東京工業大学と東京医科歯科大学(両校共に「指定国立大学法人」に指定)は、2022年10月14日、統合に向けた協議の結果、両法人並びに両法人がそれぞれ設置する大学を統合し、1法人1大学とすることについて、「基本合意書」を締結した。2024年度中を目処としている。これにより、東京大学に次ぐ日本2位の大学研究機関となるとのことだ。
更に2023年1月19日、新大学名称を「東京科学大学(仮称)」として大学設置・学校法人審議会への提出を決定した。理由は「両大学の統合の目的は、両大学のこれまでの伝統と先進性を活かしながら、統合によってこれまでどの大学も為しえなかった新しい大学のあり方を創出することにあることを踏まえ、新大学の目指す姿・方向性を表す名称としました」と発表した。
統合に伴い、大学ファンド(通称、10兆円ファンド)の運用益の配分を得られる「国際卓越研究大学」への認定を目指していることは確実との報道がメディアから流されている。
名称について様々な意見が出されているが、そのうち、立ち消えになるだろう。問題は互いに見せるであろう、継続と変容だ。