ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ホビットDoSネタバレ感想 辛口編 追加

2014年01月22日 | 指輪物語&トールキン
イギリスで見て来たホビットDoS感想、ガンダルフのこと書き忘れてたので追加です。
ネタバレ部分は白字で書きますので、読む場合はドラッグして反転させてご覧ください。
ただし、スマホ用画面や、RSSなどのフィードでは白字にならずに見えてしまいますのでご注意ください。
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

さて、書き忘れていたDoSでのガンダルフ、そしてネクロマンサーのことを書こうと思います。
タイトルにもありますが、辛口です…
ガンダルフ、今回は今までで一番魔法使いらしい戦い方をしますが…そこになんだか違和感がありました…
物理物理と言われてますが(笑)極力力を使わないところがガンダルフらしいと思っていたので、あまり魔法らしいことされると違和感が…
そしてネクロマンサーの登場の仕方も派手だなあと。まあ映画的にはあれくらいしないとなのかもですが…
炎の目の中にサウロンの姿が写ってるの見て、ああ、このサウロンのフォルム嫌いだったんだなと思い出しました(^^;)FotRのプロローグ以来出て来なかったので忘れてたけど(汗)
サウロンについては、原作では恐ろしいと言われ続けながらも、結局姿を現さないまま滅びてしまったのが意外で好きだったので、具体的な姿はあまり観たくなかったのですよね…
RotKで黒門前にサウロンが出て来る案もあったとかで、出て来なくて本当に良かったと…(まあサーチライト御目で十分でしたけど(汗))
まあ、たとえばアカルラベースとか映像化するとしたらサウロン出て来ることになるのでしょうけど、第三紀においてはサウロンは過去の幻であって、姿は現さない方が良いなあと。
いや、あの程度では現したとは言えないかもですが…(汗)
という訳で、個人的にはあのガンダルフとネクロマンサーの派手な戦いは今ひとつ、でした。
あの場面のサントラ、RotKのミナス・モルグルから魔王の軍隊が出撃する場面の音楽と同じのがかかっていて(多少違いますが)、実は私はあのサントラがすごく好きなのでちょっと楽しみにしていたのですが、なんだこれかー、とちょっと思ってしまって(^^;)
まあ、一番カッコイイサウロンのテーマ、だと思いますが。
余談ですが、CDだと他にも何か所かサウロンのテーマが出て来ていたのですが、映画本編では結局ここでしか出てきませんでした。AUJでもCDでは出て来ていたのに本編では出て来なかったので、出し惜しみ(というと言い方悪いですね(汗))してるのかなと思ってたのですが、DoSも最後の最後までサウロンのテーマは取っておいたというところですね。

ところで、ラダガストは何のために出て来たのでしょう…ファンサービス?(^^;)
もしかしてドル=グルドゥアに移動するのにウサギ橇が必要だったとかいう理由じゃないでしょうね…(汗)

実は、ミーハー編の感想書いた後に、あれ、ビルボの場面の感想がないじゃん、と…(汗)
おかいしな、結構目立っていたし、全編通してかわいかったのに…
もしかすると、DoSをAUJに比べて物足りないと思ったのは、このあたりにあるのかもしれません。
ビルボは目立っていたしかわいかったんですが、あまり他のキャラクターたちと絡んでいなかったんですよね…
主人公らしい活躍はしていましたが。
AUJでは、ドワーフたちにイライラしたり、フィリキリに騙されて?トロルのところに行くことになったり、と他のキャラクターたちとそこそこ絡んでいたし、トーリンに認められていない、という微妙な立場もあって、トーリンとビルボの関係の変化も描かれていましした。
今回は、ビルボはドワーフたちに仲間として受け入れられた反面、あまり新しい人間関係の進展がなかったかなあと…バーリンとの会話はありましたが、あれでも物足りなかったなあ。
三部作の真ん中というとこもあると思うし、全体的に話がさくさく進んでいたせいもあると思うのですが…
バルドとかバルドの子どもたちとかともっと絡んで欲しかったな、というのはミーハー編にも書きましたが。
このあたりは三作目ではさすがに変わると思いますが。いよいよあの場面もあるはずですしね…

という訳で、また辛口というか不満を書いてしまいました(^^;)良いところもあったんですけどねー。
とりあえず、日本公開になったら、ビルボがかわいかったところをもっとよく見ようと思います(汗)
コメント (4)
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トーリンの狂気のこと

2014年01月18日 | 指輪物語&トールキン
さて、ネタバレ感想辛口編に書いた、トーリンの狂気というか「病」について書きたいと思います。(ネタバレを避けるために敢えて本編で使われていない「狂気」という言葉を使いました。
AUJ EE追加シーン、DoSのネタバレを含みますので、ネタバレ箇所は白字にします。読むときはドラッグして反転させてお読みください。
スマホ用画面で見ると白字になっていません。またRSSなどのフィードでも伏字になりませんのでご注意ください。
原作のネタバレの内容を含みますので、3作目のネタバレになることも書いてありますので、その点もご留意ください。
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

AUJ EEの追加シーン、裂け谷で、エルロンドがドゥリン一族にまつわる「病」の話をしているのを観た時、「えっ?」とびっくりしました。もちろん原作にない設定でしたから。
そう言えば、AUJのプロローグでスマウグ襲来の時、トーリンがアーケン石をあまり気にしていなかったので、あれ?と思ったものでしたが、そういう設定だったのか…と。
でも、まだその時はそのままスルーできる程度だったのですが…
DoSで再び「病」(sickness)という言葉が出て来て、実際ビルボに剣を向けたのはどうもその病によってトーリンが我を失ったため、ということらしいと知って、「えーっ」と思いました…
映画のトーリンが原作と比べて清廉潔白な感じがすることに違和感はあったんです。ただ、意外に原作のトーリンに近い、誇り高くて頑固なところもあったので、「意外と原作に近いな」なんて思って見ていたのですけれど。
それでも、あのトーリンが原作どおりの行動に出るには、どういう展開になるのかな、と思っていたのですが、なるほど、あのトーリンが「病」のために我を失って、ああいう行動に出るってことなんですな…
この「病」という設定、考えようによっては上手いアレンジ…なのかもしれませんが、私はどうも違和感があります。
トーリンがビルボと決裂するのも、「病」で我を失った…言わばYou are not yourselfな状態で、ということですよね。
原作では、あくまでもトーリンのドワーフとしての価値観と、王の血統としての誇り高さが原因です。
そのトーリンが、最期にはビルボにこう言います。
「-わしはもうありとある金銀をすてて、そのようなものの役立たぬところへおもむくのじゃから、心をこめてあなたとわかれたいと思う。-」と。
ホビットのビルボとは相容れない価値観で生きて来たトーリンが、死を前にして、自分と違う価値観を持つビルボを認め、自分の過ちを認めるのです。
トーリンはこうも言います。
「あなたの心のなかには、あなたが知らないでる美しさがあるのじゃ、やさしい西のくにのけなげな子よ。しかるべき勇気としかるべき知恵、それがほどよく混じっておる。ああ、もしわしらがみな、ためこまれた黄金以上に、よい食べものとよろこびの声と楽しい歌をたっとんでおったら、なんとこの世はたのしかったじゃろう。-」
スランドゥイルを感動させたビルボのすばらしさを、トーリンも認めるのですよね。そして、ホビットの生き方のすばらしさも。
この和解の場面が私はすごく好きなのです。「指輪」でも「ホビット」でも、他の種族の人たちがホビットに感嘆して敬意を表する場面がとても好きなのですが、この場面もまた、トーリンがついにビルボの本当のすばらしさに気付く場面なのだと思っています。
でも、もし「病」のために我を失っていたトーリンが、我に返ってビルボと和解するのだったら、その意味合いが違って来てしまうと思うのです…
いや、それでも、病がなくてもそもそもトーリンがビルボの真価を悟っていたとは思えないので、同じような展開になることは可能かもしれません。
でもやはり、「我に返った」のと、「自らの過ちを悟って違う価値観を受け入れる」というのでは、違うと思うんですよね…
ここは思い入れがありすぎなので、映画でも素直に観られない可能性大です…

ただ一つ、トーリンが「病」のために、我を失ったことで、ビルボがアーケン石のことを言い出せなくなる、というのは上手い展開かな、と思いました。さすがに原作のように「なんとなく欲しくなってしまって」だと映画では見せづらいかなと思って…すでに指輪への執着も描いてしまったので、二重になるのはくどいですし。
ちなみに、アーケン石がどうなったかよくわからないようになってますが、絶対ビルボ拾ってますよね。このあたりがわからないようになってるのは上手いなと思いました。

そんなわけで、3作目でトーリンがどうなるのか…期待半分、不安半分で待ちたいと思います…
コメント (2)
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ホビットDoSネタバレ感想 ミーハー編

2014年01月17日 | 指輪物語&トールキン
追記 最後の方にツイッターでの感想のまとめへのリンクを貼りました

さて、ここからは話の順に良かったところ、面白かったところについて書きたいと思います。
全体的な感想は辛口編に書いてます。タイトルのとおりかなり辛口ですので、批判的な意見を読みたくない方はご注意ください。
こちらの記事でも同様に映画DoSのネタバレですので、白字にします。読むときはドラッグして反転させて読んでください。
なお、原作のネタバレも含まれますので、3作目のネタバレを回避している方はご注意ください。
追記 スマホ用画面で見ると白字が白になっていなくて、見えることがわかりました…(汗)
字の色がグレーに薄くなっているところはネタバレ部分ですのでご注意ください… 追記終わり
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

まずは冒頭。サントラを聴いていた時、「あれ、これFotRでブリー村に入った時の音楽だ。何だろう…」と思っていたらなんと、本当にブリー村に入った場面だったので映画館で一人で噴きそうになってしまいました(笑)
いやー、RotKやAUJで、自然のテーマ(蛾のテーマ)が出て来てるけどまさか蛾は出ないだろう、と思っていたらまさかの蛾の登場、の時と同じくらいの衝撃でした(笑)
さすがにあのサントラでブリー村から始まるとは予想できなかったなあ…(笑)
導入としては、原作にもあるし(終わらざりし物語ですが)、良かったのではないかと思います。
原作と違い、ガンダルフはドワーフ軍を編成するように推してますね。それなのに忍びの者も必要だと思ってたのか…ガンダルフがどういう構想でいたのか謎です。(原作もだけど)
ところで子馬亭のウェイトレスの女の子、ケイティちゃんに似てたけど違う?

ビヨルンは出番ちょっとでしたね…3部に期待して良いものか。
ビジュアルは、考えたなあ、という感じで結構好きなのですが、もうちょっと動物たちに慕われてる感じが欲しかったなあと。あれだと単に家畜をたくさん飼ってる人にしか見えなくて…
もしかしたらラダガストとキャラが被るからやめたとか?(汗)

ガンダルフはしっかりエレボールまで一緒に行くつもりだったんですね。「自分が行くまで山に入るな」というのは、トーリンが無謀とも思える行動に出た理由としては上手いかな、と思いました。原作では単に本当に後のこと考えてなかっただけだったけど(汗)映画のトーリンでそれはまずいですもんね…

闇の森、ボンブールが寝ちゃうシーンなかったですね。スチールは観たので撮影はしたと思うのですが…EEに入るといいなあ。

ビルボが蜘蛛と戦うシーンはちゃんとあって良かった!
いや、レゴラスたちが出て来るのわかってたので、ビルボちゃんと活躍してたかどうか気になってたんです…
指輪への執着が早くも出て来ているのは、LotRとのつながり的には良いのではないかなと思います。トールキンだってLotRの話を前提にしていたとしたら、指輪の描き方も変わっていたと思いますし。

しかし、オルクリストはレゴラスががめてたんですね…なんかムカつくな~(笑)ちゃんとお父さんに報告しなよ!

後から後から武器が出て来るフィーリかわいかった(笑)

スランドゥイルとの会見?の後、首尾をバーリンに訊かれてドワーフ語で毒づくトーリンがかわいくて好きですね(笑)声だけなのがまた(笑)
その後、「望みはそれだけではない」とトーリンが言ったのが意外でした。トーリンがビルボを信頼してるのか、と思ってちょっと嬉しかったな。
でも、もしかしてビルボがなんとかしてくれるだろうという不確かな望みだけをあてにして、スランドゥイルの前で意地張ってたのか?と思うと…原作のトーリンっぽくてもっと嬉しいですね(笑)

樽流れの場面、テーマパークのアトラクションみたいで結構楽しかった。あんなに上手く縦のまま流れるはずないと思うけど(笑)
レゴラスがドワーフの頭踏み石にして戦うのも面白かった(笑)まずドワーリンからなのはお約束ですね(笑)踏まれて不機嫌なドワーリンもちゃんとやってくれて満足です(笑)
トーリンが流れ去り際にレゴラスを助けてあげるのもちょっと良かったな。

バルドがお金に困ってるって設定は物議を醸すかもしけないけど、私は結構人間くさくて好きですね。
バーリンの世慣れた交渉上手なところもいいなー。
魚まみれはリンゴよりひどい…
しかもトイレから家に入らされたり、原作よりひどい扱い…そしてまずドワーリンからなところが美味しい(笑)

バルドの子どもたちかわいいんですが、せっかく子供出て来るんだから、ビルボとかドワーフとかともっと絡んで欲しかったなあ。RotKでベアギルが出て来なかった代わりに。
船の中でビルボが、ドワーフたちとは別にバルドと話をしていたような場面がありますが、ビルボとバルドの会話の場面とか、EEには出て来るのでしょうか。
今回、ビルボは良かったんですが、他のキャラクターとあまり絡んでなかったのがちょっと物足りないと感じた原因のひとつなのかもしれれません。
そういえば、以前やったスニークピークで撮影風景をやってたシーン出て来なかったな…EEには入るんでしょうか。

(スクリプト見たら、ビルボがティルダに毛布もらってありがとうと言ったり、パインがギリオンについて熱弁するのにドワーリンが「おとぎ話だよ」と言ったりする場面ありました…)

黒い矢ってあんなでかい武器なのか…まあ竜を倒すにはあれくらいないとかもだけど。

トーリンとバルドの会話、なんかちょっと嬉しかった。こういう原作にない場面とかは好きなんだよな…

エレボールに出発する時に着てた鎧、皆途中で捨てて来ちゃったの?(汗)忍び込むのには邪魔だから?似合ってない人はいたけど(汗)トーリンとかカッコ良かったのに。

秘密の扉が月の光で開くっていうのは、話盛り上げようと無理にやってる感がありありでちょっと…でしたが(汗)
しかし、もしかしてビルボがスロールの地図持ってたのって、ここで渡されてからずっと持ってたってこと? いやFotRで観た時、まさか本物のスロールの地図ではないよな、と思ってたんだけど、本物だったんだやっぱり…
どうせならちゃんとトーリンから譲って欲しかったですけどね…

ビルボがスマウグと会った時指輪をはずしちゃいましたが、映像的にせっかくの3Dが勿体ないので、あれは正解かなーと思いました。原作とは齟齬が出てきちゃいますけど。

とまあ、つらつらと並べるとこんな感想ですね。本当にまとまりない…(汗)
また日本語で見たら感想書くかもしれません。

追記
ちなみにツイッターでつぶやいた感想をまとめたものがこちらです。もちろんネタバレですのでご注意を。
今後も思いついたらいろいろ呟いていくと思います。
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ホビットDoSネタバレ感想 辛口編

2014年01月17日 | 指輪物語&トールキン
さて、いよいよDoSのネタバレ感想です。
ネタバレ部分は白字にしますので、読む場合は反転してお読みください。
ただし、RSSなどフィードで観るともちろん伏字になりませんので、ご注意ください。
あ、原作のネタバレ配慮は基本的にしていませんので、原作を読んでいない方には3作目の展開のネタバレにもなりますのでご注意ください。
追記 スマホ用画面で見ると白字が白になっていなくて、見えることがわかりました…(汗)
字の色がグレーに薄くなっているところはネタバレ部分ですのでご注意ください… 追記終わり
(追記:時間も経ったしみづらいので、白字表記解除しました。)

まずは全体的な感想…というか、ネタバレなし感想で書いた違和感を中心に書きたいと思います。
結構辛口ですので、批判的な意見読みたくない方はご注意を…
面白かったところなどはミーハー編に書いてありますので、そちらだけご覧いただくというのもありかなと思います。

タウリエルが案外悪くなかったので、闇の森までは結構良かったんですよね。
しかし、タウリエルは良かったんだけど、男どもがダメダメだった…(汗)
タウリエルって、女子が必要というのもあったと思うのですが、もしかしてキーリを目立たせたくて出したのかな、と思ってしまいました。
なんか、無理にキーリを目立たせようとしてる?という無理な展開が…。特にあの怪我ね…
予告の時は、元気に樽から弓を射ていたと思うんですが、変更しちゃったんですねえ。
AUJの時の無邪気でバカっぽいキーリが好きだったので、ちょっと今回かなり株が下がりましたね、私的には(汗)
フィーリも、なんだかキーリのおまけのような扱い…もうちょっと違う描き方はできなかったのかなあと。
というわけで、私的にはAUJで結構好きだったフィーリとキーリが割とどうでもよくなってしまいました(大汗)
AUJ見た時点では、3作目最後まで観るの辛い…と思ってましたが、割と心静かに観られそうです…(汗)

レゴラスもなー。あのキャラクターが果たして本当にFotRにつながるのか。
映画のレゴラスはすでに原作とは別人なんですが、映画は映画で、ピュア?な戦闘マシーン(汗)というちょっと不思議なキャラクターになっていたと思うので、今更人間臭い(エルフですが…)キャラクター付けされてもなあと…
鼻血出したり肉弾戦で苦戦したりとかもレゴラスの戦い方としては違和感だったなあ。
レゴラスのことはどうでもいいと思ってましたが、意外とこだわりがあったみたいです(汗)まあギムリの相棒としてふさわしくあって欲しいですからね…(笑)

まあ、このあたりは最後まで見てから評価を下さないとフェアではないと思いますが…

タウリエルとキーリの牢での会話は結構好きなんですよね。キーリと母親(ディスさん生きてたんだな…)のエピソードもありそうで良かったし。母親も外の世界も知らないタウリエルがキーリに惹かれるのはわかるなーと思いました。
あのまま、恋愛未満な感じのままだったら、結構いいなと思ったかもしれないんですが…
アルウェンと重ねるのもどうなのと。あの場面、サントラ聴いてだいたい予想ついてたので心穏やかに観られましたが、全く知らずに見たら「なにこれー!」だったと思います(汗)
だいたい普通のシルヴァンエルフにもああいう力あるものなんですかね…レゴラスなんか使ってたことないですよ。(使う気がなかっただけ?(^^;))
王の葉についても、あれってヌメノール人が持ち込んだもの、ということは、闇の森とか湖の町あたりまで分布していたものなのか?
そして、王の葉の効用を、闇の森のエルフや、ボフールのような普通のドワーフも知っていたものなのか。そのあたりも疑問ですね…
そう言えば、事前の情報ではタウリエルがエルフの力でバルドの娘を助けるシーンがあるとか言ってたけど、もしかしてそれがキーリに変更になったのかな…そのためにキーリが怪我させられたんならうーん、です…

タウリエルとキーリ(とレゴラス)については、今後さらにベタな展開が待っていないことを祈るばかりです…(心配…)

湖の町に残るメンバーとエレボールに行くメンバーに分かれたのは、多分スマウグを倒す戦いで残りのドワーフたちが活躍するのでしょうが(タウリエルとレゴラスもか…)、やっぱりドワーフたちは13人揃っていて欲しかったな。というか、ドワーフ13人のアクション描くの面倒になったんじゃないの?と勘ぐってしまいますね…

あと、実はスマウグとビルボの対話の場面にも不満が。
最初はいいかなーと思ったんですよね。しかし、途中からビルボが(そして見ているこっちも)アーケン石に気を取られてしまって、スマウグとの会話に集中できなかった…
スマウグとビルボの会話は、AUJのビルボとゴラムのなぞなぞ合戦と対比されるシーンになると期待していたので、ちょっと期待しすぎだったかな、という感じ…
そして、トーリンたちとスマウグの戦い…原作があっけない感じなので(そこがいいと私なんかは思うのですがね…)、ある程度は仕方ないと思うのですが、ちょっとやりすぎな感じが。スマウグを安易に出し過ぎて、スマウグの怖さが逆に半減してしまったようにも思いました。
あの戦い方もなあ。フィリッパさん、DoSでは「原作にある子供っぽいものは排除される」みたいなこと言ってたけど、正直「子供っぽさ排除してあの戦いなの?」と思ってしまった…樽流れの場面とか、AUJのゴブリンタウンなんかは好きなんですけど、スマウグに対してはどうかなと…
ただ、金の像にみとれるスマウグはちょっとかわいかったな…(汗)

そしてもう一つ。トーリンやドゥリン一族にまつわる「病」についてもひっかかる…
トーリンのアーケン石への執着は「病」によるものってことになるんですかね。これから原作どおりの展開になるのも、全部「病」のせいなんですかね。ドワーフの業ではなく。
AUJプロローグの清廉潔白っぽいトーリンになんとなく違和感は抱いていたんですが、本編見ていたら意外と原作どおりの頑固さでホッとしていたのですが…
「病」のせいでYou are not yourself状態になって、我に返って謝罪と和解、というのと、己の価値観を捨てて、価値観の違う相手を理解して許すのでは、全然違うと思うのですが…
人によっては、この「病」は上手いアレンジだと思うかもしれませんが、私はトーリンの最期にそれなりの思い入れがあるので、そのあたりが違って来てしまうとしたらとても残念です…まあまだ最後まで見てみないとわかりませんけど。
このあたりについては時間があったらまた別に語りたいと思います…

というわけで、辛口感想というか、今回私が見ていてひっかかった部分についてつらつらと書きました。
続いて面白かったところをつらつらと書いたミーハー編になります…
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ホビットDoS感想(ネタバレなし)

2014年01月13日 | 指輪物語&トールキン
1.14英語字幕付き上映について追記しました。

さて、すっかり時間が経ってしまいましたが、イギリスで見て来たホビットDoSの感想を書こうかなと…
感想の前に、今回観た映画館の紹介を。


こちらが最初に観たODEON Surrey queysです。
今回、耳の不自由な人向けの英語字幕付き上映が観られると知り、たまたま私が観られる日程でやっていたのがこの映画館でした。
地下鉄のjubelee線のCanada Waterから歩けます。地図で観るとショッピングセンターの中にあるように表示されているのですが、実際にはショッピングセンターの裏にありました。わからなくて聞いてしまった…
ご覧のとおり、さっぱりと平屋建てのシンプルなシネコンです(^^;)
平日のせいか、チケット売り場はクローズしていて、売店でチケットも売っていたという。映画が始まる時刻が近づくと大行列になってました(汗)
そうそう、ここの映画館自由席なんですよね…(汗)
ラージサイズのポップコーン&飲み物頼むとホビットのブックレットくれるというので頼んだら、ブックレットは品切れでした。そんな気はしてたんだけど…(事前に訊かないのが悪い)
ラージサイズって抱えるほどあるので、もうこれどうしたら状態(汗)最終的にはこっそり置いて来てしまいました…(汗)
そうそう、ODEONの映画館はどこも館内でフリーwifiが使えて便利でした!

追記字幕付き上映の感想忘れてました…
英語字幕がついているだけで、かなり内容がわかりました!8割くらいは行けたのでは。
(たった8割かよ…と思われそうですが(汗)一部わかりにくかったところもあったのです)
字幕がなかったら5割くらい、いやもっとダメだったかもしれないので、字幕付きが観られて良かったなあと思いました。
一方で、内容的に現代ものよりも英単語が聴き取りやすいかもな、と思いました。シャーロックなどは字幕ついててもあまりわからないので…(汗)
ODEONの字幕付き上映ですが、週ごとのスケジュールにより、曜日も実施される映画館も全然違うのでなかなか読めないです…1週間滞在できれば必ず観られると思いますが、そんなに長くはいられないもんなあ…
比較的日曜にやっている確率が高かったように思うのですが、来年はどうだかわかりませんねえ。追記終わり



こちらはWaterloo駅近くにある、IMAX専門の映画館、BFI IMAX。こんな面白い形をしています。
シアターいっぱいあるのかと思ったら、なんとこの中に一つしかありません…!そう言えばそんなに大きくないかも。でもチケットに「シアター1」とか書いてあったんだけど…!?
あと、インターネットで座席予約した時、前後が日本の感覚と逆になってました(汗)真ん中へん取ったから良かったものの、後ろ取ろうとしたら最前列になってた可能性が(汗)
座席はかなり急な階段状になってました。昔新宿にあった高島屋タイムズスクエアみたいな感じ…
なので、後ろの方の席でも画面に近く、IMAXの3Dをどの席でも楽しめるようなつくりになっていました。このあたりはさすがIMAX専用シアター。
公開から2週間経っているせいか、ホビットの看板などもあまりみかけなかったのですが、BFI周辺には色々とありましたよ。


さて、ここからネタバレなし感想です。
ネタバレなしと言っても、ネタバレって人によって感覚が違うんだなあとつくづく思いますね。
万人向けのネタバレなしになると、かなりあたりさわりない感想になるなあと思ったり。
実は私が鑑賞前に聞きたいと思っていたネタバレは、もう少し踏み込んだものだったのですよね…
というわけで、私が未鑑賞の時点で知りたいと思っていたようなネタバレなし感想をこれから書きますので、最大限ネタバレ回避したい方には多少ネタバレになる可能性もあることをお断りしておきます。

まず、全体的な感想ですが…原作からかなり離れている、という噂をさんざん聞いて、ある程度ネタバレも仕込んでいたせいか、意外に原作と違うところは気になりませんでした。
大筋は原作どおりになるだろうな、という予測がつきましたし。
原作と違うところが気にならなかったのは、原作の大事な部分が改変されていたというより、新しい要素が盛り込まれていたからじゃないかなと思います。
まあ、盛り上げようとして無理に入れたでしょ、と思うところもありましたけどね…
今回、ビルボについてはほぼ無傷と言って良い感じでしたので、そのせいもあるかもしれません。出番も、サントラから心配していたよりはずっと多くて、ちゃんと主人公してましたね。
ビルボは出番もちゃんとあったし、ちゃんと活躍もしてたし、何よりも全編通してかわいかったです!

原作と違うというと気になるのは新キャラクタータウリエルについてだと思いますが、私はタウリエルは結構好きだなーと思いました。
事前の海外の情報で、タウリエルに関しては好きと嫌いに分かれるようなことが書いてありましたが、ちょっとわかるなあと。
タウリエル自身はいいんです。ただ、なんでタウリエルが出て来たのかと、そのあたりですね…脚本の問題というか。
私は思ったよりも悪くなかったと思いますが、気に入らない人もいるだろうな、という感じはします。
後はネタバレになりますので控えますが…
いや、私もサントラでネタバレを知らなかったら「えーっ」と思った場面もありましたが…(汗)

という訳で全体的にはそんなに文句は出なかったんですが(TTTやRotKと比べればもう全然(汗))、何かこう、惹きつけられるものが足りなかったなあと、私的には。
ビルボもかわいくて、ドワーリンもなかなか良い味出してましたし、もっとこう惹きつけられても良かったのですが…
多分、後半どんどん原作と離れていったあたりが、そんなに文句ないといいつつ、やっぱりあまり気に入らなかったのかなと。前半は結構好きなんですけど。
ただし、前半はかなりさくさくと話が進み過ぎて、余韻が足りなかったような気もしました。そのあたりも惹きつけられるものが少なかったところかも…
あともう一つ理由が考えられるのですが、ネタバレになるかなと思うので次の機会に…

スマウグについては、知っていてもカンバーバッチさんとは思えないくらい、ナチュラルにスマウグとしてハマっていたと思います!
ただ、スマウグについてもちょっと不満があるのですが、これまたネタバレになりますのでまた別に書こうと思います。
基本的には良かったのですが…これも脚本の問題ですね…

他のキャラクターについても書いておこうかな。
スランドゥイルについては、特に思い入れなかったのですが(^^;)良かったのではないでしょうか。エルロンドと違って(爆)若くて美しいエルフ王で良いと思います。眉毛は気になりますが…(^^;)

レゴラスは…大分キャラクターがかわったような。あれでFotR冒頭につながるのでしょうか…

バルドは原作とはずいぶん違う設定ですが、私は結構人間的で好きですね。

ビヨルンは出番少なくて残念…あとはネタバレ感想に譲ります。

ドワーフたちについては、ネタバレになる部分が多いので、ここではあまり書きませんが…
AUJで目立たなかったボンブールやノーリにちょっと出番がありましたが(ノーリはまだ目立たないかなあ)ビフールが相変わらず出番少なくてかわいそうでしたね…台詞喋れないから難しいのかもしれませんが。

ガンダルフについてもネタバレになるのであまり書けないです(汗)

とまあこんなところが私のネタバレなし感想です。
次回、ネタバレありの感想を色々書きたいと思います。
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帰って来てます

2014年01月12日 | 旅行
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
ほとんど月一更新になってしまいましたが、ホビット公開中はこんな感じかも…(汗)

さて、イギリスからは無事に帰って来ました!
今回はホビット2作目を見るのがメインだったんですが、思いがけずシャーロックのシーズン3の1話をリアルタイムで見られてしまったという、短い期間ながら濃い旅でした! シャーロックのロケ地めぐりもしたし、オックスフォードにも行ったし。

初日は宿でシャーロックシーズン3の1話を鑑賞。英語はほとんどわからなかったけど(笑)
アクションも多かったし、意外と台詞わからないでもいけました。細かいところはわかってないと思いますが。
しかし、なまじ1話だけ見てあとわからないので、2話以降のネタバレ避けるの辛くなりましたね…(汗)

2日目は昼過ぎまでシャーロックのロケ地めぐり。聖バーソロミュー病院と221Bに行きました。
バーツでは、シャーロックが落ちたあたりとかジョンが見てたあたりとか、前日のS3の1話にも出てきましたし、飛行機の中でもシーズン2の3話観られたもんで、場所確認しながらはしゃいでました(笑)
あそこ、実際にはバスターミナルになっていて、常時バスが停まっていて、いなくなった一瞬に写真撮るのがなかなか大変でした。なので、あのトリックは本来は使えないと思いますね…
221Bはさすがに入れ替わり立ち代わり誰かが写真取りに来てる感じで、人気だなーと思いました。
で、隣のSpeedy'sにも入りました。ここもお昼になったら混んでましたね。
ここでサンドイッチ頼んで撃沈した私……(汗)美味しいもの食べたという人もいたんだけどな…

そして2日目の午後、郊外の(と言っても地下鉄のゾーン2ですが)のODEON Surrey queys で英語字幕付きでDoSを見てきました!
ODEONは耳が不自由な人のための字幕付き上映を比較的よくやっているのですが、私が見られるスケジュールでやっていたのがたまたまここだったんです。
ショッピングセンターの中にあるのかと思ったら裏にあって探してしまった…(汗)
映画の感想はまた別に書きます。

3日目はオックスフォードに日帰りで行って、トールキン教授の誕生日にお墓参りして来ました!
その他、鷲と子供亭やトールキンの旧居何件か、インクリングスが行われていたモーダレンカレッジ、トールキンが愛したヨーロッパクロマツがある植物園などに行ってきました。
ボドリアン図書館のショップやBLACKWELLS書店ではいくつか戦利品が…!
そして、最後に立ち寄ったHMVでポスターやら色々買い込んでしまいました(笑)

4日目は朝からWater LooにあるBFI IMAXでIMAX上映でDoSを見てきました!
IMAXなんだけでHRFではなかったようでしたね。映像自体はとしまえんで観た方がきっと迫力あると思いました…(汗)
その後レスタースクエアに行ったら、なぜか工事中で広場に入れず、マッケラン様の手形を見られませんでした…
(木についていたクリスマスの飾りを外していたのかもしれません。他の日に行ったら入れたのかも)
夜はFortune TheaterでThe Woman in Blackを観ましたが、疲れ気味でうとうとしてしまいました(汗)

最終日は、出発が夜だったので、まず朝は宿近くの、ケンジントンガーデンのRound Pondで白鳥やカナダガンなどの鳥を見て楽しんで来ました!
夏には所狭しと鳥がいるのですが、冬は大分数が減っていましたね。それでも結構いましたが。
そしてスピタルフィールズマーケットに行ったのですが、そこでキツネに遭遇しました! 写真は取り損ねたのですが。
ロンドンにはキツネが住んでいると聞いてはいましたが、本当にいるんだなーという感じでした!

そんなこんなで充実した旅でした。またいつかゆっくり写真を紹介しながら旅行記書けるといいのですが、何しろ2010年夏のイギリスの旅行から溜まってますので(汗)いやその前の6月の韓国からか…

ちなみにツイッターで呟いたものをこちらでまとめてますので、良かったらご覧ください。写真もありますので…
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