先日「塩津能の会」で『通小町』のシテ連を勤めた。ツレは2年前の式能『土蜘蛛』の胡蝶役以来2年ぶり。そういえば、あの時も喉の調子が良くなかった。
『通小町』のツレは、昭和55年にシテ吉田一芳氏(素人)のお相手が最初で、今回で13回目。シテは亡父・菊生が一番多く3回、従兄弟能夫のツレは2回、そして塩津哲生氏も今回で2回目となった。
『通小町』は前場にシテが登場しないので、ツレが最初の舞台進行役を任 . . . 本文を読む
昨日は「塩津能の会」にて、能『通小町』シテ塩津哲生のシテ連を勤めた。
今回でこのシテ連は13回目だった。前回が平成14年でシテは粟谷能夫であったから、あれからもう・・・12年。
月日の流れの早さに、ぞっとする。
ひさしぶりのシテ連役に「もうこれが最後だろう」と思ったり、舞台ワキ座に座わり、そこから面をかけて見える景色が懐かしく、「若い時はこの場所で足がしびれて来て、その痛さに耐えていたなあ~」と . . . 本文を読む
粟谷能の会10月12日(日)の前日は秋田市文化会館で行われる「能・狂言の祭典」のため、10日金曜日は午前中申合をして、そのまま秋田空港へ飛ぶ予定です。
平素は申合の後に、装束と面を出して準備をしますが、今回は前倒しして、昨日に用意を完了しました。
私の着附の唐織厚板(からおりあついた)は粟谷家唯一の極上物です。
「たぶん江戸時代以前のものでしょう」とは、この唐織を修繕された職人さんの弁で、この . . . 本文を読む
特別体験教室、粟谷明生の能楽教室は無事、第四期を終了しました。
写真でご紹介します。
最終日の昨日は、川瀬明彦さんと松井彩さんが一時間早めにいらして自習と補講から始まりました。
今回、第一期生の植村文明氏(先頭の白シャツの方)に助手指導役として模範演技をしていただきました。
二回お休みされた中島美穂子様も最後は皆様について舞えるようになりました。
3名様を指名させていただき舞台で舞 . . . 本文を読む