Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

石川一人旅 4日目

2021-09-11 | 旅に出た
旅行4日目です。
タイトル石川ですがこの日からは
他県で、福井県に南下し滋賀県泊。
旅行が石川県だけの3日間じゃ
足りないので近隣県を足すことに。
でも富山県や岐阜県飛騨地域はもう
行きたいとこほぼ行ってるので、
ちょくちょく行ってないところが
残ってる福井県にしようかと。
ただ敦賀は修復中の庭園があるから
パスして越前大野にしました。
ついでに好きな一乗谷の庭園を再訪。
前回の一乗谷は9月で台風が接近する
悪天候時の訪問だったので写真が
ブレッブレで、台風が来ることもない
晩秋にまた違う表情の庭園を見たい
撮りたいというのも再訪の理由。

朝食に飲んだご当地フリーズドライ
豚汁は小さい豚と五郎島金時の
サツマイモが入ってました。
路線バスはバスレーン走るからか
中心部ではあまり遅れないのかな。
金沢駅に水のデジタル時計。
早めに福井駅に着く特急に乗ります。
福井駅からはローカル線長旅なので
駅でトイレ行く時間も必要だし。
日の差さない側の窓側席も空いてた。
休日だったらJRの北陸おでかけパス
使えてお得だったけど仕方ない。

何だか行動が乗り鉄めいてきたけど
越前大野駅で下車せずに九頭竜湖駅
まで越美北線に乗ってローカル線
乗車記録を増やしてみました。
当然本数少なめ。もし大昔の越美線
計画どおりこの路線が岐阜県の
長良川鉄道と繋がってたらそのまま
そっち行く旅程でもよかったけど。
車窓はすすきに時々トンボ。
福井駅で舐め始めたのど飴が
1時間後越前大野駅で全部溶ける。
越前大野で前1両だけ九頭竜湖行きに
なって後ろ1両は切り離して折り返し、
後ろから乗客が流れてきて意外に
そこまで空いてなかったです。
九頭竜湖駅が近くなると長~い
トンネルだらけで必ずしも楽しい
車窓が続くわけではないですが、
断崖の渓谷の景色も見られました。
「あの山越えたら岐阜県なのかな」
なんて思いながら車窓眺めてた。
九頭竜湖駅の手前の田んぼは
サルだらけ、食い荒らされるのか
近くには網で囲った畑もあった。
九頭竜湖駅到着後発車まで7分しか
ないので、ちょっと写真撮って
切符買うので精一杯でした。
福井駅にもあるけど駅前に動く
恐竜。山だから平地より少し寒い。
越前大野に戻る列車の車窓、
風にふるふる震える銀杏の葉。

越前大野駅から歩いて
マシェリで醤油カツ丼ランチ。
醤油カツ丼はご当地グルメらしい。
旅行中豚ばかり食ってるので
チキン850円にしました。夕食にも
豚が出たのでここでトンカツに
してたら3食豚でした(笑)。
サラダがたっぷり載ってて
揚げ物でもくどくなりすぎません。
味噌汁と漬物付きです。
ランチも鶏もも肉のソテーとか
赤カレイのフライとか美味しそう
でした。後から近くに座ってきた
関西弁の女性客集団、食事来る前は
マスクして喋ればいいと思うのに
何でわざわざマスク外すんだろう。
声大きくてうるさいし席移動したら
カウンターに北斗の拳の酒瓶発見。
5種類あって描いてあるキャラの
名セリフがそれぞれ入ってました。

越前大野は大野城の城下町で
歴史を感じる町並みが残ります。
寺町通りを歩き善導寺へお邪魔
します。本堂右から回ると庭園が
ありました。でも水が抜かれてた。
池の真ん中に穴が。木だけじゃなく
灯籠も雪対策するんですね。
確かにこの辺り縦信号ですが。
木の葉はかなり落ちてるのに初夏の
ような気温と南風。越前大野にも
でっち羊羮を売ってるお店が。
私はでっち羊羮といえば滋賀県の
和菓子のイメージを持ってたけど
(オカンが滋賀出身でよくお土産に
買ってたので)福井県にもあるのか。

武家屋敷旧田村家は大野藩家老職も
務めたことのある田村家の屋敷で、
母屋は江戸時代のもの。
風車を飾ってたけど(庭にまで)
風が強いのでカラカラよく回る。
若い女性客が風車で記念撮影してた。
ここと次の旧内山家は入場者の
個人情報を住所まで書かせます。
中で展示してある所蔵品が撮影禁止で
床の間も巻き添えなので、撮れるのは
太い梁や囲炉裏や庭くらい。
サンダルで庭を歩けます。庭は地味
だけど石組はある。築山は大野城の
外堀沿いにあった土居の一部。
背の低い紅葉が橙色。
そのうち女性客がいなくなって
私一人になり、風と風車の音しか
聞こえなくなりました。

旧内山家の方が建物も庭も広い。
大野藩家老職にも就いた内山家の
屋敷で、母屋は明治期の建築、
離れは大正期に建てられた数寄屋風
書院。こちらは撮影可。急な階段で
2階に上がると、一段高くなった
部屋があり天井がカーブしてました。
ここから庭を見下ろしてたら
松葉がいっぱい落ちてきた。
物置に使われた天井裏も歩けますが
底が抜けないよう足元注意とのこと。
離れには涼しげな夏障子、庭の木が
雪吊りしてるのに季節外れ(笑)。
こっちの壁色は母屋の鼠色とは違い
爽やかな鶯色で夏障子とマッチ。
縁側から越前大野城が見えます。
庭は歩けます。松や苔の枯山水。
最後に外の蔵を覗いておしまい。
トイレは館外は洋式、館内は和式。
受付が不在にしてて入るまでに
時間が掛かっちゃいました。
マスクはぴりゅうのポスター発見。

越美北線は本数が少ないので
福井方面にはバスで戻ります。
一乗谷朝倉氏遺跡資料館に行こうと
前波バス停で降りたところ、
橋に見えた足羽川頭首工の歩道が
鍵が掛かって渡れない(泣)。
Googleマップで歩道の緑点線
付いてたから騙された…くっそ!
(渡ってる写真アップされてるけど
勝手に侵入したのかな?)
この辺り橋が少ないので参った。
車社会だと徒歩で遠い距離でも
橋の必要性を感じないんだと思うが。
次の高尾口バス停(前波バス停から
約600m、せめてここで降りてたら
幾分楽だった)の先に橋があるので
そこまで歩いて渡りました。
徒歩1kmのつもりでいたら2.4km
所要25分以上歩かされ、予定より
15分遅れで資料館に到着。
早く入場したいのにコロナ対策で
連絡先詳細に書かされるやつ…。
遺跡の庭園見る時間がなくなるから
展示はちゃんと見ないでトイレ含め
滞在15分で済ませました。
実は一番気になってたのが復元模型。
遺跡では建物は復元されてないので
建物に対して庭園がどのように配置
されてたのかを模型で知りたいなと。
撮影OKだったので義景館跡庭園の
部分を撮っておきました。縁側の
下に池の水が及んでたんですね。
2020年大河ドラマは一乗谷に一時
滞在してた明智光秀とのことで
関連の展示もあったけど、ドラマ
見てないのでほぼスルー。汗が乾く
間もなく庭まで25分歩きにスタート。

まずは下城戸跡という石を積んだ
防御用石垣を通過。訪問2回目だから
瓜割清水近くの分かりづらい脇道を
上ると南陽寺跡庭園に辿り着くのも
覚えてます。上り坂で息が切れる。
前回訪問時は石組に囲まれたところに
水があったけど今回はなかった。
いい庭ですがバスの関係で4庭園を
1時間で回る必要があり、しかも日が
沈むのも考慮しないといけないので
残念ながら長くはいられません。
坂を下りて門をくぐり義景館跡庭園。
模型で見た上からの水路も確認。
こちらも池の水が少なかったです。

階段を上って湯殿跡庭園が見えた…と
思いきや逆光眩しい。湯殿跡庭園に
関しては前回も水が少なめでしたが
今回は全く水がなかったです。
水がないのがデフォルトで、前回は
たまたま大雨で雨水が溜まってただけ
だったんでしょうか?
やはり湯殿跡庭園は男性的ですね。
前回訪れた時とは表情が違いました。
今回は赤い紅葉との競演で季節が違うと
いうのもありますが、前回は雨の朝で
今回は晴れの夕方という違いもあります。

最後に一番好きな諏訪館跡庭園。
20分間独り占め!(帰る頃に1組来た)
ここのもみじは黄色に色づくんですね。
葉がいくらか落ちてたので見頃は少し
前だったのかな。樹齢約100年で元から
生えてたわけではないそうですが
庭園に馴染んでると思います。
最後の炎のような日が差してるうちは
もみじが輝くように鮮やか、
山の向こうに日が落ちてからは穏やか。
風が強く乾いた葉がシャラシャラ鳴る。
前回流れてた滝は枯れてました。
水を止めたのか季節的に9月より
水量が少ないのかは分かりません。
石橋は渡れないようになってた。
美しい…ひたすら美しい…。

バスで福井駅に着いたら特急11分遅れ。
翌日湖西の庭を見学するので近江今津の
ホテル可以登で1泊です。
この辺りで特別食べたい名物はないので
ホテルで別料金1700円払って夕食。
翌日朝早いので2食付きプランにはして
おらず、夕食は別に予約してます。
よって夕食分はGoTo対象外です
(計算してないけど、GoToで夕朝食
プランにして朝食やめるのとどっちが
安かったんだろう)。
一見オーソドックスな和食御膳だけど
汁物が山菜うどんで炭水化物多め。
その他はご飯、漬物、天ぷら(椎茸、
ししとう、海老、白身魚、サツマイモ)、
鍋物(豚しゃぶ、白菜、水菜、しめじを
ゆずポンで)、煮物(さば、かぼちゃ、
ブロッコリー、高野豆腐)、サラダ
(マカロニパスタも)。熱いほうじ茶。
変にバカ高いの食べるよりこれで十分。
客が少ないのか夕食頼んでないだけか
食事会場は私しかいませんでした。
部屋は古いけど掃除はされてます。
懐かしいタイプの布団カバー。
大浴場は私の他にもう1人。
コインランドリーは洗濯洗剤自動
300円、乾燥12分100円。
乾燥は2回24分使いました。


《写真ブログ記事》
福井県・大野 善導寺
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