能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
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粟谷能の会『清経』の装束は・・・

2014-10-04 08:22:32 | 能はこうなの、と明生風に能の紹介
粟谷能の会10月12日(日)の前日は秋田市文化会館で行われる「能・狂言の祭典」のため、10日金曜日は午前中申合をして、そのまま秋田空港へ飛ぶ予定です。

平素は申合の後に、装束と面を出して準備をしますが、今回は前倒しして、昨日に用意を完了しました。
私の着附の唐織厚板(からおりあついた)は粟谷家唯一の極上物です。

「たぶん江戸時代以前のものでしょう」とは、この唐織を修繕された職人さんの弁で、この唐織を下に着て、上には緑色の長絹を単衣法被の形にして、両袖を折り込み巻き上げた甲冑スタイルで・・・とここまでは確定しています。

さて、下に履く大口袴です。緑色の紅葉模様の半切でオールグリーンで挑むか、

または写真『敦盛』シテ粟谷明生・撮影三上文規の白色の紅葉模様の紋大口袴にするか? 

たぶん金曜まで、いや当日の朝まで迷うだろう。
皆様はどちらがよいと思われるかな?

文責 粟谷明生
写真撮影 粟谷明生


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