなりお安くなってはいますが)
これも農夫ジャイルズが、竜を、全く戦わずに口先だけで倒すというか負かしてしまうところが、既存の竜退治の話と大分違っていて面白いんですよね。「ホビット」でもビルボがスマウグと言葉で渡り合う場面がありますが、さすがにビルボは勝ってはいませんが。
ちなみにこの作品、最初に発表された(オックスフォードのウースター学寮で授業?の際に学生たちに朗読したものだそうです)のはホビット出版前ですが、ホビットを書き終えてから書いたもののようです。ホビットを書き上げ、こういうスタイルのお話を作るのが面白くなって作ってみた、という感じでしょうか。私には色々と「ホビット」との共通点も感じられて、面白い作品です。トールキン自身も洗練された中篇になったとして気に入っていたようです。
そんなことを考えていて、ふと思ったのです。武力よりも理論で戦うビルボやジャイルズは、トールキンの分身なのではないかなと。
幼少の頃から神話伝説の類に興味があったトールキンですから、もし自分が神話伝説の中の登場人物だったら、なんて考えてみたこともきっとあるのじゃないかな、と思います。でもきっと、自分は剣を取ってドラゴンを倒す英雄の柄じゃないな、なんてことも思っていたのではないでしょうか。
武力ではなく弁舌でドラゴンと渡り合ったり、戦争回避のためのかけひきを仕掛けたりしたビルボやジャイルズは、もしかしたらトールキン自身の分身として、物語の中で戦っていたのではないかな、とふと思ったのです。
そう言えば、ホビットの存在は、中つ国の中で、他の種族と比べるとちょっと違うというか、浮いてる部分があると思います。
何かで読んだのですが、ホビットの文化は19世紀前半くらいだけれど、他の種族はもっと古い、中世や古代の文化だ、と言っていて、なるほど、と思ったのを覚えています。ドワーフたちやローハンなんかは中世というかバイキングっぽいし、エルフやゴンドールは古代と言ってもいいですよね。
だから、ビルボにしてもフロドたちにしても、ホビット庄を出て旅するうちにタイムスリップしたように現代人が過去の世界に足を踏み入れるような感覚があって、現代人である読者はホビットと同じような感覚を味わいながら、ホビットに感情移入しつつ読み進んで行くのですよね。
ホビットが生まれたのは偶然からで、トールキンが最初から自分の分身を自分で作った神話世界に送り込もうとしたわけではないと思いますが、そのホビットの冒険の世界を、自分が予てから考えていた神話世界に織り込むことで、思いがけず現代人としての自分の分身を送り込むことになったのではないか、と思います。
もっとも、「指輪物語」になると、ホビットたちはもっと大きな世界のうねりに巻き込まれて行き、ビルボやジャイルズのような活躍はしなくなります。ホビットの続編を書くにあたり、自分の作った神話世界により深く入り込むことにしたために、そういうライトで現代的な部分はそぐわなくなったのでしょう。
それでも、「ホビット」や「農夫ジャイルズ-」を書いていた頃には、そういうつもりで、送り込まれた「現代人」を自分の代わりに活躍させて楽しんでいたのではないかな、と想像するのです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jesus Christ Superstar(韓国版)

2013年06月23日 | ミュージカル・演劇
韓国のニュープロダクションによるJesus Christ Superstarを観てきました!
もともと好きな作品ですが、韓国まで観に行くことを決めたのは、ジーザス役でマイケル・リー(Michael K. Lee)が出演すると知ったからでした! ダブルキャストのパク・ウンテさんも好きだし、これは両方観に行かねば、と。
マイケル・リー氏を初めて知ったのは、2004年のブロードウェイでの宮本亜門演出の太平洋序曲でした。(私が観たのは2005年に入ってでしたが)香山役のマイケルをいいなあ、と思ったものの、その後追いかけるまではせず…
それが、2006年に韓国のミス・サイゴンでクリスをマイケル・リーという人がやると知り、えっまさかあのマイケル・K・リーのこと??? と思ったら本当にそうで。
その後、ミス・サイゴンでマイケルのファンになった方のブログで色々情報もわかるようになり、韓国の他アメリカでの公演も観に行くようになりました。シアトルで王様と私とか、セントルイスでミス・サイゴンのトゥイとか。(セントルイスではユダも一度やっていたのですよね。2005年あたりに…観たかったなと思ったらシアトルでも見られましたが)
一昨年にはシアトルのVillege Theatreの公演でジーザスとユダを交互に演じるのも見たのですが、まさか今度は韓国でジーザスで観られるなんて…と大興奮!
公式サイトにも出てますが、事前に録音したゲッセマネ(英語版)を聴いたら、シアトルよりもさらに進化していたのでびっくり! シアトルでも素晴らしかったのですが、それより更に…だったので、もう期待度MAXに。
(こちらでもまだ聴けますね。下の方にスクロールするとプレイヤーが出てきます。マイケルとウンテさんのゲッセマネ、ユン・ドヒョンさんのHeaven on their mindが選べます)
そしてここでユン・ドヒョンさんのHeaven on Their Mindを聴いて、マイケル以上に楽しみになってしまった私…(汗)いやー韓国にこんな素晴らしいロックシンガーがいたとは!
韓国にはかなり昔から行っているのですが(年数は長いけど回数は少ない…)、韓国ってロックバンドでメジャーなのってない、ですよね。アイドルっぽいバンドはあるけれど…
私は英語以外の言語で歌ってるロックが結構好きで、中国とかモンゴルとかスペインのバンドで好きなのもあるのですが(欧州のバンドは英語で歌うのがとても残念…現地語でやればいいのに!)、韓国でいいバンドがないのは残念だなあ、と思ってました。アジアで共産圏じゃない国ってどうも歌謡曲じゃないと受けないのかなあと。東南アジアでもロックバンドってあんまり聞かないし。
ユン・ドヒョンさんはようつべで探したらポップスっぽいバラードしか出てきませんでしたが、バンドで欧州ツアーなどもやっているらしく、こんな本格的なロックシンガーもいたんだなあと。もっと早く知ってたら…
歌唱力もですが、韓国語の発音がすごく綺麗なのもポイント。現地語ロックでは重要なポイントです(笑)
そんな訳で、実は最初はシアトルみたいにマイケルとウンテさんが交互にジーザスとユダやってくれたら…なんて思ってたのですが、一気にユダも楽しみに!

私は千秋楽までのラスト3回を観ることにしました。マイケルジーザスとユン・ドヒョンユダを2回、ウンテさんのジーザスを1回です。
初日直前にプレスコールとして舞台リハ?の映像も出てましたが、皆さん全力で歌ってて、最後まで持つのかなと心配になりましたが(汗)
シャルロッテ劇場は、ロッテワールドホテルの敷地の一角?に出来た劇場で、ミュージカル専用劇場だとか。
チケットの引取りが当日の開演2時間前からのみというのがびっくりでした。どうもチケット全部発券して渡しているようで…うーん効率よいのかどうだかわからないなー。人気公演の場合、開演直前だとチケット発券間に合わないこともあるとか聞きましたが…
劇場に入ってみて、ステージが近くてびっくり。オケピットが狭いのか、舞台から少ししか出ていなくて、オケピットがない劇場と変わらないくらいのステージの近さでした。これはいいな~

今回のプロダクションの演出は、日本でいうところのエルサレムバージョンを少し現代的にした感じ。衣装もそんな感じでしたね。
四季版ほどではないけど舞台も傾斜してたし、ある程度意識はしてるのかな。
巨大な岩のようなセットが移動して使われていたのも、舞台の奥行きを感じさせてなかなか良かったです。
あと、音楽のアレンジですね! シアトルではかなり今っぽいロックなアレンジになっていて、録音バージョンでもなかなかロックしてたので楽しみにしてたんですが、意外とロックテイストは低めでした。いやバンド部分はちゃんとロックしてましたけど。
ただ、ロック度は意外と低めながらも、現代的な面白いアレンジになっていて、なかなか良かったです。
JCSの音楽って、さすがに60~70年代のものなので、そのままだと古いんですよね。でも、その時々で「今風」にアレンジされることで、元々の音楽の良さがその都度引き出されてました。ただ、アレンジを誤ると一気に古くなっちゃうんですよね。
四季版は敢えて60年代テイストの録音を使い続けてますが、私は作品に対してマイナスだなと思っているのですが…
今回の韓国版のアレンジはなかなか良かったです。ロックにこだわらずに、シンフォニックなアレンジも加えて、ミュージカルらしいアレンジになっていたと思います。
驚いたのはメロディーラインまで一部変えてきたところですね。Heaven on their mindも最後の方変わってましたが、全然違和感なかったし、むしろカッコ良くなってました。
あと、最後の晩餐のところでユダの歌が増えてたような気がしたのですが…アレンジとかメロディーラインとか変わってるだけ?
また、ユダがカヤパたちにジーザスがゲッセマネにいることを告げるところで1幕終了、だったのですが、(シアトルも休憩ありでしたが、やっぱり同じところで切ってましたね)コーラスのWell done Judasのところをアレンジして長くして、一幕終了に相応しい盛り上がる感じにしてました。これはユダの自殺のところも同じでしたね。
2幕の最初も、最後の晩餐の曲をシンフォニックにアレンジして、なかなか荘厳な幕開けになってました。
そして、個人的にほほう、と思ったのがピラトの夢ですね。この曲、どんなアレンジで聞いても演歌っぽく聞こえて仕方なかったんですが(大汗)、このプロダクションでは、ピアノソロのアレンジで、全く演歌を感じさせませんでした! ピラト役の方が二人とも演歌歌いそうな雰囲気だったので(失礼(汗))余計にびっくりでした!

キャストの感想ですが、マイケルのジーザスは、終盤に来てやや調子がよくなかったそうですが、それでもあれだけの長丁場、最後まであのテンションで演じて歌っていたのはすごかったと思います!
ゲッセマネの後はショーストップか、くらいの拍手でしたし、6/8の舞台ではまだ終わってないのに拍手が! まあ間違いなんですけど、それだけ素晴らしかったということですよね。(ウンテさんの時も拍手あったかも…)
ゲッセマネももちろん素晴らしいですが、最後の晩餐~ゲッセマネの前のところのリフレインで泣きそうになりました…シアトルでもこの辺の静かなフレーズが良かったんですよね。
シアトルではかなり人間的なジーザスだったんですが、今回のプロダクションはカリスマ的で人と違う部分もある、「神」を意識させるジーザスで、演技としてより深みが出たと思いました。いや人間的なシアトルのジーザスも好きでしたけど。
何よりも、なんかカッコイイジーザスだったんですよね~。今まで観た中で一番カッコ良かったかも(笑)これは人気出るのもわかるわー、という感じでした!
終始悲しげな表情だったんですが、使徒たちや民衆、マリアに微笑みかけるところなんか、優しげでカッコ良かったですね~。
そう言えば、What's the Buzzのジーザスの歌で音を上げてたところがありましたが、あれもともとシアトル版でダブルキャストのもう一人だったアーロンさんが歌ってたんですよね。私が観に行った時にはアーロンさんは普通に歌ってて、マイケルが音上げてたという。
この作品のジーザスって、演出によっては結構高慢で嫌な奴、と思わせる部分が出てくると思うのですが、マイケルのジーザスは終始優しくて、人格者という感じでした。寺院の場面で怒るのも、シチュエーション的に偽ジーザスがいたりして、理解しやすい感じだったし、マリアを贔屓してるのもそんなに自分勝手に思えなかったし。
ウンテさんのジーザスの方が、四季のジーザスに近い感じだったかな…ウンテさん四季にいた時に影響受けてたりするのかな?
ウンテさんのジーザスは、孤高の人、という感じで、ほとんど笑わない。四季で見慣れているジーザスに近い感じがしました。
心を閉ざした感じがあるからこそ、マリアを必要としているのは切実に感じられたかな。
私が観たのは千秋楽だったのもあったのか、ゲッセマネが素晴らしかったです。マジ泣きでしたから。思わず貰い泣きしてしまいました(笑)
十字架に打ち付けられる時もすごく痛がっていて、リアルでした…完全にジーザスに没入してたんですね…!
役作りや演技の点ではマイケルに軍配かな、というか正直かなり差があると思いましたが(マイケルの経験値が違いますよねやはり…)、千秋楽のウンテさんの気持ちの入り方は素晴らしかったです。観に行って良かったと思いました!
あと、マイケルが英語でGet Outと言ってるところ、ウンテさんは「カー」(出て行けなので同じ意味)と言ってたのが面白かったですね。ほかにもこういう場面あったのかな?

楽しみにしていたユン・ドヒョンさんのユダですが、演技が今イチ…と聞いてましたが、終盤になってかなり良くなっていたようで、とても気持ちが入ってました。特にやっぱり千秋楽がすごかったですね。やっぱり千秋楽って行ってみるものだなあ。今回は日程の都合でたまたまだったんですが。
歌はもう申し分ないというか、やはりすごい存在感ですねー。
ただ、スーパースターの盛り上げ方はハン・チサンさんの方が楽しかったようで。今回私は生で観られなかったのですが、千秋楽のカーテンコールで登場して歌ってくれてラッキー!でした。
スーパースターで、コーラスガールがJesus Christ Supestar/Who are you? What have you sacrificed?の部分で、ユダも一緒に後ろを向いて、両手を挙げたあと下ろす、という振り付けがあるのですが、ユン・ドヒョンさんの手の上げ方が…(汗)なんか拍にぴったりタイミング合わせてたいそうのようにピン、とY字で上げるもんだから、なんかおかしくて仕方なかったです(笑)なんかかわいくて(笑)
カーテンコールのおじぎも、わざとなのか?マジメに三方向にお辞儀してて、なんかおかしかった…(笑)
そんなこんなも含めて、なんかユン・ドヒョンさんすっかり好きになってしまったな(笑)バンドのCD手に入ったら買いたいです。

マリアはチョン・ソナさんが素晴らしかったですね~。モーツァルト!で観た時はちょっと強すぎかな、と思ったのですが、この役に関してはその迫力が良い感じでした。あんな風に歌える女優さん、日本にはほとんどいない…少しはいるけどまずJCSに出ることはないでしょうな…(鈴木ほのかさんみたいに外部オーディション受けることはありか?)
チャン・ウナさんは、千秋楽での気持ちの入り方がすごかったですね。カーテンコールでも役の気持ちもあってか泣いていて、もらい泣きしてしまいました(笑)チョン・ソナさんも千秋楽ではカーテンコール泣いてましたが。やはりラストの気持ちひきずるんでしょうね。
チャン・ウナさんは自分が出ていない千秋楽のカーテンコールでも感極まっていて、見守りたくなってしまう感じでした(笑)しかし彼女マイケルよりも背が高い…(汗)

ピラトは二人とも上手かったです。というかあんまり見分けが…(汗)
このプロダクションのピラト、ジーザスにかなり同情的で(もともとそうではありますが)、最後はすっかりジーザスが好きになっちゃって泣き崩れるという感じで、うーんこういうのもありかな…と思いました…(汗)

ヘロデ王は、チョゴンさん(さん付けにやや違和感…妹がいつも呼び捨てなんで(汗))良かったですね。私はドラマで少し観たことがあるだけなのですが、演技も上手いし、ドラマ内でちらっと歌ったらメチャメチャ上手かったので、ハマるだろうなとは思ってましたが。
かなり若いヘロデ王ですが、若いバカ殿って感じで全然ありでした。
妹に言わせると、いつものキャラのままらしいですが(汗)でもそれでハマって役として良かったのなら成功なんじゃないですかね。

カヤパとアンナスともう一人(汗)のトリオがなかなか面白かったです。
カヤパの人は、バリトンですごく上手いんですが、バスの声域はかなり苦しそうでかわいそうでした…オクターブ上げて歌ってるところが多かったですね。仕方ないけどバスが効かないとあの曲はちょっとなあ。
鬚生やした感じが、時代劇の王様みたいで、妙に似合ってるというかハマってました(笑)
アンナスの人は、アンナスの声が高くて気持ち悪い感じを、やかましい感じでやってておかしかったです。カヤパの耳元で歌いだして、カヤパが「あーうるさっ」という感じで離れるなんて場面もあっておかしかった(笑)
カーテンコールは三人で振りつきでちょっと踊ったりして、なかなか息の合った三人組でした(笑)
千秋楽のカーテンコールの時、出演してなかったキャストが出てきた時に、なぜか皆カヤパの人とも抱き合っていたのが印象的でした。ムードメーカーな人なのかなーって。

マイケルたちの千秋楽の時にカーテンコールが何もなく、あれーと思ったら、大千秋楽のカーテンコールで他のキャストも登場するという趣向でした。知らずにマイケルだけ観てたらカーテンコール観られなかったところでした…
最後にユダが歌うSuperstarはハン・チサンさんが最初にマイクを取り(やはり彼のSuperstarが一番評判良かったですもんね)、キム・シニさんにマイクを渡し、キム・シニさんは少し歌ってユン・ドヒョンさんに渡したんですが、ユン・ドヒョンさんそのままマイケルにマイクを渡して、ちょっとマイケルも歌いました!
最後にマイクを持ったユン・ドヒョンさんの「カムサハムニダー!」が、ああロックっぽいカムサハムニダってこういう風に言うんだ、と思ってちょっと面白かったです(笑)
カーテンコールは撮影可だったんですが、写真も動画もロクなものが撮れなかった…こんなことならいっそ何も撮らずにカーテンコール純粋に楽しめばよかったなあ。

そんな訳で、ちょっとハードスケジュールだったんですが、観に行って良かったです!
マイケルは今回のジーザスですっかり大人気に! ミス・サイゴンでも人気出たのですが、今回は日本の方でファンになった方も多いみたいで。
この調子でどんどん韓国ミュージカルに出てくれると嬉しいなあ。米国ではやれないような役柄がどんどんできますからね。シアトルでもやってくれそうだけど、韓国の方が全然行きやすいですからね…
しかし、日本のファンにも人気出たと言っても、実は韓国ミュージカルをよく観られるような方でも、今回のJCSは観に行っていない、という方が結構多いような気がします。ウィーンミュージカルとかがお好きな方が多いからかな…
まあ、どちらにしても、マイケルがこのような形で才能を認められるのはとても嬉しいことだなと思います。素晴らしい才能を持っていながら、人種の壁があってアメリカではなかなかメジャーになれなかったと思うので。
このところ2年に1回くらいはマイケルの舞台が観られているので、また近いうちに観られたらな、と思います。
とりあえずはAllegianceのブロードウェイ公演が私が行ける時期にありますように…なんか春とかいう噂があるようですが、春だと私行けませんので…夏か年末にお願いしますよ!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする