ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

トーマス・マン縁の家々?

2005年09月08日 | 旅行
この写真はメング通りにあるシャッベルハウスです。ってナナメすぎてよくわからないと思いますが(汗)赤レンガの建物の一番右のやつです。
現在は高級イタリアンレストランらしいですが、なんだかトーマス・マン縁の建物らしいです。何が縁なのか不明なんですが・・・(汗)

リューベックにはブッデンブロークハウスの他にトーマス・マンが住んだ、あるいは両親が住んだ家がいくつかありましたが、皆すっかり跡形もなくなっていました(汗)
まずはトーマス・マンが生まれたブライテ通り54番地。銀行になってますね~

そして、トーマス・マンが生まれる前に、結婚した両親が住んでいたブライテ通り38番地はこちら。やっぱり銀行ですね~(汗)

こっちがトーマス・マンの生家だという説?もありましたが・・・逆だっけ? ちゃんと確認してなくてすみません・・・
しかし、ブッデンブロークハウスも記念館になる前は銀行だったというし、なぜに銀行になってることが多いんでしょうか。
これは、トーマス・マンがその後移り住んだ新築の屋敷があったベッカー街の確か22番地です。跡形もなく何かのオフィスビルになっております・・・

ここが、「ブッデンブローク家の人々」ではフィシャー街の屋敷になっていた家のモデルなんだと思います。中庭に胡桃の木があったりした豪華なお屋敷だったようなのですが、全く偲びようもないですね(汗)
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原作読書:黒門前~イシリアン

2005年09月08日 | 指輪物語&トールキン
原作読書再開して、「二つの塔」下をたらたらと読んでます。今ヘンネスアンヌーンでファラミアの食後の尋問?!が始まったところです。
映画TTTを見て以降、原作のフロド・サム・ゴクリルートを読むとサムとゴクリのかわいさにくらくらしてしまうのですが、今回もやはりくらくらしております(笑)
不思議なことに、今原作を読んでいて、サムの姿がショーン・アスティンで思い浮かぶんですよね。まあ、そのままではなく、なんとなくデフォルメされた感じなんですが。
そのショーンAの姿のサムが、ゴクリの言葉に「難しい顔」をしたり、「眼力で穴をあけられるものなら、サムはその眼力でゴクリに穴をうがってしまったことでしょう」なんて姿が思い浮かぶのですが、なんかかわいいんですよね~。
ショーン・アスティン、ルックスはぴったりだったんですよねえ・・・原作どおりの「かわいいサム」も、やろうと思えばできたんだろうなあと思ってしまいます。
そして、今までイシリアンでのサムとゴクリのやりとりは好きでしたが、黒門前もかわいいなあと今回思いました。
黒門前でハラドリムを見たサムの「じゅうはいるかね」ゴクリの「じゅういないよ。じゅうってなんだね?」の会話もかわいいし、それを受けて両手を後ろで組んで歌いだすサムのかわいさったら!
そして、そのサムの姿に笑ったフロドが、心が軽くなって決心できた、というあたりにもなんだか感動してしまいました。そうなんですよね、サムの良さってそういうところなんですよね・・・
兎シチューのところもかわいいし。映画も頑張ってたとは思いますが、サムがゴクリに「何か取ってきてくれ」ってちゃんとお願いして、ゴクリが言うとおりにしていたり、そういうサムとゴクリ二人の交流?がなんだかかわいくて仕方ないですね。
で、ファラミア登場なんですが、映画TTTのクールなファラミア好きといいつつも、やっぱり原作のファラミアはカッコイイですねえ。部下に慕われているところがまた。
そして、ファラミアとサムのやりとりはやっぱりいいですねえ。初めて読んだ時には、そこでは庭師は非常に重んじられているのだろう」という台詞まではファラミアのサムに対する優しさには気付きませんでしたが、こうして読んでいると、最初からサムのことを面白がってることが感じられますね。
ファラミアはアラゴルンのようにホビットにものすごく優しいわけではないですが、(アラゴルンは親バカくらい優しいですよね、ホビットに・・・(笑))厳しい面持ちのまま静かな優しさを見せるファラミアは、アラゴルンとはまた違った「ホビットに優しい人」だなあと思います。
その後の、ファラミアがボロミアの舟を見た時のことを語る場面で、ほろっと来てしまいました。
ボロミアがロリアンで感じた苦悩を察し、ボロミアのために嘆くファラミア、そして「ボロミアは何か良い事をなして死んだことだけははっきりしている」と語るファラミア。
ボロミアのことを思っても泣けるし、ファラミアがボロミアの苦悩と救いを察していたこと、そのことでボロミアのために悲しんでいることもかわいそうだし、兄弟の愛情の深さを感じても泣けるし・・・
何よりも、夜、死者を乗せて川を流れていく舟、という情景の美しさがいいですよねえ。アーサー王伝説から取ってるらしいですが・・・
さて、続きはいよいよファラミアの大将が真価を見せるとき、ですね(笑)
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