今日は胸のすくような秋晴れで夜になっても雲がまるでなかった。
昨夜(9日)の平谷での寒風の中での悪戦苦闘を思うと情けなくなってきました。
到着時には晴れ間もあり、北極星も捉えられて期待したのだが・・・。
西高東低の気圧配置で風は強烈であったし三分の二ほどあった星空もPM8:00頃には雲がかかり火星の明かりのみボヤっと見える程度であった。
二三枚のガイドテストはかろうじてやれたが、厚い雲と強風ではしょうがない。
PM11:00ころの月没時に名古屋大学天体研究会の連中4名が到着、AM1:00頃まで待つと星が薄雲の中からチラホラ見え出した。
2:30ころになると風は依然強烈であったが、星空はかなり出てきました。
その頃には寒風の中、身も心も縮まって半分戦意喪失でした。
バッテリーの電圧降下による警告音の中、ガイドはあきらめてノータッチガイドで2分5枚撮影したM51『子持ち銀河』の画像、何も写ってなかったがPhotoshopCSで処理すると二つの渦が浮かび上がってきた。
心は坊主で意気消沈していましたが、このかわいいM51の画像でようやく坊主(釣りで言う釣果ゼロ)をまぬがれて、また行こうかという気になりました。
昨夜の星撮りは本当に秋口に海釣りに行って海水の温度も下がったのか、腕が悪かったのか、何も釣れなかった苦い記憶と奇妙に一致していたのです。
見えます♪見えます♪
可愛く渦巻いている親子が♪
ごんべ絵さんの、気持ちが「子持ち銀河」に届いたんですね。
寒空の中での撮影だっただけに、おうちで処理されてこの銀河が現れた時は、暖かい気持ちになられましたよね。
「子持ち銀河」・・・ごんべ絵さんのご苦労を思うと、私にも愛着が出てきました。
本当は700mmの焦点距離では「子持ち銀河」は厳しかったのですが、薄雲がかかっていたりちょうど北斗七星あたりが雲が無かったので迷わずM57を撮りました。
まあ本格的にやられている人から見ると、私の画像などは児戯の画像です。
それでも私は楽しいのですがね。