乳牛のジャージ牛と思うが、グイグイ体を摺り寄せあい、こちらに向かって来た。金網の柵のすき間から写真を撮ったが、その内に柵の上に手を上げて、カメラだけ牛に向けてシャターを切った。構図もピントも曖昧だ。
牛は強面に見えるが、たいていは人懐っこい。目を見るとそれがわかる。そして人をよく見ている。敵か味方か、勝てそうか負けそうか、いやこれは私も同じかもしれないなあ。犬を見ると咄嗟に判断して、腰が引けることが多い。人間に対しては?
私はスキだらけに見えて、実際スキだらけである。
牛は強面に見えるが、たいていは人懐っこい。目を見るとそれがわかる。そして人をよく見ている。敵か味方か、勝てそうか負けそうか、いやこれは私も同じかもしれないなあ。犬を見ると咄嗟に判断して、腰が引けることが多い。人間に対しては?
私はスキだらけに見えて、実際スキだらけである。