朝鮮学校

次に、大阪朝鮮第４初級学校を訪れました。子供たちは、とても落ち着いて、音楽や体育など学習に取り組んでいました。人懐っこく、笑顔で「アンニョンハセヨ」とあいさつしてくれました。
１階が幼稚園、上の階が小学校でした。
体育館もなく、グランドは水はけが悪いようでした。校長先生からお話を聞きました。
先生は９人、子供たちは１２０人ほど。学校では、手作りの教科書で、朝鮮語を使った授業だそうです。７７０００円の予算も削られ、無償化もだめということですが、民族の誇りと文化、歴史を教えるために、親たちは一人２００００円ぐらい出して、学校の運営にあたっているそうです。
給食はなく、親たちが１週間に一回温かいお弁当をだしているそうです。
インターナショナル学校には補助金が出されているのに、税金も納めているのに、子供たちが気の毒だと思いました。文科大臣や国会議員が視察すれば、普通の教育が行われていることが理解できるでしょう。
東京には、朝鮮大学校があり、大学院に進出したり、弁護士になった人もいるそうです。
同じ日本のこどもとして、早く無償化が実現するとよいです。
次に飛田新地を案内していただきました。若くて美しい女性が玄関に座り、横でおばさんが客引きをしていました。オランダの飾り窓のようで、びっくりしました。対策も進んでいるそうですが、あいりん地区、山谷地区、大阪の大発展の陰にある貧困にあえぐ地区を見て、格差社会の縮図を見る思いがしました。
鶴橋では、念願のトッポギ、ホットクの食べ歩きができて楽しかったです。
最後に焼肉を食べながら、在日韓国人の人々と交流会をしました。えゴマの葉ににんにく、みそ、ネギ、肉を巻いて食べるのや海鮮ちじみはおいしかったです。

コリアンタウン

コリアンプロジェクトで、大阪猪飼野フィールドワークをしました。
まず生野コリアンタウンを散策しました。
仁徳天皇のころ、渡来人が多く住んでいたそうです。神社には歌碑が残っていました。
キムチのお店では、多くの白菜をつけている現場を見学することができました。ごぼうと、長いも、沢蟹のキムチがおいしかったです。きれいな韓服、ふとん、衣服、韓国料理の屋台、八百屋、肉や、おみやげやなどのお店がありました。最近は韓流のお店が多く作られているそうです。
この地域で民族音楽やキムチ作りの体験をしたり、多文化教育を受ける中学生の班別学習も楽しそうでした。
昼食はコリアンフードバイキングです。茶わん蒸し、キムチがおいしかったです。