念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

イタリアのほろ苦い思い出

2009年12月13日 | 風景


  先日来過去のフイルムなどを整理していて思い出した、未現像のまま不明になっていたフイルムを実家の押入れの中から探し出してきました。
ヨーロッパへ行った時の36枚撮りフイルム5本ありました。

何せ三十数年も放置しておいたフイルムなのでダメ元で写真屋へ持っていくと工場へ送れば現像できるかもしれないとのことでしたので現像してもらいました。


現像のみしてもらいましたが、結局画像らしきものが残っていたのは二十枚ほどでした。
それも画像が二重にダブったり、モヤがかかったり、色がほとんど飛んでしまったものばかりでした。

コダックより富士のフイルムの方が画像が残っているように思えましたが、フイルムスキャナーで取り込み補正できたのはコダックのものばかりでした。
富士は全体的に薄くなり画像を現すことができませんでした。





上下の撮像は巻いていたフイルムの画像が二重になっていたものです。
風景や美術館の額縁は二重に現像されています。





写真は無くとも私の脳裏には思い出が詰まっているといっても、このような撮像を見ると失った物は大きかったと思います。しかしフイルムを探し出してきてやっと現像に出せたので積年の思いは消化し果たせました。



この二枚は補正すると奇跡的に像が浮かび上がりました。





ローマから列車に乗ってナポリへ遊びに行った時に出合った日本人三女性。イギリスへ留学中で休みを利用してイタリア旅行しているということでした。
意気投合してポンペイなど一緒に回ったように憶えています。