厳島神社での演能は、
毎年春4月16日~18日の桃花祭御神能と
秋10月の観月能が恒例で、いずれも良い季節。
まあ今年の御神能は異常でガタガタ震えながら
「あ~~、寒~~い!」の連発でブルブル震えていた。
で~~昨日は
「あ~~暑~~い!あ~つ~い~よ」とダレダレ
紋付・襦袢は着た途端にビショビショになるほど暑い
宮島でこんなに汗だくになったのは~~
臍のう切って54年~~~
はじめて!
さて、昨日の一日をご紹介
16時半に宮島口に到着、宮島行のフェリー乗り場に行くと
先日からの集中豪雨の影響で、海は流木が散乱
フェリー関係者は必死で流木を引きあげて、
その結果、乗り場の横は流木の山積み状態。
宮島へのフェリーは松大とJRの二社があるが、
今回は地元の松大に乗船、三階デッキにあがり、
四方の景色を見渡すと~~
春や秋とは違った眺め、いいですね~~
さて楽屋に到着し、皆様にご挨拶しようと見渡すと~~
中は蒸し風呂みたい、皆様裸同然でダラ~~~
「こんにちは、ア・ツ・イ・よ」が挨拶言葉
こんなところに居られない、脱出を計り
神社参りと称して、時間潰し。
今回の「黒澤明生誕100年祭イン宮島、喜多流~能の美」は、
黒澤明監督が撮影したが、残念ながら未公開となっている
能のフィルムを初公開、放映し、そして実際にその曲を
厳島の能舞台で観てみよう!という企画。
19日は『八島』20日は『羽衣』を地元出身の出雲康雅氏が
勤められる、私その地謡。
今回の進行役はNHKアナウンサーの葛西聖司さん。
スタッフと打ち合わせ後、回廊でお会い出来て
「葛西さん、こんにちは」
「あら、粟谷さん・・・」
と、お話しちゃいましたよ。
葛西さんには、父の追悼番組「芸能花舞台」で、
すっかり御世話になっちゃいまして、話もはずみ立ち話5分。
「葛西さん、カメラ撮らさせて?」
「どうぞ~」で~~~カシャ
「じゃ~私が粟谷さん撮ってあげましょう」
「え~いいんですか? じゃ~中村さんと一緒で」
さて、そろそろ開演が近づいてきたが、
あれ~~
シテの出雲康雅さん海外の番組のインタビューを受けているので
こっそり・・・パパラッチ
さて楽屋に戻り、暑いがそろそろ着替えて~~と
腹を決めたら、あれ~テーブルに面白いもの発見
さすが!
実行委員会の意気込み!ですね~~
楽屋内までも宣伝、という徹底ぶり
私すいません、満腹でしたので、いただきませんでしたが、
召し上がった方々のご感想は
「山賊むすび 結構いけるよ」でした。
なんでも、宮島近辺のコンビニでは売っているみたいですから、
ご試食したい方はどうぞ、チャレンジして下さい。
で~~~
開演
お客様もお席に着かれ、
さあ~~葛西さんのお話がスタート
したら・・・・・
あれ?
お話が聞きにくい、
ありゃ~
マイクの調子が悪い、
ハウリング起こして~~
早く代わりのマイク用意してよ~~
あ~これで大丈夫、と安心・・・・・
出来ない、
これもだめ、
結局、葛西さんマイクなしでお話されました。
でもさすですね、本物のプロです。
異常事態が起きても、少しも動揺されず、
「マイクの調子が悪いようですから、
マイクなしでやりますね
みなさん、私の声聞こえますか?」
「は~~~い、聞こえます」
と観客からの返答。
大きなよく通る声で、今回の企画の経緯、能の美について
判りやすく15分ほど説明されました。
映像は中尊寺での喜多節世氏の『八島』
どんな映像かな?
と期待して観ると~~
「あれ? あの大鼓の声は三王清さんじゃないの?
映っているのは~柿原崇志さんだけど・・・・
声は絶対三王さんだよ・・・・・」
と、独り言。
残念ながら黒澤さんが撮影したフィルムには、
音が入っていなかった
仕方なく今回は以前出雲康雅氏が桃花祭でやられた
『八島』の音を流し吹き替えた、ということ。
以上、楽屋裏情報でした。
今日もよいお天気、猛暑になりそうですが、
『羽衣』があります。
ご覧になりたい方、まだチケットあるそうです、
是非、ご来場下さい、お待ちしています。
@@@@ 粟谷明生活動予定 @@@@
7月25日(日)
高知能楽鑑賞会・粟谷菊生追悼 能 『巴』 シテ 粟谷明生
高知県立美術館能舞台
9月5日(日)
ひたち能と狂言 初秋の会 能『綾鼓』シテ 粟谷明生
ひたちシビックセンター
9月12日(日)
秋の明生会
セルリアンタワー能舞台
9月18日(土)
川崎能 能『籠太鼓』シテ友枝昭世 地頭 粟谷明生
川崎能楽堂
9月19日(日)
福岡粟谷能の会 仕舞 『八島』シテ 粟谷明生
大壕公園能楽堂
10月5日
厳島観月能 仕舞 『女郎花』シテ 粟谷明生
能『八島』地謡 粟谷明生
厳島神社能舞台
10月10日
粟谷能の会 能『白是界』シテ 粟谷明生 ツレ粟谷尚生
国立能楽堂
11月21日
菊生会大会 番外能 『小鍛冶』 シテ 粟谷尚生
舞囃子・仕舞多数
12月2日(木)
粟谷能の会研究公演 仕舞 『忠度』 シテ 粟谷明生
能 檜垣 地謡
12月19日
喜多流自主公演 能 『鉢木』 シテ 粟谷明生
喜多能楽堂
23年
1月16日(日)
明生会初会
セルリアンタワー能舞台
1月30日(日)
菊生会初会
神谷舞台
2月20日(日)
式能 能 『鞍馬天狗』白頭 シテ 粟谷明生
国立能楽堂
3月6日(日)
粟谷能の会
能 『鸚鵡小町』 シテ 粟谷能夫
能 『一角仙人』 シテ 粟谷明生
国立能楽堂
3月13日(日)
大阪菊生会 能 『紅葉狩』シテ 井上美登利
大槻能楽堂
4月10日(日)
明生会大会 能 『巴』シテ 佐藤裕子
喜多能楽堂
4月16日(土)
厳島神社御神能初日 能『翁・養老』シテ粟谷明生 ツレ佐藤 陽
神社能舞台
4月18日(月)
厳島神社御神能三日目 能『花月』粟谷尚生 能『猩々』シテ佐藤 陽
神社能舞台
5月29日(日)
いわき能 能 『葵上』 シテ 粟谷明生 ツレ 粟谷尚生
アリオス能舞台
6月26日(日)
喜多流自主公演 能 『昭君』 シテ 粟谷明生
喜多能楽堂
毎年春4月16日~18日の桃花祭御神能と
秋10月の観月能が恒例で、いずれも良い季節。
まあ今年の御神能は異常でガタガタ震えながら
「あ~~、寒~~い!」の連発でブルブル震えていた。
で~~昨日は
「あ~~暑~~い!あ~つ~い~よ」とダレダレ
紋付・襦袢は着た途端にビショビショになるほど暑い
宮島でこんなに汗だくになったのは~~
臍のう切って54年~~~
はじめて!
さて、昨日の一日をご紹介
16時半に宮島口に到着、宮島行のフェリー乗り場に行くと
先日からの集中豪雨の影響で、海は流木が散乱
フェリー関係者は必死で流木を引きあげて、
その結果、乗り場の横は流木の山積み状態。
宮島へのフェリーは松大とJRの二社があるが、
今回は地元の松大に乗船、三階デッキにあがり、
四方の景色を見渡すと~~
春や秋とは違った眺め、いいですね~~
さて楽屋に到着し、皆様にご挨拶しようと見渡すと~~
中は蒸し風呂みたい、皆様裸同然でダラ~~~
「こんにちは、ア・ツ・イ・よ」が挨拶言葉
こんなところに居られない、脱出を計り
神社参りと称して、時間潰し。
今回の「黒澤明生誕100年祭イン宮島、喜多流~能の美」は、
黒澤明監督が撮影したが、残念ながら未公開となっている
能のフィルムを初公開、放映し、そして実際にその曲を
厳島の能舞台で観てみよう!という企画。
19日は『八島』20日は『羽衣』を地元出身の出雲康雅氏が
勤められる、私その地謡。
今回の進行役はNHKアナウンサーの葛西聖司さん。
スタッフと打ち合わせ後、回廊でお会い出来て
「葛西さん、こんにちは」
「あら、粟谷さん・・・」
と、お話しちゃいましたよ。
葛西さんには、父の追悼番組「芸能花舞台」で、
すっかり御世話になっちゃいまして、話もはずみ立ち話5分。
「葛西さん、カメラ撮らさせて?」
「どうぞ~」で~~~カシャ
「じゃ~私が粟谷さん撮ってあげましょう」
「え~いいんですか? じゃ~中村さんと一緒で」
さて、そろそろ開演が近づいてきたが、
あれ~~
シテの出雲康雅さん海外の番組のインタビューを受けているので
こっそり・・・パパラッチ
さて楽屋に戻り、暑いがそろそろ着替えて~~と
腹を決めたら、あれ~テーブルに面白いもの発見
さすが!
実行委員会の意気込み!ですね~~
楽屋内までも宣伝、という徹底ぶり
私すいません、満腹でしたので、いただきませんでしたが、
召し上がった方々のご感想は
「山賊むすび 結構いけるよ」でした。
なんでも、宮島近辺のコンビニでは売っているみたいですから、
ご試食したい方はどうぞ、チャレンジして下さい。
で~~~
開演
お客様もお席に着かれ、
さあ~~葛西さんのお話がスタート
したら・・・・・
あれ?
お話が聞きにくい、
ありゃ~
マイクの調子が悪い、
ハウリング起こして~~
早く代わりのマイク用意してよ~~
あ~これで大丈夫、と安心・・・・・
出来ない、
これもだめ、
結局、葛西さんマイクなしでお話されました。
でもさすですね、本物のプロです。
異常事態が起きても、少しも動揺されず、
「マイクの調子が悪いようですから、
マイクなしでやりますね
みなさん、私の声聞こえますか?」
「は~~~い、聞こえます」
と観客からの返答。
大きなよく通る声で、今回の企画の経緯、能の美について
判りやすく15分ほど説明されました。
映像は中尊寺での喜多節世氏の『八島』
どんな映像かな?
と期待して観ると~~
「あれ? あの大鼓の声は三王清さんじゃないの?
映っているのは~柿原崇志さんだけど・・・・
声は絶対三王さんだよ・・・・・」
と、独り言。
残念ながら黒澤さんが撮影したフィルムには、
音が入っていなかった
仕方なく今回は以前出雲康雅氏が桃花祭でやられた
『八島』の音を流し吹き替えた、ということ。
以上、楽屋裏情報でした。
今日もよいお天気、猛暑になりそうですが、
『羽衣』があります。
ご覧になりたい方、まだチケットあるそうです、
是非、ご来場下さい、お待ちしています。
@@@@ 粟谷明生活動予定 @@@@
7月25日(日)
高知能楽鑑賞会・粟谷菊生追悼 能 『巴』 シテ 粟谷明生
高知県立美術館能舞台
9月5日(日)
ひたち能と狂言 初秋の会 能『綾鼓』シテ 粟谷明生
ひたちシビックセンター
9月12日(日)
秋の明生会
セルリアンタワー能舞台
9月18日(土)
川崎能 能『籠太鼓』シテ友枝昭世 地頭 粟谷明生
川崎能楽堂
9月19日(日)
福岡粟谷能の会 仕舞 『八島』シテ 粟谷明生
大壕公園能楽堂
10月5日
厳島観月能 仕舞 『女郎花』シテ 粟谷明生
能『八島』地謡 粟谷明生
厳島神社能舞台
10月10日
粟谷能の会 能『白是界』シテ 粟谷明生 ツレ粟谷尚生
国立能楽堂
11月21日
菊生会大会 番外能 『小鍛冶』 シテ 粟谷尚生
舞囃子・仕舞多数
12月2日(木)
粟谷能の会研究公演 仕舞 『忠度』 シテ 粟谷明生
能 檜垣 地謡
12月19日
喜多流自主公演 能 『鉢木』 シテ 粟谷明生
喜多能楽堂
23年
1月16日(日)
明生会初会
セルリアンタワー能舞台
1月30日(日)
菊生会初会
神谷舞台
2月20日(日)
式能 能 『鞍馬天狗』白頭 シテ 粟谷明生
国立能楽堂
3月6日(日)
粟谷能の会
能 『鸚鵡小町』 シテ 粟谷能夫
能 『一角仙人』 シテ 粟谷明生
国立能楽堂
3月13日(日)
大阪菊生会 能 『紅葉狩』シテ 井上美登利
大槻能楽堂
4月10日(日)
明生会大会 能 『巴』シテ 佐藤裕子
喜多能楽堂
4月16日(土)
厳島神社御神能初日 能『翁・養老』シテ粟谷明生 ツレ佐藤 陽
神社能舞台
4月18日(月)
厳島神社御神能三日目 能『花月』粟谷尚生 能『猩々』シテ佐藤 陽
神社能舞台
5月29日(日)
いわき能 能 『葵上』 シテ 粟谷明生 ツレ 粟谷尚生
アリオス能舞台
6月26日(日)
喜多流自主公演 能 『昭君』 シテ 粟谷明生
喜多能楽堂