今日は世界の国民性がわかるジョークから。
いろいろなお国の方々が乗船する客船が沈没寸前の状態になった。
ところが救命ボートの数には限りがある。そこで、男たちには、海へ飛び込み岸まで泳いでもらうように説得しなければならない。

さてイギリス人、アメリカ人、ドイツ人、フランス人、イタリア人、そして日本人にはどのように言えばよいのか?

・イギリス人に対して
「紳士たるもの飛び込むべきです」

・アメリカ人に対して
「ここで飛び込んだらヒーローになれますよ」

・ドイツ人に対して
「規則により、飛び込みことになっております」

・フランス人に対して
「飛び込まないでください」 すると、ひねくれたフランス人は飛び込む。

・イタリア人に対して
「あ、海の中にいい女がいますよ」

さて日本人に対して
「皆さん飛び込んでおられますよ」

世界の各地に出向き能を紹介している能楽師もおられる。ご苦労様、ご立派だと思う。反面選曲はよくよく考えた方がよいだろうと思う。上のジョークにあるように、それぞれお国柄があり。お国柄により好む曲目が違うからだ。

アメリカ人には、派手でショー的な『土蜘蛛』『石橋』『紅葉狩』『船弁慶』がいいだろう、が、しかし欧州人はこれらでは満足しない。彼らは『砧』『定家』といった、日本人でもなかなかむずかしいと感じる曲を楽しみ感じ取る力を持ち合わせているようだ。「外人だから能はわからない」などと頭から決めつけている日本人よりよほど感性が豊かで、能を楽しんでおられる。

もう外国の方が能をよくご存じなのかもしれない、などと思うことがある。

能は日本の古典芸能だ。外国の方にひけをとらないように、日本人なら能を知ることは必須だと思う。まずは老若男女、日本人は「能を勉強しに行く」と思って能楽堂に足を運んでいただきたい。


粟谷能の会の当日の番組は、能の詞章と現代語訳、能用語の紹介を付けた小冊子にした。
「能は、何言っているかわからない、動きが遅いから退屈!」
そう思われる方は多いだろうが、そういう方のためにお役に立てると思う。一度観たがもういいと思われた方もあるだろう。だが、再度粟谷能の会へチャレンジしていただきたい。期待を裏切らない演能を心掛け皆様のご来場をお待ちしている。
是非とも能の世界へ足を運んでいただければ、とのお願いでした。

チケットの発売日は8月26日(月)10時より、
粟谷能の会ホームページショップでお申し込みを受付いたします。

尚、ご不明な点がございましたらば、下記までご連絡下さい。粟谷明生が対応させていただきます。

粟谷明生アドレス
akio@awaya-noh.com

文責 粟谷明生


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