この写真は以前に掲載したかどうか忘れてしまった。同じカットで隣の一枚は覚えがある。散髪に行って気持ちのいい風体である。子どもの頃の村山聖の髪の毛を掴んで散髪屋に連れていたのは事実である。何度も説得したがどうしても行かないので、ついに強行手段に出た。こうなったとき私は野獣のようになるらしくて、後で村山君に「森先生は怖いです」と言われた。でも散髪から帰ると「男前になったやろう」村山君は照れくさそうにうなづいた。そしてふと思った。私も頭は薄いが実は散髪が苦手なのである・・
村山聖に向き合うときは常にエネルギーが要ったが、真っ直ぐなものが伝わってきた。自分のゆがんだものを意識せざるを得ないのである。嘘が通用しないから正直に勝負するしかない、そんな感じだった。
村山聖に向き合うときは常にエネルギーが要ったが、真っ直ぐなものが伝わってきた。自分のゆがんだものを意識せざるを得ないのである。嘘が通用しないから正直に勝負するしかない、そんな感じだった。