地元に在住の友人に短時間でしたが、案内してもらいました。待ち合わせ場所は地下鉄「祇園」、むむ、京都にもある地名。・・”駅近くの櫛田神社に奉納される博多祇園山笠”から、町の地名が祇園となったらしい。
まず、博多町家ふるさと館を見学。このあたりは「博多」らしい(福岡ではない!)
入場料を払い、2階で博多人形の先生が実演していると聞き急いで、エレベータへ。そのコーナーでは女性数人が絵付けの最中でした。お客さんは、マレーシアから。ジョホールバルらしい。先生が筆を入れると、絵柄がパット映える、さすがにプロです。
昔の博多の町並みや、山笠祭りのビデオをゆっくり鑑賞できました。博多と福岡の地名の由緒も。黒田藩の管轄地と、独立した自治港町でした。(どっちがどっち?)
”江戸時代に黒田氏が入国し那珂川を挟んで城下町福岡を築き、二極都市”が形成されました。川の両岸が別の町名とは、世界にもよくあります。例えば、ブタペスト、ミネアポリス・セントポール。
博多織りの実演も隣の町家で見学。お話し好きの実演女性でした。
いよいよ、
櫛田神社に参拝。
山門の天井にはこんな円盤があります。
今年の恵方を示す矢印がありました。 ・・・で、恵方って何? 巻きずしのプロモ?
このあたりで、先ほどのマレーシアグループに追いつかれました。通訳ガイドを連れていたので、「はい、ここで小銭を出して、賽銭箱に入れる。二礼二拍手一礼」と作法を英語で説明してました。
境内の山笠の展示。これは飾り山笠なので、背が高い。
一方、お祭りの時に町内を引き回すのは引き山笠で、背が低くて電線にひかからないようになっているそうです。引き手はふんどし姿となり、この時期、博多の夜はふんどし男で一杯になるとのこと。
力士が奉納した石。
これは古い時代に構築された土塀。ただし修理はしてある。
アーケード繁華街に移動して、別の山笠を見学。とても立派。
この山笠に飾っていいるのが博多人形で、これを作ることで現代の人形師の生活と伝統維持が成り立っているようです。 現代の日本人の多くの家には、床の間とか飾り棚が殆どなくなったので、この種の装飾品は飾る場所がありません。センスも変わった。東北の「こけし」も同じかな。
さて、歩き疲れたので、とあるホテル地下のアイリッシュパブにて休憩。
キルケニー・ビールを楽しみました。(ギネスと違い薄いブラウン色)
その後、別の友人と特別な小さな居酒屋へ。 新鮮な地元魚介類の盛り合わせ、地元の珍しいウニも箱で出てきて、さらになんとクジラの各部が盛りつけられていました。特別な銘柄焼酎も堪能できました。
これが福岡出張の楽しみ。(案内してくれた友人は、福岡育ち九大出ですが、家族は東京にいて今はフクチョン族です)
その料理や酒内容と店名、場所は特に秘す。
店を出て、広い通りを地下鉄駅に歩いていくと、
歩道には屋台が並び、人気店には行列ができたいました。
さすがに、食べ物と飲み物の大都会、博多福岡でした。
この稿、終わり。