Gikuri

ギクリのブログ。たまに自意識過剰。

岡山一人旅 1日目

2020-04-04 | 旅に出た
しばらく国内ですら旅行行けるか怪しい状況に
なってますが、書き溜めた過去の旅行記事を
放出です。どのくらいの期間外出自粛しろって
言われるんでしょう…一度罹って抗体作られたら
旅行行って経済回してもOKかもしれませんが、
無症状感染だと抗体作られたかも分からないまま
ですし、民間で抗体検査してくれたら有料でも
やってみたいですがしばらくは望めないので、
長期間旅行するなと言われると辛いです…。
陸上の大会も全部中止で楽しみがない…。

昨年秋の旅行先は岡山でした。
2017年9月に旅行して以来2年ぶりです。
なぜ短いスパンで再び岡山かといいますと、
その2年前に台風が直撃してホテル待機と大幅な
プラン変更を余儀なくされ、行けなかった場所が
いっぱい残ってしまっていたからです。
要はリベンジ戦ですね。台風のせいで十分満足
できず溜まったモヤモヤを早く解消しようと。
そして今回は一度体験したかった夜行列車に乗車!
ある意味こっちがメインか(笑)。

雨降りの始発列車で出発。早朝なのに羽田空港の
保安検査所が混雑。岡山は新幹線で行く人も
多いからか満席ではなかったです(朝早いし)。
今回岡山まで空路で行くことにした理由ですが、
最初に行くところが空港からの方が近いからです。
早割だと陸路より少し安いこと、新幹線は何度も
乗ってるのでたまには別手段で行きたいことも
理由。窓の外雲しかないし眠くなって寝てたら
ドリンクサービス逃した。10分遅れで到着。

岡山空港からタクシー12分2920円、最上稲荷へ。
古くからあり、秀吉の高松城水攻めの際に戦火に
遭ったとか。平日朝なので他に参拝客ほとんど
いなかったです。白い仁王門は新しく、金色の
仁王像と銀色の狐像。本殿には大きい注連縄、
神仏習合してるからお詣りの時に拍手すべきか
すべきでないか分からなかった(苦笑)。
お寺(妙教寺)としては日蓮宗で、
南無妙法蓮華経の刻まれた石がいくつも。
旧本殿は修復中、周りに七十七末社。
小雨が降ってくるが傘が要るほどではなし。
根本大堂近くの大客殿に行ったところ、寒松庭の
見学は祈祷受付へと案内看板がありまた戻ります。
祈祷受付でお庭の見学をお願いし、300円支払って
また大客殿に行き、大客殿に入れてもらいました。
生活の場らしく撮影禁止。女性の方に説明いただき
ました。桃山期の様式で最上菩薩降臨を表した庭とか。
山が借景。枯れ井戸が配されてるのが珍しいです。
金魚が泳ぐ池は湧水、橋で現世と極楽を区切るって
言ってたかな。帰り湧水もいただきました。
猫がいっぱい。私が行った金曜日はなかったけど、
時期と曜日によってはシャトルバスも出てるみたい。

備中高松駅までタクシー5分1390円(端数まけてくれた)。
吉備線は桃太郎線の愛称だけあって車体も駅標も桃色だし
車内の次の駅のアナウンスの前に桃太郎のメロディ。
吉備津駅から松並木を歩いて吉備津神社。
桃太郎のモデルの吉備津彦命を祀る神社で、
境内の近くにはきび団子を売る売店も見かけました。
本殿の屋根が独特。ここ唯一の吉備津造で国宝だとか。
祈祷殿の近くに鯉の泳ぐ池のあるちょっとした庭。
一童社は学問の神様で、結んだおみくじが「合格」の字に。

ここは回廊が面白いです。回廊の中を歩くのもいいけど
外からも見ておきたいですね。立派な松のある宇賀神社が
向かいにあったのを見かけ、帰りに寄りました。
池がありますが庭園というほどでもないでしょうか。
ところで岡山って10月半ばでもまだ稲刈りしないのか。
1ヶ月前に行った新潟では刈ってるところもあったが。

吉備線はSuica使えるの便利。備前一宮駅まで乗って
吉備津彦神社へ。こちらも吉備津彦命を祀ります。
桃太郎にちなんで絵馬が桃。祀ってる神様は同じでも
吉備津神社とは本殿の建築様式が違うみたいです。
ここには古代の石組があると聞いてやってきました。
「池の周り最近の石っぽいけどどこだろ?」と歩いてたら
池の端の方にストーンサークルのある五色島という島発見。
亀島(亀いっぱいいるからじゃなくて鶴島に対する亀島)
に渡ってそこから五色島の環状列石を見ます。
亀島から五色島への橋は渡れません。少し石が青い?
小雨はここでは止みました。環状列石の前で鈴虫聞きながら
日頃の喧騒を忘れ吉備ののどかさにしばし浸ります。
駅で乗り遅れたおばさんいたが次1時間後じゃないかな。

岡山駅でデミカツ丼食べようとしたら店が大混雑。
前に7人客とかいるし諦めてヴィドフランスでイートイン。
何も考えず菓子パンばかり3個、炭水化物過多。
高松行きマリンライナーも混雑してました。
キャリーバッグの旅行客が多い、外国人もいる、
フェルメールのTシャツ着てる人がいる…こりゃまた
GWの香川旅行でも見かけた瀬戸内国際芸術祭のお客さんかな。
1ヶ月前に行った新潟とはやっぱり民家の屋根が違いました。
傾斜あまりないし梯子がない代わりにソーラーパネルがある。

児島駅で降りたら壁や自販機やエレベーターがジーンズ模様。
特大ジーンズも飾ってました。駅から野崎の記念碑(周囲に
枯れた池泉庭あり)を経てジーンズストリートに。
日本のジーンズ発祥の地とか。道には旗がわりにジーンズが
ぶら下がります(雨降って濡れたら乾くのに時間掛かりそう)。
平日なので閉まってる店もあり客もまばら。
インディゴソフトクリームとかデニムのスーツとか、
よそでは見かけないものも。駅から徒歩25分、旧野崎家住宅。
製塩業で財をなした野崎家の江戸末期の屋敷です。
団体と重なってしまい追いたてられるように一周回って、
団体が去った後に庭だけまた見ました。鳥以外誰もいなくて
竹に耳を当てなくても水琴窟の音が聞こえるくらい静かに
なりましたね。また雨が降りだしてしまいました。
表書院前のサツキの築山のある江戸末期枯山水庭がメインで
三尊石があります。苔と刈込の緑に赤い実と一部紅葉した
葉が映えますね。表書院は貴賓の応接に使われ、大きな石は
お駕籠石とか。中座敷の方に苔の庭。茶室がいくつかある。
表玄関からキンモクセイの咲く中庭が見えた。建物には台所
(吹き抜けで上部に窓)の土間くらいしか入れないけど
外から一部は覗けます。裏手には防空壕や味噌を作る室、
離れの古い風呂など。蔵は一部展示室になってて見事な振袖
などの所蔵品や製塩業の道具が。塩づくり体験館は予約制。
帰りに乗ったジーンズバスは座席がデニムになってる。
駅前のヤマダ電機でバスが来るまで雨宿り。

乗ると決めてたので鷲羽山夕景鑑賞バスに乗ったけど
雨降りだから夕景も何もない(笑)。
瀬戸大橋だけ見られればと割り切って乗りました。
晴れの国といえども私の展望台悪天候力の前には無力!
この3日後の備中松山城は果たして展望できるのか?
何も見えないか、それとも霧発生能力(制御不能)が
うまく働いて逆に雲海がしっかり見られるのか?
駅からは他に1組、途中のホテルからもう1組。
雨で濡れてるのに冷房いらんよ…。
最後に寄ったホテルでも少し瀬戸大橋見るために
下ろしてくれたけど、ホテルから借りた傘が風に
飛ばされちゃったお客さんがいました。
すっごくうっすら讃岐富士らしき山。
バス車内では地元出身の有森裕子氏のアナウンス。
島々の見える三百山で10分下車、瀬戸大橋を
下津井港でくぐってから瀬戸大橋の見える鷲羽山
第二展望台。滞在時間25分取ったが雨風が強いので
大きいカメラ持ってる客以外は早くバスに帰ってた。
雨だから霧までは行かないけどもやがかって
四国は見づらかったです。日没頃の時間なので
瀬戸大橋も橋を走る車もライトが付いてました。

児島名物たこしお焼そばを食べに雨の児島公園を
水溜まりを避けつつ突っ切ってあっちゃんへ。
700円。鉄板に載ってきて熱々、ボリュームあって
タコも予想よりも入ってた。お好み焼き屋だけど
鉄板は客席ではなく厨房にあり、関西風の指定が
ないと広島風になるらしいです。他には
下津井たこの唐揚げや倉敷餃子もあるとか。
女子マラソンでお馴染みの天満屋で翌日の飲み物
買いました。帰りのマリンライナーも混雑気味。

岡山のホテルは駅から離れたところが多いの
ですが、翌朝早いので比較的近いリブマックスに。
新しいので基本気持ちよく使えましたが、その割に
トイレ小さいのと排水悪いのが気になりました。
コインランドリーは洗剤なし洗濯300円は高いな。
洗剤持参したけど。テレビつけたらMステの
スペシャルやってて、Coccoとかイエモンとか
90年代に人気だったミュージシャンが多くて
ちょうど世代なので懐かしんで見てました。
今回の旅行でもまたネコ歩き見て寝る。
だいたい旅先でネコ歩き見てる気がする(笑)。


《写真ブログ記事》
岡山県・岡山 最上稲荷(妙教寺)
岡山県・岡山 吉備津神社
岡山県・岡山 吉備津彦神社
岡山県・倉敷 旧野崎家住宅
岡山県・倉敷 瀬戸大橋
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