ある時期、韓国の家具(李朝家具といわれている)に凝っていた。凝っていたというのは大げさだ。安くて気の利いた物があれば手に入れたいと思った程度が本当のところだ
それで、ソウルに行くと仁寺洞(インサドン)、梨泰院(イテウォン)、長安洞(チャアンドン)を歩き回った。
購入したのはバンダジという箱型の衣装入れ、モリジャン(形からブックチェストのだろう)、デッジュという米びつ用の木箱、婚箱と刻された小箱、虎足型の足がついたティテーブルなどだ。
薬タンスは高くて買えない。しかも時代の古い物は国外持ち出しできないそうだ。
買った家具も李朝時代の現物というより再生化したものかもしれない。ただ、古色蒼然として味がある。生活用品や書籍・雑誌の格納によいし、部屋のインテリアになる。
ブックチェストは幅90センチ、高さ80センチほどある。購入店では空港(当時は金浦空港)まで届けてくれた。機内に持ち込めるが、成田空港から川崎の住まいが難儀する。
ただ、それを見越してトヨタのアレックスに買い替えていた。後部シートを倒すとすごく広い。
平和島の流通センターで定期的に骨董市が開催される。そこで、李朝家具を並べている業者もいる。
私が買った4万円ほどの家具と同じ代物が14万円から15万円の値段がついていた。まぁ、韓国から仕入れるわけだから仕入れ価格や運送費などあるだろうが、結構儲かるのではないか。