美容と健康に悩む人たちと共に歩む

糖尿病における“糖質制限”について

みなさん、こんにちは。


本日、気象庁より東京都心で桜が満開になったと発表がありました。
早くもお花見シーズンが到来ですね。
週末の予定はお決まりでしょうか。


本日は、糖尿病における“糖質制限”についてお話したいと思います。


先日3月18日、日本糖尿病学会は
「日本人の糖尿病食事療法の在り方」に関する提言を発表しました。


日本糖尿病学会が推薦する一般的な糖尿病の食事療法は、
1日の摂取カロリーを「男性1500kcal、女性1200kcal」に抑えるという、
カロリー制限が基本となっており、
食事内容としては糖質57%、脂質25%、蛋白質18%程度を目安にしています。


今回の発表では、今後も「総カロリー摂取量の制限を最優先とする」とし、
“糖質制限ダイエット”の流行に対しては
「安全性などを担保するエビデンスが不足しており、現時点では勧められない」
との見解を示しました。


この“糖質制限ダイエット”については、
「5年以上続けると死亡率が高くなるかもしれない」と指摘する解析結果が、
今年1月に国立国際医療研究センター病院から発表されています。



27万人を対象に、摂取した総カロリーに占める糖質の割合に応じてグループに分けたところ、
糖質が最も少ない(30~40%)グループの死亡率は、
最も高いグループ(60~70%)の1.31倍になったとのことでした。


ここで比較されているのは、糖質30~40%の“中糖質食”についてであり、
朝食、昼食、夕食の三食とも主食を抜く糖質10~20%の“糖質制限食”については
比較されていません。



そこで、以下のような糖尿病の食事療法を勧める医師もいます。


1)糖質10~20%の“糖質制限食”を推奨
 ・効果に現れるのが早い
 ・糖尿病や肥満、メタボリック症候群の解消に好成績を得ている

2)50歳からは炭水化物を辞めることを推奨
 ・炭水化物によって、活性酸素は細胞を傷つけ、がん発生の要因となるため
 ・エネルギーを作る方法が変わり、「糖質」が栄養にならなくなるため



さまざまな見解がありますが
当院では、極端な糖質制限はせず、
日本糖尿病学会のガイドラインに沿ってダイエット治療を行っております。


また、体質によりダイエットに推奨される食材はやや異なます。
特に、酸化ストレスについては、個人差がありますので、
遺伝子検査の結果をうけ、抗酸化作用を持つ食品の摂取をおすすめすることもあります。



1日の総カロリー摂取量と食事内容については、当院の管理栄養士と共に
患者様一人ひとりの生活習慣に合わせて、アドバイスを行っております。


健康的なダイエットは、極端な食事療法では長続きしません。
食べる量や内容を見直し、無理なく健康状態を考慮して取り組んで頂きたいと思います。






では。













ダイエット専門の渋谷DSクリニック
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