能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

超充実の一日、五番能の五番に携わり~~

2009-04-19 09:31:46 | 粟谷明生の日常
昨日は忙しいが、充実した気の張った一日でした。
御神能の三日目、これで一段落、と気合い入れて、無事終えるように祈りながら兎に角、働きました。

朝一番、9時ぴったりに、内弟子の佐藤 陽君の『枕慈童』からスタート!
彼にとっては二度目のシテです。無事に舞い終え、私は朝9時の地頭という初体験で、ちょっと疲れましたが、是も指導者の勤め!と自分に言い聞かせ、身体に気を入れて~~~~

二番目は広島在住の素人弟子の若きホープ達の『敦盛』です。
ご覧の写真はそのお三方です。
皆さん能ははじめての経験なのに、あんなにうまくいって~~~。
すごい!
次回が楽しみです。

シテの久保田耕一さんは、父に子どもの頃より指導を受けているのでお若いが、芸はベテランの域に達しています。
仲間の二人とこれからの広島の能を活性化してくれると、私は期待しています。

『敦盛』終演後の拍手の多さには~もうビックリ
なんたって~私の『白田村』の時より、拍手喝采でしたから~~~

でも、中入りでの拍手、あれは~余計でしたね。
屹度、なにも知らないでパチパチすればいいんかいの~という広島の方もおられたのかも~~
なんて、あまり言うと、僻みに聞こえるから、もうオシマイ。

三番目は粟谷能夫社中の堀野良夫氏の『半蔀』と四番目は粟谷充雄君の『花月』となり『敦盛』『半蔀』と三曲続けて地謡を謡うと、普通なら~~~~

「おい!何考えてんだよ!こんなに謡わせて!」
と怒るところですが、そこは御神能、別世界。

もうここは、なんでもやらなくてはいけないし、何番でも謡わなくては~いけない所、そういう日なのですね。

『花月』の間に御神能の締めとして東京から参加して下さった宮地啓二さんの傘寿のお祝いの『猩々』の着附をして、『猩々』の地頭も勤めて、それが終わったのが~~~4時。

またまた急いで着替えすっ飛んで広島駅に向かい、「のぞみ」「南風」と乗り継ぎ、「は~~い!知駅に到着!」したのは9時。

もう疲れた!!!

長島茂君と合流して遅い夕食をいただき、6人で乾杯!
そして~~~~4人は~~

彩りあるところへ~~~~

・・・・・・・・。

最後まで(笑)充実した一日でした。

そして今朝から演能レポート『白田村』を書いています!
近日中に更新しますのでご期待下さい。

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