ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

復讐者に憐れみを(ネタバレ)

2010年02月26日 | 映画
「渇き」公開記念ということで週代わりでパク・チャヌク監督の復讐三部作が上映されるこということで、観に行ってきました。
いやシン・ハギュン目当てなので観に行くのこの1作だけですけど・・・(汗)(「親切なクムジャさん」にも出ているらしいですが・・・)
パク・チャヌク監督作品では昔JSAは観てましたが、後は先日東京フィルメックスで観た「渇き」だけでした。
JSAはともかく、「渇き」はちょっと性に合わないな・・・と思っていたのですが(そんな私の感想なのにgoogle検索で一位になってるらしい・・・申し訳ない・・・(大汗))、「渇き」で免疫ができたのか?この作品は面白く観ることができました。
全体的な作りも結構似ていて、同じようなトーンの作品だったと思うのですが、何かが違ったんですね、私的には。
いや、シン・ハギュンがいい役だったからとか出番多かったとかの違いではないと思いますが(笑)
何が違ったって、多分、描こうとしていることが、こっちの方が理解しやすかったのかな、と。
同じような陰惨な行為も、その理由が愛ゆえの復讐、と思えば理解できたし、そもそもの引き金となったリュの本人が悪いわけではない不幸と不運の積み重ねも哀しいものだったし。
対する「渇き」は、神父が吸血鬼になったことの葛藤とか、欲望と血への渇望とか、どうも理解しづらいテーマだったのかなあと。
まあそれだけではないかもしれませんが、同じようなトーンの同じような作品で、なぜかこちらの方が面白く観られたのでした。笑えるシーンは素直に笑えて、しみじみするシーンはしみじみ心に沁みて。
陰惨なシーンがありながらも、暖かいシーンもあったりして、そのアンバランスさが独特だなあと・・・「渇き」もそうだったんですが。
リュと姉(ちょっとあやしい関係っぽかったけどな~(汗)血液型が合わないって伏線かと思ってたんだけど)やリュとヨンミの愛情、ウソンとリュの姉との場面や、ウソンが父親のところに帰ってくるシーンなど、抑えた優しさがあって良かったですね。
リュとヨンミが姉が持つゴムでゴムとびをしているところにウソンが入ってくるところとか、「あ、誘拐しちゃったんだ」と観客が知る場面なんですが、なんだかほのぼのしてていいんですよね。
しかし、そういうシーンの後に陰惨だったり残酷だったりするシーンが続いたりするのは・・・私にはちょっと悪趣味に思えるのだけれど(汗)シビアなアイロニーと紙一重のところかなあと。(このあたりの感覚PJにも近いなあとラブリーボーンを観て思いましたよ)
ご機嫌のリュとウソンのかわいいじゃれ合い?の場面の後に姉の自殺を発見したり、というのがその最たるものだったかなあと思いますが・・・
エレベーターの中でヨンミの遺体と一緒になり、そっと手を握る場面も、残酷と暖かさが入り混じって、なんとも言えない場面でしたね・・・
それでも、「痛い! 酷い!」と思いながらもなぜかひきつけられて観てしまったのは、構成の上手さもあったのかなあ。
最初は「あれ、主演てソン・ガンホじゃなかったっけ?」と思わせるくらいシン・ハギュン演じるリュ中心に話が進んで、中盤から娘を殺された(本当は殺されたんじゃないけど)ソン・ガンホ演じるパクの復讐劇になってきて、なるほどなーと思いましたが。
リュも姉を失う原因になった(でも直接の原因は誘拐をそそのかしたヨンミのような気がするんだけど・・・(汗))臓器売買集団への復讐を心に期していて、この二人の復讐への陰惨な道が後半・・・というか本来の物語の主軸なのですが。
残酷な場面を重ねることで、復讐のむなしさを描こうとした・・・のでしょうが、どう考えても監督の趣味ですよね、あのグログロは(汗)
その独特の世界観に、「渇き」ではちょっと置いていかれてしまったけれど(汗)この作品ではついていけた、というところでしょうか。
あと、独特の笑いのセンスというか、妙なおかしみがある場面が随所に差し挟まれていて、これも独特の世界だなあと。(「渇き」でもありましたけどね)
最後に出てきたテロリスト集団?も、一見さえないおじさんたちなところがなんだか奇妙に笑える感じなんですが・・・でもやることは陰惨なんですよね・・・
全体として、陰惨さ、残酷さも印象的でしたが、それよりも切ない悲しさの印象の方がなんとか勝っていたかな。それがついて行けた理由かもしれません。
なんとも不思議な感覚の映画でしたが、かなりずっしりと心に残りました。シン・ハギュンも良かったですしね~。

てな訳で今年見た映画の順位。まだ2つだけですが。
1.復讐者に憐れみを / 2.Dr.パルナサスの鏡 / 3.かいじゅうたちのいるところ
暫定とはいえまさかの1位・・・自分でもびっくりです。

あと今年これから観に行く予定の映画。
公開中「ラブリーボーン」(鑑賞済み)「コララインとボタンの魔女」「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2月27日公開「ニューヨーク、アイラブユー」
3月6日公開「プリンセスと魔法のキス」
3月19日公開「NINE ナイン」
3月27日公開「誰かが私にキスをした」
4月17日公開「のだめカンタービレ最終楽章 後編」「アリス・イン・ワンダーランド」
4月23日公開「ウルフマン」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」
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サントラ関連話

2010年02月22日 | 指輪物語&トールキン
久々の指輪カテゴリー更新・・・LotRサントラの話です。
まずは、私的にはずーっと待ってるんだけどほとんどの人の興味がないであろう(汗)The Music of the Lord of the Rings Filmsの発売日が今秋になりそう、という話です。
ソースはもちろん? 著者のDoug Adams氏のブログですが。
なんでも4月くらいに出そうとしてたらしいのですが、イベントがないし・・・と思っていたところに、9月にロンドンのロイヤルアルバートホールでRotKコンサート(映画の映像に合わせてサントラ生演奏するというシリーズのRotK版。ロンドンでは本家ロンドンフィルの演奏です)、10月にはN.Y.のRADIO CITYでTTTコンサートがあるので、そのあたりに合わせて出すことになりそう、ということです。まだ正式決定のアナウンスではないですが。
そもそも昨年10月のN.Y.のFotRコンサートに合わせて出すとか言っといて、何かの事情で(英語よくわからないんで・・・(汗))出なかったんですよね・・・もうここまで待ったら半年くらい延びても同じことかなーという気がしますが。
あ、ちなみにThe Music of the Lord of the Ringsというのはサントラ完全版のライナーノートに更に加筆した本なんですが、一緒に映画では使われなかった未使用音源RaritiesがCDになってついてる・・・はずです。なんだかサントラ完全版とRaritiesがセットになったボックスセットとかも出るとか言ってたけど、あれは予定通りなのかな。まあ私はボックスセットは買わないからいいけど・・・
なんだか発売が延びてLotR公開から時間が経つほど、ファンの関心は薄れてくような気がしますけどね・・・だからコンサートにぶつけるんでしょうけど。
LotRシンフォニーのCDも、どうやらこのRaritiesが出てから出すつもりなんでしょうか・・・映画の熱が冷めないうちに出しちゃった方が売れた気がするんですが。いっそ「ホビット」公開時に合わせた方がいいかもしれませんね。なんて言ったらさらに発売が延びてしまう・・・私としてはシンフォニーのCDがとっても聴きたいんですけど。

で、先に書いてしまいましたが(汗)ロンドンで本家ロンドンフィルによるRotKサントラ生演奏上映会?コンサート?が9月28日(火)、29日(水)にロイヤルアルバートホールであります。チケットはこちらで発売中。
ロンドンでは昨年4月にFotRをやって、今年4月にはTTTをやるのですが(チケットはこちらで発売中)、来年かと思ったらもう秋にRotKをやってしまうんですねー。
このシリーズ、映画の音声もそのまま流してサントラだけ生演奏、という形らしく、LotRシンフォニー行きまくった私もどうもあまり食指が動かないのですが(10月のN.Y.とかわりと行きやすい日程なんですが・・・)、ロンドンフィルの演奏なら行きたいな・・・と思うんですが、4月にしてもこの9月末にしてもちょっと行けそうにないのが残念・・・
(あ、万一このあたりのコンサートに興味がある方はこちらにまとめてあるのでみてみてください。ルツェルンとかミュンヘンとかリヨンとかもあります)
LotRシンフォニーも昨年6月のローマで打ち止めみたいだし(だからショアが振ったんだなー多分・・・)、ちょっと寂しいですが・・・また「ホビット」のサントラが動き始めたら少しは違うかな。
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かいじゅうたちのいるところ(ネタバレ)

2010年02月15日 | 映画
予告動画を見ただけで涙ぐんでしまい、ポスターの画像を見るだけでまたもや涙ぐみ・・・
というわけで映像だけで涙腺刺激されまくりで、かなり期待していた作品でした。
原作の絵本は知ってましたが、とても単純明快で短い話なので、当然かなり話を膨らませては来るんだろうなと思ってましたが・・・
うーん、描こうとしていること自体はとてもよくわかるのですが、なんかもうちょっと面白く見せることはできなかったかな・・・というのが率直な感想です。
興行成績悪かったのも納得・・・
マックスの不安定で孤独な気持ちと、それを映し出すかのようなかいじゅうたちの存在、という設定も悪くなかったんですけど・・・何がいけなかったのかなあ。
マックスやキャロルの、孤独と不安が「手に負えない」暴力の形になってしまう鋭さが、彼らの孤独に共感できないと、ついて行けない感じなのかなあ・・・
正直、私は頭では理解できたけど、共感する感じではなかったですね・・・自分自身がああいう子ども時代を過ごして来なかったからかな・・・
プログラムによると、スパイク・ジョーンズ監督自身の子ども時代がかなり反映されているようで、監督の個人的な思いが強く出た作品なのかなと。もちろん、それに共感する人もいるでしょうが、一般ウケはしなかった、ということでしょうかね。
でも、映像は素晴らしかったです。ジム・ヘンソンスタジオの見事な実物大パペットはかわいいし。かいじゅうたちの細かい表情はCGだったそうですが、違和感全然なかったし、すごくかわいかったです。
かいじゅうたちがかいじゅう踊りをしたり、巨体をぽんぽん飛ばして暴れまわる様子は期待どおり。観ていて童心をくすぐられるというか、ノスタルジックな気分になってちょっと涙腺が刺激されてしまいました。
かいじゅうたちが重なって眠るところも・・・あれはマックスの願いだったんですよね。(このあたりは共感)
砦を作っている途中で、赤い花を点々と刺していた場面が美しくて息を呑んだのですが、あのシーンの画像みかけないなあ・・・プログラムにも載ってなかったし。
オーストラリアで撮影したという、砂漠やどこか寂しげな海辺も美しくて、さすがの映像美でした。
かいじゅうたちはおそらくマックスの心の中の反映のような存在なんだなと。それは原作の絵本でもそうだったかなと思うのですが。
キャロルはマックスそのものだし、KWはこうあって欲しかったお姉さん。
KWの友達のふくろうの言葉がマックスとキャロルにはわからない・・・というのは、お姉さんが付き合っている友達のどこがいいのか全然理解できない、ということの反映かな。
かいじゅうたちが求めていた、孤独をなんとかしてくれるのはきっと「王様」ではなく、マックスが「君たちにもお母さんがいればいいのに」という言葉が答えだったのでしょうか・・・
自分の心の反映のようなかいじゅうたちと過ごし、自分の映し身のようなキャロルを見て、マックスは自分がやっていたことに気づき、成長します。
最後にキャロルのためにイニシャルを残したのは、本当は自分がお姉さんなりにやって欲しかったことだったのだと思うけれど、それをキャロルのためにやってあげるだけの成長をしたんですね。
ラストの、眠ってしまう母親を暖かく見守る姿に、マックスの、愛を求めるだけでなく自分も愛する、ということを知り、大きく成長した姿が見られたと思います。
それにしても、マックスのように愛することに気付くこともできず、孤独を抱えたまま、海辺に取り残されるかいじゅうたちの姿が切なかったです・・・

てな訳で今年見た映画の順位。まだ2つだけですが。
1.Dr.パルナサスの鏡 / 2.かいじゅうたちのいるところ

あと今年これから観に行く予定の映画。
公開終了「復讐者に憐れみを」(鑑賞済み)
公開中「ラブリーボーン」
2月19日公開「コララインとボタンの魔女」
2月26日公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2月27日公開「ニューヨーク、アイラブユー」
3月6日公開「プリンセスと魔法のキス」
3月19日公開「NINE ナイン」
3月27日公開「誰かが私にキスをした」
4月17日公開「のだめカンタービレ最終楽章 後編」「アリス・イン・ワンダーランド」
4月23日公開「ウルフマン」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」
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レヒ川

2010年02月14日 | 旅行
ドイツ旅行記まだ続いてます・・・(汗)まだ最終地ミュンヘンにたどり着いてませんからね~(汗)
写真はフュッセンを流れるレヒ川です。ちょっと濁ってるけど、スイスの湖のような緑の水の色でした。
でも湖はこんな色じゃないんだよな・・・なんでだろう?
この川のほとりで昼食(ホテルから持ってきたパンとかチーズとか(汗))を食べてたら、おばさんがものすごく話しかけたそうにして隣のベンチに座ってました。スルーしちゃったけど・・・(汗)
ミュンヘンでも地図を見てたら話しかけてきた人(これもやや年配の女性)がいたし、南ドイツの人はフレンドリーというか、外国人観光客に興味があるのかも?
そういや昔メキシコでも、女の子がものすごく話しかけたそうにしていて、時間を聞くのを口実に話しかけてきたことあったなあ。(男ならナンパだけど女の子だし、別に客引きとかでもなかった)
北ドイツに行った時はむしろ「東洋人だ」と珍しげにじろじろ見られることがあったのですが。南ドイツって、ちょっとラテン系に近いものがあるのかもしれないなーと思いました。
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機内で観た映画

2010年02月14日 | 映画
韓国行きは久々に大韓航空でした。わずかな時間のフライトなのに、なんと映画何本も観放題。もちろんちゃんと個人ディスプレイ。もったいない・・・一昨年のユナイテッドの帰りの便もこうだったら退屈しなかったのに。
果たして1本観終わるのか、と思いましたが、なんと離陸してシートベルトサイン消える前から観られるし、着陸してからもしばらく観られたという・・・(笑)
というわけで行きはなんとか1本観られました。帰りはさらにフライト時間短いのでさすがに途中で終わっちゃいましたが。

行きに観たのは(500)日のサマー。「銀河ヒッチハイクガイド」のズーイー・デシャネルがヒロインというので気になっていたのですが、映画館まで観に行くほどではなく・・・観られてラッキーでした。(やっぱり映画館まで行くほどの作品ではなかったので(汗))
あ、ネタバレですのでもしかしてこれから観るという方はご注意を。
なんで500に()がついてるかというと、作中で何度も主人公がサマーと出会ってからの日数が()入りで表示されるから、なんですね。
ズーイー・デシャネルがちょっと不思議な魅力的なヒロイン、サマーを好演してました。でも彼女っていつもこんな感じの役な気がするけど・・・(汗)
最初に「これは二人の男女の出会いの物語だがラブストーリーではない」と言い切ってましたが、確かにこの二人のラブストーリー、ではなかったのかな・・・
「誰かの彼女」とか「誰かの」ものと呼ばれるのが嫌で、シリアスな関係にはなりたくないというサマー。
そんなサマーと心が通じ合うようになった・・・と感じる主人公(名前忘れた・・・(汗))は、サマーと恋人同士になれた、と思うが、サマーの態度は次第によそよそしくなって行き・・・
そして一旦離れた後、再会して再びよりを戻せるかも・・・と期待する主人公をよそに、サマーは既に他の人との婚約を決めていたという。
サマーの「誰かの彼女」と呼ばれるのは嫌とか、そういう感情はわからなくもなかったですが、そんな彼女が結婚することにしたという、そのあたりの変化がちゃんと描かれてなかったのがちょっと残念だったかな・・・
結局は主人公の視点から観た話、ということなんでしょうね。
最初のうち、子どもの頃の二人の映像が平行して流れていたりして、「二人の男女の出会い」と銘打っていたのに、結局は男視点の話だったか、と思ったらちょっとがっかり、でした。
でもまあズーイー・デシャネルがかわいかったので、彼女を見るという点では満足でした。

帰りは「パブリック・エネミーズ」を観ました。最後まで行かなかったし、途中かなり意識を失ってたのでほとんど観てませんでしたが(汗)なんとかデイヴィッド・ウェナムさんの出番は観られました。
ウェナムさん、結構映ってたけど、かなりの端役ですね~(汗)しかも吹き替えがかなり悪役声になっちゃってて・・・(汗)
というわけであんまり観てないので感想も書けないんですが、結構脱獄&逃走の繰り返しで、どんどん悲惨な状況に追い込まれていく話だったんだな・・・というのが意外でした。
最後どうなったのかなあ・・・(汗)
マリオン・コティヤールがきれいでしたねー。
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韓国版モーツァルト! その2

2010年02月13日 | ミュージカル・演劇
さて、韓国版モーツァルト!、キャストを中心とした感想その2です。
まずはヴォルフガング役のパク・ウンテさん。
パク・ウンテさんで観に行くことになった決め手はオーディションでの「影を逃れて」がとても良かったから、でした。
ただ、サビに入る前が、ちょっと芝居がかってるというか大袈裟な演技かな・・・とちょっと思っていたのですが、舞台では全くそんなところはなく、オーディションの歌よりもさらにずっと良かったです。
歌もすごく上手いのですが(アッキーもやや苦しそうに出していた高音部を楽々出しているのがびっくり・・・韓国は歌上手い人はめちゃくちゃ上手いですよね・・・)、何よりも演技というか、役の解釈がとても良かったんです。
後述しますが、お国柄か大袈裟な演技の人もいる中、激しいだけでなく、しっかり内面も掴んでいる演技に見えました。なんかもうヴォルフガングそのものというか・・・
歌い出すと、ただ上手いというだけでなく、感情が声のひだに乗っているというか・・・上手く言えないですが(汗)歌い出すだけで涙腺を刺激されましたねー。
ヨッシーやアッキーのヴォルフガングと比べても遜色ない・・・というか、まだ開幕2週間でこのレベルってことはそれ以上かも・・・
ヨッシーやアッキーも歌いだすと涙腺を刺激されることはよくありますが、「愛していれば分かり合える」の最初のヴォルフガングが一人で歌うところ、あそこで涙腺が緩んだのは初めてでした・・・日本のヴォルフガング、二人ともコンスタンツェへの愛情が少ないのかも?(笑)
ヴォルフガングのはしゃぐ場面も、日本の二人よりも自然だったなあ。妹は「かわいい」と言ってました(笑)ちょっとアホっぽいところもあって、なかなか面白いキャラクターでしたね。
演出の違いで色々と違和感がありましたが、ウンテさんのヴォルフガングが良かったので、それだけでも観に行った甲斐がありました。
特に終盤の演出に納得行かない部分もあるので、なんか日本版の演出でウンテさんのヴォルフガング観てみたいなあなんて勝手なことも思ってしまいました。最後の「僕こそ音楽」がリプライズで出てくるところで泣かせて欲しい・・・

とまあヴォルフガングには大満足だったのですが、他のキャストの感想も(汗)
レオポルトは、ものすごく歌が上手いのですが・・・父親役にはまだ若いのかもしれませんね。いや市村さんと比べるのは酷なのかもしれませんが(シルヴェスター・リーヴァイにウィーン版よりいいって言われてましたしね・・・)、ヴォルフガングへの愛情の強さが今ひとつ伝わってきませんでした。
まあ、このあたりはまだ始まったばかりだったし、後でもっと良くなっていくかもしれないところですが。
でもやっぱり、若いのかなあ。このあたりが韓国ミュージカルの歴史が浅い故の弱点かもしれませんが、これは時間が解決することでしょうから、今は仕方ないのでしょうね。

若いといえばコロレドが若い方のユン・ヒョンリョルさんだったのですが、写真を観た時には「若すぎだよな」と思ってましたが、なんかカッコ良かったからその辺はどうでも良くなりました(笑)
年齢的にはヴォルフガングもできそうな感じですが、声域がバリトンで、やっぱコロレド音域なんですね~。

コンスタンツェはアンダーの人だったんですが、アンダーでもこんなに上手いの!? というくらいすごく歌が上手かったです。コンスタンツェは歌が今イチ・・・というのになんかなれてしまっていたので(爆)ちょっと感動でした。
しかし、後で本役の人の動画観たら、歌上手いけどやりすぎ!(汗)パンチ効きすぎでちょっとコンスタンツェのイメージじゃなかったです・・・(大汗)アンダーの人くらいでちょうど良かった・・・

ナンネルは、そもそもあまり若い感じじゃなくてメイクも濃い目で、どうもイメージ違うな・・・と思ってたんですが、なんか演技がすごく芝居がかっていて、私はダメでしたね~。(まあ高橋由美子さんみたいな童顔の人もそうそういないけど(汗))
歌もすごく上手いんですが、朗々と歌い上げすぎというか・・・このあたりもお国柄なのかなあ。

お国柄と言えば・・・ヴァルトシュテッテン男爵夫人、この方も歌とても上手かったんですが・・・「星から降る金」歌い上げすぎ・・・(汗)リサイタルですか? と思ってしまった・・・
いや、確かに聞かせどころではあるんでしょうけど・・・ここは歌に乗せてヴォルフガングとレオポルトの葛藤を見せるところだと思うんだけど・・・目立ちすぎではないですかね男爵夫人・・・
香寿たつきさんの「星から降る金」は良かったなあ・・・とつい思ってしまった・・・

シカネーダーは若い方の人でしたが、出番が少なくなってたのもあると思いますが、印象は薄かったですね(汗)カッコイイ人だったんですが、端正すぎてコミカルさにはかなり欠けたかな・・・
まあ吉野圭吾さんみたいな人もなかなかいないですから、比べるのは酷かもしれませんが。
もう一人のシカネーダーもちょっと観てみたかったですね。写真見た時、最初アルコ伯爵かと思ってしまったけど(大汗)

アルコ伯爵と言えば、歌がすごく上手くて、日本のアルコ伯爵に慣れてるとびっくりするというか(笑)
しかし逆に歌が無難に上手すぎて印象が薄かったかも(汗)周囲に埋没してしまうというか。
アルコ伯爵の出番も減ってたとは思いますが。
なんか、日本のアルコ伯爵のキャスティング、歌がかなり厳しいな・・・と思ってましたが、歌よりもとにかくコミカルな演技ができる人でキャスティングしたんだな、というのがよくわかりました(汗)面白かったもんなあ。

あと、ウェーバー夫人が、特に悪くはなかったんですが、なんか阿知波悟美さんて滅茶苦茶上手いんだなあというのがよくわかりました(汗)歌もさらっと上手いし、演技もさらっと上手いよなあ・・・

そして、アマデですが。これはキャストがどうというよりは演出の問題なんですが・・・
私たちが観た時は一番小さい子だったみたいで、かなり幼い感じ・・・。出て来るだけでもうかわいいのですが、どうも子どもが演じるかわいさを前面に出しすぎかなあと。
日本版のアマデのような、冷酷なまでに音楽を作ることのみを使命としている、という感じが中途半端で、もしかしたら日本とは違う解釈でやってるのかもしれませんが、だとしたらちょっと何を目指しているのかがわかり辛い感じでした。
あと小さすぎてとてもヴォルフガングを絞め殺せそうに見えないのが・・・(汗)首絞められて苦しそうにしてるのがちょっと不自然でした(汗)

なんかキャストの感想も不満が多くなってしまいましたが(汗)
これも日本版に結構思い入れがあるから比べてしまう・・・というのもあるんでしょうが、色々とお国柄の違いというのもあるのかなあ、と。
韓国の役者さんは歌上手い人はものすごく上手くて、声量もあるんですが、どうも大きな声で朗々と歌うのがウケが良い風潮というかお国柄があるのかなあと。
演技にしても、日本人からするとちょっと芝居がかった感じが良しとされがちなのかなあ・・・
でも、パク・ウンテさんの演技にはそういうのは全然なかったし、「ラ・マンチャの男」を観た時にもそういう印象は特になかったんだけど・・・たまたまそういうキャストが集まったのかなあ。
まあとにかく、パク・ウンテさんのヴォルフガングがとても良かったので満足でしたし、他の不満も、お国柄の違いと思えば面白かったかな、と。
(でも「ラ・マンチャの男」ではそういうこと思わなかったけどなあ・・・)
パク・ウンテさんはまた他の舞台でも観てみたいですね。
あと、やっぱり曲とかいいなあ・・・と思ったので、日本のモーツァルト!もまた観るのが楽しみです。まだキャスト発表になってないですが・・・
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韓国版モーツァルト! その1

2010年02月12日 | ミュージカル・演劇
すっかり遅くなってしまいましたが、韓国版モーツァルト!の感想です。
モーツァルト!はミュージカルの中でもかなり好きな作品なので、韓国でやると聞いて即行くことを決めた私たち(私と妹)。
ヴォルフガングのキャストがトリプルから最終的には4人になったりして、誰を見たらよいのやら迷うところでしたが、マイケル・リーもお好きなconaさんがパク・ウンテさんがおススメというし、オーディションの「影を逃れて」の歌を聞いたらとても良かったので、他の人も良いかもしれないけれどまあウンテさんならハズさないかな、ということでパク・ウンテさんで観に行くことにしました。
チケットは珍しく日本からもインターネットで取れました。(日本からは取れないものだと思い込んでいて、conaさんに教えていただかなかったら当日券になってるところでした。まあ当日でも買えたと思いますけど)英語の案内とか出ていてすごく使いやすくて助かりました。他の公演もインターネットで取れたらいいのになあ。ミス・サイゴンは無理そうです・・・
しかし、東方神起の人が出演の回はあの3000人くらい入る世宗文化会館が完売というすごいことに・・・まあ結構日本からのツアーが押さえてたりしたみたいですが。
でも日本からインターネットでチケット買えたのは彼の出演のおかげかもしれないしなあ。どちらにしても他のキャストなら余裕でチケットは取れたので、特に問題なかったですけど。

プログラムは10000ウォンで売ってましたが、conaさんによると前の週は9000ウォンだったとか。どうやら一度売り切れて新しいのになったようです。
しかし始まって2週目なのになんでもう舞台写真が・・・?(汗)なんかすごいなあ。さすが放映当日までドラマ撮影してるお国柄???

さて、舞台の内容ですが・・・
日本とかなり違う、というのは聞いてましたが、なるほど~という感じ。色々とお国柄なのかなあと思うところも。
以下、とりあえず日本と違ったところで印象に残ったところを挙げてみます。これからご覧になる予定の方にはネタバレかも・・・

まず、最初にいきなり序曲の演奏が。まあそういうの自体はアリだと思うんですが・・・後で妹が言っていたのですが、「あれやった後でも墓場のシーンから始まるんだー」と。
そう、華やかな序曲の後であの不吉な運命を予感させる墓場のシーンというのは・・・ちょっと違和感あるなあ・・・

そしてその後、子ども時代のヴォルフガングが貴族のパーティーで演奏する場面の音楽が全然違いました。2幕冒頭のウィーンのパーティーの場面の音楽から取っていましたね。
シチュエーションとしては合ってなくもないけれど、ここも日本版では不吉な運命を予感させる場面、という感じだったのでかなり違和感が・・・
だいたい、この場面の曲が変わってしまうと、2幕終盤で同じ曲が出てくる、というのが全く効いて来なくなってしまうんだけど・・・(この2幕終盤のシーンにも色々と言いたいことはありますがまた後ほど・・・)

アマデの「箱」は、最初から舞台前方に置いてあって、それをヴォルフガングが自分で見つけるという感じ。日本版の「いつのまにか持ってた」という方がミステリアスで好きですが、これはまあこういうのもありだと思いました。
箱の扱いも日本版とは微妙に違いましたね。まああれは色々な解釈があって良いと思いますが。
ヴォルフガングとレオポルトの決裂の場面で、ヴォルフガングがアマデから箱を奪い取り、レオポルトに差し出すけれど、レオポルトに箱を叩き落とされる、なんて場面もありました。

ウェーバー家の場面は短め。四姉妹の四重唱を楽しみにしていたのに、早々にヴォルフガングがやってきちゃって「あれやらないの?」とちょっとがっかり・・・

プラター公園の場面も曲が随分変わってましたね。特に印象に残らず・・・(汗)
アルコ伯爵をやっつける、という感じではなかったような気が・・・だいたいアルコ伯爵いなかったような?(汗)←アルコ伯爵の歌が上手すぎて逆に印象が薄かった・・・(汗)

「ダンスはやめられない」、ヴォルフガングのいない家にコンスタンツェが帰ってきて・・・というシチュエーションの演技もなく、いきなり歌いだしたのでびっくり。ただのソロナンバーになってたような。コンスタンツェの葛藤がわかりづらかったのでは・・・
ヴォルフガングとコンスタンツェの関係の描き方もわかりづらかったかなあ。想い合っているのにすれ違っていく感じが、日本版の方が上手く描けていたと思いました。
ヴォルフガングが悪夢にうなされた後、コンスタンツェとしっかり抱き合っていたりとか・・・あれだとなんで急に別れたのかわかり辛いように思いました。まさかシカネーダーの別荘での浮気現場(日本版は浮気してたっぽいけど韓国版では完全な誤解・・・)目撃が原因ではないよな・・・?(汗)

魔笛の作曲をしているうちに登場人物たちの幻想が見えて・・・というところは日本版の演出よりもいいかなあと思いました。

あ、コロレドが馬車の中でもよおす場面、お腹壊して大の方で・・・でした(大汗)うーん、小ではインパクトが少ないのかしら、韓国では(汗)
カッコイイ方(汗)のコロレドだったのでちょっとあれはね~(汗)

ヴォルフガングの悪夢の場面、コロレドが出てこなくて、コロレドが歌ってたところをヴォルフガングが歌ってました。
そして、レオポルトが出てきたところで、仮面の人たちがいなくなるのではなく、なんか変な踊りを踊っている・・・(汗)ん~ここも違和感あったなあ。

ナンネルと夫の場面もなかったですね。まああれはなくてもいいかなと思いますが。

そして終盤、日本版ではヴォルフガングがレクイエムに取り組みながら苦しむバックで、他の登場人物たち+アンサンブルが1幕冒頭の子ども時代のヴォルフガングのパーティーと同じ曲を歌う場面で、なんとヴォルフガングが出てこなくて、単なるアンサンブルの見せ場のような場面に・・・
そもそもこの場面の曲が1幕冒頭で出てきていなくて初出なので・・・うーん。

ヴォルフンガングの最期はベットに横たわっています。まあそれはありだと思うんだけど・・・
「僕こそ音楽」のリプライズが出てくるところ、日本版では初演の最初の頃の今イチだった時でさえ泣けたのに、なんか全然来ませんでした・・・パク・ウンテさんのヴォルフガング自体はとても良かったので、演出のせいですね、明らかに・・・

ナンネルが残された箱を開けると・・・アマデがピアノに乗って飛んでいきました・・・笑いそうになりました・・・(大汗)

そしてラストの「影を逃れて」が、既にカーテンコールな雰囲気で・・・日本版ではいつも涙ぼろぼろ流しながらひたって聴いている場面なので、なんか雰囲気の違いにびっくりしました・・・この辺もお国柄なのかなあ。

日本版が結構好きで思いいれもあるので、ついつい批判的な感想になりましたが、まあお国柄もあるのかなあと・・・。個人的な感想ですので、その辺はご容赦ください。(いつものことですが(汗))

あ、オケが下手という評判でしたが、○劇とそんなに変わらないんじゃ? という印象でした。
まあ、金管がズバ抜けてレベルが低かったのと(汗)下手なのにでかい音で吹くから余計に目立ってたというのはありますかね・・・
ファゴット以外の木管は結構上手かったと思います。日本版ではテープ演奏だったクラリネットコンチェルト(コンチェルトができた! って場面ですね)を生演奏してたのが印象的でした。
まあ、ミス・サイゴンのオケとかすごく上手かったことを思うと・・・ですけど。今度のミス・サイゴンのオケは上手いといいなあ・・・

長くなったのでキャストの感想などは次回に。
コメント (2)
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Dr.パルナサスの鏡(ネタバレ)

2010年02月11日 | 映画
新年1本目の映画鑑賞です。いやホントはのだめを観ているけれど・・・(汗)
本当は「かいじゅうたちのいるところ」を先に観たかったんですが時間が合わず・・・
テリー・ギリアム作品ではブラザーズグリムローズ・イン・タイドランドを観たことがあるだけ・・・と思ってたら「バロン」もテリー・ギリアムだったんですねー。
テリー・ギリアム作品なら絶対観に行くほどではないですが、なんとなく公開されると観たくなるので、ちょっと好きなんだろうなあ。
今回は、果たしてヒース・レジャーの遺作でなかったら観に行っていたかどうか・・・でも「ダークナイト」は行かなかったことを考えると、やっぱり何か惹かれるものがあったのかな。

のっけから時代錯誤な衣装とセットの舞台で、昔の話かと思ったら現代?の話でびっくり。
あの畳むと生活空間ができる馬車、絶対あり得ないけど、なんだかハウルの城みたいなごちゃごちゃした感じがなかなか良かったです。
衣装やセットも、レトロで色あせた感じがなかなか魅力的でした。3Dでは決して観られない映画の画面の魅力というか。
夢の中の世界も、夢の中らしい不条理な感じが良かったですね。
ストーリー的にはヒース・レジャー演じるトニーが主人公じゃなかったんだ・・・というのがびっくりでしたねー。すごく意表を衝かれました。
やっぱりタイトルロールのパルナサスさんが主人公・・・いや影の主人公は悪魔のミスター・ニックなのかなあ。
このトム・ウェイツ演じる悪魔が全然悪魔っぽくないのがまた面白かったですね。山高帽に黒のスーツの、英国紳士というよりはどことなくサラリーマンぽくもある・・・だいたいミスター・ニックって名前、悪魔の名前じゃないですよねえ。
この飄々としたらしくない悪魔、そもそもパルナサスの娘が欲しかったわけではないですよね。パルナサスをからかって遊んでただけだよなー。
永遠に続く時間をもてあまし、面白い遊び相手としてパルナサスを見つけてしまったんでしょうね。パルナサスにしたら災難というか。
ヴァレンティナが生まれ変わって?幸せになったのも、もしかしたら悪魔のはからいなんじゃ、なんて思ってしまいました。
悪魔にそそのかされ、翻弄されて人生の幸福と絶望を経験することになったパルナサスが、やっぱり主人公かな。
ヒース・レジャーはやっぱりいい役者だなあと思いました。コメディもいけるのが・・・本当に残念な人を亡くしたと思いました。
鏡の中の3人のトニー、ジョニー・デップがやっぱり一番ハマってたかなあ。
コリン・ファレルが一番ヒース・レジャーから遠かった気がしますが(汗)彼の出番が一番多かった・・・でもまあ一番嫌な役でもあったかな。
ヒロインのヴァレンティナを演じるリリー・コールが良かったです。無邪気で粗野な16歳の少女から、妖艶な夢の中の女までを演じ切ってましたね。
スーパーモデルと聞いてびっくり・・・演技上手いので。
あと、小人のパーシーの存在が効いてましたねー。かわいかったし。回想シーンで着てた猿の着ぐるみがかわいすぎ(笑)

てな訳で今年観に行く予定の映画。
公開中「かいじゅうたちのいるところ」(鑑賞済み)「復讐者に憐れみを」(鑑賞済み)「ラブリーボーン」
2月19日公開「コララインとボタンの魔女」
2月26日公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2月27日公開「ニューヨーク、アイラブユー」
3月6日公開「プリンセスと魔法のキス」
3月19日公開「NINE ナイン」
3月27日公開「誰かが私にキスをした」
4月17日公開「のだめカンタービレ最終楽章 後編」「アリス・イン・ワンダーランド」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」
この後に及んでまた増えている・・・全部観られるのかなあ(汗)
コメント (2)
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