森信雄の写真あれこれ

日々の生活や散歩、旅の写真を掲載しながら、あれこれ思いを語ります。

紅葉

2005-11-12 22:22:41 | 日々の写真
今年の紅葉は遅いようだ。寒さが厳しいほど紅葉の色も鮮やかだが、本格的な寒さの到来はこれからだろうか。太陽の日差しは何でもないものまで、まるで宝石に変身させるみたいに、きらびやかな世界を作り上げる。
 ちょうどスポットライトを浴びたように、生命の息吹すら感じさせるといっても大袈裟ではない。
 生きることが一瞬の夢だとしたら、太陽の光はまんべんなく等しく、人にスポットをあてているのかもしれない。
 そんな考えは、現代においてはノー天気過ぎるくらいに、暗い事件が多いようだ。ある意味で生きていくことは修羅場である。修羅場だからこそ、たくましさが必要な時代になっているのかもしれない。一瞬先は闇、その危険が常に潜んでいるのが今の時代の厄介さである。「森さん、この年になるとなあ、死ぬまで生きるんやで」昔、K七段という頑固な老齢の棋士がいて、ときどきポツリとつぶやいた。
 そして三日三晩、一睡もしないで将棋を指していた。
 
コメント
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