朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

能 片山九郎右衛門

2011-05-11 | 伝統芸能
「日本芸能史」、今年度は「芸能と芸道」がテーマです。(京都造形芸術大学)

4/11 「総論」が諏訪春雄教授、
4/18 「舞楽」(天王寺楽所雅亮会、木戸敏郎氏解説)[所要で欠席]、
4/25 「能」を、十世片山九郎右衛門(2011年片山清司改め)による実演・解説講演を拝聴しました。

演目は「三輪」

三輪明神に伝わる神婚説話と天岩戸神話を融合させて作られた作品。白式神神楽(はくしきかみかぐら)
「ぞう」能面をつけて舞う。

ご本人の実演の後で、場内から二人の希望者に本物の能装束をつけて見せて頂きました。



鬘の付け具合、面を頭に縛る紐の強さによっては失神するくらいに苦しいこともあるそうです。長時間、演奏するには多少強く締めておく必要がありますから。

能役者は、かならず自分で衣装を着ることと他の演者に着せることができるそうです。

鬘は、本物の女性の髪の場合と馬の毛があります。

片山家には、衣装1500点、小道具200点、面300点が保存されていると説明がありました。

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2 コメント

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Unknown (K脇)
2011-05-11 11:57:09
我々お坊さんも装束を身に付けることがあります。
平面である布を身体に合わせて立体化し、その形が崩れないように動く、ということをします。
洋服とは動きが違ってきます。
はじめて能衣装を着けた方の「動き」はいかがでしたか?
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動きは、 (geneve)
2011-05-11 22:54:12
装束のデザイン、構造、つけ方の実演が主目的であったことと、時間がすでに超過していたので、それを付けた学生さんが所作をするところまでは行きませんでした。能面の目から見た視野は見学者から質問があり、正面方向にとても狭い範囲しか見えないと答えていました。片山さん(能楽師)は、「プロは長年の修練で見なくてもわかる、だから私はめがねなしでは見えないけれど舞える」、「でも、間違えて舞台から落ちた人もまれにはいた」と追加の説明がありました。
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