能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
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舞台の大きさや橋掛りの長さなどは決まっているのか?

2012-07-02 05:40:15 | 能はこうなの、と明生風に能の紹介
能は江戸幕府の式楽となってから、江戸城内に建てられた舞台を最上位として、本舞台や橋掛りの長さが決まった。元禄時代の記録では、江戸城本舞台の大きさは「京間三間四方」、橋掛りの長さは「柱間十一間」で、シテ柱とワキ柱を結ぶ角度に設置するとされている。 (大小前から目付柱を見ると) 国立能楽堂の舞台はこの江戸城舞台を模して作られたが、本舞台は5.4メートル四方、橋掛りの長さ13.5メートルと、やや小振 . . . 本文を読む