
蔓植物のような草がはびこって
紫陽花にからまり、なんて邪魔な草なんだろうと思い
せっせと切っていました。たまたま図書館から借りてきた
「葉っぱ博物館」という本を見ていたらこの草がのっていました。
「カニクサ」という名前でした。
カニクサはシダ植物でフサシダ科カニクサ属です
つるになって他の植物に巻きつくシダ類は珍しいそうです。
長く伸びるつるは一枚の葉っぱなんだそうです。
そして、「無限成長」するのだそうです。
葉の先端が茎のようにいつまでも細胞分裂しながら
伸び続けることができるということです。
下の方の大きい葉は「栄養葉(えいようよう)」で写真には
ありませんが、長く成長すると「胞子葉(ほうしよう)」という葉が
でき葉の裏にソーラス(胞子嚢群)ができます。
近くを歩くときにどこかにあるのかと注意して見ているのですが
ありません。どこから我が家に来たのか不思議です。
良く見ると葉が美しいのです
ここでは冬が寒いので冬には地上部は枯れますが
暖かい地方で一年を通して延びたらどんなことになるのでしょうか。
ネットで調べていたら鉢植えで苗が売っていました。
葉がきれいだから観葉植物にもなるかも知れませんね。