
NHKFMで放送している「JAZZ to night」最近はあまり試聴しないが、「スタン・ゲッツ」を特集するというので録音した。
大友良英氏による解説はとても好意的で、ギタリストだけあって詳しい。
青春時代(特に学生時代)はスタン・ゲッツには縁があった。
近所に住むとても親しくしていたミュージシャン(バンドマン)は日本のスタン・ゲッツを自負するくらいで
実際にはNo.1ではなかったかもしれませんが後年は地方の民放でしたが昼のワイドショーのバンマスもやっていた人です。
その人の部屋でよくLPを聴かせてもらっていたこともあり、スタン・ゲッツの音には惹かれていました。
女好きで奥さんを泣かせていた人です・・・・やはりスタン・ゲッツの音からも感ずる情がからんだ世界でした。
JAZZ喫茶にもよく通いましたが、そのころはリクエストなどでスタン・ゲッツを聞くことはあまりありませんでした。
コルトレーンやマイルス・デイヴィスなどのゴリゴリ系に比べるとひ弱で日陰のイメージであったかもしれません。
断片的にはいろいろ聞いていても大友良英氏による解説のように初期から系統的に聞くとあらためてスタン・ゲッツの魅力にとりつかれます。
特に『Early Autumn』を聴くと忘れていたものを思い出し脳髄をやられてしまいました。
LPやCDは4,5枚持っていますが CD を6枚ほど追加で注文してしまった・・・本当はLPが欲しいのだが。
そして私は村上春樹氏のことは読んだこともなくよく知らなかったのですが『スタン・ゲッツの伝記本』を翻訳していることも知りました。彼はJAZZ喫茶までやっていたということも知りませんでした(ほぼ同世代)。これから読みますかなり分厚い500ページ以上ありそう。