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ばあーばの気儘な部屋
 絵手紙と写真を楽しんでいます。

クローバーが面白い(1)

2011-05-01 19:40:28 | 気になる動物・植物



病院へ行く近道の細い農道に四葉のクローバーが沢山見つかりました。
6枚の葉が付いているのもありました。




クローバーについてちょっと本を読んだら面白い物語がありそうで、調べてみました。


クローバーはヨーロッパ原産で
ホワイト・クローバーとも呼ばれます。クローバー類の学名は トリフォリウム(Trifolium)
と言いこれは「三つ葉」という意味です。
日本では「白詰草(シロツメクサ)」と言います。


どこから来たのでしょう

江戸時代、おらんだの船がガラス製品を持ってきたときに、そのパッキングとして
このシロツメクサを乾燥したものを使ったと云われています。それで
「詰め草」というのだそうです。
この中に混じっていた種子を播いたのが日本に居着いた始まりと云われます。


なぜ「白」が付くのでしょう

ヨーロッパ原産でアカツメクサと云うのがあります。世界中に広がっていて
野生化していて、日本でも各地でその群生が見られます。そのアカツメクサに対して
シロツメクサと云います。


蜂蜜の中でも高級品扱いされると云います

クローバー類は蜜原植物としても重要で、特にシロツメクサの
蜜は蜂蜜の中でも高級品扱いされると云います。


繁殖力の秘密

他の植物から自分の生活の場を守るために「イソフラボン誘導体」という物質を分泌します。
物質が土の中に浸透すると土壌細菌の作用を受け「フェノールカルボン酸」と生ります。
これが長期間にわたって他の植物の生育を抑制してしまうそうです。
クローバーは勢力を広げながら環境そのものを自分の都合の良いように変えてしまうと云います。


四葉はなぜ「幸運」なのでしょう

セント・パトリックがクローバーの三葉それぞれの葉に
「信仰」「希望」「愛」という信仰の三位一体にたとえ
そして四枚目の葉を「幸福」と説いたことに由来すると云います。


東北地方では

「四葉のクローバーを枕の下に敷いて寝ると金持ちになる」という俗信があるそうです。


宮沢賢治の童話「ポラーノの広場」にシロツメクサの夢幻的な情景が書いてあります
この次ご紹介します。



参考図書:身近な雑草のゆかいな生活(稲垣 栄洋著)・雑草ノオト(柳 宗民著)
      花の小さな博物館(上田 恭幸著)・花からの訓(おしえ)(瀧井 康勝著)

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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シロツメ草 (きくこ)
2011-05-02 18:30:27
6ツ葉のクローバつてみごと!!5ツ葉のは見つけたことがあるけれど。私もウォーキングの途中で4ツ葉のクローバをさがすけれど、いつも2~3本ぐらい。それを摘んでちょっぴりニコッとした気分になれるのがしあわせ・・・なのかな。
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きくこさんへ (atuko)
2011-05-02 19:59:35
何かね、4ツ葉のクローバーがあるは、あるは不思議なくらい見つかってびっくりしました。それに6ツ葉まであったのです。こちらは茎が少し太くてへらたいんです。3枚の葉の茎がくっついてしまったみたいに。花瓶に活けてあります。
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クローバー (youko)
2011-05-03 14:45:54
あるところには沢山あるんですね。
私も下を見て歩くけど見つかりません。

クローバーのこと色々勉強になりました。
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youkoさんへ (atuko)
2011-05-04 18:47:11
こんなに沢山見つかるのは初めてです。だいたい1枚か2枚ですよ。めったにないから幸運なのでしょうね。
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