ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「おばちゃん 何歳?」

2021-11-26 06:47:04 | 日記
散歩で公園脇を通りましたら、ちょうど近くの小学校の下校時だったらしく、男の子が4人、何やらふざけながら歩いていました。
と、一人の子が手にしていたハガキ大の紙が風に飛ばされて私の足元に落ちて来たのです。
男の子が慌てて駆け寄って来て紙を拾い上げながら、
「おばちゃん 何歳?」
と私に訊ねたのです。
あれ、人懐っこい子だなと思いながら、
「84歳よ」
と答えました。
「えっ!」
と驚きの声をあげながら、さらに一言、訊ねてきたのでした。
「おばちゃん 戦争の頃 生きてたの?」と。
「あぁ、生きてたよ」
「へぇ、何していたの?」と再び。
「爆弾が落ちてね、逃げて歩いた。食べ物も無くてね、お腹、減らしてた。」
驚いた素振りで私を見つめていた元気そうな男の子でした。
12歳とのことです。
「みんな、元気でいいわね」
と言って、その場から離れた私ですが、あの子にしてみれば「84歳」ときいて、おそらく化石がかった人間だと思っての質問だったことでしょう。
なんだか、言葉を掛けてもらったことが嬉しくて足取りが軽くなった私でした。

『中3生徒が刺されて死亡』
こうしたニュースを聞きますと暗い気持ちに襲われます。
何があったんだろう。
相手を殺めてしまう他なかったのだろうか。
いずれ捜査が進むにつれて、様々な経過や事実が明らかにはなるでしょうが、加害者の真の心の裡は伺い知ることはできません。
被害者の家族の方の嘆きと悲しみ、加害者とその家族もまた苦しみを背負う事になるでしょう。
外部の者としては、ただただ祈るほかありません。
合掌。

世界中でコロナの新規感染者が増えていますのに、日本はかなり少なくなっています。
少なくなることはいいことではありますが、どうして? との疑問がのこります。
貧乏性、苦労性が、こんな時にも顔を出してきます。
素直に喜んでいればいいのに。
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