私のまわりに、目くじらを立てて本気で叱る人が少なくなった。 ご先代宗家喜多実先生がご存命中は、父を含めコワイ目が光っていて楽屋は緊張感があり張り詰めたものがあった。あれが今はない。 もっとも最近楽屋働きをはじめた若者たちも緊張しているのかもしれないが、私の感じたものとは違う。以前は緊張と愛がミックスしていた。今、愛は薄目だ。 今は亡き一噌流笛方の名人・藤田大五郎先生は、こと稽古になったら鬼の . . . 本文を読む

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