能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

能『江口』の遊女は?

2006-10-04 06:51:44 | 粟谷明生の日常


10月3日
読売新聞に今週の粟谷能の会の事が紹介された。

新聞に記載されると必ず反応があるから、やはり新聞の力は大きい。
残念ながら、もうまったくお席に余裕はない状態なので、
お断りしている状態。

嬉しくもあり、ご迷惑をおかけして申し訳なくお詫びの気持ちもある。

取材を受けたのは、夏だった。
まだ、まだ先のことだ~~と思っていたが。

「あっ!!もう~~あと4日じゃないの!」

今、『江口』の仕上がりは~~~
ほぼ順調であるが~~~
一つ気になることがある。

それは遊女とは?

私が遊女!と言われて想像するものは~~~~?

まず~~~~「序の舞」の「遊女の序」
あ~~~~まじめでしょ。

遊女~~~~~~


遊郭~~~~~



花魁~~~~~




売春婦~~~~




病~~~


貧困~~~
お金~~~


うお~~~だんだんエスカレートして来た!!

で~映画では

「泥の河」「陽暉楼」

「あっ!」

大学時代先輩に
「一度見ておけ!」
といわれて知らないでついて行った~~~

飛田の大門
の中、

どんどん湧き出てくるね~~

しかしこれって『江口』を演るのに必要?

世阿弥が想像して書き上げた遊女はどんな人だろうか?
遊女は南北朝の前と後ではその存在価値が違うようだ。

世阿弥が生きた時代は勿論、遊郭はないが
男と女のそれは当然あったはず。

しかし、世阿弥さんが想像した遊女は大昔の遊女じゃないだろうか?
それはもっと位も高く、時には宮中にも出入りしていたあの時代の~~
なんて思っているわけですよ。あとは当日のお楽しみ~~

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お返事 (粟谷明生)
2006-10-05 06:57:54
tosaka様、玉手様



コメント有難うございます。

昨日「遊女の文化史」佐伯順子著を

手に入れました。

これから読んで勉強したいと思います。



『江口』は下掛は小面ですが、上掛は増や若女。

普通の小面では『江口』には通用しません。

が~~



ご心配なく!

当日、お楽しみに~~~
返信する
三身仏性具せる身と (玉手)
2006-10-04 19:30:24
遊女といえば~

梁塵秘抄

更級日記

大江匡房「遊女記」

でしょうか~



10月8日は旧暦8月17日、

 川逍遥の月の夜舟

楽しみに致しております!!!
返信する
おせっかいオバサン (tosaka)
2006-10-04 10:39:37
「病」というご発想に、ちょっと笑ってしまいました



読売の記事は、webで拝読しましたぁ☆

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20061002et06.htm?from=os2



素敵な遊女姿を拝見できますこと、今からワクワクしています。

お身体くれぐれもご自愛下さい。
返信する