大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

米騒動と富山の女たち

2017-09-05 08:15:26 | 政治

高岡のEフェスタが3日からウイングウイングで始まり、1日目はワークショップ「女性史から学ぼう!米騒動と富山の女たち」がありました。放送局時代からコメ騒動について調査研究をされ、「民が起つ」「米騒動とジャーナリズム」の本を出された金澤敏子さんの講演がありました。

米騒動はシベリア出兵や米の買い占めなどで米が高騰したのに対し、「子供に米を食べさせたい、適正価格で売ってくれ」と訴えた漁村のおかみさんたちの、日本で初めての消費者運動であり、生存権をかけたおかかたちの一揆、日本の民主主義の始まりだった。伏木、泊、魚津などの漁村で起こり、水橋では労働者も参加して2000人に増えた。ジャーリストがそれを伝えたことから全国に広がっていった。そして内閣が辞職した。米騒動には、暴れ婆と言われるリーダーがいた。おかみさんたちは、夫を支え、浜で重いものを運ぶ労働者であった。米には手を付けていない、悪いこともしていない、「不合理なことはおかしい」と叫んだ抗議行動だった。

さすが元アナウンサー、声もきれいで表現力も優れ、現代の米騒動の語り部になりたいと言っておられました。皆さまどんどん呼んであげてください。 

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