市川團十郎さんがご逝去され、洵に残念至極、御冥福をお祈りするばかりだ。
團十郎さんの書かれた本をまた紹介したいが、少し後回しにさせていただき、一昨日の話をしよう。
２月４日、能楽学会定例会が早稲田大学早稲田キャンパス２６号館（大隈タワー）の多目的講義室で行われた。
私はゲスト講師として研究発表の柳瀬千穂氏と司会・コメントの岩城賢太郎氏と対談形式で『俊成忠度』について４５分ほど、話をさせて頂いたが、一二度、会場から笑い声が聞こえた、終始、まじめの頭に「ど」が付くほどの真摯な緊張感ある時間を体験をさせていただいた。
お話した内容云々はここでは書かないが、３月３日の第９３回粟谷能の会で『俊成忠度』を勤めるにあたって、今回の経験は演者としてとても勉強になった。
当初、この講師役をお引き受けするにあたり、なにを話していいのか、皆目検討もつかなかったが、俊成卿のこと、忠度のこと、曲のテーマはなにであるか？などなど調べていくと、いろいろな発見があって、実に面白く、舞台を勤めるに役に立ちそうだ。
以前に少しブログでも披露したが、演能後、演能レポート『俊成忠度』としてまとめたいと思っている。
さて、これからは『船弁慶』の方に舵を切り、またいろいろな資料を集め勉強したいと思っている。
粟谷能の会チケット情報
チケットは完売となりました、皆様のご協力有難うございました。
満席の中、二曲頑張って勤めます！
文責 粟谷明生
