11月1日(土)は古典の日。喜多能楽堂にて『葵上』のシテを勤めます。
世の中には、プライドが高い人がいます。「源氏物語」の六条御息所もそのひとり。
時は葵祭りの頃、光源氏の正妻・葵上と六条御息所が祭り見物の場所取りから事件は起きます。最初からよいところに留めていた御息所の車に対して、後から来た葵上の車を引く男どもが数名、「俺たちの車には偉い葵上様が乗っておられるだぞ~、どけ~場所をあけろ~」と、わめき散らし、御息所の車を祭りが見えない奥へと追いやります。車もベコベコ状態にされ散々な目にあわされた御息所様。
さあ~たいへんお怒りですがプライドが高い六条・熟女・御息所様は、あらわに怒ることが出来ません。
葵上の旦那、以前おつきあいしていた源氏様へは恨み、怒りは表しませんが、同性の若妻葵上には、めっちゃ腹を立て、心の中は怒り爆発寸前です。
プライドが高い女がプライドを傷つけられるとたいへん・・・。しかも高貴な方ですから。
本来ならば葵上の連れている男どもを恨めばいいのに~~なんですが・・・。
熟女・御息所様は若妻・葵上に「あんた単に妻になっただけじゃないの~、私はね!あなたなんかよりずっと以前から源氏様のことは知っているのよ!それを正妻ヅラして偉そうに・・・あ~気分が悪い、あたまにくるわ!」
と、たぶんそう思っていたのではないだろうか?と想像して、御息所の生霊を演じたいと思っています。
チケットはネットでお申し込みになれますが、喜多能楽堂でもお取り扱いしております。
電話 03-3491-8813
皆様のご来場、お待ちしております。
世の中には、プライドが高い人がいます。「源氏物語」の六条御息所もそのひとり。
時は葵祭りの頃、光源氏の正妻・葵上と六条御息所が祭り見物の場所取りから事件は起きます。最初からよいところに留めていた御息所の車に対して、後から来た葵上の車を引く男どもが数名、「俺たちの車には偉い葵上様が乗っておられるだぞ~、どけ~場所をあけろ~」と、わめき散らし、御息所の車を祭りが見えない奥へと追いやります。車もベコベコ状態にされ散々な目にあわされた御息所様。
さあ~たいへんお怒りですがプライドが高い六条・熟女・御息所様は、あらわに怒ることが出来ません。
葵上の旦那、以前おつきあいしていた源氏様へは恨み、怒りは表しませんが、同性の若妻葵上には、めっちゃ腹を立て、心の中は怒り爆発寸前です。
プライドが高い女がプライドを傷つけられるとたいへん・・・。しかも高貴な方ですから。
本来ならば葵上の連れている男どもを恨めばいいのに~~なんですが・・・。
熟女・御息所様は若妻・葵上に「あんた単に妻になっただけじゃないの~、私はね!あなたなんかよりずっと以前から源氏様のことは知っているのよ!それを正妻ヅラして偉そうに・・・あ~気分が悪い、あたまにくるわ!」
と、たぶんそう思っていたのではないだろうか?と想像して、御息所の生霊を演じたいと思っています。
チケットはネットでお申し込みになれますが、喜多能楽堂でもお取り扱いしております。
電話 03-3491-8813
皆様のご来場、お待ちしております。