瑞牆山の麓に、増富温泉という小さな温泉村があります。以前から気になっていたので、登山の帰りに汗を流しに立ち寄りました。
「増富の湯」公営です。
まあ、外観はどこの町にもありそうな町おこし村おこしの日帰り温泉です。
中の湯船は、掛け流しの源泉が使われていて、ぬるいものや、やや熱めとか、温度別に3種類あって、大いに楽しめました。源泉そのモノの25度など、特によし。源泉での温度は25度程度なので、加熱は温度交換器で加熱しているそうです。そして多少であっても塩素消毒はなし。
花崗岩粉末が源泉に含まれてるので、お湯はうす茶色です。
たっぷり入浴を楽しんでロビーを拝見しました。どこの温泉にもある各種おみやげが並んでいます。
そこに、こんなお土産が:
やはり、ここはラジウム温泉の郷ですから。
でも、今時これを買って毎日の自宅での洗濯に使いたいと思う人がいるのでしょうか。
ラジウム=ラドン=放射線の発生、フランスのキュリー夫人はラジウムと放射線の発見で2つのノーベル賞を受賞しました。当時、放射線の有害なことはまだ知られていませんでしたので、恐らく放射線の影響で命を短くしたようです。
3.11大震災の福島原発事故から、一挙に放射線の危険性が広く知られるようになったため、かつては褒め言葉、有利な特長であった「ラジウム温泉」が「風評被害」にあうことになりました。
そこで、
著名なラジウム温泉である4つの温泉地(玉川、三朝、村杉、増富)が、専門家の知見を動員してこんなパンフレットを作りました。価格:1050円、おっとです。無料配布ではありません。
たしかに、昔から「放射線ホルミシス効果」ということは言われていました。人体の複雑な生理現象に関しては、医学的に証明はされていないようです。といって、特に、毒でもないような。
壁に張ってある「温泉分析証明書」を見たのですが、なんとか「マッヘ」とかいう単位で表示されているので、最近の「ベクレル」や「マイクロ・シーベルト」の換算方法はまったく不詳。
まあ、営業が許可されているので、現行の放射線基準値よりは低いのでしょうが。
正直に、この「マッヘ」と「ベクレル」の換算を掲示すべきだとおもいました。
この里に来るまでの道路には「ラジウムライン」とか、やたらに昔の表示があるのですが、現在ではこの日帰り温泉への案内看板にはその言葉が外されていました。
ですが、この温泉郷の入り口に当たる場所には、こんな「世界一増富ラジウム温泉郷」のカンバンが、野草に囲まれて立っていました。
参考;こんな情報がネットにありました:「温泉の掲示用泉質名」をしている法令?に「放射能泉」というのがあるのです。
【増富温泉増富の湯】増富温泉は、山梨県北杜市にある温泉で、日本一ラドンの含有量(49号泉の730マッヘ/kg)が多い鉱泉として増富ラジウム温泉とも呼ばれる。増富温泉と言うと「不老閣」「金泉館」が有名だが「増富の湯」は町営の日帰り温泉施設でラドンの含有量は0.23マッヘ/kg。(中略)ラドン含有量0.23マッヘ/kgでは、放射能泉の療養泉基準8.25マッヘ/kgには遠く及ばないのが残念。
(引用:http://onsen.kikuchisan.net/article/224277606.html)
~~
後記:
少しネットで調べると、公営日帰り温泉「増富の湯」のラドン(ラジウム)測定値は、0.23マッヘとかで「放射能泉」に基準に全く達していないそうです。強度のマッヘが測定されたのは、「不老の湯」という旅館の泉源だったようですが、最近の測定ではそれも大きく低下しているとのネット情報がありました。さて、懸念は:
1)「放射能泉」に医療効果は有るのか?・・公的な温泉証明書に記載される根拠は。
2) 昨年の福島原発事故以前は、ここの不老湯は予約待ちが3ヶ月であったようです。宿いわく「がん患者さんには来てほしくない」と。がん治療の放射線は、制御された放射線をフォーカスして(焦点をあわせて)患部に照射することでがん細胞を排除することだと思います。おおきな誤解があるようです。
「増富の湯」公営です。
まあ、外観はどこの町にもありそうな町おこし村おこしの日帰り温泉です。
中の湯船は、掛け流しの源泉が使われていて、ぬるいものや、やや熱めとか、温度別に3種類あって、大いに楽しめました。源泉そのモノの25度など、特によし。源泉での温度は25度程度なので、加熱は温度交換器で加熱しているそうです。そして多少であっても塩素消毒はなし。
花崗岩粉末が源泉に含まれてるので、お湯はうす茶色です。
たっぷり入浴を楽しんでロビーを拝見しました。どこの温泉にもある各種おみやげが並んでいます。
そこに、こんなお土産が:
やはり、ここはラジウム温泉の郷ですから。
でも、今時これを買って毎日の自宅での洗濯に使いたいと思う人がいるのでしょうか。
ラジウム=ラドン=放射線の発生、フランスのキュリー夫人はラジウムと放射線の発見で2つのノーベル賞を受賞しました。当時、放射線の有害なことはまだ知られていませんでしたので、恐らく放射線の影響で命を短くしたようです。
3.11大震災の福島原発事故から、一挙に放射線の危険性が広く知られるようになったため、かつては褒め言葉、有利な特長であった「ラジウム温泉」が「風評被害」にあうことになりました。
そこで、
著名なラジウム温泉である4つの温泉地(玉川、三朝、村杉、増富)が、専門家の知見を動員してこんなパンフレットを作りました。価格:1050円、おっとです。無料配布ではありません。
たしかに、昔から「放射線ホルミシス効果」ということは言われていました。人体の複雑な生理現象に関しては、医学的に証明はされていないようです。といって、特に、毒でもないような。
壁に張ってある「温泉分析証明書」を見たのですが、なんとか「マッヘ」とかいう単位で表示されているので、最近の「ベクレル」や「マイクロ・シーベルト」の換算方法はまったく不詳。
まあ、営業が許可されているので、現行の放射線基準値よりは低いのでしょうが。
正直に、この「マッヘ」と「ベクレル」の換算を掲示すべきだとおもいました。
この里に来るまでの道路には「ラジウムライン」とか、やたらに昔の表示があるのですが、現在ではこの日帰り温泉への案内看板にはその言葉が外されていました。
ですが、この温泉郷の入り口に当たる場所には、こんな「世界一増富ラジウム温泉郷」のカンバンが、野草に囲まれて立っていました。
参考;こんな情報がネットにありました:「温泉の掲示用泉質名」をしている法令?に「放射能泉」というのがあるのです。
【増富温泉増富の湯】増富温泉は、山梨県北杜市にある温泉で、日本一ラドンの含有量(49号泉の730マッヘ/kg)が多い鉱泉として増富ラジウム温泉とも呼ばれる。増富温泉と言うと「不老閣」「金泉館」が有名だが「増富の湯」は町営の日帰り温泉施設でラドンの含有量は0.23マッヘ/kg。(中略)ラドン含有量0.23マッヘ/kgでは、放射能泉の療養泉基準8.25マッヘ/kgには遠く及ばないのが残念。
(引用:http://onsen.kikuchisan.net/article/224277606.html)
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後記:
少しネットで調べると、公営日帰り温泉「増富の湯」のラドン(ラジウム)測定値は、0.23マッヘとかで「放射能泉」に基準に全く達していないそうです。強度のマッヘが測定されたのは、「不老の湯」という旅館の泉源だったようですが、最近の測定ではそれも大きく低下しているとのネット情報がありました。さて、懸念は:
1)「放射能泉」に医療効果は有るのか?・・公的な温泉証明書に記載される根拠は。
2) 昨年の福島原発事故以前は、ここの不老湯は予約待ちが3ヶ月であったようです。宿いわく「がん患者さんには来てほしくない」と。がん治療の放射線は、制御された放射線をフォーカスして(焦点をあわせて)患部に照射することでがん細胞を排除することだと思います。おおきな誤解があるようです。
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