ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

4回目を見て

2004年02月29日 | 旧指輪日記
今日はようやく4回目を観てきました。今回は一緒に行った原作未読(二つの塔までは読んでますが)で結末のネタバレ全くしていない妹がどう思うか、というのが興味津々でした。
最後の方、結構泣いてるなー、よしよしと思いつつ(笑)感想を聞いてみたところ、「食欲なくなるくらいショックだった」との言葉。もちろん、フロドが旅立たなければならない結末について、です。おお、それって私が原作初めて読了した時の感想と同じじゃないの!?とびっくり&ちょっと嬉しかったですね。
フロドがなぜ行かなければならないかについても、「傷を負って治らないからでしょ」と、ちゃんと袋小路屋敷での台詞を聞いていた様子でした。もちろん、フロドが何処に行くかはよく分ってはいなかったのですが、それでも「二度と会えないところに行く」のだというのはちゃんと分ったそうで。
あの映画を見ただけでも、ちゃんと話は分るし、テーマも伝わるんだなあというのが分って、安心しました。まあ、彼女はフロド贔屓だというのもあるかもしれませんが(笑)
しかし、戴冠式でのエオウィンとファラミアの2ショットには気がついてませんでした・・・というか、兄妹で並んでるんだと思ったそうで・・・って、またエオメルとファラミア間違ってるんかい!(TTTの時エオメルとファラミア同一人物だと思ってた前歴あり(笑))
で、私本人なんですが、今回今までで一番泣いたかも・・・。一番の懸案だった?「レンバス事件」の件をなんとか良い方向に解釈することができるようになったので、大分楽になったみたいで。(BBSで色々教えてくださった皆さん、ありがとうございました!)
今まで泣かなかったようなところも泣いてしまったりしました。ローハン軍登場のあたりも今回初めて泣けたし、セオデンの死のところも、エオウィンにもらい泣き、ですが泣けました。
なんか緑竜館のシーンとか袋小路屋敷のシーンとかあたりからはもう初めて観たんですか?というくらいボロボロ泣いてしまって、後で妹に「あんなところから泣いてるから、まだ何かあるってわかっちゃったよ」とネタバレだったと怒られました(汗)
TTTの時も、見るたびに映画寄りになってみたり批判モードになってみたりコロコロ変わっていましたので、今回もまた変わるかもしれませんが、なんだか映画の改変については大分消化できて来たようなので、次回またどう思うかが自分でも楽しみです。

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RotKサントラのこと

2004年02月27日 | 旧指輪日記
TTTの時はサントラを先に聴き込んでいて、「あんまり聴かなきゃ良かったなあ・・・」と思うところが多々あったのですが、結局公開直前までRotKサントラを聴きまくってしまいました(汗)
やはり聴きすぎで失敗、なところもありました。サントラ聴いていて一番泣けた「王の帰還」は、実際に映画で観たらあんまり泣けませんでした。結構場面転換がめまぐるしかったせいもあるとは思うのですが、やっぱり自分のイメージと違ってたせいでしょうね。
「望みと思い」とか「ローハン軍の長征」も聴きすぎてなければもっと感動しただろうになあとちょっと残念。
「シェロブの棲家」は、画面観てると音楽の印象がすごい薄れるんですが(汗)音楽だけ聴いてるとかなり良いんですが・・・
でも、実際に映画で観た方が感動した、という曲もいくつかありました。
「白の木」では、最初の部分、実際に枯れた白の木の映像と共にあの悲しいテーマを聴いたらかなりグッと来てしまいましたし、烽火が上がる場面は、音楽だけ聞いていたら、ただの勇ましい音楽かなーと思ってしまいましたが、実際に映像と合わせてみたらすごく感動的でした。
そして、一番の驚きは「黒門開く」でしょうね・・・。あのすさまじい滅びの山の光景の中に響くティンホイッスルの明るい音楽。絶望的な状況の中、ホビット庄を思い出し、フロドを背負って行くサムの心情に合っている・・・というよりも、意外性において凌駕しているかも(汗)それなのに、とにかくあの場面にはぴったりなんですよね。
そう言えば、以前bbsで教えていただいた「CUT」に「邪魔にならないサントラ」というような記事が出ていたのを読みましたが、この記事を書いた方は、RotKを観ていて音楽の印象が全く残っていないのだそうで。ちょっとわかるかも・・・というのも、私もFotR一回目に観た時は、「ホビット庄の社会秩序」しか印象が残らなかったものです(汗)これってある意味すごいことかもしれません。本当に場面の邪魔になってないんだなあと。
少なくとも「CUT」の記事を書いた方は「黒門開く」の音楽も印象が残らなかったのでしょうから、あれだけ意外な音楽の使い方をしていても、やはり場面の邪魔はしていないということですよね。やっばすごいかも・・・
結論を言うと、今回は、先に聴きこんでいて良かったかも、という気がしています。聴き込んでいたからこその感動というのも味わえたので。

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デネソールのこと・・・(とりあえず原作の)

2004年02月26日 | 旧指輪日記
まだ映画のデネソールについては考え中、なので、とりあえず原作のデネソールについて思うところを書いてみようと思います。
最初に原作を読んだ時は、夢中になってストーリーを追っていたのもあって、デネソールのことはよくわかってませんでした。
それが2回目に読んだ時、突然デネソールのことが悲しくなりました。私にとってはそれは最初から大好きだったセオデンとの対比で、だったのですが。
セオデンは、ガンダルフの癒しによって、自ら心を閉ざしていた暗黒から抜け出すことができました。でも、デネソールにはできなかったのです。
デネソールは、グリマの姦計で弱っていたセオデンと違い、パランティアを覗いたことにより直接サウロンの放つ暗黒=絶望に捉われていたわけですし、単純にセオデンと比べることはできないかもしれません。セオデンは、ヌメノールの血をひくデネソールと違い、なんだかんだ言っても「辺境国」の王ですから、デネソールよりもかなり単純明快な人種だったと言えるかもしれませんし、だからこそ、ガンダルフの癒しを素直に受け止めることができ、デネソールよりも簡単に甦ることができたのかもしれません。
けれど、そのことを考えるにつけ、セオデンよりも高貴であったがため、そして誇り高いが故の自尊心のために、素直に癒されることができず、破滅に至ってしまったデネソールが哀しく思えてならなくなりました。
自尊心のために破滅に追いやられたという点では、デネソールはサルマンとも繋がりますね。「終わらざりし物語」を読んで、サルマンのガンダルフに対する複雑な感情を知ったら、余計にそう思うようになりました。自尊心、そして「嫉妬」・・・結局はそういう感情が、サウロンの暗黒を心に呼び込んでしまったのでしょうね・・・
昨日もちょっと書きましたが、原作ではエオウィンもファラミアも、同じような暗黒に捉われていたと思います。でも、この二人もまたお互いに癒されました。結局デネソールだけが心の闇から抜け出すことができなかったんだなあ、と思うと、また哀しく思えます。(サルマンは人間じゃないのでこの際除外しておくとして(汗))
そんな風に捉えていた原作のデネソールなのですが、さて映画での料理のされ方をどう受け止めたらよいものか・・・というのが今後の課題です。多分、デネソールが私のPJ映画の最後の砦ということになるでしょう。

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PJ映画のセオデン

2004年02月25日 | 旧指輪日記
原作のセオデンに初めて惚れた(笑)のは、ガンダルフの助けを借りて暗闇の中から甦る場面でした。それが映画では「サルマンがセオデンに憑りついてましたー」という単純明快な設定になってしまって、涙を呑んだものでした・・・。
甦った後も、角笛城に逃げるの判断ミスみたいに言われちゃうし、なんだかアラゴルンに比べて「情けない王」みたいな扱いにされてしまっていて、憤慨しきりでした。
でも、TTTを何度も観るうちに、バーナード・ヒルの演技にも助けられて、映画のセオデンもいいなあと思うようになりました。
原作のセオデンは、ガンダルフに癒されてすぐに暗闇から抜け出したけれど、映画のセオデンは、甦ってからも厳しい現実に自力で向かい合い、自らの苦悩と戦わなければならなかったのだと。
しかしTTTのラスト、アラゴルンに「共に剣を抜こう」と言うセオデンが「アラゴルンを指導者として認めた」のだという解釈をオーディオコメンタリーで聞いた時はかなりショックでした(汗)あの場面で映画のセオデンは原作のセオデンに追いついたのだと思っていたので・・・
でも、馬鍬砦でのエオウィンとの別れの場面で、「ローハンを救ったのはセオデンではない」と言うセオデンを観て、ああ、そういうことか、と思いました。セオデンは、自分の力では自分の民を守れなかったことに悩み、エオル王家の王として先祖の勲しに自分が及ばないことにずっと悩んでいたんだなあと。
PJ映画では、セオデンを始め、サウロンの放つ暗黒(まあセオデンやエオウィンは直接サウロンからではないですが)に心を捉われてしまった人々の絶望とそこからの癒し、という原作の要素は全くなくなり、皆それぞれの心の悩みに置き換えられているようです。TTTの時はそれがかなりショックでしたが、RotKを観たらそれも納得できるような気がしました。どの人物の悩みも、とても人間的で共感できるものに描かれていたので。
セオデンもまた、歴史に残るエオル以来のローハン軍の長征という偉業を成し遂げ、栄誉ある死を迎えましたが、その影にはとても人間くさい苦悩があったのだと思うと、映画のセオデンもいいなあと思うのでした。
ただ、セオデンの最期の場面はもう一息かな。もっと、エオウィンに「幸せになって欲しい」というようなことを言って欲しかったです。原作でメリーに言っていた台詞の代わりに・・・それだけ残念ですね。

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ハッピーエンド・・・?

2004年02月23日 | 旧指輪日記
昨日会った友だちが、お父さんが映画好きですでにRotKを観たと言うので、「なんて言ってた?」とリサーチ(笑)してみたところ、「ハッピーエンドだったよ」と言っていたんだそうです。
えーっ、と原作既読者は思ってしまうのではないでしょうか。あの灰色港での別れがハッピーエンドだとは、原作では思えませんよね・・・
映画の灰色港の解釈、いいかなあとも思っていたのですが、あの明るさが逆に誤解を招いてしまうのかもなあとちょっと思いました。笑顔で別れているからハッピーエンドなのだと・・・
YAHOOのユーザーズレビューとかでもあの灰色港のラストに触れいてる感想がほとんどなくて、原作知らない人は一体あれをどう思ったんだろう、というのがすごく気になってはいたんです。映画館で出口調査して聞いて回りたい気分です(笑)
あれが「ハッピーエンド」だと思うのは、あの終盤があまりにも慌しくて、「あれが本当のラストシーンだ」という印象にならないのかも・・・
それとも逆に、あのエピローグが長いと感じてしまう人にとっては、「指輪を棄てた」という時点で物語は終わりで後はつけたしなので、「ハッピーエンド」ということになるのかもしれません。
原作未読の知り合いの人の一人の感想では「友情っていいね、と思った」ということでしたが、これも原作を読み終わっての感想とはかなり違うような気がしました・・・まあそれもありますが、それが一番の感想には来ませんよね、やはり。
映画では重点を置かれて描かれているものが違うんだなあと、今更ながらに思ったりしています。そして、これでいいのかなあ、というほのかな疑問も。今後も原作を読まない人にとって、「指輪物語」はそういう物語なのだと思われてしまうということでもありますからね・・・
まあ、おすぎとか村上隆氏とか朝日新聞に映画評を書いていた稲垣都々世氏とかの評価を読むと、観る人が観ればちゃんとわかるんだなあ、とは思いますが・・・
これから、妹や、結末を全く知らない友だち何人かと一緒に観に行く予定にしているので、どう思ったか根掘り葉掘り聞きだして嫌がられる予定です(笑)まあ、彼女たちは結構LotR気に入ってくれてるので、妙な感想は言わないと思いますけど・・・どんな感想を持つか、とても楽しみです。

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3回目の感想いろいろ

2004年02月22日 | 旧指輪日記
2回目に「結構素直になれたかも」と思ったのですが、今回はまたちょっと辛口モードになってしまいました(汗)まあ、多分観る度に原作よりになったり映画よりになったりと、コロコロ意見が変わるのではないかと思います。TTTの経験から言って(汗)
単純に原作と違うから、というだけで批判はしたくないと思っているので、どのような意図で原作と変えられたのか、その結果どういう効果が生まれているのか、なんてことを考えながら観られたらとは思っていますが。

今まで2回観た時点では、サムはまあ許せるかなあと思っていたんですが、今回は「やっぱりちょっと・・・」という面が見えて来てしまいました(汗)
指輪を棄てた後、フロドと二人でホビット庄のことを語る時、ロージーのこと思い出すのはいいのですが、最後まで「ロージーと結婚したかったよー」と泣いてますね、サム・・・で、フロドに慰められちゃってます(汗)
今回のサムは指輪を棄てる使命に燃えていたのはフロドのためだったんだなあと思えたので、TTTよりは違和感がないと思ったのですが、あのシーンを観ていると、「フロドが解放された後」というよりは「使命を達成した後」という感じで・・・ちょっと残念です。
そして、最後の「さあ今帰っただよ」のところも、普通に幸せそうで・・・もう少しフロドと別れた悲しさみたいなものを孕ませてくれていてもいいのになあと思いました。
でも、フロドをかついで行くところとか、灰色港での別れとか、そういう場面はとても良かったので、見過ごせる範囲ではありますが。
あと、やっぱりデネソールですねえ・・・。あくまでも個人的な感想だということをお断りしておきますが、やっぱり今のところ私はまだまだあのデネソールには馴染めません・・・設定の改変もさることながら、どうもジョン・ノブルの演技が「濃い」のにも馴染めなかったりして(汗)
なんだか、私原作のデネソール結構好きだったんだなあというのが実感されて来ました(汗)冷徹なデネソールがほんの一瞬垣間見せる、ピピンの忠誠に心を動かされた様子。それまでギリギリの線で保って来た誇りがファラミアの物言わぬ帰還で崩れ去る様子・・・
まあ、これからまた違う面を発見できたらとは思っています。
あと、今回すごくエオウィンに感情移入してしまいました。エオウィンも原作とは大分違いますが、なんか映画のけなげでかわいいエオウィンもいいなあと思います。

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PJ映画の灰色港

2004年02月19日 | 旧指輪日記
実は滅びの亀裂の場面のことを書く予定だったのですが、まだ上手くまとまらないことが判明したので、急遽灰色港のことを書くことに(汗)

PJ映画の灰色港が原作とちょっと違いそうだなー、というのは、サントラの「灰色港」と、INTO THE WESTを聴いた時からわかっていました。なんだかとても明るかったので・・・
最初はその明るさに違和感がありましたが、INTO THE WESTがとても良かったことで、映画のどこか明るい灰色港もいいのではないか、と映画観る前から納得してました(汗)
一番思ったのは、原作どおりのラストだったら、あまりに悲しくて、初めて観た人たちにとってはショックが大きすぎるだろうなあ、ということでした。私も初めて原作を読み終わった時にはかなりショックでしたから・・・
そんな訳で、明るい灰色港は、今でも原作の結末を思うと胸が痛い私にとっても、ひとつの救いとなるような解釈なのではないか、と予想していました。
実際に観てみて、メリーもピピンもサムも最後まで船を見送っていないことだけはショックでしたが、色々と思うところがありました。
メリーもピピンもサムも、笑顔でフロドに頷いてるんですよね。
これって、映画では原作以上に「西へ行く=死」という捉え方なのではないかと思いました。インタビューを読んでいてもそんな話がよく出てきますしね。
ミナス・ティリスでガンダルフがピピンに死について語る場面、あの死後の世界?はまるでINTO THE WESTに出てくるアマンの地そのものの描写ですよね。そしてバックにはINTO THE WESTが流れていました。
ひょっとしたら、残された3人のあの笑顔は、「またいつか会えるのだから」ということなのかもなあ、と思いました。原作どおりならメリーとピピンはフロドには二度と会えないはずですが・・・まあ、これもひとつの「救い」になる解釈でいいかなあと思いました。
あと、メリーに比べてピピンが泣いていないですよね。
これって、ひょっとしてピピンは既にガンダルフから船の行く先(=死後の世界)のことを聞いていたので、メリーよりも事態をすんなり理解できたということなのかなあと・・・
FotRのラスト、フロドを送り出す時もボロミアが斃れた時も、メリーはよくわかっているのにピピンは事態を理解していなかったのですが、ここに来てのピピンの成長ぶりにも泣かされますね。ま、私はやっぱりメリーがいいですけど(笑)

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2回目見ました!

2004年02月16日 | 旧指輪日記
時間がなくて書き込みできないはずなんですが(笑)一言だけ書いておきたかったので・・・
2回目、とても素直に感動できました!
そして、PJの解釈にもある程度納得できるようになった気がしています。
サントラのこともいろいろあって、すぐにでも書きまくりたいのですが(笑)しばしおあずけです・・・
そうこうするうちに3回目行っちゃいそうですが(笑)

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2回目の感想書くはずだったのですが(汗)

2004年02月15日 | 旧指輪日記
今朝、「気合入れすぎかなー」と思いながら上映1時間前に地元のシネコンに行ったところ、なんと吹き替え版はもう次の回も次の次の回も満席で、18時からの回しか空いてませんでした(汗)
仕方ないのでチケット取って帰って来ました。近所で良かった・・・。
多分、座席数少ないシアターでやってて、回数も少ないからだと思うのですが。今回吹き替えやってる映画館も少ないですしね。それにしてもびっくりでした。

一般公開になって、怖いもの見たさでYAHOOのユーザーズレビューを覗いてみたりしてます。ファン以外の一般の映画ファンの意見が気になりまして。
全然わかってなくて的ハズレな批判をしている人がいると、やっぱりちょっとムカッとしますね(汗)「3作目しか見なかったけど、単純な話なので1,2作見る必要なし。どんな話だったか簡単に想像がつく」とか書いてた人にはさすがに「本当かよー。どんな話だったのか言ってみろよー」とツッコミたくなりました(笑)
今回、驚いたことにほとんどの人が5点満点でした。原作を知らなくてもほとんどの人が感動しているようで、それはうれしかったですね。
面白かったのは、「TTTの方が良かった」という人が結構いまして。どのあたりがなんでしょうねえ。
それにしてもやはりというか、「サムが主人公なのでは。フロド弱すぎ」という感想が多かったですね(汗)「サムの活躍が意外&感動した」という感想には素直に嬉しい気持ちでしたが。
しかし、指輪を棄てるクライマックス、灰色港から旅立つラストについての感想があまりなくて、この二つのクライマックスから衝撃を受けた人は少ないのかなあ、なんてことも思いました。ネタバレを避けているのかもしれないのですが。
フロドが旅立つ最後について、疑問があまり出ていなかったのも不思議な感じでした。一人だけ「皆あのラストで納得なのですか?」という人がいましたが。
指輪を棄ててからが長すぎるとか、ラストはこじつけだ、みたいな感想の人も、あの灰色港のラストには納得していないんでしょうが。
嬉しかったのは、「こんなにすごい作品ということは、原作もすごいのだろうと思った。原作も読んでみたいと思います」という感想があったことです。こういう感想を読むだけでも、映画化の甲斐があったのではないかとも思います。
あと、ぽつぽつですが、良かった登場人物の中にメリーを入れている人がいて、嬉しかったですねー♪

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久々のRENT

2004年02月14日 | ミュージカル・演劇
RENTの東京厚生年金会館の来日公演に行って来ました。
なんか、あんまりいいキャストじゃないという噂きいてたのですが、確かに以前文京シビックホールでやった時の来日キャストに比べると落ちるかなーと言うのはありましたね(汗)
バンドもなんかあんまり上手くなかったし・・・なんかドラムがねー、歌聞いてない感じの叩き方でした(汗)
全体的にすごく速い演奏で、歌うの辛そうでした(汗)RENTとか大変、って感じでしたね・・・
ただ、最初は今イチかなーと思いながら観ていたのですが、やはり音楽がいいし、素晴らしい作品ですよね。だんだん入り込めて、結局かなり泣きました(笑)
もう条件反射のようなもんで(汗)曲名よくわかってないんですが(汗)「救いはあるか~♪」の曲が一番好きで、あれが流れたとたんにだーっと涙が(汗)
あと「アメリカ」とか、なんかいかにも泣き所、というような場面じゃないところではらはらと泣けてしまって、ちょっと恥ずかしかったですね。前の列のおじさんとか熟睡してたのに・・・(汗)
ロジャーが今イチかなあと思っていたのですが、エンジェルの葬式の時に喧嘩する皆に「自分しか愛せないくせに」と食って掛かるあたりからすごく気持ちが入っていて、良かったです。
ああそうか、あれはロジャーが自分に向けて言っているんだなあと、今回初めて気がついたり。
最後のYour Eyesは、今まで実は感動したことなかったのですが(汗)今日は良かったです。ロジャーの気持ちが入ってましたからねえ。
ミミとジョアンヌの人がすごい上手かったです。特にジョアンヌは歌が良かったなあ・・・

実は明日は「王の帰還」、明後日は「ひめゆり」、その次の日はまた「RENT」と、ボロ泣き必死のラインナップが続いております(汗)
涙腺のお掃除になっていいかも?(笑)
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