この日は奨励会試験三日目の二次試験でもあった。午前中は夏休み特訓で、昼休みに今回一次試験通過できなかった二名と別々に懇談する‥無念だが勝負は勝ち負けがつきものなのでしょうがない‥
待っている間に残り二名の合格の電話が入った‥今年の奨励会試験は終わった‥
午後に大石直嗣七段来訪で、少し歓談してから「園田競馬に向かう。二名合格の連絡があったので心置きなく遊べる。
大石七段はどちらかいうと金太郎が苦手かな?将棋は粘り強く大胆だが、人間は厚みのある性格で手堅い面と勝負好きな?一面がある。競馬場にもっとも誘いやすいのが大石七段で、師匠孝行なのである。
この日は涼しくて、ナイター競馬を堪能する。奨励会試験も終わり、夏の終わりが近いのだろうなあ‥
一喜一憂はつきもので、大切なのはそれぞれに次のページを開くことと、自分の足元をしっかり踏み歩くことだろうか。
弟子の勝ち負けにかなり大きく左右されながらも、自分の目線や立つ位置を揺らがないようにと思う。